釣りを楽しむ道具の中で、価格的にかなりのウエイトを占めるリールですが、長期間良質な巻き心地で使用するためには、メインテナンスと共に重要な仕事をしてくれるのがリール収納ケースです。
今回北の住人では、釣り用リールを大切に保管するためのリール収納ケース、リールバッグ、リールカバーをタイプ別に30選ご紹介して参ります。
リール価格も製品技術革新と原材料高騰の煽りを受け高値を辿っておりますので、高価なリールを購入した際は、保管方法にも気を配りながら長期で使用していきたいものです。
今記事では、釣り用リール収納ケース・リールバッグ・個別カバーの選び方から収納内部のカスタマイズ手法の説明、人気製品のご紹介をしていきます。
是非最後までご覧いただき、ご自身の釣りに見合ったリール保管ギアをチョイスされて頂ければと思います。
- リールケースの重要性
- リール収納ケース・バッグ・カバーの選び方
- 内部のカスタマイズ
- 釣り用リール収納ケース30選のご紹介
- スピニングリール用カバー、ポーチのご紹介
- ベイト・両軸リール用カバー、ポーチのご紹介
- 個別収納ケースのご紹介
- 複数台収納ケースのご紹介
- 【シマノ】リールポーチ 2018年発売
- 【ダイワ】システムツールバッグ MW-2 2022年発売
- 【プロックス】マルチリールバッグ(L) 2020年発売
- 【プロックス】マルチパーテーションバッグ 2019年発売
- 【テイルウォーク】セミハードマルチキャリーケース(L) 2019年発売
- 【エバーグリーン】E.G.インナーバッカン ロング 2019年発売
- 【メガバス】Megabass MULTI INNER CASE 2017年発売
- 【がまかつ】タックルポーチGM2565 2022年発売
- 【アブガルシア】リールケース L 2019年発売
- 【アブガルシア】防水タックル保護ケース 2019年発売
- 【DRESS】ユーティリティセミハードケース (L) 2021年発売
- 【バリバス】システムケース(Lサイズ) 2021年発売
- 【ジークラック】セミハードケース(Lサイズ) 2011年発売
- 【プラノ】リールケース 1404-02 2010年発売
- 本記事のまとめ
- リール収納ケースの説明を更に詳しく知りたい方は?
リールケースの重要性
以外に見落としがちなリールケースですが、リールを長期使用するためには重要な役割を担います。リール本体を衝撃や外圧から保護するだけでなく、パフォーマンスの維持、スプールに巻かれたメインラインの保護にも役立ってくれます。
釣行移動時の風雨や砂埃からの保護は当然のことながら、タックルバッグ内で他のギアとの接触も防いでくれます。ケースや専用ポーチを施していない場合、ボディースクラッチが入ったり、スプール周辺のクラック発生など、高価なリールであればあるほど、事後のショックは計り知れません…。
また、釣行⇒洗浄⇒乾燥⇒注油と、メインテナンスのルーティンを行っていても、裸の状態で保管すると、スピニングリールであればラインローラーやハンドルノブ、ベイトリールであればレベルワインダー等の注油部に埃を集めてしまいます。
埃が噛みこむと駆動異常だけでなく、周辺のパーツにも負荷が掛かり、破損或いは異音の原因にもなってしまいます。リールケースに保管、または被せ収納しておくだけで、この手の不具合は少なくなっていき、良質な状態が長期に保たれます。
リール収納ケース・バッグ・カバーの選び方
リール収納用品は、各種のモデルがリリースされています。個別収納から複数台収納、ソフトタイプからハードタイプなど、様々な製品が揃っています。ここからは、仕様、タイプ別に特徴を見ていきます。
収納容量から選ぶ
個別収納ケース
・スピニングリール、或いはベイトリール・両軸リールを単機で収納できるサイズのケースになります。
・スピニングリール保管の場合は、ハンドルを取り外して収納できるポケットが搭載されている製品や、収納室が分割されているものもあります。
・簡易仕切りが入り完全固定出来るものから、フリースペース仕様となるゆったりした荷室のものまで、様々なモデルがリリースされています。
マルチバッグ型
・リールをシステムチックに、複数台収納可能になるバッグ型のケースです。
・内部の仕切り板は、固定のものからお好みの収納にあわせて可変収納出来るフリー仕様がリリースされています。
・小物の収納に適したメッシュポケット搭載や、ハンドル、ショルダーベルトが付属されたキャリー型が一般的なモデルになります。
アウター材質から選ぶ
ケースのアウター(外装)材質もソフトタイプからハードタイプまで分類され、保管するリールの大きさ(番手)やスピニングやベイトモデル収納別に出揃っています。
ソフトタイプ
