アイナメやカレイを手堅くキャッチ!投げ釣りタックルの解説とおすすめ投げ竿14選

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遠投用投げ竿

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  1. 投げ釣りターゲットの生態とシーズン解説
  2. 投げ釣りに適した付けエサの種類
  3. 投げ釣りのフィールド選びとポイントの見極め
  4. 投げ竿の基本構造から見る選び方
  5. 投げ釣りセットや操作性の高い投げ竿おすすめ14選のご紹介
  6. 本記事のまとめ
  7. 投げ釣りタックルの説明を更に詳しく知りたい方は?

動と静ソルトルアーフィッシングが動の海釣りならば、静の釣りの代表格は、大海原に仕掛けをぶっこみ、アタリを待つ投げ釣りになるでしょう。ターゲットが好む付けエサを選び、仕掛けに工夫を凝らして喰い付くのを待つ投げ釣りも、海釣りの情緒を感じられる人気のある釣りです。

冬に掛けて、根魚や底物の接岸ピッチが縮まり、投げ釣りのベストシーズンが到来します。防波堤や波止場、磯場や隣接するサーフ域では、太公望から家族連れまで多くの釣り師が集結し、沖のポイント目がげて投げ竿を振る光景が見られるようになります。

今回北の住人では、投げ釣りの基本とタックル構成の解説、フィールド別のポイントの見極めに加え、アイナメやカレイを効果的に狙えるおすすめの投げ竿を14選ご紹介して参ります。是非差後までご覧いただき、冬にシーズンを迎える投げ釣りの楽しさを堪能されて頂ければ幸いです。

この記事は次のような方におすすめです!

・海の投げ釣りに興味のある方におすすめ
・投げ釣り用の竿を見繕っている方
セットモデルの投げ竿をお探しの方ににおすすめ
・投げ釣り初心者の方、また経験者の方でも、ステップアップしたスペックの投げ竿をお探しの方におすすめ

  1. 投げ釣りターゲットの生態とシーズン解説
    1. 根魚=ロックフィッシュ
    2. ヒラメやカレイ類の仲間
    3. ハゼやシロギス・キュウリウオ系の仲間
    4. 移動・回遊系の魚
  2. 投げ釣りに適した付けエサの種類
  3. 投げ釣りのフィールド選びとポイントの見極め
  4. 投げ竿の基本構造から見る選び方
    1. 投げ竿とリールの単品合わせとセットモデルの違い
    2. 投げ竿の長さから選ぶ
    3. 鉛負荷を合わせて行く
    4. 振り出しか継ぎ竿か!?仕舞構造をフィッシングスタイルに合わせる
  5. 投げ釣りセットや操作性の高い投げ竿おすすめ14選のご紹介
    1. 投げ竿単品おすすめご紹介
      1. 【タカミヤ】H.B コンセプト サーフキャスト III 390
      2. 【プロマリン】ゼビアスサーフ 25-420
      3. 【アルファタックル】マルチキャスター SF 27-420
      4. 【シマノ】サーフゲイザー (並継) 425CX
      5. 【シマノ】サーフリーダー (振出) 425DX-T
      6. 【シマノ】ホリデースピン (振出) 405CX-T
      7. 【ダイワ】パワーキャスト 30-405
      8. 【ダイワ】ロングビームT 30-425
      9. 【ダイワ】リバティクラブ サーフT 30-420・K
    2. セットモデルの投げ竿ご紹介
      1. 【プロマリン】ワンステップ投釣りセット 20-360
      2. 【FIVE STAR】オーシャントーイ 300
      3. 【オルルド釣具】アクティブキャスト + スーパーゴリルド II 4.25m
      4. 【大阪漁具】グローバルアーミーパックセット
      5. 【タカミヤ】スマイルシップ 万能投げセット 330
  6. 本記事のまとめ
  7. 投げ釣りタックルの説明を更に詳しく知りたい方は?

