今回北の住人では、ライトな部類に入るロックフィッシュをキャッチするための専用ベイトロッドと、その他ルアーゲームから流用可能なベイトロッド含め、厳選して14選ご紹介して参ります。
アイナメやソイ、ハタ系からカサゴまで、防波堤や地磯から手軽にゲームを楽しめるベイトモデルのライトロックフィッシュロッドは、各ロッドメーカー様から、今般相次いでリリースされています。また、バスフィッシングやシーバスロッドなどの他魚種専用モデルの中にも、ライトロックフィッシュゲームに適性の合致するロッドも多数ラインナップされています。
記事内容として、実釣感を主体に、カタログ値から推測するスペック、コミュニティアングラーの方々からの情報を基に、使用感を交えながら紹介していきますので、購入のご参考になさっていただければ幸いです。
ライトロックゲーム(アイナメやソイなど)とライトゲーム(メバリングやアジング)は、異なる釣りのジャンルになりますので、その点だけお気を付け下されば、フィッシングギアを購入する際に混乱しなくて済むでしょう。
- ロックフィッシュという魚とは?
- ロッドの選び方
- ライトロックフィッシュ専用ロッド厳選14選のご紹介
- ライトロックフィッシュ専用ロッドのご紹介
- 【メガバス】礁楽(しょうらく) SL-71HC 2020年発売
- 【アブガルシア】Rocksweeper ERSC-71EXH (ダブルスウォード) 2019年発売
- 【テイルウォーク】OUTBACK NC695H 2017年発売
- 【メジャークラフト】トリプルクロス TCX-762M/B 2017年発売
- 【ノリーズ】ロックフィッシュボトム パワーオーシャン RPO76XXHC2 2016年発売
- 【パームス】ラークシューター LSGC-710MH+〔BANK FISHER〕2018年発売
- 【ダイワ】HRF® AGS 76MB TECHNICAL BOOSTER 2019年発売
- 【ダイワ】HRF® AIR 73M/MHB 2021年発売
- 【シマノ】ハードロッカーSS B76H 2022年発売
- 【シマノ】ハードロッカー BB B76MH 2019年発売
- ライトロックフィッシュゲームに流用可能なロッド厳選4選のご紹介
- ライトロックフィッシュ専用ロッドのご紹介
- ライトロックフィッシュロッドを操作する注意点
- ベイトモデルのライトロックフィッシュロッド紹介と本記事のまとめ
- ロッド説明を更に詳しく知りたい方は?
ロックフィッシュという魚とは?
ロックフィッシュとは、基本的に根魚(ねざかな、地方によっては”ねう”とも呼ぶ)のことを指します。
海中の根や岩陰、穴の中、テトラポットの陰に潜み、自身の近場を通る小魚や甲殻類、イソメやゴカイなどの虫を吸い込むように捕食します。このタイプの20cmから30cmクラスの中型魚をライトロックフィッシュといいます。
このクラスのロックフィッシュは、自ら盛んに遊泳しエサを追いますので、大型のハードロックフィッシュと異なり、バイトが頻発する傾向にあります。
具体的な魚を上げると、アイナメ:30cmクラス、ソイ系:30cmクラス、ハタ系:20~30cmクラスの大きさに育った魚がこれに当たります。ムラソイも20cmを超えるとこれらの部類に入ってきます。
バスフィッシングを経験されたことが有る方であればイメージ出来ると思いますが、パワー的にも同類かそれ以上と考えて良いでしょう。海の魚は海流やキツイ水圧の中で生活している関係上、小型でも一定以上のパワーと遊泳力を持っています。
また、生息する地域やポイントによってもパワーは異なりますが、磯場の穴やスリット近辺、テトラ際を回遊している固体は、フッキング後は根に潜ろうとするため、見た目の大きさ以上のパワーを持っています。
個人が感じる感覚、地域差はあると思いますが、ロックフィッシュの強さを順番に並べると下記の様になります。固体の大きさを30cmで例えますと、ムラソイ<カサゴ<キジハタ<クロソイ<アイナメ<ベッコウゾイ(タケノコメバル)と、なります。また魚によって引き方に特長があり、
