ネイティブトラウトを釣るための手法で、近年最もポピュラーで人気の高い釣り方がルアーフィッシングです。自然豊かな渓流域で、時を忘れて優雅にロッドを振りながら、ネイティブトラウトが潜んでいるであろうお好みのポイントを撃って行くルアー釣りは、近年幅広い層の人気を集めています。
ルアーでネイティブトラウトを狙っていく時に、避けて通れないのがトラウトに直接コンタクトしていくルアーの選び方です。形状や重さ・大きさなど、種類も多岐に渡ってラインナップされるトラウト用のルアーの中から、確実に釣れるであろうルアーをピックアップするのは一定の経験値を伴います。特に初めてネイティブトラウト釣りにチャレンジされる方や、経験が浅い方であれば悩んでしまわれることでしょう。
今回北の住人では、ネイティブトラウト用ルアーの種類とその特徴、渓流の規模やフィッシングスタイルに合わせたルアーの選び方の解説に加え、釣果実績を伴った、おすすめのネイティブトラウト用ルアーを20選ご紹介して参ります。
是非最後までご覧いただき、ご自身が自信を持ってチョイスされた厳選ルアーで念願の一尾をキャッチされ、更には釣果倍増しながら、自然渓流での釣りを大いに楽しんで頂ければ幸いです。
ネイティブトラウトを釣るために準備したいルアーの種類と特徴
ここでは、自然渓流でメインになる4種類のネイティブトラウト用ルアーについて解説して参ります。ルアーの主な特徴や使い方について、しっかりとマスターしていきましょう。
スプーン:渓流域のネイティブトラウト釣りでは万能
・名称の如く、スプーンのさじの部分を模した金属系のルアーで、渓流域のトラウト釣りでは最も万能な形状のルアーです。狙う魚のサイズに合わせて、サイズも幅広い設定になります。
・上下の湾曲面で水流を受けることで、自然発生的にウォブリング(波うち)が起こり、タダ巻きでのアクション性も高くなります。
・フォール性能も高く、トレースしたいレンジのコントロールを合わせやすい仕様です。
スピナー:ビギナーや初心者の方でも簡単操作が可能
・リトリーブでブレードが回転し、フラッシング効果で小魚の群れを演出します。アピール効果も高くなり、ビギナーの方にも扱いやすいトラウトルアーです。
・流れの緩やかな渕などの深場でアクション性を発揮します。流れの中でもリトリーブ可能ですが、流れのスピードと方向を合わせて行く必要があります。
・サイズは小型が多く、口の大きいトラウト類が丸呑みするケースが多いルアーです。晴れている日や開けた場所で、広域にサーチしたい時に有効性を発揮します。
フローティング・シンキング ミノー:渓流用ルアーの決定版
・形状からも見て取れる、ネイティブトラウト類が捕食する小魚(ベイトフィッシュ)をイメージして作られたルアーです。ミノーについてはフローティングとシンキング・ヘビーシンキングの3種類に分類され、トレースするレンジや渓流の深さに合わせて選択していきます。
・より生命感を醸し出すように、ロッドティップ(穂先)を小刻みに動かしてトゥイッチを加えると、イレギュラーな小魚の動きを演出できます。源流から里川まで使用領域は幅広く、広範囲の攻めから的を絞った穴撃ちまで、手数を上げた攻略が可能になります。
ボトムノックスイマー:新進気鋭の渓流用プラグルアー
・テンポの早い攻略を可能にする近年人気のボトムノックスイマーは、老舗ルアーメーカーのスミスオリジナルモデルです。
・フロントにウェイトを配置し、浮力を保ったテール部とのバランスが取られ、シャクリ釣りの要領で落ち込み周辺やボサ際を縦の動きでトラウトを誘っていきます。
・底のエサをついばむ小魚を演出し、横方向の誘いに乗らず、反応が鈍いネイティブトラウトにも高確率で口を使わせられます。
以上がネイティブトラウト釣りで揃えておきたいのメインルアーになります。同型式で大きさや重さ・カラー違いも多数ラインナップされており、天候や光量・流れの強さや水深の状況に合わせて使い分けることが出来れば、ネイティブトラウトの興味を最大限引き付け、釣果も倍増してくるでしょう。
フック交換の必要性