投げ釣りのターゲットは、地域差によっても大きく様変わりします。投げ釣りのシーズンに入る冬の間でも、初冬・仲冬(冬の半ば)・晩冬では魚の着き方も変わってきます。付けエサを工夫すれば、様々な魚に巡りあえる五目釣り的な要素もある投げ釣りですが、ここでは、全国で一般的に知られる、投げ釣りで釣れる魚種を紹介していきます。

投げ釣り(ぶっこみ釣り)では、仕掛けをボトム(底)に着底させる特性上、底物の魚がヒットする確率が上がってきます。その中でもルアー釣りでいうロックフィッシュ=根魚の釣果が目立ってきます。

【メバルやソイ系の仲間】
多くのロックフィッシュは、夜に活発に動き回る習性があります。メバルやソイは、その代表的存在のロックフィッシュになり、日中は海底の障害物や岩礁帯の穴や溝に身を潜めています。行動半径に落ちてくるエサを待ち構え、捕食して巣に持ち帰る行動を見せます。イソメやゴカイの虫エサからカニやエビの甲殻類を好んで捕食する傾向にあります。

【アイナメ】
アイナメは、北日本から関東域の投げ釣りのメインターゲット一つに数えられる程メジャーな魚です。日本各地の海域に生息していますが、北海道から東北地方の沿岸では50cmを超えるサイズのアイナメも珍しくなく、ビール瓶の愛称で人気のターゲットになります。

秋から冬に掛けて産卵期に入り、淡水のブラックバスと同じように、オスとメスのペアリングで産卵床を守ります。オスは体表に婚姻色が現れ、黄金アイナメとして大物投げ釣り師の間で親しまれています。食性は雑食性になり、釣り上げた固体の胃の内容物を確認すると、虫エサや甲殻類はもちろんの事、タコやイカ、小魚や殻付きの貝類も確認されます。

冬の投げ釣りと言えば、カレイも代表的なターゲットです。イシガレイやマコガレイ、マガレイなど種類も多岐に渡り、岩礁帯と深場が隣接するフィールドでは、冬の高級食材であるナメタガレイも釣果に交じってきます。カレイ類は虫エサを好み、強い匂いを発するイワイソメやゴカイを大量に房掛けして喰い付きを待ちます。アサリや北寄貝(ホッキガイ)のむき身に釣果が集まる地域もありますので、付けエサには工夫を施して狙っていきましょう。

サビキ釣りで釣れた小魚類を餌にすれば、ヒラメも投げ釣りの獲物になります。フィッシュイーターの性質を活かし、小魚を付けエサにした泳がせ釣りも釣法に加えていきましょう。思わぬ座布団ヒラメの釣果も期待できます。

秋から初冬にかけて、砂浜や隣接した突堤、外洋に面した漁港からは、シロギスの釣果が聞こえ始めます。ファミリーフィッシングがてら、お子様連れでも楽しめるターゲットです。投げ釣りにはちょうど良い入門クラスの釣りですが、全国に目を向けると、トーナメントが開催される程、奥が深い投げ釣りでもあります。

初冬のシロギスは徐々に深場に落ち始めるため、しっかりとした投げ釣りタックルを準備して、遠投で沖目を狙っていきましょう。エサを動かしながらサビいて探るもよし、置き竿で待つ釣りでも釣りやすい魚です。付けエサはイソメやゴカイ、一番食いが立つのはジャリメで、いずれにおいても針が隠れる程度に小さく付けるのが食い込ませるコツです。

シロギスと同様の仕掛けと付けエサを使用し、もっと簡単に釣れるのがハゼの仲間です。ライトな投げ釣りでは最もポピュラーなターゲットになり、泥底の漁港内や湾内にはどこにでも生息しています。シロギスと同様に冬は深場に移動を始めますので、遠投が可能な投げ釣りタックルで数釣りを狙っていきましょう。

マダイやクロダイ(チヌやキビレ)など、専門性の高いタックルで狙うような、回遊系の高級魚も投げ釣りで狙えます。ファミリーフィッシングで、ゲストとして大型固体がヒットすることもある程ですので、強度が高い投げ釣りタックルと、魚種に合わせた付けエサで狙って釣る事が可能な魚種です。

タイラバやショアジギング・チニングなど、ルアー釣りの代名詞的な魚種に挙げられますが、投げ釣り専門で高い釣果を得ている方も多く見られます。どんな釣りでもルアー釣りよりエサ釣りの方が実績高く、安定したサイズの魚をキャッチすることが出来ます。特に大型固体が着きやすいボトム(底)にエサを撃ち込んでいきますので、トライされるとおもしろく、奥が深い釣りです。

