シーバススピニングリール26選のご紹介|仕様の見方と選び方のご説明  

スポンサーリンク
シーバス向きスピニングリール

※当WEBサイトは、アフィリエイト広告を利用しています

  1. スピニングリールの選び方とスペックの見方
  2. シーバス釣り向きスピニングリール26選のご紹介
  3. スピニングリールのお手入れ方法
  4. 本記事のまとめ
  5. シーバスゲーム向きスピニングリールの説明を更に詳しく知りたい方は?

シーバスのルアー釣りは、淡水域でのバス釣りと並び、ルアー釣り入門としても人気の高い釣りになります。
シーバスのルアー釣りに対し、専用アイテム、適正アイテムが出揃いますが、釣果に直結するウェイトを占めるスピニングリールは、ダイワ様やシマノ様などから多くのモデルがリリースされ、価格も安いものから高いものまで多岐に渡ります。

近年リリースされるスピニングリールは、高性能で耐久性も高く、ルアー釣りが主流になるシーバス釣りに対しても適性の高いスピニングリールが数多くラインナップされ、シーバス釣りにスピニングリールをチョイスする際に迷われてしまうアングラー様も多いことかと思います。

今回北の住人では、これからシーバス釣りをはじめたい、或いはシーバス釣り向きのスピニングリールを新調されたいアングラー様に向けて、シーバス釣りに適したスピニングリールの選び方に加え、シーバス釣り向きスピニングリールを一挙26選ご紹介して参ります。

最後までご覧になっていただき、アングラー様のリール選択のご参考にさせて頂ければ幸いです。

スピニングリールの選び方とスペックの見方

各リールメーカー様からは、シーバス釣り向きに仕様が施された専用スピニングリールをはじめ、各種の釣りに応用が利く汎用スピニングリールまで多数リリースされています。各モデルにはスペック表が明記されますが、どの仕様項目を確認しながら、スペック幅を選択していくか、ポイントを絞って見ていきましょう。

スピニングリールの番手≒大きさ

スピニングリールの大きさを比較する基準には「番手」があります。しかしながら、番手はあくまでもメーカー独自のサイズスペックであり、番手が同じであれば全て同じ大きさとは限りません。

今般では、メーカー間での番手スペックが近い規格になってきており、ある程度の大きさはスペック表で想像できるようになってきました。更には、スプールサイズはそのままに、本体ボディーの筐体サイズを一段落としたCサイズ(コンパクトサイズ)もリリースされ、アングラー様の要望に応じた細分化も図られていますので、お好みに合わせてチョイスの幅が広がっています。

シーバス釣り向きのスピニングリールの番手

国内主要リールメーカー各社からリリースされているスピニングリールのモデルであれば、4000番を中心に、前後の番手サイズをチョイスしていきます。型式先頭、または末尾にC表記があるものは、スプールサイズはそのままに、ボディーサイズがコンパクト化されていますので、軽量リールに拘りたいアングラー様にもベストなサイズがお選びいただけます。

ラインストック量≒スプール径

スプール径は、外形の最外周の寸法になります。今般リリースされる多くのスピニングリールのスペック表にはスプール径が記載されています。この径から見て取れるのは、フルキャストでの飛距離よりに加え、規定量のラインが巻かれた状態でのライトリグ、あるいは軽量ルアーをキャストする際のライン放出性になります。

管理人の視感ですが、軽量ルアーをキャストする際には、異なるメーカー、同番手のスピニングリールであっても、スプール外形が広い寸法よりも、狭い寸法の方がバッドガイドに対するライン放出抵抗が下がるため、キャスト時の飛距離が伸びる感覚を持っています。

標準糸巻き量

内周径の差とスプールの長さ(縦幅)でラインストック量(糸巻き量)が決定します。
ラインの種類がナイロンやフロロカーボン場合は、同じ強度(lb=ポンド)でもライン自体の径が太くなりますので、スプール全体に巻けるラインストック量は下がります。逆に、PEラインの場合はライン径が細くなりますので、当然の事ながら巻ける長さは多くなります。スペック表でナイロンやフロロとPEラインが区別して表記してあるのはこの為です。