・材質はナイロンや弾力性の高いEVA材になるので、軽くて持ち運びやすいリールケースになります。
・個別収納がほとんどになり、ロッドにリールをセットしたままの状態で装着可能なモデルもリリースされます。
・リール購入時の標準付属品にも多用されるモデルになります。
セミハードケース
・外装素材にポリエステルやセミハードのEVA材が使用され、パッドが盛り込まれることによって、外圧から衝撃緩和と形状維持が保たれるリールケース。
・単機収納から複数機収納出来るモデルがリリースされます。
・サイズを微調整しながら、タックルバッグや収納バッカン内にも納めやすい仕様です。
ハードケースタイプ
・メーカーによって、材質は様々なものになりますが、ダイワ様であればハードジェルが採用され、硬質のポリカーボネートも多々採用されているリールケースです。
・管理人はハードケースに収納した状態で、高所から落下させてしまったことがありますが無傷、損傷無しの生還を遂げてくれました。
・ファスナーによる密封と耐衝撃構造になりますので、一番安心できるケースになると思います。
収納形態から選ぶ
自宅や車内での収納保管から、釣行移動時の保護まで、シチュエーションに合わせたリール収納が必要になってきます。
リールカバー、ポーチ
・タックルセッティングの状態でリールを保護したいのであればカバーやポーチ型がベストです。
・装着しやすいように薄手の素材で縫製されておりますので、外傷や風雨からは保護出来ますが、外圧からの衝撃には対応しませんので、タックル運搬には気を配って扱いましょう。
・スピニング、ベイト・両軸リールタイプがそれぞれリリースされますので、形状に合った装着が必要です。
リールケース
・釣行移動時でも、外圧からリールをしっかり保護するのであれば個別のリールケースが賢明な選択です。
・リールの大きさ(番手)に合わせたケースをチョイスし、内部でリールが暴れないようにしましょう。
・下記でもカスタマイズの説明を加えますが、更にリールを固定したければ、ケース内部にクッション材を敷く手法もあります。
内部のカスタマイズ
ケースの中でリールを完全固定したい場合は、ケース内壁にクッション材をサイズに合わせてカットし、両面テープで貼り付けて密着度を上げる手法もあります。管理人は、全てのリールケース内側に処置しています。
衝撃防止だけでなく、間仕切りとしても使用可能です。
材料はウレタン材が適しており、リールとクッション材の干渉でもボロボロになりません。適宜張替は必要ですが、悪い材料を使用すると直ぐにボロボロに砕けてしまい、逆に埃やゴミがリール内部にまで侵入してしまいます。
管理人が使用しているクッション材も併せてご紹介しておきます。
釣り用リール収納ケース30選のご紹介
ここからは、収納仕様(単機、複数台)とリールカバーを紹介して参ります。ご自身が施したい形態やリールの台数に合わせてチョイスされて頂ければと思います。
スピニングリール用カバー、ポーチのご紹介
【釣武者】Mushaリールポーチ 2021年発売
中型番手(~3000番)までのスピニングリールに対応するリールポーチです。ロッドに取り付けたままカバーも出来ますので、移動釣行には役立ちます。それとなく釣武者ロゴをアピール出来る、カジュアル感も併せ持っています。
【シマノ】リールケース スピニング用 PC-031 2013年発売
リールサイズやスピニング・ベイト別に、各種モデルが揃うリールカバーです。水漏れを防ぐクロロプレン生地(3mm厚クッション)を採用していることで、発売から高人気を維持しています。
【ダイワ】ネオリールカバー(B) 2023年発売
様々なリールの形状に沿って専用仕様がリリースされ、品薄逼迫のリールカバー。クッション性のあるクロロプレンゴム素材使用され、アングラーには嬉しいメモ収納用クリアスペース付きになります。しっかりフィットした状態で保管・収納が出来ますので、通気と外圧からの保護に適しています。
【アブガルシア】リールカバー SP-MULTI S、M 2022年発売
リールをロッドにセットしたままカバー可能になる巾着袋タイプの便利なリールカバーです。サイズに応じて2サイズがリリースされます。ハンドルを取り外した際も、収納できるポケットも搭載し、スマートにリールを保護できます。リールカバーとしてだけでなく、小物類の収納にも便利に使用出来ます。
【タカミヤ】H.B concept リールケース 2016年発売
ロッドセットの状態でも装着可能なリールカバーです。様々な小物の収納にも活躍する伸縮素材の巾着袋型。2サイズが揃いますので、ハンドルも付けたままでも余裕で収納できるので重宝します。
ベイト・両軸リール用カバー、ポーチのご紹介
【アブガルシア】リールカバー LP S、M
