2500番の汎用スピニングリールは、ソルトからフレッシュウォーターまであらゆるルアー釣りに対応する、まさに「最強のバーサタイル(万能)機」です。
とはいえ、「2500番でどんな魚が釣れるの?」「PEラインの号数は何を選べばいい?」と疑問に感じる方も多いはず。特に水温が下がり始める晩秋以降、ライトロックフィッシュやエギング、大型メバル・アジといった旬のターゲットを狙うには、2500番のパワーとPEラインの繊細な感度の組み合わせが欠かせません。
本記事では、主要な2500番スピニングリールのおすすめ20選を、エントリークラスからハイスペックモデルまで徹底比較します。
さらに、リール選びに失敗しないために、ターゲット別のPEラインセッティングや、Cサイズ/FCといった実釣に役立つスペックの選び方も完全解説。この記事を読めば、あなたの釣りのスタイルに最適な「長く使える2500番のスピニングリール」が必ず見つかります。

2500番のスピニングリールで何を狙う?ライトなターゲットを解説
ライトなルアー釣りの最適番手として2500番が選ばれる最大の理由は、「不意の大物にも対応できるパワー」と「軽量で軽快な操作性」を両立している点にあります。
実際、この番手は非常に守備範囲が広く、海でのライトゲームからエギング、淡水域でのバス釣り、さらにはライトなオフショアゲームまでをカバーします。しかし、現在の検索ニーズで最も注目されているのは、まさに今が旬となるPEラインを使ったソルトゲームです。
ここでは、2500番だからこそ快適に狙える具体的なターゲットと、その釣りに2500番が最適な理由を解説します。
水温も下がり熱い!2500番が活きるソルトライトゲーム
水温が下がり始める晩秋から初冬にかけて、沿岸部のソルトゲームは活性が高まります。特に根魚(ロックフィッシュ)や大型のアジ・メバルを狙うライトゲームでは、軽量リグの操作と、ストラクチャーから魚を剥がすためのパワーが同時に求められます。
2500番のスピニングリールは、まさにこの「繊細さの先のパワー」を体現する番手。ここでは、PEラインとの組み合わせで真価を発揮するソルトターゲットを見ていきましょう。
ライトロックフィッシュ(根魚):不意の大物にも対応できるパワー
晩秋~冬にかけて活性が高まるライトな根魚狙いは、まさに2500番の独壇場です。
2000番クラスでは難しくなるPEラインの0.6号〜0.8号を十分にストックできるため、大型根魚や不意の大物が掛かった際でも、ストラクチャーから余裕をもって浮かせる巻き上げパワーと剛性を発揮します。
繊細な感度(PEライン)と巻き上げパワー(2500番ボディ)の両立が釣果に直結します。
メバリング・アジング(大型狙い):遠投性能と繊細なPEライン操作の両立
軽量リグを扱うメバリングやアジングでは2000番が主流ですが、飛距離アップや不意の尺アジ・尺メバル、青物を視野に入れるなら2500番が有利です。
PEラインの0.3〜0.6号といった極細ラインの遠投性能を最大限に引き出しつつ、2000番にはないドラグの安定性と巻きの軽快性を確保できます。沖の潮目や深場を狙う際にも最適番手です。
エギング(アオリイカ):ハイギアモデルの回収速度のメリット
ショアからのエギングの標準番手であり、2500番を選ぶ最大のメリットは、PEライン0.6〜0.8号のラインキャパと、シャクリを繰り返す際の軽快な操作性です。
特にハイギア(H)モデルは、キャスト後やシャクリ操作後のラインメンディング(ラインのコントロール)、エギ回収時の速さと優位性を発揮します。秋の数釣りから春の大型狙いまで、シーズン通して活躍します。
| ターゲット | 2500番を選ぶメリット | 使用するPEラインの目安 | 最適な時期/環境 |
| ライトロックフィッシュ | 適性パワーと剛性で根から引き剥がす。繊細なPEラインと強度の両立。 | 0.6号~0.8号 | 晩秋~冬のハイシーズン、ストラクチャー周り |
| メバル・アジ | 2000番にはない遠投性能とドラグ安定性。大型狙いや沖の潮目攻略に有利。 | 0.3号~0.6号 | 飛距離アップや大物狙いのライトゲーム |
| エギング(アオリイカ) | 標準番手の操作性に加え、ハイギアモデルならライン回収が速く手返しが良い。 | 0.6号~0.8号 | 秋の数釣り~春の大型狙い |

汎用性が光る!フレッシュウォーターとソルト域のターゲット
2500番が「優等生」と呼ばれるのは、特定のソルトライトゲームに特化しているからだけではありません。
ラインの巻き方やギア比を変えるだけで、淡水域(フレッシュウォーター)でのバス釣りから、オフショアのライトゲームまで、その対応範囲は大きく広がります。
「まずは1台で色々な釣りを試したい」というアングラーにとって、これほど頼りになる番手はありません。ここでは、2500番のラインストック量とパワーが活きる、その他のターゲットを見ていきましょう。
バス釣り(パワーフィネス):PEラインを活かしたカバー攻略
淡水域、特にバス釣りにおける2500番の需要は、近年流行の「パワーフィネス」戦略で再燃しています。
PEライン0.8号〜2.0号(カバーの濃さにより太さは異なる)を使用し、カバー(障害物)周りに潜むバスを狙う際、2500番のラインストック量と突っ込みに堪えるドラグ性能が不可欠です。
繊細なアプローチと強引なファイトを両立できる、バス釣りにおけるスピニングタックルの標準番手です。
リバーシーバス・チニング:ストラクチャー周りで強さを発揮
運河や小河川のシーバス狙い、護岸や消波ブロック帯でのチヌ狙いは、遠投性能よりも手返しの良さとストラクチャー周りでの強さが求められます。
