今回北の住人では、ネイティブトラウトがよく釣れるトラウトルアーを一挙25選ご紹介して参ります。今般のトラウトルアーゲームブームに乗って、各社から数多の種類のルアーが発売されていますが、タックル装備をしっかり整え、いざ釣行に出向いても、釣れるルアーをリリースしなければ釣果もダウンしてしまいます。
しかし、トラウト釣り用のルアーは種類も多く、どれを選んでよいか迷ってしまいますよね?更には、狙うターゲットやシーズンにより、トラウトが喰ってきやすいルアーにも特徴があり、見極めるには一苦労してしまいます。
今記事では、各種のルアー形状の説明を加えながら、管理人が保持する釣果実績の高いルアー、人気モデルから最新モデルまでご紹介して参りますので、チョイスのご参考にして頂ければと思います。
是非最後までご覧いただき、アングラー様のお目にかなうトラウトルアーを選択されて頂ければと思います。
トラウト釣り用ルアーはどんなルアー?
狙うターゲットの大きさにもよりますが、一般的には中~小型の部類に入るルアーを選択します。
サクラマスやアメマス、大型レインボー(ニジマス)、カラフトマスのように、大型化するトラウト類では、シーバスゲームで扱う大きさのルアーも使用しますが、渓流での使用では、ルアーを通すポイントの広さや川幅を考慮すると、小型ルアーが圧倒的に操作性がよくなります。
大きさでいうと、長さは50mmから65mm、重量は2gから7g程度が丁度良いでしょう。ルアーの形状は次項で説明しますが、カラーは派手目の着色やメッキ加工、鏡面処理を施したものが圧倒的に食いが立ちます。
これは、トラウトがエサを追う反応より、フラッシング(平打ち:条件反射)効果で、飛び付くといった表現があっています。そのため、光沢が強いものや黄色や黄緑といった目立つカラーに反応する事が多くなります。
川の流域によっても使用するカラーは変わってきます。水の色や濁り具合でも、トラウトがルアーを視認しやすいカラーを使用するのをお薦めします。上流域の清んだ水色ではどんなカラーでも喰って来ますが、ダムからの流出河川や里川などの濁りがきつい場合は派手なカラー、或いは黒やモスグリーンに分があります。
ルアー形状:スプーン
・名称の如く、スプーンのさじの部分を模した、金属系のルアーになります。今般、エリア(管理釣り場)等で使用する、更に軽量になる樹脂製のスプーンも発売されていますが、流れのあるネイティブ(自然渓流)では、流れに飲まれてアクション操作が困難になります。
・水流を上下面で受けながらリトリーブしますので。自然発生的にウォブリング(波うち)が起こり、タダ巻きでのアクション性も高くなります。
・フォール性を活かしてトレースレンジをコントロールしやすい仕様です。
ルアー形状:スピナー
・リトリーブすることにより、ブレードが回転し、フラッシング効果で小魚の群れを演出します。
・流れの緩やかな溜まりや、渕などで効果を発揮しますが、流れの中ではブレードがうまく回転せず、ラインと絡まるトラブルが起きることもあります。
・サイズは、上記スプーンと同様になり、トラウトの中でも口の大きいニジマスが丸呑みするケースが多いルアーです。
ルアー形状:ミノー
・形状からも見て取れる、トラウト類が捕食する小魚(ベイト)をイメージして作られたルアーです。リップの長さで、遊泳する深さが変わってきます。
・より生命感を醸し出すように、ロッドティップ(穂先)を小刻みに動かしてトゥイッチを加えます。
・釣果実績としては、遡上してきたサクラマス(50cm)や、源流のスポット撃ちで、良型イワナ多数になり、高実績のルアーとして信頼を置いています。
以上が、トラウト釣りに使用するルアー群になります。もちろん、同型式で大きさやカラー違いも多数リリースされていますが、管理人使用のトラウトルアーの中ではリピート購入率が高く、ポイントに到着して最初から最後まで、同じものを使っているパターンが多いルアー群です。
トラウト釣り向きのルアー25選のご紹介
ここからは、釣果実績の高い、信頼性の高いルアーから最新リリースモデルまで、一挙にご紹介して参ります。アクション操作にもよりますが、ただ巻きでも実際に尺上を釣りあげているルアー達ですので、管理人も自信を持って紹介させていただきます。