ネイティブトラウトアングラーの間で、しばしば論争になるのがフックの種類や交換の必要性です。自然渓流の中では、フックについてはレギュレーション(決まり事)はないため、フックの選択は自由です。最初からルアーに搭載されているトレブルフックをそのまま使うのもよし、更にキャッチの精度を高めるシングルフックに交換していくのもありでしょう。
ここからは、それぞれのフックのメリット・デメリット、シチュエーションやフィールドの状況に合わせた使い方を見ていきます。チョイスしたルアーの信頼性を高める意味でも、ご自身がベストと思えるフックセッティングを施していきましょう。
各種フックのメリット
トレブルフック・シングルフック共に、魚を掛けていく上でメリットを考慮していくのは大事です。双方のフックの良いところを見極め、ネイティブトラウトのキャッチ精度を上げていきましょう。
トレブルフックのメリット
フック形状からも見て取れるように、トレブルフックはフッキングポイントが3点あるため、フッキング効率が上がります。ミノー系統であれば、フロント・リアフックで更にフッキングポイントが増し、どの方向からのチョイスであってもフックポイントが魚の方も向いているため、ショートバイトも拾えればフッキングまで持ち込める利点があります。
シングルフックのメリット
フックポイントが1点であるため、魚の口に対して貫通力が高くなります。また、シングルフックはゲイブ(フックポイントとシャンクの幅)が広くなって深さもあるため、フッキング後に暴れる魚であってもバラしにくく、キャッチ確率も上がってきます。ボトムのトレースや障害物周りの攻めでもスナッグレス(根掛かり回避)性も高くなり、自ずと手返しもアップしてルアーロストも減る傾向にあります。
各種フックのデメリット
メリットばかりを重視してフックを選んでしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまいます。対になるデメリットも考慮しながら、各種ルアーに最適なフックをチョイスし、手返しアップと釣果の確率を上げていきましょう。
シングルフックのデメリット
シングルフックのメリットと逆に考えれば答えは出てきますが、フックポイントが減るためフッキング効率は自ずと下がってきます。ルアーに対して横からチョイスしてきた場合や、下方からのチョイスをフッキングに結び付けれる確率も下がってしまう傾向にあります。
フックを取り付ける向きやアイの形状に工夫を施したり、バイトキャッチ精度の高いタックルセッティングと組み合わせてデメリットを回避していくアングラーも多数見受けられます。
トレブルフックのデメリット
トレブルフックの弱点は、魚が暴れたりラインテンションが抜けてしまうと、フックアウトしやすいところです。構造上、どうしてもゲイブが浅く狭くなってしまうために起こる現象です。これを回避するためには、サイズダウンした小型のトレブルフックに交換して丸呑みさせる手法もありますが、リリースする場合や幼魚のヒット時には魚を傷めてしまいます。
更には、細いラインを使用することが多い自然渓流釣りでは、トレブルフックでラインを拾ってしまうトラブル、いわゆるエビってしまう現象が多発する傾向にあります。上流に向かってルアーを投じるアップクロスによくある事象で、ルアーの泳ぎや流され方でラインにルアーが追いついてしまい、フロントのトレブルフックとラインが祭って(まつって)しまうトラブルです。
上記のメリット・デメリットをタックルセッティングや自然渓流での釣り経験値と照らし合わせ、ご自身がベストと思えるフックセッティングをルアーに施し、釣果効率とトラブルを抑えた、快適なネイティブトラウトのルアー釣りを楽しんでいきましょう。
ネイティブトラウト用ルアーの揃え方と注意点
ネイティブトラウト用ルアーは、各ルアーメーカーの小型設計思想が加えられ、一部のショップのネイティブモデルにはハンドメイド作品も多く見られます。自然渓流のネイティブトラウトをしっかりキャッチしていくために、ルアーの購入段階で注意しなければならない内容を紹介していきます。
同じ形状や種類だけに固執しない!