2500番は、3000番よりも軽量で長時間のキャスト&リトリーブに有利。PEライン0.8〜1.0号を使い、チヌの鋭い引き込みやシーバスのエラ洗いに耐える安定した巻き上げと耐久性を提供します。
タイラバ:ライトなオフショアゲーム
オフショア(沖釣り)のライトゲームでも2500番のスピニングリールの出番は多々あります。
特にタイラバ(一つテンヤ含む)では、PEライン0.6号〜1.0号を使い、水深30〜50m程度の比較的浅いエリアを狙う際に、その軽量性が大きなメリットになります。
繊細な巻き上げや微妙なバイトを捉える感度において、重い番手よりも優位な操作性を発揮します。
| ターゲット | 2500番を選ぶメリット | 使用するPEラインの目安 | 最適な時期/環境 |
| バス釣り (パワーフィネス) | 強いドラグとラインストック量で、カバー周りの大型バスを強引に引き出す。 | 0.8号~2.0号 (カバーの濃さによる) | 障害物(カバー)周辺の攻略 |
| リバーシーバス チニング | 3000番より軽量で手返しが良い。ストラクチャー周りでのファイトに耐える耐久性。 | 0.8号~1.0号 | 運河や河口域、手返し重視の釣り |
| タイラバ (ライトオフショア) | オフショアでの軽量性と感度。長時間の巻き上げや微細なバイトを捉えるのに貢献。 | 0.6号~1.0号 | 水深50m程度のライトなオフショアゲーム |

PEラインの疑問を解消!対象魚別ラインセッティングと選び方
2500番スピニングリールでルアー釣りの汎用性を高めるには、PEラインの活用が不可欠です。PEラインの高い感度と飛距離は、ライトゲームからバス釣りまで、幅広い釣りの可能性を広げてくれます。
しかし、「どのターゲットに何号のPEラインを巻けばいいのか?」「PEラインを使う時のリーダーの号数は?」といった疑問を抱く方も多いでしょう。
ここでは、前セクションで触れた主要ターゲットに合わせたPEラインとリーダーの最適セッティングを解説し、あなたの釣りを次のレベルへ引き上げます。
【早見表】ターゲット別PEライン・リーダーの最適セッティング
2500番のスピニングリールは、細いPEラインから太いPEラインまで幅広く対応できますが、適切な号数を選ばなければ、本来の性能や釣りの快適性を損ないます。まずは、2500番で狙う主要ターゲットに合わせた、PEラインとショックリーダーの推奨セッティングを一覧で確認しましょう。
| ターゲット | 推奨PEライン(号) | 推奨ショックリーダー | リーダー号数の選定基準 |
| ライトロックフィッシュ | 0.8号〜0.8号 | 3号〜4号 | 根ズレ対策を最優先。太めの設定が基本。 |
| メバル・アジ | 0.3号〜0.6号 | 1号〜2号 | 飛距離と感度を最優先。極細PEとのバランス優先 |
| エギング(アオリイカ) | 0.6号〜0.8号 | 2号〜3号 | シャクリ時の衝撃吸収と藻場攻略対策。 |
| バス釣り (パワーフィネス) | 0.8号~2.0号 (カバーの濃さによる) | 3号〜5号 | カバー周りの根ズレに耐える強度。 |
| リバーシーバス チニング | 0.8号〜1.0号 | 3号〜5号 | ストラクチャーが多い場所での根ズレ対策優先。 |
| タイラバ (ライトオフショア) | 0.6号〜1.0号 | 2号〜4号 | 水深と潮流を考慮し、太過ぎない設定。 |
シャロースプール(S)とノーマルスプールのPEライン適正
2500番モデルには、シャロースプール(S表記)とノーマルスプールがラインナップされます。
PEラインを使用する際、このスプール形状の違いを理解していないと、下巻きの手間やライン放出性能に影響が出ます。これから楽しみたい、或いはよく行かれる釣りのメインラインに合わせて、最適なスプール形状を選びましょう。
PEラインのライトゲームに最適なシャロースプール(S)
シャロースプールは、細いPEライン(特に0.6号~0.8号)をメインで使うライトゲームの特化型です。溝が浅いため、細いラインでも下巻きをほとんどせず、リール全体の軽量化にもつながります。
また、スプールエッジにラインが引っ掛かりにくく、ラインの放出性能が高まるため、細いラインでのキャスト飛距離を最大限に引き出せるメリットがあります。
汎用性の高いノーマルスプールのメリット
ノーマルスプールは、太めのPEライン(0.8号〜1.5号)や、フロロカーボン・ナイロンをメインラインで巻きたい汎用アングラーにおすすめです。
PEラインを使う場合、シャロースプールよりもスプール溝が深いため下巻きが必要になりますが、その分、不意の大型魚にラインを多く出されても安心感があります。また、1台で複数の釣種をこなしたい場合に適しています。

ハイギア(H)とノーマルギア(N)のPEライン操作性の違い
PEラインは伸張性が低く(ほとんど伸びない)、ルアーの動きや魚のバイトがダイレクトに伝わる反面、ラインスラック(たるみ)の処理が遅れるとアタリを逃しやすくなります。このPEラインの特性を活かす上で、ギア比の選択は重要です。
ハイギア(H・X):手返しの速さとラインメンディング(コントロール)に優れる
ハイギア(H)以上のギア比は、ハンドル一回転あたりの巻き取り量が多く、ラインスラック回収等のラインメンディングが速いのが最大の利点です。
PEラインを使うエギングや、ヒット後に根から魚を剥がす必要のあるライトロック、ルアーを早く回収して手返しを上げたいシーバス釣りなどで、優位性を発揮します。
ノーマルギア(N):スローな誘いと巻き感度重視の釣りに
