マダイをターゲットにして、専門的メソッドで釣るタイラバゲーム。初心者の方でも手軽に始められる反面、ゲームにハマると、実に奥が深くて裾野が広い、スリリングでセンシティブなオフショアルアーフィッシングの一つです。
タイラバゲームでは、多くのアングラー様がロッドの専用性を活かしながら、釣果の確保やサイズアップを狙ったマダイとの対峙にのめり込んでいきます。タイラバ専用ロッドも、ベイトモデルとスピニングモデルの2種類に分かれますが、マダイとの駆け引きでは、ベイトタックルが有利に働くシチュエーションが多々あることで、アングラー様の間ではベイトモデルの使用が主流になっています。
今回北の住人では、タイラバゲーム初心者の方にも判りやすく、タイラバ専用ベイトロッドの選び方とアクション操作のご説明に加え、タイラバゲームが初めてでも釣れる、ベテランの方やエキスパート様にもおすすめなタイラバ専用ベイトロッドをご紹介して参ります。
是非最後までご覧いただき、タイラバ専用ベイトロッドの見極めと、ご購入の参考にしていただければ幸いです。
- タイラバゲーム(釣り)とは?
- タイラバゲームでのベイトタックルの有効性
- タイラバ専用ベイトロッドの選び方
- タイラバ専用ベイトロッド厳選27選のご紹介
- ソリッドティップ仕様のベイトモデル
- 【海遊】フルソリッド タイラバマニア B-65UL 2022年発売
- 【オーパデザイン】オーシャンセンサータイラバ OSE-TAR B60V 2022年発売
- 【スミス】グラビテーション GRVC-TRS69M 2019年発売
- 【アブガルシア】ソルティーステージプロトタイプ タイラバ XTRC-692LS80 2023年発売
- 【アブガルシア】オーシャンフィールド タイラバ OFTC-69LS-80 2016年発売
- 【がまかつ】ラグゼ 桜幻 鯛ラバーS B68L-solid 2020年発売
- 【がまかつ】ラグゼ 桜幻 鯛ラバーR B66L-solid.R 2020年発売
- 【がまかつ】ラグゼ 桜幻 鯛ラバーXX B67L-solid 2023年発売
- 【ダイワ】紅牙 X 69MHB-S 2022年発売
- 【ダイワ】紅牙 AP(エアポータブル) N69MHB-S 2020年発売
- 【ダイワ】紅牙 MX N610MHB-MT 2023年発売
- 【ダイワ】紅牙 AIR N69MHB-MT 2021年発売
- 【シマノ】エンゲツ SS B63M-FS(LEFT/RIGHT) 2022年発売
- 【シマノ】エンゲツ BB B69ML-S/2 2021年発売
- 【シマノ】エンゲツ TT B69M-S 2022年発売
- 【シマノ】エンゲツ XR N-B610M-S 2021年発売
- 【ヤマガブランクス】シーウォーク タイラバ 60F 2023年発売
- 【ヤマガブランクス】シーウォーク ライトジギング B66ML 2018年発売
- 【ジャッカル】ビンビンスティック RB BSRB-C66M 2021年発売
- 【ジャッカル】ビンビンスティック VCM BS-C69UL-VCM 2020年発売
- 【テイルウォーク】タイゲーム TZ C65UL/FSL 2022年発売
- 【テイルウォーク】タイゲーム SSD C69ML/FSL 2020年発売
- 【メジャークラフト】フルソリ 鯛ラバ FSTR-B67ML 2029年発売
- 【メジャークラフト】ジャイアントキリング タイラバソリッド GXJ-B69MLTR/S 2017年発売
- 【メジャークラフト】レッドバッグ5G RB5-B610L/S 2023年発売
- チューブラー仕様のベイトモデル
- ソリッドティップ仕様のベイトモデル
- タイラバ専用ベイトロッドを操作する注意点
- ライトゲームロッド紹介と本記事のまとめ
- ロッド説明を更に詳しく知りたい方は?
タイラバゲーム(釣り)とは?