自然渓流のルアー釣り経験豊かな方であれば、一種類のルアーで様々な攻め方や、動きや泳ぎ・流れを熟知した攻略も可能になります。ですが、ビギナーの方は習熟が上がるまでは、様々なシチュエーションや渓相に合わせられるように、形状に固執しない選び方をしていきましょう。
ミノーがリアルファルムだから各サイズのミノーに拘って揃える、扱いやすいスプーンをカラー多彩に揃えるといったように、一辺倒に揃えずに各形状のルアーに分散させて揃えていきましょう。最初の内は保持する量は少なくても構いません。各形状のルアーを一個づつでもよく、フローティングとシンキングのミノー・スプーン・スピナーなど、バランスを保ってセレクトしていきましょう。そうすれば攻め方の幅も広がり、ネイティブトラウトのルアー釣り特性を理解するのも近道になります。
同じ重さなら小型モデルを優先に揃える!逆もまた然り!
自然を流れる渓流は、川幅や規模・深さによって流れの速さや水圧も様々です。ゆっくりとした静かな流れから、小規模の滝や堰堤が折り重なる起伏のある強い流れなど、多くのシチュエーションに出くわします。静かな流れであればどのレンジを引いてくるのも苦労はしませんが、流れが早くなるとルアーは浮き上がる傾向にあります。
狙いのレンジをリトリーブするためには水に噛ませて巻いてくる必要があり、大きいフォルムのルアーは流れに負けて水面を割ってしまう(飛び出してしまう)ことがあります。特に初心者の方や経験が浅い方であれば、同じサイズのルアーで悩んだら重量がある方を、同じ重さのルアーで悩んだら、より小型フォルムのモデルをチョイスしておけば、リトリーブもままならないような状態に陥ることは避けられます。
ネイティブトラウト釣り用ルアーの選び方と適したシチュエーション
前項までのネイティブトラウト用ルアーの種類と特徴、揃え方と注意点を踏まえたうえで、実際にルアーセレクトする際の基準、シチュエーションやフィールドに合わせた選び方を見ていきましょう。ルアーの種類別に説明を加えて参りますので、使い方と攻略手法もご理解されながら参考にされてみて下さい。
自然渓流や里川・山岳釣行に使用するスプーンの選び方
スプーンについては、フォルムの大きさと全体重量のバランスを合わせて行く必要があります。どちらかに偏ってバランスを崩してしまうと、水面を割って飛び出したり、ボトムをズル引きしてしまう状態に陥ります。止水のエリア(管理釣り場)と違って水圧と流れがある中で泳がせる必要がありますので、メインフィールドの水量や流速を考慮しながらセレクトしていきましょう。
スプーンの重量
狙っていく魚のサイズによっても前後しますが、自然渓流や山岳渓流用にスプーンを選ぶ場合、基本の重さは3g~5gがベストです。平均水深と川幅から想像出来る流速の中で、ミドルレンジからボトムすれすれをリトリーブ出来る重さがスプーンの効力を発揮します。
スプーンのサイズ(大きさ・全長・厚み)
スプーンを渓流で投じて行く際は、大きすぎる(長過ぎる)と浮かび上がり、薄すぎるとリトリーブバランスを崩してアピールもままなりません。フロントアイからフックアイまでの全長が30mmから40mmに納まるサイズを選び、その中で3gから5gの重量範囲に入るモデルをセレクトしておきましょう。
カラーの選び方
スプーンは、ネイティブトラウト釣りに使用するルアーの中では、アクション性が低いルアーに入ります。そのため、トゥイッチやストップ&ゴーなどの緩急を付けたアクションを加えながら、平打ちからの反射食いやフラッシングでトラウトにアピールしていく必要があります。
太陽光や木漏れ日の光を効率的に反射させられる、ゴールドやシルバーをベースにカラーリングされたカラーは是非準備頂きたいカラーです。他のルアーに興味を示さなくても、フラッシング一発でバイトを誘発させられる力を持っています。
スピナーの選び方
スピナーの構造は、フック+シンカー(ウエイト)+ブレードの組み合わせです。基本アクションはタダ巻きで、ブレード回転によるフラッシング効果で、離れたトラウトにも広範囲にアピール出来るサーチ能力の高さがポイントです。魚の溜まり場や散乱具合を目で追いながら、チャンスがあれば追わせて食わせていきましょう。
スピナーの重量