ノーマルギア(N)は、巻き取り量が少ない分、ハイギアよりもトルクがあり安定した軽い巻き心地が得られます。PEラインを使う際、安定した速度の巻き上げでじっくり見せて誘うタイラバや、細いPEラインの繊細な巻き感度を最大限に引き出したいメバリングなどのライトゲームで真価を発揮します。

【実釣で選ぶ】2500番スピニングリールおすすめ20選
ここまで、2500番のスピニングリールが「ライトなルアー釣り」でなぜ最適なのか、そしてPEラインを使う上でのポイントを解説してきました。実際に釣果を上げるには、ご自身の予算と釣りのスタイルに合わせた信頼できる相棒を見つけることが重要です。
2500番はリールメーカーの技術が集中する激戦区。耐久性、自重、搭載技術によって価格帯が大きく異なります。ここでは、エントリークラス、ミドルグレード、ハイスペックモデルの3つの価格帯に分け、特におすすめの20機種を厳選してご紹介します。
🔰まずはここから!エントリークラスのおすすめモデル
エントリークラスは、「まずはこの1台で色々な釣りに挑戦してみたい」という初心者の方や、「高性能なサブ機が欲しい」という経験者の方に最適です。
近年着実に進化しているエントリーモデルは、1万円前後でありながら、上位機種から受け継いだ剛性や、PEラインを快適に使用できるスプール設計など、基本性能が非常に高いのが特徴です。
【ダイワ】フリームス LT2500
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | 2500番のみ |
| ②紹介番手本体重量 | 200g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:250m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | ATD |
エントリークラスの常識を覆す、ダイワLTコンセプトの性能を凝縮したバーサタイル(万能)モデルです。最新のエアドライブデザインこそ未搭載ですが、軽量ながら高い剛性を誇るアルミボディと、回転抵抗を減らすタフデジギアを搭載し、この価格帯ではトップクラスの基本性能を実現しています。
ノーマルギア(N)の2500番は、ソルトのライトゲームから淡水のバス釣りまで、多方面で「ライトな釣り」を網羅できる究極の万能機。特に、初めてPEラインでのライトロックフィッシュやエギングに挑戦するアングラーにとって、十分なラインキャパと安心感のある巻き上げパワーを提供してくれます。
まずはこの一台で、あらゆる釣りの楽しさを体験してください。
【ダイワ】レブロス LT2500S-XH
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | D、DH(ダブルハンドル) |
| ②紹介番手本体重量 | 210g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | ATD TYPE-L |
2024年にフルモデルチェンジを果たしたレブロスは、上位機種にのみ搭載されていたエアドライブデザインをエントリークラスに初めて採用しました。これにより、驚異的な軽量化(205g)と、ストレスフリーな回転性能を獲得。
搭載されたシャロースプール(S)とエクストラハイギア(XH)は、アジング・メバリングでの遠投や、バスフィッシングでの手返しの速さに直結します。また、ドラグにはATD TYPE-Lを採用し、極細PEライン使用時でも魚の引きに滑らかに追従。
さらに、2500番には太糸対応のディープスプールやエギング用のダブルハンドルモデルも用意されており、初めてのPEラインゲームを極めたいアングラーに最適なエントリーモデルです。
【シマノ】アルテグラ C2500SHG
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | ノーマルスプール・ノーマルボディー |
| ②紹介番手本体重量 | 180g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | フェルトワッシャー |
シマノの最高峰「ステラ」の系譜を継ぐコアソリッドシリーズの末弟であり、ルアーマンの「登竜門」的高コスパモデルです。2025年のモデルチェンジにより、最新の回転性能と圧倒的な耐久性を獲得。価格帯的にも折り合いが付きやすく、上位モデル譲りのテクノロジーが惜しみなく投入されています。
このC2500SHGは、ワンサイズ小さいボディに2500番スプールを搭載したコンパクトハイギア仕様。PEライン0.6号〜0.8号でのメバリングやエギング、バス釣りでの巻物系ルアーで手返しを重視した釣りに最適です。
操作感の向上に貢献する、インフィニティクロスとインフィニティドライブで価格以上の所有感も獲得。幅広い釣りで汎用性も高めるバーサタイルモデルです。
【シマノ】ミラベル 2500S
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | ノーマルスプール |
| ②紹介番手本体重量 | 205g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | フェルトワッシャー |
「軽さの系譜」を継ぐ、エントリーモデルの決定版。 上位モデルヴァンキッシュの系譜であるMGL(マグナムライトローター)を採用し、CI4+素材による軽量化と高剛性を両立しています。自重205gと軽快な操作性に加え、ノイズを徹底排除するサイレントドライブを搭載することで、回転性能と静粛性が大幅に向上。