投げ釣りでは、ターゲットが好む付けエサの選定が釣果に直結してきます。虫系の多毛類、カニやシャコの甲殻類など、釣具店には多くの種類の付けエサが準備され、チョイスに悩まれることと思います。この項では、投げ釣りで全国的に使用されるメジャーなエサから、地域独特の特効エサまで紹介して参りますので、参考にされてみて下さい。

【多毛類≒虫系のイソメやゴカイ】
グロテスクな出で立ちで触るのが苦手な方も多い虫系の多毛類は、投げ釣りの万能的な付けエサです。どこの釣具店でも入手しやすいこともあり、多くの釣り師がメインのエサとして準備されています。取り扱う際は、頭の部分を指でつまんで針に付けましょう。大型の虫エサは顎が発達しており、多少の痛みを伴う程度ですが、牙で噛みついてきますので注意が必要です。

【甲殻類≒磯ガニやエビ】
クロダイ(チヌ)のヘチ釣りでメジャーな付けエサの甲殻類も、持ちのよい投げ釣りの付けエサになります。マダイやクロダイ・根魚系など、顎の強い魚が海中で捕食しているエサになりますので、大型狙いの投げ釣りでは、是非準備されることをおすすめします。釣具店で手に入らない場合は、小磯やゴロタ場で石をひっくり返せば年中採取が可能です。

【エラコ⇒生(瓶詰め・塩漬け有】
北海道から東北界隈では、海釣りの特効エサとして名高いエラコ。岸釣りから沖釣りまで、万能的に喰いが立ち、アイナメやカレイ釣りでは鉄板の付けエサになります。以前では三陸以北のどこの釣具店にも生エサとして常備されていました。

採取される方の担い手も減り、今では一部の釣具店でしかお目に掛かれず、貴重性も高い付けエサですが自己採取は可能です。ランディングシャフト先端ににかぎ爪を取り付けて、テトラポット下部や防波堤壁面を削れば、房ごと採取が可能です。剝いた状態の瓶詰め生エラコや塩漬けエラコであれば、東北以南の釣具店でも探せば見つかるかもしれません。

【ユムシ】
ユムシの見た目は多毛類の中でも、よりグロテスクな風貌ですが、各種底物狙いの投げ釣りの特効エサになります。ユムシの生息域は砂地や泥地の中になり、カレイや底物の魚が自然の中で捕食しているエサですので魚の喰い付きが際立ち、針に挿しても収縮運動を繰り返して自らアピールしてくれます。

大型魚種の釣果が目立つ特効エサで、投げ釣りで狙える魚種全般に効果を発揮します。大型釣具店等で販売されているものは韓国や中国からの輸入物になりますが、こちらのユムシも干潮時の干潟や波打ち際の砂浜から採取することが可能です。

現地調達のエサが一番釣れる!

手間はかかりますが、釣行時には熊手やシャベルも準備して、現地の付けエサも採取してみましょう。そのフィールドに自然に生息している多毛類や甲殻類が一番のエサになります。エサのコストも抑えられ、その分タックルに予算をつぎ込むことが出来ます。波打ち際の砂地や砂利浜を掘れば、イソメやゴカイ、ユムシや磯ガニなど、いくらでも採取が可能で、余ったら逃がしてあげればよいだけです。

大海原相手に楽しむ投げ釣りでは、タックルと道具、ターゲットに適した付けエサ選びと同様に、場所選びもしっかり抑えておきたい項目です。魚が薄いポイントにいくら撃ち込んでも、ターゲットのキャッチは遠のいてしまいます。まずは、どんなフィールドのどのようなポイントに狙いの魚が付きやすいのか、事前知識として共有しておきましょう。

Googleマップを有効活用しよう!

Googleマップで上空からフィールドを事前確認しておけば、沈み根やハエ根、深場からの掛け上がりなど、投げ釣りに有益な情報を探し出すことが可能になってきます。また、通い慣れたフィールドであっても、平面観察では気づかなかった未知のポイントも探し出せるかもしれません!