タイラバゲームとは、マダイ専用に派手な疑似装飾が施されたラバージグ、通称タイラバを使用したルアーフィッシングです。タイラバをボトムまでフォールさせ、ミドルレンジ(中層)からトップレンジ(表層)にかけてのゆっくりとした巻き上げを基本としながら、縦の誘いを掛けて狙っていく、極めて単純なルアーフィッシングです。
ここからは、ゲームを楽しんで頂けるように、タイラバゲームに関する詳細を説明していきます。
タイラバの発祥と歴史
明治末期、九州地方の真鯛漁師が、漁の漁獲が好調だったこともあり、エサになるエビを切らせてしまいました。その日、エビの代用になる付けエサがなく、代わりに海藻をカブラに刺して狙ったところ好漁を得たのがタイラバの発祥のようです。マダイは、海中でひらひらと漂う海藻に興味を示し喰い付いたのでしょう。
一昔前の事ですが(15年ほど前)、タイラバが流行りになる前は、管理人の地元でもあり、マダイの宝庫でもある陸奥湾では、ブラーや大型スプーンのフックに、イソメを大量に房掛け(10本以上)してマダイを釣っていました。
イソメが発する匂いだけではなく、漁師が針に刺した海藻と同じように、海中でひらひらと漂う光るイソメに興味を示し、喰いついてきていたのだと思います。
一つテンヤやタイカブラも同じように、付けエサの種類や鮮度以上に、海中を漂わすゆっくりな動きでマダイを誘います。タイラバにはネクタイやスカートの動きも加わり、マダイの興味と食い気を誘うわけです。
タイラバのアクション
タイラバの操作は、他のルアーフィッシングと比較すると単純なアクションの繰り返しです。この単純明快な操作が人気に成り、初心者様からエキスパート様まで幅広いアングラー様の人気の釣りになっています。
但し書きにはなってしまいますが、釣果とサイズを確保していくためには、潮の動き(表層の波ではありません)や方向、そしてタイラバの水中姿勢を意識していかねばなりません。ここが沢山釣る方や大型サイズをキャッチしやすい方との勝負の分かれ目です。
潮の動きと方向を把握する
潮の動きは、水中での二枚潮に代表されるように、水温や海底地形の影響で潮流の差が存在します。
表層だけを見ていると、常に同じ方向に流れているように見えがちですが、ミドルレンジ(中層)やボトム(最下層)では、逆の動きや流れる強さが異なる場合が多々あります。
タイラバが沈んでいく時のフォールスピードの変化、或いは巻き上げてくる過程でどのレンジ(水深)で抵抗、重みを感じやすいか、周囲のアングラーからの情報も必要ですが、自分の頭の中で潮の動きをイメージしておくと、誘いやバイト(アタリ)の出方を把握しやすくなります。また、潮の動きを把握することで、他のアングラーとのオマツリ回避や、タイラバの水中姿勢の把握にも役立ってきます。
タイラバ専用ロッドには、タイラバの操作性を上げるだけでなく、このような潮の動きを察っすることが出来る感度も備わっています。
スローフォール
まずは船頭さんやキャプテンの合図の元にタイラバをフォールします。この時、各種のレンジでスクールしているマダイにタイラバを長い時間アピール出来るように、サミングしながらのスローフォールを心掛けます。やる気のあるマダイが居れば、このフォール途中にバイトが得られますので、タックルの種別に関わらずサミング操作は重要です。
個人のカヤックや少人数のボートであれば支障はありませんが、人数が多い乗合船等で他者との間隔が狭い場合は、潮が流れる方向でのフォールスピードの違いによるラインクロスも考慮しなければなりません。潮が早いエリアやドテラ流しでのタイラバゲームでは、両隣のアングラーとの声掛けも必要です。
着底後の対応
フォール途中にバイトが無くても、タイラバを見つけたマダイはボトムまで追ってきます。
ボトムでは、タイラバヘッド(シンカー)が先に着底し、その先のリグは離れて浮遊しています。
着底時のバイトをキャッチするためには、メインラインのスラッグ回収に加え、ヘッドとリグの間のスラッグを素早く回収してバイトに備える必要があります。
スローリーリング(巻き上げ)