トラウトにおすすめのスプーン9選のご紹介
重量、大きさは個人差で選択する事をお薦めします。あまりに小さく軽量であるとキャストもままならなくなりますので、自分の腕に合わせて、最小のルアーを選択する事を心掛けましょう。
①重量範囲、②カラー展開、③操作性と総評を記載していきます。
【スミス】ピュア 2013年発売
①1.5g~18g ②29色
②操作性と総評 スプーンの基本形になり、発売から10年近く経過しますが、狙ったラインを流れに負けない遊泳力でトレース出来るルアーです。ファーストキャストで是非投じておきたいルアーです。
【スミス】ピュアシェルⅡ/ピュア日本アワビ 2015年発売
①3.5g~9.5g ②9色
②操作性と総評 上記紹介のピュアに天然のアワビシートを貼り付けたブラッシュアップモデル。フラッシング効果は特筆で、マズメ時間帯にバイトが頻発する、好釣果実績がおすすめのスプーンになります。
【ダイワ】クルセイダー 激アツ 2016年発売
①4.0g~10.0g ②20色
②操作性と総評 しっかりとボトムをとれるスプーンです。細身のルアーですが、厚みがあるため、ボトムまでの着底速度が速く、流れに揉まれる前にリーリングスタート出来ます。手返し重視のアングラーの方であれば、テンポよくポイントを撃って行けます。
【ダイワ】チヌーク 激アツ 2020年発売
①4.0g~10.0g ②20色
②操作性と総評 浮き上がりにくく、足元まで狙いのレンジをキープしやすいエッヂに成型されたスプーンです。段差渓流などの流れの強いポイントを攻略するのには好適性になります。
【シマノ】スリムスイマー コンパクトエディション 2015年発売
①2.0g~4.4g ②20色
②操作性と総評 コンパクトで肉厚なボディー仕様で、遠投性能とレンジキープ力に優れたスプーン。スリッドや岩影などのボトム攻略では、強い流れを通過できるフォール性も持っています。
【フォレスト】MIUネイティブ 2013年発売
①2.8g~4.2g ②15色
②操作性と総評 エリアゲームで人気を博しているMIUのネイティブモデル。アピールカラーが多数ラインナップされ、浅場から深場まで攻略可能になり、3サイズからチョイスが出来ます。こちらのスプーンも実績高しです。
【タックルハウス】ツインクル スプーン 2019年発売
①2.0g~9.0g ②15色
②操作性と総評 流れに負けない肉厚ボディーで、流心を攻略できるスプーンです。R形状に独自性を持たせた、狭ピッチでのウォブリングアクションが、多くのトラウトの興味を引き付けてくれます。
【アングラーズシステム】BUX 2017年発売
①3.8g~12.3g ②15色
②操作性と総評 フロントワイドのリアヘビーバランスが、流れの中のドリフトでも手元に伝わる程のウォブリングを発生し、魚にアピールし続けます。下流へのキャストでも浮き上がらずに、しっかりと中層引きで魚を誘うことが出来る、遊泳力抜群のスプーンです。
【ヴァルケイン】ASTRAR 2019年発売
①2.4g(1.6g~3.2)g ②16色
②操作性と総評 こちらのスプーンは、エリアで使用される方が多い中、管理人はネイテイブトラウトにも積極的に使用するモデルです。スローから早引きまで、姿勢を崩さない安定性で、長時間に渡って魚にアピールを続けられるます。
トラウトにおすすめのスピナー6選のご紹介
重量、大きさは個人差で選択する事をお薦めします。あまりに小さく軽量であるとキャストもままならなくなりますので、自分の腕に合わせて、最小のルアーを選択する事を心掛けましょう。
①重量範囲、②カラー展開、③操作性と総評を記載していきます。
【ダイワ】シルバークリーク スピナー 2019年発売
①3.0g~6.0g ②11色
②操作性と総評 淀みから流れの内側など、ゆっくりとしたリトローブだけで魚を掛けられる信頼性高いスピナーです。ブレードの回転がフラッシングと波動を発し、遠くの魚が飛び付くほどの誘いが掛けられます。
【スミス】ニアキス 2015年発売
①3.0g~12.0g ②21色