【海釣り公園】
全国各地に設置されている海釣り公園は、足場もしっかり整備されており、釣りの環境が整えられています。
自然環境を活用した施設ですので、底は砂地や泥地が多くなり、カレイやヒラメ、キスやハゼが着きやすい環境が整えられています。場所によっては漁礁を沈めている海釣り公園もあり、障害物に身を隠す根魚もキャッチされます。施設によっては、安全策をとって投げ釣り禁止の場合もありますので、出向く際は事前に確認されることをおすすめします。

【漁港周辺】
漁港周辺は投げ釣りの一等地です。漁船や工船も停泊し、港を出入りする航路は深く浚渫(掘られて深い)されています。この深場から浅場に上がる掛け上がり(ブレイクライン)には多くの魚種が着きやすく、思わぬ大型魚のヒットも夢ではありません。外海側に目を向ければ消波ブロック(テトラポット)が積まれ、その周辺には大型の根魚も付きやすい環境です。

手前が岩礁域であっても、沖側は砂地で形成されることも多くなり、投げる距離を変えて撃ち込みポイントを工夫すれば、根魚から底物、沖目と近場の移動を繰り返す回遊系の魚も視野に入ってきます。釣り場が高くなることもありますので、ランディングツールは是非準備して釣行に挑みましょう。

【河口域】
河口域では、汽水域に入り込むシーバス(スズキ)やカレイ、クロダイが狙いどころです。潮の干満が合えばシロギスやハゼなどの小型魚種の釣果も高くなります。満潮時に川水と海水が重なる潮目付近にはプランクトンや小魚が集まりやすく、それを求めて大型の魚が捕食行動に入ります。

特にミオ筋(川や河口の最も深い部分)には魚が溜まりやすくなりますので特に狙い目です。パワーのある投げ竿で、遠投仕掛けを的確に撃ちこんでいきましょう。河口域はルアー釣りでもメジャーなポイントになりますので、周囲のアングラーと互いに声を掛け合って、トラブルのないスマートな釣果を上げていきましょう。

【地続きの防波堤】
磯場や港湾から延びる地続きの防波堤や突堤は、投げ釣りで根魚から底物・回遊系の魚までオールマイティーに狙える一級ポイントです。大型船が停泊できるように足元から水深も確保されていますので、手前から沖目まで段階的に探れるように、複数本の投げ釣りタックルで効率的に攻略して行きましょう。

水深がある防波堤では、サビキ釣りで小魚を確保し、投げ釣りタックルを活用した泳がせ釣りも楽しめます。タックルを引き込まれないように、ロッドスタンドや三脚スタンドの準備も必要です。

【沖防波堤】
沖堤防や、徒歩では到達出来ない地続きの防波堤は、どんなメソッドの釣りでも大型魚種が狙える釣りの聖地です。もちろん渡船を利用するため船代は掛かりますが、それなりの見返りは望めます。投げ釣りに至っても同様に、他の岸釣りフィールドに比べてサイズも一回りでかく、本格的な投げ釣りタックルが必要不可欠です。

沖から浅場に挿してくる魚の休憩場所になるポイントですので、座布団サイズのヒラメやカレイ、ビール瓶クラスの根魚など、岸釣りではお目に掛かれないサイズと豊富な魚種に圧倒されること間違いなしです。針や仕掛け・付けエサの種類や量も、魚の大きさに適したサイズを使用し、万全の体制で臨む必要があります。

本格的な投げ釣りにステップアップされたい方、手始めにライトなちょい投げから始めたい方など、タックルの準備の仕方は様々です。この項では、投げ竿の選び方をポイントを絞って見ていきます。

投げ竿とリールを揃える単品合わせとセットモデルの違いをメリットとデメリット、双方から見ていきましょう。高価なメーカー品をチョイスした割にはなかなか釣りに行けない、セット物を買ったらパワーや長さが足りない等、後々後悔しないためにも、お財布や諸事情を鑑みながら、無理のない程度に選んでいきましょう。

【竿とリールのセットモデル】
釣具店やホームセンターには投げ竿とリールがセット販売されるモデルもラインナップされています。セット品になりながらも手に入れやすい価格で提供され、竿の長さや強さ、リールの大きさなどチョイスの幅は狭くなりますが、はじめてタックルを準備される方にはお得なモデルです。フィールドに合わせた汎用性は低くなりますが、ちょい投げ釣りや近場を撃って行くライトスタイルの投げ釣りに合わせてチョイス頂けます。

【単品で合わせる】
それぞれの単品で見て行くと、ラインナップ数やそれぞれのスペック幅も多様に揃っています。ステップアップされたい方や本格的な投げ釣りにトライされたい方であれば単品合わせがベストです。竿の長さやリールと合わせたトータル重量など、快適なキャストで沖目を狙うためには体格に合わせたタックル準備も重要です。