着底後からの基本的なアクションは、タイラバの水中姿勢を意識しながらのスローな巻き上げです。
潮が流れる方向に関わらず、タイラバが縦にならずに、スカートが横になびいて、シルエットを大きく、長く見せることがマダイのバイトを多く得るコツです。
日によって魚の活性とパターンはまちまちですが、ジャストレンジでのステイ=見せる、細かいシェイク・ジャーク=誘う、フォール=リアクション誘発を組み合わせながら、どの縦のアクションに食ってくるかの見極めも必要になってきます。
管理人のホームグラウンドである陸奥湾は潮の流れが緩やかなエリアになり、マダイのバイトが得られない場合は、大きなジャークを多用しながらリアクションでマダイに口を使わせます。
太平洋側や日本海の外洋、海峡狙いでは、潮流と巻き潮、二枚潮も利用し、ただ巻きとステイのみで、自然な潮の動きのアクションを利用したほうが、マダイの食いつきは高い感覚を持っています。
タイラバゲームでのベイトタックルの有効性
各種ロッドメーカーにタイラバ専用ロッドがラインナップされるのは、専門的に設計されたロッドスペックの確保とアクション性能が必要になるためで、多くのアングラー様がロッドの専用性を活かしながら、釣果の確保やサイズアップを狙ったマダイとの対峙にのめり込んでいきます。
ベイトリールの巻き取りパワー
タイラバでは、スピニングリールで狙うスピニングタックル、ベイトリールで狙うベイトタックルが一般的なタックルセッティングになりますが、ベイトタックルの総合的な有効性や利点として、ベイトリール(電動含む)の巻き上げパワーを活かし、大型サイズの引き込みにも対抗出来るところが強みになります。同時に太めのPEラインを使用して、ラインブレイクでのマダイのバラシを極力抑える事が出来るところもポイントです。
手返しアップとフォールコントロール
タイラバゲームでの釣果・サイズ確保の最大のコツは、タイラバのアクションを活かすフォールコントロールと、タイラバを海中で何往復させるかの手返しの数で決まるといっても過言ではないでしょう。
皆様もご存じのように、ベイトリールにはベールがなく、クラッチのオンオフのみで巻き上げとフォール操作が完結しますので、手返しのよさはスピニングタックルを遥かに超えてきます。海中でのタイラバ操作の時間が増えれば、その分ヒットチャンスも増加することになります。
また、スプールの向きと巻き取り方向が同一線上になりますので、ラインヨレが起きにくく、小さな番手のベイトリールでも太いラインを扱う事が可能です。タックルバランスを軽量化出来ることで、ファイトも含めた長時間の釣りであっても、体力を維持しながら集中力も持続してきます。
ベイトロッドには電動リールがセッティング出来る!!
ドテラ流しや深場攻略では、電動タイラバにも人気が集まり、長い距離の巻き上げや、ヒット後の深場からのファイト時にこの上ない味方になってくれます。等速での巻き上げが釣果に結び付くタイラバゲームは、タイラバを流す距離が長ければ長いほどスピード調整が難しくなり、巻き上げスピードを設定できる電動リールの操作性は一度手にすると手放せなくなるかもしれません。
深場攻略用の重量ヘッドの巻き上げについても自動コントロールで対応出来ますので、体力の温存と長時間の耐久釣行へも高次元に適応してくれます。
タイラバ専用ベイトロッドの選び方
タイラバに求められるベイトロッドのスペック(性能)は、大きく分類すると「テイップ仕様」・「ブランクス硬度」・「ルアー負荷」・「長さ」の4種類の要素が重要になってきます。ロッドメーカー様では、同じロッド素材(カーボン、グラス等)を使用していても、独自のロッド成型技術・圧延技術・真空技術と、加わる工程も多種多様になっています。
ここでは、タイラバ専用ベイトロッドのスペックの見方と選び方を見ていきましょう。
ティップバランス(ティップ仕様)
タイラバロッドでは、ソリッド仕様とチューブラーモデルの2種類のティップ(穂先)がラインナップされています。それぞれのメリットやデメリットを説明していきます。