2500S(シャロースプール・ノーマルギア)の組み合わせは、巻きの釣り、特に繊細なPEラインを使ったメバリングやアジングにおいて、絶大なアドバンテージを発揮します。
キャスト、リーリング、ロッドワーク。あらゆるシーンで軽量化の恩恵がもたらされ、ルアー操作への集中力を高めてくれる一台です。
【オクマ】ITX CB PLUS ICP-2500SHA
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | ノーマルスプールボディーのみ |
| ②紹介番手本体重量 | 223g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | マルチディスクドラグシステム |
台湾の有力メーカー・オクマが放つITX CB PLUSは、コアなアングラーからの注目度が高まる高性能エントリモデルです。この価格帯でありながら、超軽量なC-40Xカーボンローターをはじめ、オクマ独自の技術が各パーツに凝縮されており、日本の主要メーカーに引けを取らない高い基本性能を誇ります。
最大の魅力は、スペアスプールが標準で付属すること。これにより、太さの異なるPEライン(例:ライトゲーム用の0.6号とシーバス用の0.8号)を使い分けるラインチェンジが容易になり、2500番の汎用性を最大限に引き出せます。
ハイギア(HA)仕様で手返しも良く、最初の1台として強くおすすめできます。
【アブガルシア】REVO ALX THETA 2500S
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | M(ミディアムディープスプール) |
| ②紹介番手本体重量 | 215g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | カーボンマトリックスワッシャードラグ |
ノイズレスな巻き感とカチッとした操作性が特徴のREVO ALX THETAは、軽量でありながら高い剛性を誇るデュラメタルワンピースボディを採用。これにより、リール全体がしっかりまとまり、フリクションフリーによるノイズレスで滑らかな巻き心地を高次元に実現しています。
2500S(シャロースプール・ノーマルギア)の組み合わせは、巻きの軽さと感度を最大限に引き出す設計です。PEラインを使ったバス釣りでのデッドスローな誘いや、アジング・メバリングでの繊細な巻き感度を要求される釣りに最適。
このハイレベルな操作性により、上位機種に引けを取らないアドバンテージを獲得できます。
【アブガルシア】ロキサーニ SP 2500SH
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | シャロースプールのみ |
| ②紹介番手本体重量 | 210g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | カーボンマトリックスワッシャードラグ(2way) |
2024年に待望のフルリニューアルを果たしたロキサーニは、上位機種ZENONの遺伝子を受け継ぎ、大幅な軽量化(210g)も実現しました。
手の届きやすい高コスパモデルでありながら、大口径ドライブギアを封じ込める左右非対称ボディを採用。これにより、良好なリトリーブバランスと高い剛性を両立しています。
最大の魅力は、主要なベアリングにSalt ShieldベアリングとHPCRベアリングを採用している点。これにより、ソルトエリアでの耐久性が飛躍的に向上し、PEラインを使ったライトロック、エギング、そしてリバーシーバスまで、淡水域だけでなく幅広いフィールドでのライトなルアー釣りをサポートします。
🔥 性能と価格のバランス最強!ミドルグレードのおすすめモデル
予算を1万5千円~3万円程度まで引き上げると、軽さ(自重)や巻き心地が飛躍的に向上し、実釣における快適性が大きく変わります。このミドルグレードは、最もコストパフォーマンスが高い価格帯と言えます。
特にPEラインでの感度や、ハイギアモデルの回収効率が求められる、エギングやライトロック、バスフィッシングをメインで楽しむアングラーにおすすめです。
【ダイワ】カルディア FC LT2500S-H
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | ノーマルスプール |
| ②紹介番手本体重量 | 170g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | ATD TOUGH(タフ) |
高コスパクラスの基準機が、2025年に全面刷新を遂げてミドルクラスに格上げ。このカルディアには、上位機種から受け継いだエアドライブデザインと、高い剛性を誇るモノコックボディが漏れなく搭載され、そのポテンシャルは一気にハイスペック機に肉薄します。
特筆すべきは、FC(フィネスカスタム)仕様による175gという驚異的な軽さ。この小型ボディは、PEラインを使ったメバリングやライトロックにおいて、ルアーの動きや魚の微細なバイトをより鮮明に伝えます。
ハイギア(H)モデルのため、エギングでの手返しや、ラインスラックの処理も快適。繊細なタッチの釣りを追求するアングラーの感性を、格段にブラッシュアップしてくれる一台です。
【ダイワ】レグザ LT2500
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | S(シャロースプール) |