リールをロッドにセットしたままカバー可能になる巾着袋タイプの便利なリールカバーです。サイズに応じて2サイズがリリースされます。着脱が容易なフラップタイプになり、直ぐに外せてキャストがしやすい仕様になっています。蒸れを軽減するメッシュ素材のマチ付きですので、リール使用後の水滴の蒸発にも役立ちます。
【シマノ】オシア リールガード
シマノ製ベイト・両軸リールにしっくりはまるリールカバーです。300番以下とオシア2000番に合わせた2サイズがリリースされます。カバー素材は伸縮するクロロプレンゴムとナイロンの2層構造になり、耐久性高く仕上げられています。
【ゼスタ】ネオプレーンベイトリールカバー 2019年発売
伸縮性の高いネオプレーン素材のベイトリール専用カバー。 ロッドセッティング状態での装着仕様になり、3サイズが発売されます。ショアからオフショアまで幅広く活用でき、フックキーパーも搭載されたことで、移動時のリグ止にも重宝します。
【スカルキャップ】ロープロファイルキャスティングリールカバー SC-C2 2021年発売
ロープロベイトリール専用の耐衝撃性と耐久性に優れたシリコーンゴム製のリールカバー。伸縮性も高く、リールボディーへの密着も高く設計されています。4色展開のカラーリングで、見た目のアレンジ強めにアピール出来ます。左右両方の利き手に対応します。
個別収納ケースのご紹介
【Avail】アベイル オリジナルリールケース 2022年発売
丈夫なラバーレザーを使用したリールケースです。 ケース内部には、収納物を保護する厚さの異なるスポンジが3枚付属しますので、リールの大きさや仕様に合わせてカットしながら調整収納出来ます。中型番手までのベイトリールに適したリールケースに仕上がっています。
【シマノ】パーティションポーチ スクエア 2013年発売
多目的に使用頂ける、可変式の間仕切りが搭載された正方形ポーチ。リールの収納はもちろん、交換スプールや予備のメインラインの保管用としても重宝します。上蓋メッシュポケットも小物収納からスペアパーツまで、用途に応じて収納可能です。
【大阪漁具 OGK】セミハードマルチバッグ OG307M 2019年発売
上部、下部共にクッションが内在されるリールケース。外装もセミハードタイプになり、耐水性の強い合成皮革でシーリングされています。リール・予備スプールからツールなど、ユーザーのニーズに合わせて収納出来るリール収納バッグです。
【アブガルシア】リールケース(Sサイズ) 2017年発売
単機収納であればこちらのSサイズがおススメになります。中型番手までのスピニングリール、ベイトリールの収まりがよく、ガタツキもなくジャストフィットでの保管が出来ます。スプールを複数台収納も出来ますので、ラインチェンジを要する釣りにも便利に活用いただけます。
【プロマリン】ハードマルチケース(S、M、L、LLサイズ) 2018年発売
リールの形状や大きさ(番手)に合わせて個別収納されたい方には重宝するローコストモデル。管理人も複数庫保持しており、単機リールと交換スプールセットで収納しています。ハードタイプの樹脂素材で製作されていますので、内容物を外圧からしっかり守ってくれます。リールサイズが合わなくてもクッション材を使用すればしっかり納まってくれます。
【ダイワ】HD リールカバー(A) 2018年発売
外側からの衝撃をやわらげるハードシェル構造のリールカバーになり、落下衝撃にも耐久性良く使用頂けます。取り外し可能なオープンポケット付きですので、こちらを隙間に入れ込み、クッション材として使用されている方も多数見受けられます。
【ジークラック】セミハードケース(Mサイズ) 2014年発売
中型から大型番手なら1台、小型番手やベイトキャスティングリールであれば複数収納可能なセミハードケース。ベルクロでレイアウト自由な仕切りが2枚付きますので、間仕切りとクッション材としてお使いいたける便利なモデルです。
複数台収納ケースのご紹介
【シマノ】リールポーチ 2018年発売
管理人はLサイズを使用していますが、ソルト系スピニングリールの保管では、大型番手も隙間なく収納できる点がオススメポイントです。中型番手以下を収納する時はクッション材を挟み込めば問題なく使用可能です。スプールとハンドルを外して収納すれば更に高容量になります。
【ダイワ】システムツールバッグ MW-2 2022年発売
中型リール4機収納可能なツールバッグ。内容物の見やすい透明ブラックのフタが搭載されます。ファスナーは錆に強い素材になりますので、固着での破損も防止できます。自作で間仕切りを作成して、お好みのリール収納バッグにカスタマイズ可能です。
【プロックス】マルチリールバッグ(L) 2020年発売
クッション材が標準搭載のリールバッグです。レイアウトとハンドル脱着で3機のリールが収納可能な容量になります。ボディはハード素材の軽量樹脂にポリエステル仕上げですので外圧にも強く、大事なリールを守ってくれます。