ソリッドティップ
【メリット】
ソリッドティップ(固体状の穂先)の呼称から判るように、芯の詰まった一体物のブランクスの芯棒になっています。芯があることで細身の設計が可能になり、強く、繊細で感度の良い調子に合わせこまれます。強いテンションが掛かっても、ブランクス素材の潰れが起きにくく、強いリフティングパワーで魚を往なすことが出来ます。
【デメリット】
デメリットという程の弱点は御座いませんが、ティップのしなやかさ、テンションが掛かった時の追従性という点では一段下がり、ティップの構造上致し方ない点になります。但し、違和感を感じるほどでもなく、通常使いの範疇であれば問題は発生しないでしょう。逆にティップの違いにお気付きになられるアングラー様はかなりのエキスパートです。
チューブラーティップ
【メリット】
チューブラーティップの最大の利点は、しなやかに穂先が入り込むことによるバイト弾き(マダイがリグを放してしまう)の抑制です。特に、ドテラ流しや深場狙いで大型マダイをターゲットに絞り込む釣りでは、年月を掛けて大きく育った頭の良いマダイには、このテンションが伴う違和感が致命傷になってきます。
深場からの巻き上げや重量ヘッドの巻き上げ、ロッドに掛かる潮の水圧にも素直に追従してくれるため、体や腕に掛かる負担も抑えてくれます。
【デメリット】
浅場での掛け釣りや元気の良い固体との表層でのファイトでは、多少テンションが抜けやすく、船下への潜り込みや最後の一絞りで巻き込まれる場合もありますが、手慣れてくれば。このしなやかさを活かして、ロッドに掛かるダメージを抑えることも出来てきます。
タイラバ専用ロッドのティップ仕様は、アングラー様がよく通われるエリアの潮流加減や狙う深さによってメリットを活かしていきましょう。中~浅場ではソリッドティップ、深場や海峡・水道近辺ではチューブラーティップをおすすめいたします。但し、この考えはアングラー様それぞれの価値観でもあります。双方のティップ仕様をそれぞれ保持しておけば、如何なるシチュエーションにも臨機応変に対応出来るでしょう。
ブランクスパワー(ロッドの強さ・硬さ)
タイラバで釣果を上げられる方となかなか掛けられない方の差は、シチュエーションに関わらず、如何にして等速の安定した縦巻きが出来るかにかかっています。初心者の方とエキスパートの方の釣果の差も、巻き上げコントロールの経験値が現れてきます。
ブランクスの強さで巻き上げの安定を求める場合、初心者の方や経験が浅い方であれば、潮の動きにも追従しながらナチュラルな操作が可能な柔らかいL(ライト)からML(ミディアムライト)、M(ミディアム)パワーの硬さをおすすめします。
経験値が上がり、深場狙いやタフコンディション下でのタイラバに手慣れてくると、硬めのMH(ミディアムヘビー)以上の硬さが欲しくなってきますが、最初から無理はせずに、経験値に応じたブランクスパワーをチョイスしていきましょう。
ルアー負荷を見ていく
ロッドが保持するルアー負荷の確認も怠ってはいけません。
ロッドメーカー様により、ロッドへの様々な味付けの加え方、ターゲットレンジの設定で、同じミディアムパワーのロッドだとしても、各メーカー様間でルアー負荷に対する顔色が異なってくるのが実状です。ロッドのルアー負荷を見ていく場合、よく通われるエリアとティップ仕様とのバランスも考慮したルアー負荷の選定が必要になってきます。
あくまでも管理人が使用するタイラバの重量の目安ですが、浅場では80g前後、水深100mを超えるエリアでは100gを中心に、前後2割程度の幅を持たせて攻めて行きます。潮流の早さや押しの強さなど、その日の海の状況でもタイラバの重さは前後していきます。
おおよそ100m=100gのルアー負荷を目安にし、急な潮の動きやポイントの変更に臨機応変に対応出来るように、準備するロッドのルアー負荷は1.5倍から2倍(100mであれば150g~200gのルアー負荷)のマージンを持つようにしておけば安心したタイラバゲームを楽しめます。
タイラバロッドの長さ