シーバスゲーム用としてスピニングリールや交換スプールを準備する場合、フルキャスト時の飛距離と、沖目でヒットした後の走られる距離を想定して、ナイロン・フロロラインであれば12lb(3号)ラインが80m以上、PEラインであれば1.2号が150m以上巻けるスペックが必要です。

交換スプールのラインナップ

シーバス用としてスピニングリールをチョイスする際におすすめしたいのは、交換用スプールがラインナップされているリールを選択することです。メーカー純正品、またはパーツメーカーからリリースされるスプールに交換しながら使用することで、異なるラインの種類や太さ調整が行え、シーバス攻略のメソッド(狙いの方法)、使用出来るルアーの種類の幅が広がってきます。

深溝スプールからシャロースプールまでラインナップされていますので、巻きたいラインに応じてスプールの深さを調整出来るところも強みになります。

ギア比の選択

シーバス釣りでは、ノーマルからハイギアモデルのスピニングリールを選択していきましょう。
ハンドル1回転分でのライン巻取り量は、3000番クラスのリールの場合であれば、ノーマルギアで約80cm、ハイギアで約90cmほどになります。

キャスト後のラインスラッグ(糸ふけ)回収スピードや、ルアー回収時の時間が短縮され、キャスト数と手返しがアップしますので、自ずと釣果にも結び付いてきます。バチ抜け時などのシーズナブルパターンではデッドスローでのリトリーブも必要になりますが、ゆっくりと巻けばよいだけですので、シーバス釣りでは迷わずにノーマルギア以上のチョイスをおすすめします。

ドラグ性能

近年リリースされるスピニングリールには、調整幅が広く、きめ細かな調整が出来る最新ドラグが搭載されています。ランカーサイズのヒット時や、足元まで寄せた後の最後の引き込みに対応するべく、滑らかなライン放出を活かしたメインラインの保護からロッド破断防止まで、スピニングリールには無くてはならない機構になります。

調整機構は、スプール上部のダイヤルで各社共通になり、ダイワのATD(オートマチックドラグ)やアブガルシアの2wayドラグ(ワッシャー順番組換え可能)、シマノのヒートシンクドラグなど、メーカー独自のドラグ構造も採用されています。

フィーリング≒滑らかなリトリーブ

シーズン序盤や低水温の時期などでは、シーバスにも元気がありません。ルアーにアタックしてくるスピードやひったくる強さも緩慢になり、ショートバイト(弱いアタリ)になりがちです。シチュエーションによっても異なりますが、僅かな違和感や食い上げのたるみの感覚を拾えることが釣果の良し悪しに結び付いてきます。

ここで頼りになるのが、各リールメーカー様が独自で開発されている、回転フィーリングアップのための仕様です。ハンドル回転からスプールの上下ストローク、ギア噛みの精度までが緻密に設計され、滑らかな巻き心地と感度の集中化で、リーリング中の違和感やショートバイトを察知しやすくなっています。

ダイワのタフデジギアを主幹としたLT仕様、シマノのインフィニティクロスやインフィニティドライブが組み合わされたサイレントドライブ、アブガルシアのFriction-Free(フリクションフリー)がこれにあたり、今回ご紹介していきますスピニングリールは、これらの回転の滑らかさとフィーリングを保持したモデルが中心になります。

ボディー剛性と材質

ボディー剛性と筐体材質、前途説明を加えた滑らかなフィーリングは相関関係にあるといっても過言ではないでしょう。どれだけ緻密に設計され精度の高い組み上げが施されても、駆動機構である以上、ある一定のノイズは発生します。ベアリングが回転する音、シャフトとギアの干渉摩擦音などがこれにあたり、ある一定のノイズはあってしかるべきなのです。