【プロックス】マルチパーテーションバッグ 2019年発売
こちらのプロックス製もクッション材が標準搭載されるリールバッグ。レイアウトを可変できるパーテーションですので、リールのサイズやモデルに調整して収納可能です。スペアラインや外したハンドルを収納できるメッシュポケット採用も便利に使用できます。
【テイルウォーク】セミハードマルチキャリーケース(L) 2019年発売
形状が整うパーテンションで区分けされるキャリーバッグになります。ベイトリール最大6機が収納可能になり、スプールケースとして応用も出来ます。セミハード素材で製作されていますので、耐衝撃性十分に保管が可能です。
【エバーグリーン】E.G.インナーバッカン ロング 2019年発売
インナーバッカンとしても、リールバッグとしても便利にお使いいただける収納バッグ。オプション販売のウレタンシートを追加活用すれば、下方からの衝撃も緩和してくれます。間仕切りを作成して、お好みの順番にリールを収納出来ます。
【メガバス】Megabass MULTI INNER CASE 2017年発売
メガバスロゴマークが映えるインナーバッグ。厚手の外装素材は耐衝撃に優れ、フタには型崩れを軽減する金属ワイヤーフレームが搭載されますので、上方への積み重ねも可能な仕様です。こちらは、リール2機が収納可能な容量です。
【がまかつ】タックルポーチGM2565 2022年発売
2サイズが展開され、リールサイズに合わせたチョイスが可能なタックルバッグ。メインルームは 2 つのボードで自由に仕切れる設計になり、リールサイズに応じたレイアウトが出来ます。深底仕様ですので、余裕を持ったリール収納とクッション材を利用して、抑えを効かせて安全に釣行運搬を行えます。
【アブガルシア】リールケース L 2019年発売
3ルームからなるリールバッグ専用仕様。中型リールであれば最大で6台まで収納可能になり、自宅保管用から釣行運搬まで大切に保管できます。こちらもクッション材で仕切りを作成すれば、更に台数を増やして収納することが出来ます。
【アブガルシア】防水タックル保護ケース 2019年発売
防水性と耐衝撃に優れたTPU(サーモプラスティックポリウレタン)素材が採用された、多目的収納に活用できるバッグです。リールの保管だけでなく、カメラやバッテリー類の電装品も収納可能です。ファスナーについても防水性の高い止水ファスナーを使用していますので、通常レベルの風雨からは内容物を守ってくれます。
【DRESS】ユーティリティセミハードケース (L) 2021年発売
2サイズがリリースされるユーティリティセミハードケースですが、リール収納には、余裕を持ったLサイズをおススメします。標準搭載の面ファスナーを使用したパーテーションで、大型スピニングリールも収納可能なサイズです。衝撃吸収性と耐水性に優れた軽量なEVA素材を採用し、側面部分はクッション性も持たせてありますので、大事なギア保管庫として十分な活用が出来ます。
【バリバス】システムケース(Lサイズ) 2021年発売
1.2mm厚EVAシートが採用され、耐衝撃性と共に高容量を誇るタックルバッグになり、リール保管にも適したモデルです。サビに強い高剛性ステンレスフレームも内蔵されていますので重ね保管にも対応しています。クッション材で間仕切りを作成すれば、複数台のリールを収納出来ます。
【ジークラック】セミハードケース(Lサイズ) 2011年発売
ベルクロでレイアウトを自由に仕切りを変えられる、高容量のセミハードケースです。大型スピニングリールも2台以上収納出来る容積がありますので、オフショアゲームで使用されたいアングラー様にはオススメのリールケースです。魚探収納にも整頓よく対応しています。
【プラノ】リールケース 1404-02 2010年発売
高強度のクッションフォームが内蔵されたハードケースです。中型番手ならば8台程度の収納力があり、クッション材でしっかり挟み込める、移動にも適したアタッシュケース型になります。タックルケース大手のプラノ製ですので、独自の補強技術が加えられています。
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本記事のまとめ
今回の記事では、リール収納保管ギアの詳細を紹介してきました。
今記事では、
①リールケースの重要性
②リール収納ケース・バッグ・カバーの選び方
③内部のカスタマイズ
④釣り用リール収納ケース30選のご紹介
として纏めてまいりました。
以上をご参考になって頂き、自身に適したギアを選択頂ければと思います。
リール収納ケースの説明を更に詳しく知りたい方は?
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