タイラバの基本アクションは、等速でのナチュラルな巻き上げが基本になります。初心者の方や経験が浅い方は、個人差・体格さもありますが、ロッド操作と基本アクションが両立できる6ft(フィート)前後のロッドが望ましい長さです。
ベイトモデルでのタイラバゲームは、アクションやオーバーワークは必要としないため長さの設定は自由です。船下への潜り込みやライトキャスト時にはロングモデルが有利に働きますが、タイラバ操作の基本形をマスターするまでは、無理をせずに巻き上げに拘ったレングス設定に特化していきましょう。
タイラバ専用ベイトロッド厳選27選のご紹介
ここからは、上記までの説明を加味したタイラバ専用ベイトロッドを厳選して紹介していきます。
ソリッドティップとチューブラーティップに分類し、①型式、②ティップ仕様、③ブランクスパワー、④ルアー負荷、⑤操作性と総評を加えて記載していきます。
ソリッドティップ仕様のベイトモデル
【海遊】フルソリッド タイラバマニア B-65UL 2022年発売
①B-65UL ②ソリッド ③UL ④MAX100g
⑤操作性と総評 最初のご紹介は、マダイゲーム専用ギアブランドの海遊にラインナップされる専用ベイトロッドです。湾内から外海でも対応可能なパワーを残したフルソリッドブランクスを要し、大型マダイが相手でも安心したやり取りが可能になります。 乗せ・掛けの両方に対応した海遊の自信作ロッドです。
【オーパデザイン】オーシャンセンサータイラバ OSE-TAR B60V 2022年発売
①OSE-TAR B60V ②ソリッド ③ML相当 ④MAX150g
⑤操作性と総評 取り回しの良さを重視したショートレングスで、掛けてからのロッドの曲がりが楽しめるスタンダードモデル。喰い込みの良い乗せ調子で、60gのヘッドを中心に150gまでのウェイトをカバーします。脇差しでの安定感ある巻き上げを可能にするロングバット設計も魅力の一本です。
【スミス】グラビテーション GRVC-TRS69M 2019年発売
①GRVC-TRS69M ②ソリッド ③M ④MAX150g
⑤操作性と総評 ショートバイトも明確に感じ取ることが可能なフルソリッドの感度に加え、粘りと剛性感の引き立つリフティングパワーも保持します。突っ込みに対するレスポンスも早く、ベリーからバッドに掛けてのパワー性能は魚に主導権を与えません。浅棚から深場まで幅広く対応し、多くのタイラバアングラーに支持されるほどの人気を得ています。
【アブガルシア】ソルティーステージプロトタイプ タイラバ XTRC-692LS80 2023年発売
①XTRC-692LS80 ②ソリッド ③L ④40~160g
⑤操作性と総評 TAF製法特有のパワーとリフティングパワーはタイラバゲームにも適応し、スムーズな魚とのファイトを可能にしてくれます。スタンダードな100g前後のシンカーウエイトの扱いやすさに特化され、巻き上げ性能と共にマダイに違和感を与えない食い込ませを得意とします。使用可能なウエイト幅も広く、繊細さとパワーのバランスが取れたオールマイティーなタイラバモデルです。
【アブガルシア】オーシャンフィールド タイラバ OFTC-69LS-80 2016年発売
①OFTC-69LS-80 ②ソリッド ③L ④60~120g
⑤操作性と総評 カーボンテープクロスラッピングによる大型マダイとの対峙性は、タイラバゲーム初見の方でも納得の頂けるねじれ抑制を体感いただけると思います。価格にそぐわないブランクスのトルクとシャープな張り感も保持し、安定した巻き上げでのタイラバ操作も可能にします。
【がまかつ】ラグゼ 桜幻 鯛ラバーS B68L-solid 2020年発売
①B68ML-solid ②ソリッド ③L ④40~100g
⑤操作性と総評 他のロッドメーカーと比較し、多少硬めに設定されるブランクスパワーのがまかつ製のタイラバロッド。ソリッドティップのコンセプトもはっきりしており、ショートバイトやかじりつきのセンシティブなバイトも逃さずキャッチします。
【がまかつ】ラグゼ 桜幻 鯛ラバーR B66L-solid.R 2020年発売