スピナーの重量域は、スプーンと同様に3g~5gの範囲でOKです。流れが弱く水深が浅い川では3g、反転流が発生するような、流れに強さと早さがある川では5gクラスのスピナーで、スローな一定のスピードで巻きながらトラウトにアピールしていきましょう。
スピナーのサイズとボリューム感
ブレードの回転が肝になるスピナーは、着水からリトリーブ開始後のブレードレスポンスの高さが釣果に直結してきます。晩春から夏場にかけて動き出す水生昆虫や幼魚の群れを模したアピール効果で魚の興味を引き付けますので、フックからブレードまでの一体的なボリューム感、つまりサイズよりもブレードの大きさを主体にした立体感に魚が寄せられるわけです。
回転のレスポンスが高いのはティアドロップ(コロラド)型のブレードです。はじめてスピナーにトライされる方はこちらがおすすめで、リトリーブ開始後からストレスなくブレードが回転し始めます。スローなタダ巻きで、ブレードがしっかり水を掴んで広範囲にアピールします。
スピナーの扱いに手慣れてきたら、ウィローリーフ型ブレードのスピナーで、流れに乗せたリトリーブでストラクチャー周辺やボトムを舐めるようにトレースしていきましょう。リトリーブコントロールに長けてくると、水流を受け流しやすいブレードがコントロールしやすくなります。
スピナーのカラー選び
スプーンと同様に、スピナーもフラッシングを活かしたアピールで寄せの効果を生み出します。オススメのブレードカラーはやはりゴールドとシルバー。そして太陽光を乱反射させられる、ダイヤカットが施工されていれば一層の効果が望めます。アクセントでホログラムやポイント装飾がプリントされていれば、ブレード回転が止まった時でもネイティブトラウトの興味を引き寄せることが出来、バイトチャンスに幅を持たせられます。
ミノーの選び方
リアルベイトを演出し、パニックアクションからナチュラルリトリーブでネイティブトラウトを魅了出来るミノー。ルアーメーカー各社に多くのモデルがラインナップされ、渓流で使用するルアーの中では最も幅広いスペックが揃っています。近年、ネイティブトラウトのルアー釣りではミノーイングが主流になる程、多くのトラウトアングラーのルアーケースに納まり、釣果を確保し大物キャッチに直結する働きを見せています。
ここでは、必ず一つは手にしておきたいミノーの選び方と特徴・攻略手法を詳しく見ていきましょう。
ミノーの重量
前項でも触れたように、渓流用ミノーは大きく分けるとフローティングとシンキングに分類されます。浅い川やトップレンジ攻略ではフローティングミノーやスローフォール、淵や川のアウトサイド・堰堤下や滝壺・落ち込み・支流との合流ポイントなどではシンキングやヘビーシンキングミノー・ファストシンキングを使い分けていきます。
トップレンジ攻略に投じて行くフローティングミノーやスローフォール仕様のミノーであれば最軽量の2~3g、ミドルレンジからボトムを主体にリトリーブするシンキングミノーは4~5g、渓流最深部や滝壺などの深場に落とせるヘビーシンキングミノーやファストシンキングミノーは5~6gの重量域をセレクトし、自然な攻略で狙いのレンジをキープさせていきましょう。
ミノーのサイズ(大きさ)
ネイティブトラウトは、ルアーを執拗に追い回し、追うスピードは速くても捕食が下手な部類の魚です。特にルアーを追いかけてきて、アングラー手前まで追ってきた際に姿を見られると、反転して元居た場所に戻ってしまいます。そのため、出来るだけ離れた場所のアタックでフッキングに持ち込めればキャッチ率も上がってきます。
渓流域では、サクラマスや大型レインボーを狙うようなサイズの大型ミノーは必要なく、一回のアタックでフッキングに持ち込める4cmサイズ、大きくても5cmクラスのミノーを使用すれば、全方向からのチョイスでもフッキングポイントを満たしてくれます。
ミノーのカラー選び
フローティング・シンキング共にカラーラインナップが充実しているのもミノーの特徴です。自然渓流でミノーを投じてネイティブトラウトを狙う場合、カラーセレクトはアングラーの好みによるところが大きくなります。地域差や水色、光の差し込み具合で多少は差が出るものの、管理人の経験上、カラーの違いによる釣果差異はほとんどないように思われます。