| ②紹介番手本体重量 | 220g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:250m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | ATD TOUGH(タフ) |
「タフさ」と「軽快さ」を両立した、ダイワの堅牢派モデル。 歴代モデルから受け継ぐ高強度アルミボディはそのままに、23年モデルではエアドライブデザインを搭載。これにより、回転の慣性が低減され、アルミボディの堅牢さと軽快な巻き心地という一見相反する要素を見事に両立しました。
ノーマルスプールのラインキャパは、PEラインの太糸セッティングにも対応し、ライトロックやリバーシーバスでの強引なファイトに安心感をもたらします。
より繊細な感度を追求するなら、シャロースプール(S)モデルも選択可能。この耐久性と汎用性の高さこそが、レグザがミドルクラスで絶大な人気を誇る理由です。
【シマノ】ストラディック 2500SHG
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | Cサイズ(コンパクトボディー) |
| ②紹介番手本体重量 | 220g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | デュラクロスワッシャードラグ |
シマノのミドルグレードを牽引する、コアソリッドシリーズのストラディックは、上位機種に匹敵する高剛性かつタフな巻き心地が最大の魅力。特に負荷がかかるライトロックやチニングといったパワーファイトを伴う釣りに絶大な安心感をもたらします。
搭載されたデュラクロス製ワッシャードラグは、応答性能と耐久性を格段に向上させ、不意の大物相手でも熱ダレを抑えながらスムーズにラインを放出し、キャッチ率を高めます。
2500SHG(シャロースプール・ハイギア)は、PEラインを使った手返しの良い釣りを可能にし、巻きの強さとドラグの信頼性を求めるアングラーにとって、価格以上の価値を提供する一台です。
【シマノ】ヴァンフォード 2500SHG
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | Cサイズ(コンパクトボディー) |
| ②紹介番手本体重量 | 175g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | デュラクロスワッシャードラグ |
ヴァンキッシュの系譜を受け継ぐMGL(マグナムライト)シリーズの中軸として、ヴァンフォードはルアーフィッシング専用機としてシマノ最新テクノロジーを凝縮。主要部に軽量カーボン素材CI4+を採用することで、わずか175gという驚異的な軽さを実現しました。
この軽量ボディがもたらすのは、ロッドワークの軽快さと、低慣性モーメントによる巻き出しの繊細さ。ハイギア(HG)による素早いライン回収と相まって、PEラインを使ったバスフィッシングや、手返しが重要なエギング、そして繊細なフィネスな釣りに極めて高い適性を発揮します。多くのルアーアングラーの支持を集める、ミドルクラスの傑作機です。
【オクマ】ITX CB ICB-2500HA
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | シャロースプール、ノーマルボディーのみ |
| ②紹介番手本体重量 | 224g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:500m(下巻きナシ) |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | マルチディスクドラグシステム |
軽量化と高剛性を両立したC-40Xカーボンボディ&ローターを核に、ミドルクラスでは異例のタフネスを実現したITX CBシリーズ。特に、巻き感を高めるカーボンハンドルアームと、高精度のギアシステムが、過酷な状況下でも安定した巻き上げを可能にします。
2500HA(ハイギア)モデルは、世界各地のゲームフィッシュに対抗できる確かな剛性力を備えており、PEラインを使ったリバーシーバスやライトロックフィッシュなど、パワーファイトが求められる釣りに最適。
ブラックを基調にゴールドを配した精悍なスプールデザインも所有感を満たし、本格派アングラーのニーズに応える一台です。
【テイルウォーク】デュライズ 2500S HGX
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | シャロースプール、ノーマルボディーのみ |
| ②紹介番手本体重量 | 205g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | キープレンジドラグシステム (フエルトワッシャー) |
タフネスを追求し、剛性パーツを要所に採用するデュライズは、性能を妥協しないテイルウォークのこだわりが詰まったモデルです。ドライブギア、リールの背骨であるメインシャフト、そして55mmのハンドルアームに超々ジュラルミン製パーツを惜しみなく採用。これにより、この価格帯では稀有な強靭な剛性と耐久性を獲得しています。
2500S HGX(シャロースプール・ハイギア)は、PEラインを使ったフィネスな釣りとパワーファイトの両立を追求。ファット形状のEVAノブは、濡れた手でも高いグリップ力を発揮し、ライトロックやエギングでの強い巻き上げをサポートします。長期間のハードな使用にも屈しない、高信頼・高耐久な一台です。