①B66L-solid.R ②ソリッド ③L ④40~120g
⑤操作性と総評 がまかつベイトモデルの中核を成すRタイプのソリッド仕様。
エキスパートの掛けと乗せのテクニックに追従するオールラウンドモデルになり、細かなバイトキャッチと、大型の強烈な引き込みにもバッドパワーを活かして対峙出来ます。
【がまかつ】ラグゼ 桜幻 鯛ラバーXX B67L-solid 2023年発売
①B67L-solid ②ソリッド ③L ④40~120g
⑤操作性と総評 2023年度の新型になるソリッドモデルは、安定した巻き上げ感覚を感じ取れる高感度仕様。
メインブランクスには東レの1100tとM40Xがコンポジットされ、オールマイティなシチュエーションへの適応性を保持しながら、荷重変化察知能力にも高次元に力を発揮します。
【ダイワ】紅牙 X 69MHB-S 2022年発売
①69MHB-S ②ソリッド ③MH ④40~150g
⑤操作性と総評 初心者の方だけでなく、ブレーディングXの粘りと扱いやすいスパイラルガイドセッティングはエキスパート様まで唸らせるベーシックモデル。エリアや水深、潮の速さを問わないスタンダード仕様になり、手始めの一本としてもその機能性を十二分に味わうことが出来ます。
【ダイワ】紅牙 AP(エアポータブル) N69MHB-S 2020年発売
①N69MHB-S ②ソリッド ③MH ④40~150g
⑤操作性と総評 ナチュラルな曲がりを見せるメガトップが採用され、強度と感度が飛躍的に向上した高コスパモデル。浅場から深場まで広いエリアに対応させたモデルになり、オーソドックスな攻略と、細かいバイトを乗せに行けるしなやかさを併せ持っています。
【ダイワ】紅牙 MX N610MHB-MT 2023年発売
①N610MHB-MT ②ソリッド ③MH ④40~150g
⑤操作性と総評 ダイワ発タイラバロッドの中核を担うベーシックモデル。
メタルトップ特有の高感度と食い込み性能を活かして、ショートバイトの乗せから低活性時の浅い喰い込みまでをヒットに持ち込みます。手に入れやすい価格にありながら、ハイスペックテクノロジー満載の高性能ロッドに仕上がっています。
【ダイワ】紅牙 AIR N69MHB-MT 2021年発売
①N69MHB-MT ②ソリッド ③MH ④40~150g
⑤操作性と総評 バイト感知とフッキング率が抜群の乗せ調子になるTYPE-N。
新採用のメタルトップは、超弾性チタン合金ならではの感度とシャープ感がポイントで、海中のあらゆる情報をつぶさに伝達してくれるほどの能力を秘めています。軽いロッド裁きとナチュラルな巻き上げ性能を体感できる数少ないモデルです。
【シマノ】エンゲツ SS B63M-FS(LEFT/RIGHT) 2022年発売
①B63M-FS ②ソリッド ③M ④40~150g
⑤操作性と総評 フルソリッド仕様により多少重量は嵩みますが、それに余りある程の操作性能を発揮してくれます。継ぎ目を感じさせない一体感が持ち味になり、重量のあるタイラバの巻き上げでも腕に負担が掛かりにくく、左右専用スパイラルガイドがブランクスのスペックをしっかり引き出してくれます。
【シマノ】エンゲツ BB B69ML-S/2 2021年発売
①B69ML-S/2 ②ソリッド ③ML ④30~100g
⑤操作性と総評 初心者の方からビギナー様まで、タイラバベイトモデルの最初の一本としても、最もメジャーなベーシックモデル。タフテックαのしなやかで繊細な曲がりとネジレを抑制するハイパワーX採用により、程よい硬さと張り感を堪能出来ます。タイラバの基本操作を習熟できる、誰にでも使いやすいロッドに設計されています。
【シマノ】エンゲツ TT B69M-S 2022年発売
①B69M-S ②ソリッド ③ML ④40~150g
⑤操作性と総評 ハイコストパフォーマンスクラスにラインナップされますが、縦巻き基本スペックの精度が高められ、軽量性も兼ね備えたエントリーモデル。バイト感度満載のティップには高強度カーボンソリッドが採用され、巻き上げ途中の違和感も難なくキャッチし、価格以上の品質性能と安定感を得られます。