ミノーは泳ぎとフォルム・シルエットでトラウトにアピールしていくルアーです。その中でカラーに拘るのであれば、アングラー様ご自身が目で追える、目立ちやすく見やすいカラーをチョイスしていきましょう。ピンクベースや黄緑ラメであれば、どんな時間帯でも足元まで視認しやすく、ネイティブトラウトにも好適性な配色です。
スミス製ボトムノックスイマーの重さの選び方
ルアーメーカーのスミスにラインナップされるボトムノックスイマーは、渓流用ルアーに似つかわしくない異種独特な形状とアクション性で、リリースから手練れのトラウトアングラーに人気のプラグです。表層の流れの下に送り込み、ステイや小刻みな縦のアクションを繰り出せばトラウトが興味を抱き、横方向の誘いにスレたネイティブトラウトも思わず口を使ってしまうルアーです。
ボトムノックスイマーの重量
ボトムノックスイマーはサイズ別に、2.2g(ライト)・3.2g(Ⅱ)・4.2g・6.5gの重さがラインナップされます。ボトムノックライトとボトムノックスイマーⅡは同じボディーサイズですが、ライトは更に軽量化された2.2gのボディー重量で、スイングアクションと浅場の攻めを得意とする特性を獲得しています。
最初にチョイスするべきは扱いやすい4.2gのセンターモデル。近距離の攻めに加え、離れた位置からもお好みのポイントに撃ち込めるアキュラシーを保持していますので、どんなルアーにも反応が薄い場合は是非投じていきましょう。
ボトムノックスイマーのサイズ(大きさ)
ボディーサイズは3種類に設定されています。重量に合わせた適正サイズがあてこまれ、フロントヘビーな重量配分からテール方向の浮力をキープします。ボトムノックスイマーの主たる特徴はボトムでの倒立姿勢にあり、アクション開始の起点になるポージングを堅持します。
ボディーサイズはフィールドの深さや流速に合わせ、深場が点在する渓谷であれば41mmのサイズでピンポイントシェイク、里川やなだらかな渓流域であれば35mmサイズで上下動を織り交ぜたリトリーブを主体に、堰堤の落ち込みやボサ際・大岩の裏など要所をサーチしていきましょう。
ボトムノックスイマーのカラー選び
ボトムノックスイマーもミノーと同様、カラーについては釣果に対して大きな差は見られません。やはりこの手のプラグも、フォルムとフィールドに合わせたアクション性が釣果に結び付きます。加えて微細に発するバイブレーションが、トラウトのアタックのきっかけになるようです。
カラーラインナップは、チャート系をベースに基本の5色、サイズアップによって15色まで展開されています。カラー選びに迷われましたら、ご自身が視認しやすく、且つベイトの小魚に寄せたカラーをチョイスしていきましょう。
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ネイティブトラウト釣り用ルアー20選のご紹介
ここからは、釣果実績がより高く、全国のフィールドで人気のネイティブ用トラウトルアーを20選ご紹介して参ります。信頼性の高いロングセラーモデルから最新ラインナップモデルまで一挙ご紹介して参ります。形状別に分類し、各種テイストを織り交ぜながらご紹介して参りますので、渓流ルアーセレクトのご参考にされてみて下さい。
ネイティブトラウト釣りにおすすめのスプーン5選のご紹介
重量、大きさは個人差で選択する事をお薦めします。あまりに小さく軽量であるとキャストもままならなくなりますので、ご自身の経験値に合わせて、最小のルアーを選択する事を心掛けましょう。
①重量範囲、②カラー展開を記載していきますので、セレクトの参考にされてみて下さい。
【ダイワ】レーザーチヌークS 2022年発売
①重量範囲 | 4.5~25g |
②カラー展開 | 19色 |
長年の高実績を保つ、チヌークSのホログラムバージョン。オールレンジ対応となる持ち前の遊泳力を見せ、スリムでエッヂの効いた造形美はスナッグレス性も高く保持します。同時に知名度と人気はトラウトアングラーで知らない人は皆無な程、ネイティブ界隈ではメジャーなスプーンです。渓流・本流のネイティブ狙いには、是非ルアーケースに納めて頂きたいモデルです。
【アングラーズシステム】バックス 限定カラー 2021年発売