投げ竿は、キャスト飛距離を確保する為に、長さの選び方にも着目していきましょう。体格差によってもメリットデメリットがあり、また、足場の高さやフィールド状況によって扱いやすい長さがありますので、よく通われるポイントの状況や、これから狙っていきたいポイントを事前に考慮して長さを選んでいきましょう。

ちょい投げやライトクラスの投げ釣りであれば2.4m~3.6m、本格的な投げ釣りにチャレンジされたい方であれば4.0m前半の長さで、快適なキャスト感と飛距離を稼いでいきましょう。長くなればなるほど併せるリールも大きさが必要になりますので、トータル重量と体格差含め、フィールドにマッチした長さを選ぶ必要があります。

着底後の仕掛けを安定させる為には、潮の早さや水深、また岩礁帯や砂地などのボトムの形成状況を見ながら、オモリの重量を決定していく必要があります。軽すぎると仕掛けが流されて根掛かりしやすく、重すぎるとキャストの飛距離が落ちてしまいます。投げ釣り用の竿には鉛負荷が設定されておりますので、お気に入りのフィールド状況に合わせて鉛負荷を選んでいきましょう。

鉛負荷は、ライトクラスの15~20号(56~75グラム)、本格投げ釣り仕様の25~35号(94~131グラム)にクラス分けされ、竿の長さに応じて鉛負荷設定も高くなります。はじめて投げ釣りにチャレンジする方はライトクラス、投げ釣りの経験を積み、キャスト飛距離もステップアップされたい方は本格投げ釣り仕様の鉛負荷設定で、沖に広がる未踏のポイントを撃って行きましょう。

振り出しか継ぎ竿か、これは投げ釣りの経験を重ねれば重ねるほど悩むポイントです。持ち運びや携行性を重視すれば振り出し式、キャスト時のハリと飛距離を重視すれば継ぎ竿になり、エサ釣りに関わらず、ルアー釣りでも竿を選ぶときは同様の選択が迫られます。それぞれの特徴と効果を見ていきましょう。

【振り出し式】
持ち運びや携行性に加え、経験が浅い方でも、しなりを活かして遠投が可能になる振り出し式は、投げ釣りスタート時の最初の一本としておすすめです。特に地続きの長い防波堤をメインフィールドにされる方、複数本のタックルで投げ釣りに挑みたい方も、釣り場までの移動が楽になります。

振り出し式であっても、近年のロッドビルディング(設計と構造)の進化は目覚ましく、採用されるカーボン材料や各セクションの反発性も設計構造に加わり、キャスト飛距離のアップが狙える性能を獲得しています。

出典:ダイワ様WEB

【継ぎ式】
キャストの腕が上がると、竿に荷重と遠心力を載せられるかで飛距離が変わってきます。サーフキャスティングのキス釣り等、キャスト飛距離が釣果に直結するような釣りでは、携行性を求めるよりも、継ぎ竿の反発性やハリ感が重要視されます。元々は一本物の長尺ロッドを分割した構造ですので、キャストバランスも高次元に整えられています。

投げ竿のキャスト習熟が上がり、継ぎ式の投げ竿を操作すると判りやすいのですが、反発性の高さが飛距離をアップさせてくれます。シャープで細身のデザインが可能になる継ぎ式ですので、振り抜き感も格段に向上してコントロール精度も
アップします

投げ釣りの解説やフィールド選定についてはご理解頂けましたでしょうか。ここからは、投げ竿とリールのセットに加え、操作性の良い投げ竿単品を14選ご紹介して参ります。竿の長さと鉛負荷も併せてご紹介していきますので、気になる製品をチェックされてみて下さい。

【タカミヤ】H.B コンセプト サーフキャスト III 390

①ロッドの長さ3.9m
②鉛負荷10~25号
③継ぎ方式振り出し式
H.B コンセプト サーフキャスト III掲載WEBページ

遠投からライトキャストの近場狙いまで、投げ竿の適正レングスでコントロール性が保たれるオールラウンド対応の振り出しモデル。ベテラン釣り師から初心者まで、納得の使用感とキャストの反発性で、無理なく飛距離を獲得できます。置き竿狙いからズル引きなど、種別を問わないキャスティングゲームに適した仕上がりです。