【シマノ】エンゲツ XR N-B610M-S 2021年発売
①N-B610M-S ②ソリッド ③M ④40~150g
⑤操作性と総評 しなやかでスムーズな曲がりを突き詰めたハイスペックなベイトモデル。
シマノロッドビルディング技術と最新機能を装備し、さまざまなフィールドで快適なタイラバゲームを演出します。購入価格に折り合いが付けば、最初の一本としても是非おすすめしたい最上位モデルです。
【ヤマガブランクス】シーウォーク タイラバ 60F 2023年発売
①60F ②ソリッド ③M相当 ④60~120g
⑤操作性と総評 カーボンソリッドティップが採用され、微細なこずきやショートバイトを察する感度を保持する高性能モデル。ベリーの応答性も高く、アワセのタイミングを損なわずに、フッキング動作に即座に移行出来る俊敏性も併せ持っています。
【ヤマガブランクス】シーウォーク ライトジギング B66ML 2018年発売
①B66ML ②ソリッド ③ML ④40~120g
⑤操作性と総評 ジギングロッドからのおすすめは、 繊細さと強靱さを持ったハイレスポンスなブランクが搭載されたタイラバにおすすめな一本です。深場を攻めるディープタイラバにも対応する領域を確保しながら、浅場の掛け釣りにもレスポンスを活かした積極的な攻めも可能になり、幅広いオフショアゲームに追従する汎用性を保持します。
【ジャッカル】ビンビンスティック RB BSRB-C66M 2021年発売
①BSRB-C66M ②ソリッド ③M ④MAX160g
⑤操作性と総評 多点ガイドのオートマチック性を活かし、エントリーモデルとしても最適な働きと実釣性能を保持する高コスパモデル。フォール、リーリングどちらにおいても、着底感度からショートバイトのキャッチまで、積極的に掛けにいくエキスパートアングラー様にもベストマッチするでしょう。
【ジャッカル】ビンビンスティック VCM BS-C69UL-VCM 2020年発売
①BS-C69UL-VCM ②ソリッド ③UL ④MAX160g
⑤操作性と総評 船の縦揺れにも素直に追従する柔軟性がおすすめの人気モデル。
バイト弾きを抑えるしなやかなベリーとのバランスで、オートマチックに食い込ませる安定性も、初心者の方にはベストなチョイス。硬めに仕上げられたULのブランクスパワーは、反発性の高さと操作性を際立たせます。
【テイルウォーク】タイゲーム TZ C65UL/FSL 2022年発売
①C65UL/FSL ②ソリッド ③UL ④MAX150g
⑤操作性と総評 穂先のネジレ、糸当たりを回避できるスパイラルガイドがセッティングされ、トラブルを回避した手返しを実現出来ます。ジャストレングスの6フィート5インチは、経験が浅い方に操作性の観点からも中心的な長さになってきます。必要十分な取り回しの良さを体感ください。
【テイルウォーク】タイゲーム SSD C69ML/FSL 2020年発売
①C69ML/FSL ②ソリッド ③ML ④MAX180g
⑤操作性と総評 あらゆるフィールドにおいて汎用性高い操作を堪能できる、ミディアムライトアクションのフルソリッドブランクスが採用される高機能仕様。バッドパワーと繊細なバイト感度を持ち合わせており、深場も攻略できる180g対応のベリーパワーも兼ね備えています。一本でいろいろ試されたい方には是非おすすめのモデルです。
【メジャークラフト】フルソリ 鯛ラバ FSTR-B67ML 2029年発売
①FSTR-B67ML ②ソリッド ③ML ④MAX130g
⑤操作性と総評 中深場から浅場のタイラバゲームを意識して設計された、操作性と軽量感が持ち味のおすすめロッド。グリップ部は力を入れやすいチューブラー構造が採用され、軽快でオールマイティーな攻略が可能になります。ブランクはフルソリッドになり、特有のスムーズな曲がりとトルクフルなパワーで大型サイズを仕留めることが出来ます。