①重量範囲 | 3.8~12.3g |
②カラー展開 | 17色 |
肉厚で高比重、フロントワイドのウォブリング性能が多角的な攻略を可能にするスタンダードモデルのネイティブ用トラウトスプーン。限定カラーには派手目のシルエットが施され、アワビシェルが発するグラデーションが目の肥えた大型トラウトをも魅了してくれます。フォール性能も高く、オールレンジのコントロールを可能にします。
【スミス】ピュアシェルⅡ 2015年発売
①重量範囲 | 3.5g |
②カラー展開 | 12色 |
高実績モデルとして、多くのトラウトアングラーの信頼を勝ち取っているロングセラーモデルの渓流用スプーン。天然のアワビシートの妖艶な反射光は、ナチュラルな反射光と不規則なフラッシング効果を兼備し、トラウトの食い気スイッチをしっかりONさせます。カラーも12色展開と充実したラインナップを見せ、独特のウォブリングアクションと相まって、各地のフィールドで高実績を叩き出しています。
【タックルハウス】ツインクル スプーン 2013年発売
①重量範囲 | 2.0~9g |
②カラー展開 | 12色 |
強い流れに負けない泳ぎが真骨頂の渓流対応トラウト用スプーン。ボディーセンターが肉圧設計され、サイドシェイプの流線ボディーは絶妙なリトリーブバランスを獲得しています。アップからドリフト・ダウンクロスまで、トレースコースをアングラーの意のままにコントロール出来る操作性はネィティブトラウトを誘い出し、必ずや釣果に直結してきます。
【ヴァルケイン】トワイライト クロススロー 2019年発売
①重量範囲 | 5.5・6.4g |
②カラー展開 | 16色 |
ボディの厚みを増やし、喰わせの姿勢とリトリーブバランスがアップした流水域用トラウトスプーン。スプーンに必要なレンジコントロールを容易にし、強い流れをしっかり受けきるウエイトを保持しています。浮き上がらずに沈み切らず、絶妙なウォブリングは深場のサーチでも手元に存在感を伝えてくれます。多彩なシチュエーションにマッチする汎用性の高さもおすすめポイントです。
ネイティブトラウト釣りにおすすめのスピナー6選のご紹介
重量、大きさは個人差で選択する事をお薦めします。あまりに小さく軽量であるとキャストもままならなくなりますので、自分の腕に合わせて、最小のルアーを選択する事を心掛けましょう。
①重量範囲、②カラー展開を記載していきますので、セレクトの参考にされてみて下さい。
【ダイワ】シルバークリーク スピナーSS 2024年発売
①重量範囲 | 3.5~6.5g |
②カラー展開 | 8色 |
低重心のシャッドボディを採用し、リアルモチーフに加えた安定姿勢がおすすめのネイティブトラウト用スピナー。管理人も絶大な信頼をおくスピナーになり、渓流釣行時には、重さを使分けながらスピナー一辺倒の使い方をするほど食いが立つルアーです。ライントラブルも少なく、アップからダウンまで多用途の使い方が出来るバーサタイル感もおすすめポイントです。
【コーモラン】プライザー 2022年発売
①重量範囲 | 3.5g |
②カラー展開 | 10色 |
ボディーに対して長めのブレードが搭載され、貫通ワイヤーにクランクを持たせて独特の動きを醸し出す渓流用スピナー。スクリューバランスも保持され、スピナー特有のラインヨレを抑えることが可能な作りです。シンカー部にも異形のタングステンウェイトが埋め込まれ、クランクワイヤーとの合わせ技でボリューム感たっぷりなアピール効果が望めます。
【フィールドハンター】きっとヒット 2019年発売
①重量範囲 | 3.0~7g |
②カラー展開 | 20色 |
しっかりとしたリトリーブバランスでトラウトを引き付けられる、安定性抜群のネイティブ用スピナー。シンカーボディーはエッヂを利かせ、ブレードの回転と共に水噛みの良いバイブレーションを発してくれます。カラー・ウェイトのバリエーションも豊富に設定されていますので、フィールドに適したサイズとお好みのアピールカラーでトラウト釣りを堪能していきましょう。
【パームス】スピンウォークQR 2019年発売
①重量範囲 | 2.9~6.5g |
②カラー展開 | 12色 |