🚀 極限の軽さと耐久性!ハイスペックモデルのおすすめモデル
性能に一切妥協せず、最高のフィーリングを求めるなら、ハイスペックモデルが唯一の選択肢です。この価格帯のリールは、「軽量化による究極の感度」と「酷使に耐える剛性・耐久性」という、相反する要素を最高水準で両立させています。
特に、長時間の釣りや、一瞬のバイトを逃さない繊細なPEライン操作が求められるアングラーは、その圧倒的な軽快さと巻きの滑らかさに感動するはずです。
【ダイワ】EXIST PC LT2500-H
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | PC(パワーカスタム) SF(スーパーフィネス) DH(ダブルハンドル) |
| ②紹介番手本体重量 | 175g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:250m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | ATD TYPE-L |
「極限の軽さ、究極の強さ」ダイワ汎用スピニングリールの最高峰。 PC(パワーカスタム)仕様のLT2500-Hは、2500番の軽量感に1サイズ上の堅牢ボディを組み合わせたパワー特化モデルです。最新のエアドライブデザインなど確たるテクノロジーが凝縮されており、その回転性能は圧倒的です。
このチューニングは、PEラインを使ったリバーシーバスやチニングなど、ストラクチャー周りで強引なファイトが求められる釣りに最適。ハイギア(H)による速い回収と相まって、不意な一発の大型魚にも高次元で対応。
オリジナルモデルに加え、極限の軽量を追求したSF(スーパーフィネス)仕様もラインナップされ、すべてのアングラーを満足させる最高のパフォーマンスを提供します。
【ダイワ】エアリティ PC LT2500-H
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | PC(パワーカスタム) ST(センシティブチューン) SF(スーパーフィネス) DH(ダブルハンドル) |
| ②紹介番手本体重量 | 165g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:250m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | ATD TYPE-L |
ダイワ史上、圧倒的な軽量化を実現したエアリティは、このPC LT2500-Hで最軽量クラスに位置する165gを達成。シマノのヴァンキッシュと並ぶ、究極のライトウェイトスピニングリールです。
軽さに加え、PC(パワーカスタム)仕様と最新のエアドライブデザインが、剛性と耐久性を両立。軽快な巻き心地(感度)と不意の大物にも負けないパワーという相反する特性を融合させました。
PEラインを使った長時間のメバリング・アジングや、ライトロックで一瞬のバイトを捉えつつ強引に巻き上げたいシーンに最適です。他にも極限のフィネスモデルなど、豊富なラインナップから最適な一台を選べます。
【ダイワ】ルビアス LT2500S
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | PC(パワーカスタム) ST(センシティブチューン) SF(スーパーフィネス) DH(ダブルハンドル) |
| ②紹介番手本体重量 | 150g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | ATD TOUGH(タフ) |
2024年モデルのルビアスは、歴代モデルの系譜を受け継ぎながら、軽量かつ高剛性のカーボン素材「ZAION」を外装に採用することで、ダイワ最軽量の軽さ(150g)を達成。これにより、相反する要素である「軽さ(感度)」と「強さ(耐久性)」を高次元で融合させています。
2500S(シャロースプール・ノーマルギア)は、まさにバーサタイルにリールを活かしたいアングラーにとって最高の選択肢。軽量性を活かしたPEラインでのメバリング・アジングから、バス釣りやエギングまで、繊細な操作と汎用性が求められるあらゆる「ライトなルアー釣り」で、その真価を発揮します。
新しく加わったSF(スーパーフィネス)仕様と並び、ライトゲーム領域で絶対的な人気を誇る一台です。
【シマノ】ステラ 2500SHG
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | Cサイズ(コンパクトボディー) |
| ②紹介番手本体重量 | 205g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | デュラクロスワッシャードラグ |
シマノの歴史と技術を結集した、汎用スピニングリールの最高峰。その対抗馬はダイワのイグジストのみという、まさに頂点に君臨するモデルです。
2500SHGの真価は、PEラインを使った繊細な釣りで発揮されます。新形状のロングストロークAR-Cスプールと、独自のスーパースローオシュレーティングシステムを組み合わせることで、軽量ルアーや極細PEラインのキャスト飛距離を極限まで増長します。
さらに、最高レベルのギア剛性と耐久性は、長期間にわたり究極の巻き心地を維持。ライトゲームからエギングまで、妥協なき性能を求めるアングラーの永遠の憧れです。
【シマノ】ツインパワー 2500SHG
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | Cサイズ(コンパクトボディー) |