②操作性と総評 ブレード回転でのアピールに加え、ロッドアクションに順応するミノーボディーのアピールで、追ってきた魚への食わせのチャンスと間を開けられる斬新モデル。糸ヨレ対策でスイベルが採用されているポイントも嬉しい仕様です。
【ラパラ】ビブラックスシャッド 2016年発売
①4.0g~6.0g ②6色
②操作性と総評 シャッドボディーを採用し、最後の一押しでトラウトを食いつかせることが出来るハイアピールのスピナーです。ブレード回転との合わせ技で、スピナーベイトと同様の誘いを掛けられるアクション性が、トラウトアングラーに長らく評価されているポイントでしょう。
【パームス】スピンウォーククレビス 2018年発売
①2.6g~5.5g ②10色
②操作性と総評 異種独特のボディー形状が成型されるシングルフック仕様のスピナーになり、スナッグレスの効果を上げています。渓流だけでなく、ダム湖やインレッドのボトムサーチ、倒木などの障害物周辺の攻略には力を発揮して大型トラウトを掛けてくれます。
【ジャクソン】エディ 2015年発売
①3.0g~5.0g ②8色
②操作性と総評 糸ヨレ対策を万全に施し、ブレードの回転アピールで魚を寄せてくれます。リアバランスの遊泳姿勢で、下方からのバイトも確実にフッキングに持ち込める設計となり、数釣りには無くてはならないスピナーのモデルです。
【DUO】スピアヘッド リュウキスピナー 3.5 2022年発売
①3.5g、5.0g ②13色
②操作性と総評 ベイトフィッシュ型ボディウエイトを搭載した、今般流行の食わせ重視のスピナーになり、独自ボディ形状が浮き上がりを抑えてくれますので、レンジコントロールが意のままに行えます。波動以上に見せて食わせることが出来るバイトマーカーも採用されています。
トラウトにおすすめのミノー10選のご紹介
渓流のトラウトで使用するミノーは、キャストに影響がない程度に小型にすればするほど食いが立ちます。トラウトという魚は、自分より小型のベイトを丸呑みする習性があるためです。そのため、小型が有利に働きます。
重量、大きさは個人差で選択する事をお薦めします。あまりに小さく軽量であるとキャストもままならなくなりますので、自分の腕に合わせて、最小のルアーを選択する事を心掛けましょう。
①重量範囲、②カラー展開、③操作性と総評を記載していきます。
【スミス】D-コンタクト 50 2020年発売
①4.5g ②35色
②操作性と総評 タングステンウェイトを内蔵し、シンカー的なキャストで狙ったポイントを撃ち抜きやすいミノー。ヘビーシンキングミノー人気の火付け役から既に20年経過しますが、未だ人気が衰えることはない、渓流トラウトゲーム王道のルアーです。
【スミス】D-コンパクト 38 2022年発売
①2.5g ②16色
②操作性と総評 魚が追ってくれない、なかなか口を使ってくれない時に、伝家の宝刀となるシンキングミノーです。ただ引きでもアピール力が強く、更にはトゥイッチを加えれれば、逃げ惑う稚魚を演出できます。D-コンタクトでも食わないシチュエーションでは是非試して頂きたいミノーです。
【メガバス】GREAT HUNTING 55 HeavyDuty(F、S) 2016年発売
①F2.4g、S3.1g ②18色
②操作性と総評 バスフィッシング界の雄であるメガバスが、X55のトラウト仕様としてリリースしたグレートハンティングは、前評判以上の釣果実績を誇ります。フローティングモデルとシンキングモデルがリリースされますので、時間帯やシーズン、シチュエーションに合わせた使い方が出来ます。
【メジャークラフト】エデン EDN-45、50、60S 2021年発売
①SS3.0g、S3.7~5.7g、HS5.5~7.0g ②17色
②操作性と総評 スローシンキング、シンキング、ヘビーシンキングのフォールパターンと、全長3サイズのリリースから、ゲームスタイルに合わせたミノーがお選び頂けます。全てのモデルがリアバランスに設計されていますので、ナチュラルからシミー寄りのフォールで、長い時間魚にアピール出来ます。
【ダイワ】ドクターミノーII ジョイント 2023年発売
①1.8~7.6g ②12色