【プロマリン】ゼビアスサーフ 25-420

①ロッドの長さ4.2m
②鉛負荷15~25号
③継ぎ方式振り出し式
ゼビアスサーフ掲載WEBページ

幅広いシチュエーション、フィールドの規模に応じて手広く対応出来るオールラウンド仕様の振出し投げ竿です。サーフキャスティングから根魚を狙った磯釣りまで、汎用性の高さを活かしたオールマイティーな攻略メソッドにも高次元に対応可能です。実売価格も¥4000台に納まり、複数本購入でもお財布に優しいモデルです。

【アルファタックル】マルチキャスター SF 27-420

①ロッドの長さ4.2m
②鉛負荷20~30号
③継ぎ方式振り出し式
マルチキャスター SF掲載WEBページ

マルチキャスターシリーズの中で、唯一キャスティングに特化製作される、本格派投げ釣りロッド。ライトなちょい投げ竿から、磯場の大型対応の超遠投竿までラインナップされ、全モデルともチョイスしやすい価格帯に落ち着いています。入門者からベテラン釣り師まで幅広くお使い頂ける万能タイプの投げ釣りロッドです。

【シマノ】サーフゲイザー (並継) 425CX

①ロッドの長さ4.25m
②鉛負荷25~35号
③継ぎ方式並継ぎ式
サーフゲイザー (並継)掲載WEBページ

30号クラスの鉛でフルキャスト出来る胴の強さを保持した、全国各地で人気を博す超遠投モデル。はじめての並継ぎでも違和感を感じないナチュラル仕上げが施され、しっかり曲げ込んで仕掛けを飛ばせる操作感が人気を集めています。ハイパワーXの締め込みはネジレを抑えこみ、長尺ロッドでも素直な反発力を発揮して飛距離を伸ばしてくれます。

【シマノ】サーフリーダー (振出) 425DX-T

①ロッドの長さ4.25m
②鉛負荷23~30号
③継ぎ方式振り出し式
サーフリーダー掲載WEBページ

置き竿で待つ投げ釣りに合わせた専用設計が施され、不意な大型魚種へのパワーファイトも辞さない操作性を獲得できる、振り出し式のロングキャストモデル。投げ釣り上級者から中級者であれば、保持された方も多いであろう投げ釣り定番モデルです。実釣性能も十二分に保持し、最初の一本としても増設ロッドとしても、チョイスに間違いのない人気モデルです。

【シマノ】ホリデースピン (振出) 405CX-T

①ロッドの長さ4.05m
②鉛負荷25~35号
③継ぎ方式振り出し式
ホリデースピン (振出)掲載WEBページ

投げ釣りを始めようと思う方、また投げ竿の買い増しやタックル増設に汎用的にフィットする、人気のロングセラーモデル。ラインナップ数の広いホリデースピンですが、まずは多様な魚種の投げ釣りにマッチする405CX-Tがおすすめとなり、底物はもちろん、引き込みの強いマダイやクロダイ狙いのパワーファイトも卒なく熟します。グリップを保てるキャスコングリップ搭載も、飛距離と操作性をアップさせてくれます。

【ダイワ】パワーキャスト 30-405

①ロッドの長さ4.05m
②鉛負荷25~35号
③継ぎ方式並継ぎ式
パワーキャスト掲載WEBページ

投げ釣りではじめて継ぎ式の竿にエントリーされる方にも、違和感なくキャストが決まる、3本並継ぎ式の本格派遠投キャストモデル。鉛の荷重がブランクスに乗せやすく、パワー十分な反発性は思い通りの飛距離を生み出します。本線はダイワ独自のX45で構成され、ネジレを抑えたハリ感で操作性を大幅に向上させています。

【ダイワ】ロングビームT 30-425

①ロッドの長さ4.25m
②鉛負荷25~35号
③継ぎ方式振り出し式
ロングビームT掲載WEBページ

高密度HVFカーボンで構成されるブランクスの反発力に、ネジレを抑制したX45の操作性が加わる、充実機能満載の振り出しモデル。振り出し式でここまでのキャスト性能は他に類を見ず、広い視野を持った攻略が可能になります。振り出し式のデメリットであるガイドズレに対しても、ファインピッチガイドロックが採用され、スムーズなライン通りでキャスト飛距離を伸ばせます。