キャスト時に抵抗が生まれにくいインライン構造と、着水からの早い立ち上がりを見せるパームス製最新渓流用スピナー。サイズは3種類に設定され、渓流の規模やメインフィールドの川幅に合わせてチョイスいただけます。フリー構造のウェイトシンカーはラインのヨレを抑制し、イクラを好むトラウトに合わせて朱色のボールビーズもセッティングされています。
【ラパラ】ビブラックス オリジナル 2012年発売
①重量範囲 | 3.0~8g |
②カラー展開 | 4色 |
渓流用スピナーとして王道の地位を気付いている、元祖ネイティブトラウト用ベーシックモデル。スピナーを使用したルアー釣りにも入門用として最適なモデルとなり、癖のないキャストフィールとリトリーブバランスを兼備しています。カラーラインナップも芯を食った4色展開になり、フラッシング効果を高めたメッキ加工でトラウトにアピールします。
【DUO】スピアヘッド リュウキスピナー 2022年発売
①重量範囲 | 3.5、5.0g |
②カラー展開 | 15色 |
ベイトフィッシュ型ボディーウエイトを搭載した、今般流行の食わせ重視の渓流用スピナー。独自ボディ形状が浮き上がりを抑えてくれますので、レンジコントロールが意のままに行えます。波動以上に見せて食わせることが出来るビーズマーカーも採用され、流速のあるポイントや水押しの強い本流の使用で実力を発揮してくれます。
トラウトにおすすめのミノー10選のご紹介
渓流で使用するネイティブトラウト用ミノーは、キャストに影響がない程度に小型にすればするほど食いが立ちます。トラウトという魚は、自分より小型のベイトを丸呑みする習性があるため小型が有利に働きます。但し、あまりに小さく軽量であるとキャストもままならなくなりますので、自分の経験値に合わせて、最小のルアーを選択する事を心掛けていきましょう
【ポジドライブガレージ】ピクセル33S T1 2024年発売
①重量範囲 | 33mm:2.5g |
②カラー展開 | 7色 |
33mmの全長に2.5gのウエイトが与えられた、ライトシンカー感覚でキャストが決まるネイティブトラウト用シンキングミノー。近距離から離れた場所まで広域の攻めを可能にする傍ら、センシティブにストラクチャー周りをタイト攻略する繊細さも保持しています。強い流れにも負けないサスペンド感で、レンジコントロールを容易にしてくれます。
【KINOE】ベイスンガイド 2024年発売
①重量範囲 | 45mmシンキング:4.5g 55mmシンキング:5.8g 55mmスローシンキング:5.2g |
②カラー展開 | 7色 |
狙いのレンジ領域に合わせて3アイテムがラインナップされ、高い遊泳姿勢と手元に伝わる波動がアングラーの使用感をくすぐる高実績のトラウト用ミノー。底ナメから泡下への送り込みも難なく熟せますので、水深に合わせてうまく使い分けていきましょう。ティップアクションにも高次元に追従し、ヒラ打ちのリアクションを与えれば、スレたネイティブトラウトも思わず口を使います。
【スミス】D-コンタクト 2023年発売
①重量範囲 | 50mmヘビーシンキング:4.5g 63mmヘビーシンキング:7.0g 72mmヘビースローシンキング:9.5g |
②カラー展開 | 35色(63mmは32色、72mmは24色) |
ディスタンス力・ディープ力・ディレクション力がバランスよく合わさり、自然渓流に使用するミノーの中でもトップクラスの実績と人気を誇るネイティブトラウト用ミノー。タングステンウェイトを内蔵し、飛行姿勢を安定したままポイントを撃ち抜きやすいアキュラシーも堅持しています。初版モデルから早20年経過しますが、未だ人気が衰えることはない、渓流トラウトゲーム王道のルアーです。
【スミス】D-コンパクト 2023年発売
①重量範囲 | 38mmヘビーシンキング:2.5g 45mmヘビーシンキング:3.5g |
②カラー展開 | 20色(38mmは16色) |
トラウトの追いが悪い、なかなか口を使ってくれない時合に、ピンポイントアプローチが可能になるシンキングミノーです。ただ巻きでもアピール能力が高く、更にはトゥイッチを加えれれば、逃げ惑う稚魚を演出しながら移動幅の短いヒラ打ちを繰り出せます。D-コンタクトでも食わないシチュエーションでは、サイズダウンしたコンパクトモデルを是非投じて行きましょう。。