| ②紹介番手本体重量 | 210g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | デュラクロスワッシャードラグ |
ステラをも凌ぐ剛性、そして質実剛健が継承されるハイスペック仕様で、 シマノフリークが熱狂的に支持するツインパワーは、耐久性と強さに一切の妥協をしない「タフネス」の代名詞です。この2500SHGは、ハイギアによる手返しの良さに加え、HAGANEボディによる鉄壁の剛性を誇ります。
今作では、ファン待望のスーパースローオシュレート(インフィニティループ)を搭載。これにより、PEラインを使った軽量ルアーのキャスト時、飛距離と爽快感が圧倒的に向上しました。
耐久性、強さ、そしてキャストフィールが融合したことで、ライトロック、エギング、バス釣りなど、どんなルアー釣りにも適応する、シマノ随一の万能ハイスペック機として完成されています。
【シマノ】ヴァンキッシュ C2500S
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | ノーマルボディー |
| ②紹介番手本体重量 | 150g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | デュラクロスワッシャードラグ |
感度、軽さ、異次元のレスポンスで、 シマノMGL(マグナムライト)シリーズの最高峰に君臨するヴァンキッシュは、自重わずか150gという超軽量ボディがもたらす巻きの軽快感と低慣性モーメントが最大の特長です。
価格や操作性において、ステラをも凌ぐ人気を獲得しています。
2500Sは、ノーマルギアとシャロースプールを組み合わせたライトゲーム特化仕様。その真骨頂は、巻きの中で微細なバイトを察知する異次元の感度にあります。
PEラインを駆使したメバリング・アジングや、低水温期のシビアなライトロックなど、ショートバイトを確実に拾い上げなければならない釣りに、最高の武器となります。
【アブガルシア】ZENON 2500SH
| ①その他スプール及びサイズ型式ラインナップ | M(ミドルシャロースプール) |
| ②紹介番手本体重量 | 148g |
| ③紹介番手ラインストック量 | PE0.6号:200m |
| ④ドラグ仕様(構造・搭載ワッシャー等) | カーボンマトリックスワッシャードラグ |
アブガルシアの技術を結集したZENONは、余分なパーツを徹底的に削ぎ落とし、自重148gというクラス最軽量レベルを達成。特筆すべきは、軽さと相反する剛性を落とさないフルメタルのギアボックスを採用している点です。
最大の特徴は、リトリーブ時の軸心のズレを防ぐ左右非対称ボディ。これにより、リトリーブバランスが向上し、PEライン特有の繊細な巻き感をさらに際立たせます。
ハイギア(SH)による素早いライン回収と相まって、バスフィッシングやエギング、そしてライトロックなど、操作性と感度が重要となるルアーゲームで、圧倒的なアドバンテージを発揮します。
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失敗しないための2500番スピニングリールの選び方:スペックと実用性
2500番のおすすめモデルを多数ご紹介しましたが、「自分の釣りに最適な一台はどれか?」という疑問を解消するためには、リールのスペックの見極めが不可欠です。
2500番のスピニングリールは汎用性が高いからこそ、メーカーによって「軽さ重視」「パワー重視」といった設計思想が異なります。ここでは、実釣の快適性に直結する重要なスペックに焦点を当て、特に迷いやすいCサイズ/FCモデルの選び方や、実用的な機能について徹底解説します。
Cサイズ/FCモデル vs 標準2500番:選ぶべきは「軽量性」か「剛性」か
2500番のリールには、「C2500」や「FC(フィネスカスタム)」といったワンサイズ小さい小型ボディ(Cサイズ)を採用したモデル、標準(ノーマル)ボディ、パワーアップを施したPCモデルが存在します。
どれを選ぶかは、あなたが求める「快適性」が「徹底的な軽さ(感度)」にあるのか、「不意の大物に対応できるパワー(剛性)」にあるのかで決まります。
Cサイズ/FCモデルが最適な釣り(軽量ロッド、感度重視の釣り)
Cサイズ(シマノ)やFC(ダイワ)モデルは、ボディが小さく、リール全体の自重が劇的に軽量化されています。これにより、特にPEラインを使ったフィネスな釣りにおいて、圧倒的な感度と操作性の向上というメリットが得られます。
長時間ロッドを振り続ける釣りや、メバリング・アジングのように軽量なルアーの動きや微細なショートバイトを捉えたい場合に最適です。
標準2500番やPC仕様が最適な釣り(リールの強さと高い耐久性が求められる釣り)
標準(ノーマル)ボディやPC(パワーカスタム)仕様の2500番は、Cサイズ/FCモデルと比べて自重が重くなる傾向がありますが、その分、内部のドライブギアの大径化や、それを支持するパーツの剛性が高いのが特徴です。
これは、ライトロックフィッシュやリバーシーバス、またはタイラバのように、不意の大物とのやり取りが想定される釣りに不可欠です。また、ギアやベアリングにかかる負荷に強く、高い耐久性が求められる釣種や、1台を長く愛用したいアングラーにもこちらが適しています。

ハンドル形状(シングル/ダブル)と巻き心地の拘り
特に2500番のスピニングリールでは、シングルハンドル(S)とダブルハンドル(DH)の2種類のモデルがあります。どちらを選ぶかは、巻きの感度や安定性、手返しに大きく影響します。