【ダイワ】リバティクラブ サーフT 30-420・K

①ロッドの長さ4.2m
②鉛負荷25~35号
③継ぎ方式振り出し式
リバティクラブ サーフT掲載WEBページ

長すぎず短すぎず、丁度良いレングス設定が生み出す操作感とキャスト性能で人気を得ている、ハイコスパなダイワのロングキャストモデル。柔軟設定のブランクス設定はどなたでも扱いやすく、経験を重ねれば100mクラスの遠投も夢ではなく、はるか沖目のポイントを攻略出来ます。サーフでのキス釣りでは、別モデルのロトモデルが、さびく操作も際立たせます。

【プロマリン】ワンステップ投釣りセット 20-360

①ロッドの長さ3.6m
②鉛負荷15~20号
③継ぎ方式振り出し式
ワンステップ投釣りセット掲載WEBページ

投げ釣り初心者の方、ライトな投げ釣りで近場を狙っていかれる方にも手軽に投げ釣りを楽しめる、スピニングリールと投げ竿のセットモデル。メインタックルに加えて、サブタックルを準備されたい方にもお手頃価格で提供されます。購入状態でナイロン4号ラインが巻かれていますので、仕掛けがあればすぐに使用可能なセットモデルです。

【FIVE STAR】オーシャントーイ 300

①ロッドの長さ3.0m
②鉛負荷10~15号
③継ぎ方式振り出し式
オーシャントーイ掲載WEBページ

10色展開のカラフルなラインナップから選択頂ける、ファミリーフィッシングにもお手頃な投げ釣りセットモデル。同色のスピニングリールがセットになりナイロン4号ラインがあらかじめ巻かれていますので、お子様の投げ釣り初体験、手始めの一本としても満足頂ける仕上がりです。利き手に合わせ、リールハンドルは左右付け替え可能です。あとはエサと仕掛けを購入し、大海原相手にキャストを決め込みましょう。

【オルルド釣具】アクティブキャスト + スーパーゴリルド II 4.25m

①ロッドの長さ4.25m
②鉛負荷20~40号(80~150g)
③継ぎ方式振り出し式
アクティブキャスト + スーパーゴリルド II 4.25m掲載WEBページ

品質が際立つシマノのアクティブキャストがセットになる、本格的な投げ釣りに対応可能なオルルド釣具のセットモデル。ロッドは本格仕様のスーパーゴリルド IIが合わさり、大物相手のパワフルな投げ釣りが可能になります。PEライン対応ガイドも搭載され、サーフキャストの超遠投釣りもカバー出来る仕上がりです。

【大阪漁具】グローバルアーミーパックセット

①ロッドの長さ2.4m
②鉛負荷10~15号
③継ぎ方式振り出し式
グローバルアーミーパックセット掲載WEBページ

防波堤釣りやちょい投げ釣りに取り回しよくお使い頂ける、女性やお子様にもベストな振り出し投げ竿セットモデル。3号ナイロンラインが巻かれたスピニングリールと、弾力性と耐久性に優れたグラス素材の振り出し竿がセットですので、幅広いフィールドと魚種に対応します。初心者の方やファミリーフィッシング、サブタックルとして最適にご使用いただけます。

【タカミヤ】スマイルシップ 万能投げセット 330

①ロッドの長さ3.3m
②鉛負荷5~20号
③継ぎ方式振り出し式
スマイルシップ 万能投げセット掲載WEBページ

弾力性と耐久性豊かなグラス素材100%の投げ竿と、スピニングリールで構成されるお買い得セットモデル。
キスやカレイ・根魚をターゲットに、はじめて投げ釣りにトライされる方にも扱いやすい投げ釣りセットです。スピニングリールには200mのラインがセッティングされ、遠投にも対応可能。爽快なキャスト感覚を堪能されて下さい。

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今記事では、アイナメやカレイを効果的に狙えるおすすめの投げ竿ついて紹介して参りました。

本記事では、
①投げ釣りターゲットの生態とシーズン解説
②投げ釣りに適した付けエサの種類
③投げ釣りのフィールド選びとポイントの見極め
④投げ竿の基本構造から見る選び方
⑤投げ釣りタックルや操作性の高い投げ竿おすすめ14選のご紹介

以上の内容で記事を纏めて
参りました
ご参考になって頂き、快適キャストが可能な投げ竿をチェック頂ければと思います。

ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。

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