【メガバス】GH46 HUMPBACK 2020年発売
①重量範囲 | 46mm:4.0g |
②カラー展開 | 18色 |
バスフィッシング界の雄であるメガバスが、X55のトラウト仕様としてリリースしたグレートハンティングは、前評判以上の釣果実績を誇りながらフィールドを賑わせています。クラス最高峰の高比重ボディと後方重心バランスは流速と水圧を適度に噛みながら受け流し、早いアクション下でもトラウトに猛アピールしてくれます。体高も高めに設定されたことでアクション性も鋭く、ロッドアクションを織り交ぜながらヒラ打ちを演出していきましょう。
【メジャークラフト】エデン (スローシンキング・シンキング・ヘビーシンキング) 2021年発売
①重量範囲 | スローシンキング 45mm:3.0g シンキング 45mm:3.7g、50mm:4.5g、60mm:5.7g ヘビーシンキング 50mm:5.5g、60mm:7.0g |
②カラー展開 | 17色 |
バラエティー豊かに、スローシンキング・シンキング・ヘビーシンキングのフォールパターンと、全長3サイズの幅広いラインナップから、ゲームスタイルに合わせたモデルが選べる視認性の高いネイティブトラウト用ミノー。全てのモデルがリアバランスに設計され、ナチュラルからゆっくりとしたシミー寄りのフォールが、着水直後からバイトを誘発してくれます。
【ダイワ】ドクターミノーII ジョイント 2023年発売
①重量範囲 | シンキング 42mm:1.8g、50mm:3.1g、70mm:7.6g |
②カラー展開 | 12色 |
2016年のリリース後、人気絶頂のまま2023年に追加カラーがラインナップされた最新仕様のジョイントミノー。流れの緩やかな淵や里川のボサ周りなど攻略の幅も広く設定されています。ボディーに対してリップ幅も幅広設計され、水をしっかり掴みながらテールアクションを高次元に引き立てます。管理人も一軍ルアーに抜擢し、シチュエーションを選びながら頼りにしているルアーの一つです。
【ジャッカル】トリコロール 流芯 2024年発売
①重量範囲 | シンキング 43mm:3.0g、53mm:4.6g、63mm:7.0g、70mm:9.2g |
②カラー展開 | 25色 |
強い流れの中でもしっかり耐え抜く遊泳姿勢にあって、時折見せるバランス崩れがリアクション効果を生み出すジャッカルのトラウト用ミノー。深場やトロ場に魚が着いている状況で、ピンポイントキャストで手返しを上げて撃っていく釣りに適しています。リトリーブへのチェンジでも、そこから急潜航し、ボトムを叩いた誘いで大型トラウトに口を使わせます。
【ジャクソン】奏 40mm 2013年発売
①重量範囲 | 40mm:3.0g、45mm:3.4g、50mm:5.0 |
②カラー展開 | 10色 |
リリースから人気と実績の息の長い、全国のフィールドでも圧倒的に知名度の高い大人気モデルのシンキングミノー。台形型ボディによるフラッシングとロールアクションが特筆で、アクション要らずのタダ巻きでもバイトが集中し、オートマチックなレンジコントロール性も相まって、リトリーブに全集中で挑めます。好釣果を生む秘訣は、やはり渓流の規模に合わせた3サイズの使い分けにあります。
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本記事のまとめ
今回の記事では、渓流用ネイティブトラウトルアーの詳細を紹介してきました。
今記事では、
①ネイティブトラウトを釣るために準備したいルアーの種類と特徴
②フック交換の必要性
③ネイティブトラウト用ルアーの揃え方と注意点
④ネイティブトラウト釣り用ルアーの選び方と適したシチュエーション
⑤ネイティブトラウト釣り用ルアー20選のご紹介
として纏めてまいりました。
以上をご参考になって頂き、自身に適した自然渓流用トラウトルアーを選択頂ければと思います。
ネイティブトラウト用ルアー説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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