【メジャークラフト】ジャイアントキリング タイラバソリッド GXJ-B69MLTR/S 2017年発売
①GXJ-B69MLTR/S ②ソリッド ③ML ④MAX120g
⑤操作性と総評 中深場をメインレンジにするエリアや、外洋に面したポイントでも、快適な操作幅を保持する専用ロッド。軽量感とコストパフォーマンスの高さを活かし、ベテランの方でも満足いただけるロッドに仕上がっています。
【メジャークラフト】レッドバッグ5G RB5-B610L/S 2023年発売
①レッドバッグ5G RB5-B610L/S ②ソリッド ③L ④MAX100g
⑤操作性と総評 最新タイラバロッドであるレッドバッグシリーズ中、最もオールラウンドに使用可能なモデル。東レT1100Gカーボンをメインブランクスとして採用し、操作性はもとより汎用性の幅広さが最大限生かされる乗せ重視設計です。陸奥湾や瀬戸内海、湾内といった浅いエリアを最も得意とし、ソリッドティップの組み合わせで大釣りを狙えます。
チューブラー仕様のベイトモデル
【アブガルシア】ソルティーステージプロトタイプ タイラバ XTRC-702LT100 2023年発売
①XTRC-702LT100 ②チューブラー ③L ④60~180g
⑤操作性と総評 チューブラーティップを採用することにより、乗せの釣りから掛けの釣りまで、幅広いフィッシングスタイルに適応します。レギュラーファストテーパー設計により、幅広い領域のタイラバ操作も可能にしながら、タイジグやジギングも可能にしたバーサタイルモデルです。
【スミス】グラビテーション GRVC-LCT60ML 2019年発売
①GRVC-LCT60ML ②チューブラー ③ML ④MAX100g
⑤操作性と総評 フッキング動作にテンポが遅れがちになるチューブラーのだるさを排除し、ダイレクトなパワーを瞬時に入力できるショートモデル。ライトキャストも可能にするスパインは、積極的にマダイを掛けにいくスタイルで楽しむアングラー様に特におすすめです。チューブラー仕様にありながら、潮止まり等の低活性時に起こるついばみの小さなバイトを感じ取る感度も保持します。
更に気になるタイラバロッドが御座いましたら、下記↓↓↓↓のECサイトから検索頂ければ、お気に召すロッドが見つかるかも知れません。
タイラバ専用ベイトロッドを操作する注意点
タイラバゲームは、突っ込みが鋭く、それでいてバイトキャッチとフッキングが難しい釣りになります。掛け釣り、乗せ釣り、どちらの釣りでも最後はフッキング力と主導権を渡さないスピード勝負になります。
特に大型と判る魚を掛けた後のロッド破損は、そのスピードに負けて、バッドを水平から下方向に向けてしまった折に発生します。どんなに引き込まれても、必ずロッドを立ててファイトを楽しみましょう。タイラバ専用ロッドは、このような強烈な引き込みにも柔軟に対応できるベリーパワーとリフティングパワーを併せて設計されています。ご自身のロッドを信じて、パワー勝負を楽しみましょう。
そしてロッド操作や取り扱いの基本である、
・ルアー(タイラバ)負荷重量(上限値)は守る。
・根掛時も必要以上にロッドを煽らない。
・釣行後は簡単でもロッドの洗浄を行い、特にライン負荷が一番かかるファーストガイド付近には塩分を残さない。
以上のことを念頭に置き、せっかく手に入れたロッドを長生きさせましょう。
ライトゲームロッド紹介と本記事のまとめ
今回の記事では、タイラバ専用ベイトロッドの詳細を紹介してきました。
当記事では、
①タイラバゲーム(釣り)とは?
②タイラバゲームでのベイトタックルの有効性
③タイラバ専用ベイトロッドの選び方
④タイラバ専用ベイトロッド厳選27選のご紹介
⑤タイラバ専用ベイトロッドを操作する注意点
以上をご参考になって頂き、自身に適したタイラバロッドを選択、購入頂ければと思います。
ロッド説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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