シングルハンドル:感度とパワー伝達を重視
シングルハンドルは、シンプルな構造のため、リール全体の軽量化に貢献します。また、リトリーブ時にハンドルを握る位置が中心軸に近いことから、微細な巻きの変化や水中の情報を手のひらに伝えやすいという感度の面で大きなメリットがあります。
強引なファイト時にもパワーを逃さず伝えやすいため、パワーフィネスやオフショアのタイラバなど、操作性とパワーを両立したい釣りに向いています。
ダブルハンドル:巻きの安定性と手返しの良さ
ダブルハンドルは、ハンドルが常に水平位置に戻りやすく、巻きのブレが少ないため、リトリーブ時の巻き速度を一定に保ちやすいのが特徴です。
また、ノブを掴みやすいため、ヒット後の手返しの良さにも優れます。更にはエギングのように、ハンドル自重による惰性回転を抑えたい(安定した挙動)釣りで支持を集めます。ただし、シングルに比べて重量は増します。

🌍汎用性の高さが魅力!2500番リールの位置付けと特徴
2500番のスピニングリールは、さまざまなルアーフィッシングに対応できる守備範囲の広さこそが最大の魅力です。ここまで解説してきたように、PEラインの太さを変え、ギア比やボディサイズを選ぶだけで、海から川まであらゆるターゲットをカバーできます。
スピニングリールの進化が加速する中でも、2500番が長年「標準」としてラインナップし続けるのは、そのバランスの良さと汎用性の高さに尽きます。ここでは、2500番リールの根源的な特徴と、他の番手にはない強みを解説します。
2500番はなぜ「標準」なのか?他の番手との比較
2500番の性能を理解するには、よく比較される2000番や3000番と比較するのが最も効果的です。2500番は、軽量性とパワーの面で、両者の「いいとこ取り」をした、まさに黄金比の番手と言えます。
2000番との違い:パワーとラインキャパシティの優位性
2000番のスピニングリールは、究極の軽量性と繊細な感度を追求する、メバリングやアジング、トラウト狙いに特化した番手です。一方、2500番は2000番と比べて重量が増すものの、ギアサイズやボディの剛性が高いため、巻き上げパワーと耐久性に優れます。
また、ラインスプールのキャパシティも豊富なので、不意の大物や遠投を必要とする釣りに対応できる安心感が段違いです。
3000番との違い:軽快な操作性とキャストのしやすさ
3000番のスピニングリールは、ライトショアジギングやシーバスなど、より大型メインターゲットを意識したパワー重視の番手です。それに対し、2500番は3000番よりも自重が軽くコンパクトなため、長時間の釣りにおける疲労が少ないというメリットがあります。
また、軽いルアーでもキャストしやすく、繊細なロッド操作を妨げません。ライトなルアー釣りにおいて、「軽快さ」を求めるなら2500番が最適です。
🎣 迷ったらチェック!2500番の前後の番手情報はこちら
2500番と迷うことが多い2000番や3000番の番手情報もチェックしておけば、あなたの釣りのスタイルに最適なリールが必ず見つかります。より軽量なフィネスな釣りを追求したい方、またはよりパワーのある釣りをメインとしたい方は、こちらの記事も参考にしてください。



2500番がPEライン時代にさらに選ばれる理由
近年のルアーフィッシングでは、細くても強度があるPEラインが主流です。昨今の高強度PEラインの普及により、2500番の汎用性はさらに高まりました。
PEライン0.6号〜1.5号まで対応できるスプール設計
2500番のスピニングリールは、PEラインの0.6号から1.5号まで、幅広い号数に対応できるスプール容量を持っています。これにより、細いPEライン(0.6号)を使って繊細なアジングをしたり、太いPEライン(1.0号以上)を使ってパワーフィネスやライトロックに挑戦したりと、ラインを巻き替えるだけで釣りの種類を自在に変えることが可能です。
汎用性がもたらす「経済的なメリット」と「初期投資の回収」
「汎用性の高さ」は、実釣性能だけでなく経済的なメリットも生みます。
2500番なら、複数の専用リールを用意するよりも初期投資を抑えられ、ラインや予備スプールといった消耗品の管理も容易です。初めてルアー釣りを始める方や、様々な釣りにチャレンジしたいアングラーにとって、この「一台で何でもできる」という点が、最大の強みとなります。
本記事のまとめ
本記事では、ライトなルアー釣りに最適な2500番汎用スピニングリールのおすすめモデルと、その選び方を徹底解説しました。
2500番の最大の魅力は、PEライン0.3号の繊細さから1.5号のパワーまでをカバーできる圧倒的な汎用性の高さにあります。特にライトロック、エギング、アジングといったソルトゲームだけでなく、バス釣りやタイラバまで、幅広いターゲットに対応可能です。
剛性重視の標準モデル、軽量感重視のCサイズ/FCモデル、ハイギア、ノーマルギアといった豊富な選択肢があるからこそ、あなたの釣りのスタイルに合わせた「最高の1台」が必ず見つかります。
まずはこの万能番手から、PEラインを使った快適で戦略的なルアーフィッシングを始めてみてください。あなたの釣り人生を大きくサポートしてくれるはずです。
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ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
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