ここで、この微細なノイズ音の手元伝達を散らしてくれるのが、各リールメーカーがスピニングリールに採用する筐体材質になります。

【シマノ】
シマノのHAGANEボディーは、各種軽量金属材の合金になり、リール全体のたわみや歪みとネジレを抑制して繊細なギア噛みの精度を守りながら、金属特性固有のノイズ拡散を誇ります。

【ダイワ】
ダイワのZAION(ザイオン)モノコックボディーは、腐食(サビ)が発生しない高圧縮のカーボン素材になり、枠型から成型までの工程が簡素化出来たことで、金属材質以上の強度を誇ります。強度が高い=歪みの発生が更に抑えられ、ノイズも配合樹脂材へ散らしてくれます。

【アブガルシア】
アブガルシアのFeathermetal(軽量マグネシウム合金)も同様に、シャフトセンターからギア組精度までの軸心がブレない筐体構造になり、同社のFriction-Free(フリクションフリー)とも相関が取れています。

いずれの筐体材質も、現在リリースされているスピニングリールの材質にメインで採用されています。
金属材質をとるか、樹脂材質をとるかは、アングラー様の好みで大きく二分されます。強度と軽量具合は五分五分になりますので、アングラー様ご自身とリールの相性を優先すべきと思います。

この材質以外はシーバスゲームに使えないというわけでは御座いませんので、お財布事情に合わせた選択で、シーバスゲームを楽しんでまいりましょう。 

シーバス釣り向きスピニングリール26選のご紹介

ここからは、シーバス釣りに専門性の高いスピニングリールと、適性の高い汎用スピニングリールをご紹介して参ります。専用リールについてはラインナップされるモデルから、汎用性の高いリールはベスト形式をチョイスし、①リール重量、②ギア比(巻取り量)、③巻取り量、④ドラグ仕様 ⑤総評を記載して参りますので、チョイスのご参考にされて頂ければ幸いです。

シーバス釣り専用スピニングリールのご紹介

【シマノ】エクスセンス 2021年発売

①180g~220g ②5.3~6.2 ③89cm~101cm ④ラピッドファイアドラグ
⑤総評 各型式とも、先代モデルから20g以上の軽量化が施され、キャストフィールと持続性にに磨きが掛かった最新モデル。キャスト飛距離を重視したロングストロークスプールやXシップによる各種ハイギアモデルまで、コンパクトサイズを含めたラインナップで、多くのシーバスアングラーを満足させるハイエンドモデルです。

【シマノ】エクスセンス BB 2020年発売

①240g~280g ②5.8~6.2 ③85cm~99cm ④ラピッドファイアドラグ
⑤総評 初代エクスセンスから大幅にブラッシュアップされ、HAGANEギアからXプロテクトなどの各種最新機構が搭載されています。ハイエンドモデルに迫る耐久性と高機能を手に入れることが出来る中核グレードモデルです。シマノ標準のBBグレードは、数多のアングラーに認められるシリーズですので、シーバスゲームにおいても納得感の高いチョイスが可能になります。

【ダイワ】モアザン-LBD 2017年発売

①255g~260g ②4.9~6.2 ③73cm~91cm ④ATD
⑤総評 大型シーバスを専門に狙いたい方へ是非おすすめしたい、ラインの送り出しをスムーズに行えるレバーブレーキが初採用されたシーバス専用モデル。ATDとの組み合わせで、ヒット後の走りと急激な引き込みに耐えることが出来る剛性モデルです。ベールを起こさずにルアーを流すことが出来る操作性で、キャストポイントから手元までのリトリーブコース内で、あらゆるルアーアクションを繰り出せる高性能機構は圧巻です。