②操作性と総評 2016年にリリースされてから、人気絶頂のまま2023年に追加カラーがラインナップされた最新仕様。流れの緩やかな淵や、里川のボサ周りを攻略すれば、大型トラウトがチョイスしてくれるの間違いなしのミノーです。管理人もシチュエーションに合わせてひいきにしているルアーの一つです。
【ジャッカル】トリコロール舞 45S、55S 2021年発売
①3.7g、5.3g ②8色
②操作性と総評 深場やトロ場に魚が着いている状況で、フォールをメインに見せて誘うミノー。ピンポイントキャストで手返しを上げて撃っていく釣りに適しています。リトリーブへのチェンジでも、そこから急潜航し、ボトムを叩いた誘いで大型トラウトに口を使わせます。
【ジャッカル】トリコロール 47HW/55HW 2021年発売
①3.2g、4.4g ②8色
②操作性と総評 上記紹介、舞の小型レスポンスモデルになり、クイックな動きで魚を寄せることが出来ます。今回リリースされた仕様は、ロールアクションとフラッシング効果を際立たせるために、表面のうろこ模様を排除し、全方位からの水圧に反応しながら、僅かな光源で反射率を高めています。
【ソウルズ】NAMUSAN5 2022年発売
①4.5g ②4色
②操作性と総評 プロフェッショナルアングラー佐藤偉知郎氏のプロデュースによる、現場レベルで開発されたシンキングミノーです。トゥイッチに好反応を示し、小気味よいバタバタアクションで魚の興味を引き付けてくれます。アワビ効果のフラッシングアピールも格別です。
【ジャクソン】奏 40mm 2013年発売
①3.0g ②13色
②操作性と総評 リリースから息の長い大人気モデルのシンキングミノーです。台形型ボディによるフラッシングとロールアクションが特筆で、アクション要らずのタダ巻きでもバイトが集中します。オートマチックなレンジコントロール性も相まって、リトリーブに全集中で挑めます。
【イトウクラフト】EMISHI 50S TYPEⅡ 2014年発売
①5.0g ②14色
②操作性と総評 急流から浅場のチャラ瀬でもコントロールが付けやすく、体高ボディーが織りなすウォブンロールからのヒラ打ちを繰り出し、遠目からでもトラウトを引きずり出してバイトまで持ち込めます。初見の方には扱いやすく掛けやすいミノーに仕上がっています。
更に気になるトラウト用ルアーが御座いましたら、下記↓↓↓↓のECサイトから検索頂ければ、お気に召すルアーが見つかるかも知れません。
フックはどうすればよい?シングルフックに交換は?
多くのアングラーは、ルアー購入時に付属されてくるトレブルフックからシングルフックに交換しています。トラウトは捕食が下手な魚ですので、ルアー全体を口に入れることが出来るシングルフックがフッキング率が上がります。
しかし、メーカー製作時の遊泳データではトレブルフック装着での仕様になっていますので、リトリーブ姿勢に拘るアングラーは、交換する場合であっても同サイズのフックに交換することをお薦めします。
また、リリース前提のゲームを楽しんだり、スリリングなファイトを楽しみたい方は、魚を傷めないようにバーブレスフック(返しのないフック)や返しをペンチなどで潰してゲームを楽しみましょう。
トラウトルアーを選択する場合の注意点
今回の記事は、あくまでも源流から渓流、小河川で使用するルアーを紹介してきました。先述したように、スプーンであれ、ミノーであれ、その場所で使用出来る最少クラスのルアーを選択しながら使用するようにしましょう。
その状態で喰わなければカラーチェンジし、そこから大きさを上げて行けば、アピール効果で喰ってくる可能性が上がります。
本記事のまとめ
今回の記事では、渓流用トラウトルアーの詳細を紹介してきました。
今記事では、
①トラウト釣り用ルアーはどんなルアー?
②トラウト釣り向きのルアー 選のご紹介
③フックはどうすればよい?シングルフックに交換は?
④トラウトルアーを選択する場合の注意点
として纏めてまいりました。
以上をご参考になって頂き、自身に適した渓流用トラウトルアーを選択頂ければと思います。
ルアー説明を更に詳しく知りたい方は?
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