【ダイワ】モアザン 2017年発売

①245g~435g ②4.9~6.0 ③83cm~95cm ④ATD
⑤総評 シーバスモデルの最高位リールとしてリリースされてから、シーバスアングラーから絶大な支持を集めるマルチな攻めと、確実なキャッチ性能を保持するマルチバーバスなハイエンドモデル。3500番の大型モデルはラインストック量も高くなり、磯場からのヒラスズキゲームでも大活躍しています。

【ダイワ】スイッチヒッター LBD 2018年発売

①275g~280g ②5.3~6.2 ③79cm~93cm ④ATD
⑤総評 リリースから経年経過するも、コアなシーバスアングラーから未だ人気が衰えず、品薄逼迫状態の専用モデル。ギア比も2サイズがラインナップされますので、ゲームスタイルに応じたチョイスが可能です。各モデルにレバーブレーキを多用するダイワ製ですが、こちらのスイッチヒッターのスプールの滑り出しと安定性は群を抜いています。

シーバス釣り向き汎用スピニングリールのご紹介

【アブガルシア】ZENON 4000SH 2020年発売

①170g ②6.2 ③100cm ④カーボンマトリックスドラグシステム
⑤総評 左右非対称の筐体が織りなすリーリングバランスがおすすめになるゼノン。小型ボディーで設計されていますので、シーバスゲームには4000SHがベストサイズです。ワンピースギアボックスの重心安定性とノイズレスな高密度感は、滑らかなリーリングの中に僅かなショートバイトもキャッチします。

【アブガルシア】REVO SP Beast 4000SH 2023年発売

①225g ②6.1 ③100cm ④カーボンマトリックスドラグシステム
⑤総評 ZENONの機能、リトリーブバランスにパワー性能がプラスされたパワー型スピニングリールです。
シーバス釣りを始めとしたキャスティング主体のゲームに高次元で適応し、DuraMetalボディと軽量アルミ製V-Spoolの耐久性を武器に、ランカーサイズのパワーをねじ伏せてくれます。

【アブガルシア】Revo ALX THETA 4000SH 2020年発売

①250g ②6.2 ③98cm ④2WAY DRAG
⑤総評 デュラメタルのワンピースボディーで、剛性感と静かで滑らかなリーリングでバイトキャッチの精度が高い汎用スピニングリール。スプールシャフトのチューニングとブッシュ材質を仕様変更したことで、驚くほどのノイズレスが実現されています。プライスに見合わない納得のいく高機能と耐久性を手に入れることが出来るスピニングリールに仕上がっています。

【アブガルシア】Revo MGXtreme 3000SH 2018年発売

①175g ②6.2 ③96cm ④カーボンマトリックスドラグ
⑤総評 純正使用でコルクハンドルが搭載される、軽量感抜群のバーサタイルモデルです。ZENONに迫るイナーシャ(低慣性=低惰性)の低減で、止めて巻くを忠実に繰り返すことが出来るハイパフォーマンス仕様です。必要最低限のスプールサイズと軽量性は、上下運動のノイズを抑制してくれています。

【テイルウォーク】SPEAKY 3500S XGX 2023年発売

①285g ②6.2 ③98cm ④フエルトワッシャードラグ
⑤総評 ドライブギアはじめ、各所のマテリアルに超超ジュラルミン素材を使用し、3Dアルミマシンカットギアの採用と、精密な組み上げでスムーズさに相乗効果をもたらしています。軽量硬質樹脂材で成型されるボディーの精工具合は、他メーカーのハイエンドモデルに匹敵する面構えです。シーバスゲームを主とした、各種のルアーゲームにベストマッチするスピニングリールです。

【ダイワ】イグジスト LT4000-XH 2022年発売

①205g ②6.2 ③99cm ④ATD TYPE-L
⑤総評 軽量高剛性のモノコックボディとタフデジギアが組み合わされたフィーリングは、現段階のダイワモデルの最高傑作です。シーバスゲームやショアジギング、大型トラウトゲームをはじめとしたキャスティングゲームに完全適応します。ハイスペック且つハイプライスな性能は、幅広いゲームに転用できるバーサタイル感も格別です。

【ダイワ】エアリティ LT4000-XH 2023年発売

①200g ②6.2 ③99cm ④ATD TYPE-L
⑤総評 ダイワ製スピニングリールの双璧を成す一翼であるエアリティは、管理人の感覚からは軽量感とスムージーな感覚はイグジストを超えた領域に達しています。ロッドの感度以上に巻きで聴けるバイトキャッチ性は、マグネシウム製のフルメタルモノコックボディからも想像が付くでしょう。低慣性なローター挙動は、リトリーブ直後からキャッチセンサーが発動します。

【ダイワ】セルテート LT4000-CXH 2019年発売

①235g ②6.2 ③99cm ④ATD
⑤総評 世代前とはいえ、一度はスピニングリールの頂点に立った性能は折り紙付き。ハイスペックモデルとしてのLTコンセプトとモノコックボディも、剛性感とライトフィーリングを際立たせます。シーバスルアーキャストに対しても高順応を示し、ロングキャスト-ABSからのライン放出性は、沖の淀みに着くシーバスを狙い撃ち出来ます。

【ダイワ】ルビアス LT4000-CXH 2020年発売

①215g ②6.2 ③99cm ④ATD
⑤総評 シーバスフィッシング愛好家の中には、キャストやワインドアクションの支点を作る上で、軽量過ぎるリールがちょっと苦手な方もいらっしゃっるかと思います。そんな方にはこちらのルビアスがベストな選択になります。ダイワ最新テクノロジーとZAIONによる耐久性で、各種の釣りに高次元に適応します。

【ダイワ】カルディア LT4000-CXH 2021年発売

①230g ②6.2 ③99cm ④ATD
⑤総評 この価格帯にして、ダイワ最新テクノロジーが多数詰め込まれ、ソルトからフレッシュまでのキャスティングゲームに幅広く順応性を見せるスピニングリールは多くはありません。その中でも筆頭に来るのがこのカルディア4000CXH。バーサタイルなザイオンVによるタフネスボディーと、LT仕様によるリーリング性は、多くのシーバスアングラーに支持される一機になっています。

【ダイワ】レグザ LT4000S-CXH 2023年発売

①255g ②6.2 ③99cm ④ATD
⑤総評 先代モデルから20gも軽量化され、ハイスペックの領域に足を踏み入れたレグザ。
金属ボディーに艶のあるボディーも同時に求めたい方にはレグザがマッチするでしょう。当然の事ながら最新テクノロジーも搭載され、シーバスフィッシングからショアジギングまで、こちらのシャローモデルで対岸のブレイク、或いは沖の潮目を狙ってみてはいかがでしょうか。

【ダイワ】フリームス LT4000-CXH 2021年発売

①235g ②6.2 ③99cm ④ATD
⑤総評 カルディアと対を成す剛性モデルになり、性能と機能性に加え、ボディーサイズも同格になります。ややマイルドな巻き感の違いを除いては、外観の好みで人気は分かれ、こちらのフリームスはストッパーが搭載されて汎用性が高めてあります。ハンドルノブにもパワーライトノブMが標準装備され、シーバス釣りからショアジギングへの適性も高くなっています。

【シマノ】ステラ 4000MHG 2022年発売

①260g ②5.7 ③93cm ④リジッドサポートドラグ(DURAクロス組)
⑤総評 誰もが認めるステラのヌメっとした巻き感は、シーバスホットシーズン以外のショートバイトもしっかり拾ってくれます。更にステラの最新機能を味わっていただくために、4000MHGのミディアムシャロースプールモデルをチョイス。キャストフィールはダイワのイグジストを超える低抵抗になり、密巻きによる綺麗な整列から、スムーズなラインの送り出しを実現しています。

【シマノ】ヴァンキッシュ 4000MHG 2023年発売

①205g ②5.7 ③93cm ④リジッドサポートドラグ(DURAクロス組)
⑤総評 回した感じのフィーリングはステラと同質の感覚になり、確実に言えることは、同番手のステラよりもスペック表以上の軽さを味わえます。キャストフィールは文句なし、スプールエッヂ角と密巻きはシマノスペックが継承されていますので、ライン放出性も高くなります。ステラとの2万円の価格差は、諸々含めてアングラー様の好みになりますが、イナーシャ(惰性=低慣性)を気にする方であれば迷わずこちらをおすすめします。

【シマノ】ツインパワー XD 4000HG 2021年発売

①245g ②5.8 ③95cm ④リジッドサポートドラグ
⑤総評 XDとオリジナルツインパワーとの大きな違いは、イナーシャ(惰性)を抑制出来る軽量化されたMGLスプールが採用されているところになります。軽量化が相まって、上下のストローク運動の滑らかさも増加し、繊細なバイトキャッチに貢献します。見た目以上の静かなフィーリングは、シーバスからヒラスズキゲームのアングラーを満足させる仕様に仕上がっています。

【シマノ】ツインパワー 4000MHG 2020年発売

①255g ②5.8 ③95cm ④リジッドサポートドラグ
⑤総評 シマノ伝統のスピニングリールといえば、やはりオリジナルのツインパワーを思い浮かべるアングラー様も多いことでしょう。ロングストロークスプールが採用された安定したキャストフィールと力強い巻き感、強さの中にある精度の高まりを見せる金属ローターによるライン配列と、全てにおいてトータルバランスに拘るところが、長きに渡って人気を維持する理由です。

【シマノ】ヴァンフォード 4000MHG 2020年発売

①220g ②5.8 ③95cm ④カーボンマトリックスドラグ
⑤総評 シマノのスピニングリールの新生モデルになるヴァンフォードは、ルアーフィッシング対応モデルとして新規設計され、シーバスゲームにはシャロースプールの4000MHGがベストなスペックになります。中核スピニングリールとしてマグナムライトローターと軽量ボディも採用され、着水後の巻き出しの軽さからリトリーブ過程の滑らかさまで、巻物ルアーを扱うルアーゲームには高い適性を見せてくれます。

【シマノ】ストラディックSW 4000HG 2020年発売

①300g ②5.8 ③95cm ④カーボンマトリックスドラグ
⑤総評 ストラディックからの紹介は、昨年度、管理人が大枚をはたいてシーバス・ライトショアジギング用として購入した4000HGになります。力強い巻き感は、四国遠征時でのランカークラスのヒラスズキとの死闘も制し、ラインブレイクも養生してくれる滑らかなドラグの滑り出しで、更に多くのビッグフィッシュをキャッチ出来ています。この価格帯にして、最高の仕上がりのスピニングリールであると実感しています。パワーハンドル搭載も嬉しい操作性です。

【シマノ】アルテグラ 4000XG 2021年発売

①270g ②6.2 ③101cm ④カーボンマトリックスドラグ
⑤総評 シマノのロープライスモデルの筆頭格であるアルテグラは、シーバス釣り界隈でもメジャーな存在。4000XGの高速モデルは、ラインスラッグ回収から、プラグルアーからメタルジグへのチェンジの際も、効率よくサーチが可能になることからチョイスされる方が多いのでしょう。しっかりとしたメンテと、交換パーツを組みながらのチューニングで、愛着の湧く一機に育てていくにはベストモデルです。

【シマノ】ナスキー 4000XG 2021年発売

①285g ②6.2 ③99cm ④カーボンマトリックスドラグ
⑤総評 ロープライスリールでは最もメジャーになるナスキーも、今モデルから大きな進化を遂げ、ラインナップも充実した中から、シーバスゲームには4000XGがおすすめになります。以前のナスキーとは似て非なる剛性感と滑らかなフィーリング、イナーシャの抑制が顕著にみられ、巻いて止めるを忠実に体現できるスピニングリールにブラッシュアップしています。

【シマノ】ミラベル 4000XG 2022年発売

①245g ②6.2 ③99cm ④カーボンマトリックスドラグ
⑤総評 シマノロープライスモデル群で、C14素材の軽量筐体感を実感できる新型モデルであるミラベルからも4000XGがシーバスゲームにはベストスペック。MGLシリーズの舎弟分にはなりますが、ヴァンキッシュからの遺伝子は継承されていますので、この価格で最高位モデルの肌感を味わえるのは嬉しい限りです。

更に気になるシーバスゲーム向きスピニングリールが御座いましたら、下記↓↓↓↓のECサイトから検索頂ければ、お気に召すリールが見つかるかも知れません。

スピニングリールのお手入れ方法

先にも述べたように、リールは完全なる精密機械です。高価になればなるほど、大型に成ればなるほど精密具合や精度が増していきます。管理人は精密機器の設計開発を本業としておりますので、その観点から最低行いたいお手入れ方法をご紹介します。

実績としては2007年式メタニウムと2003年式ツインパワーは、今だメインフィッシングギアとして現役で活躍してくれています。
では、以下に箇条書きで説明していきます。

メンテナンス頻度は釣行時毎回行います。例えば、3日連続で釣行する場合、1日毎行うようにしましょう。この積み重ねが、高価なリールを正常な状態で維持するコツです。ロッドも同じです。

・ドラグを緩めてスプールを外します。その後、手で分解出来る箇所は、しっかり分解してから真水(無ければ水道水)で洗浄します。

・その後、日陰干しで完全乾燥させます。日向は厳禁です。急激な水分蒸発で、水に含まれているカルキやカルシウムが部品上で結晶化してしまい、固着や異音の原因になります。また、固着していた異物が剥がれ落ちて、ベアリング内部やギア類に噛みこみ、動作不良の原因にもなります。

・乾燥後、綿棒を使って、細部やベール周辺、回転部を乾拭きしますが、けば立った糸くずは内部に残さないように注意が必要です。

・乾拭き後、リールメーカー純正のグリスとオイルで注油を行います。高速回転するシャフトを支持する両ベアリング(スプールシャフト含む)にはオイルを注油、ハンドルノブや低速回転部はグリスを塗布するようにしましょう。狭い箇所には、ティッシュペーパーやピンセット先端に少量付けて回転部を回してオイルを送り込みます。いずれも、油膜が出来る程度のほんの少量にします。注油しすぎると、逆に異物やゴミを呼び込んでしまいます。

・ラインローラー部(内部にベアリング有)は、綿棒や細く絞ったティッシュペーパーで乾拭きを重点的に行います。この部分は、一番外に面している部分ですので、先にも述べたように、注油量を誤るとゴミや異物を呼び込み、かみこんでしまいますので、注油量はごくわずか(半滴)です。

・その後、元通りに組み上げて、回転部を回して、異常が無ければ終了です。その後はリール収納ケースや個別の収納BOXに保管し、ゴミの付着を防ぎましょう。

ばらして、組み上げる自信がない方は、スマホなどで動画を取りながらばらして、逆の手順で組み上げれば問題ありません。

各メーカー様の純正注油をご紹介

ダイワ純正注油セット

ダイワ リールオイル2

ダイワSLPワークス メンテナンスグリス104.

シマノ純正注油セット

シマノ ディスクドラググリス DG09

アブガルシア純正グリス

アブガルシア メンテナンスキット

本記事のまとめ

今回の記事では、シーバスゲーム向きスピニングリールの詳細を紹介してきました。

今記事では、
①スピニングリールの選び方とスペックの見方
②シーバス釣り向きスピニングリール26選のご紹介
③スピニングリールのお手入れ方法
として纏めてまいりました。

以上をご参考になって頂き、自身に適したスピニングリールを選択頂ければと思います。

シーバスゲーム向きスピニングリールの説明を更に詳しく知りたい方は?

ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。

それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。

コメント