ムラソイ⇒縦引き
カサゴ⇒横引き
キジハタ⇒横引き
クロソイ⇒縦引き
アイナメ⇒縦横引き(3段引き、首振りダンス)
ベッコウゾイ⇒縦引き
以上の様に異なる特長を持っています。
ロッドの選び方
ロッドに関しては、ロックフィッシュ専用ベイトロッドが操作性よく、ブランクスパワーも専用設計されています。キャストからフッキング、キャッチまでの一連の操作がスムーズに行えるため、ゲームに対しての信頼性が高くなります。
フロロやナイロンの太糸を使用出来るベイトタックルをチョイスすれば、根ズレでのライン破断の恐れも少なく、キャッチの確率も一気に上がります。ハードクラスの大型ロックフィッシュがヒットしても、焦らずにやりとりの幅も広がってきます。
また、他ゲーム用としてリリースされているモデルの中にも、ライトロックフィッシュゲームに適性を持った仕様もありますので、併用してゲームを楽しみたいアングラー様であれば、こちらのチョイスも視野に入ってくるでしょう。
ロッドの長さ
長さから見ても、6ft後半から7ft前半の長さがあればライトロックゲームは成立します。ここからは、長さに応じた特性の違いを見ていきましょう。
7ftクラスのロッド
7ftクラスのメリットとして、手返しを重視した楽しみ方が出来るところがポイントになってきます。
また、キャスト時にロッドがバタつかないことにより、ベイトリールの最大の弱点であるメインラインのバッグラッシュも抑制され、トラブルも大幅に減少するでしょう。
更には、テトラ地帯での穴撃ちや岸際の攻略についても、ショートレングスを活かした操作性を堪能できます。
8ftクラスのロッド
8ftクラスのロッドが持つ優位性は、広範囲に散らばるロックフィッシュをターゲットにできる遠投性能になります。
ボトムの障害物や根をかわす際にも、水の中に入るラインの角度も付くことで、ロックフィッシュゲームでは避けては通れない根掛かりを回避する効果も体感できます。
ロッドの長さ変換は?
1ft=0.305m 例) 7.1ft×0.305m=2.1655mになります。
ブランクスパワー
ロックフィッシュ専用ロッドでは、パワークラスもミディアムからハード、エクストラハードまで、魚の根に潜る突っ込みを往なせるように、専用のブランクス設計が施されています。
管理人がおすすめするブランクスパワーは、ハードクラス(ヘビーパワー)になります。相手がライトロックフィッシュでも、深場を攻めたり、重量のあるルアー(シンカー)を利用する場合も多々あります。各種のシチュエーションに応じた攻略の仕方もメソッドに入れておけば、様々な魚種、大型になるロックフィッシュとの対峙も可能になります。
ブランクスパワーの選択でも、ロッドが持つ特性も考慮し、アングラー様ご自身の攻め方や狙いに絞った仕様をお選びになれば、より一層快適なロックフィッシュゲームを楽しむことが出来ます。
ライトロックフィッシュ専用ロッド厳選14選のご紹介
ここからは、ライトロックフィッシュロッドをベイトモデルから厳選して紹介していきます。
また、他ゲームからでも流用出来る高性能ベイトロッドも併せてご紹介して参ります。シーバスのボートゲームや、バスフィッシングにも応用出来ますので購入する価値は大です。
下記に①長さ、②重さ、③対応リグ最大重量、④総評を記載していきます。
ライトロックフィッシュ専用ロッドのご紹介
【メガバス】礁楽(しょうらく) SL-71HC 2020年発売
①7.1ft ②180g ③MAX40g
④総評 扱いやすく、キャストも安定しているロッドです。メガバスのロッドらしく、余裕を持ったバッドパワーがポイントです。大型のロックフィッシュにも対応し、リフティングパワー任せで魚を浮かせることが出来ます。
【アブガルシア】Rocksweeper ERSC-71EXH (ダブルスウォード) 2019年発売
①7.1ft ②127g ③10~40g
④総評 エクストラハードの硬さを感じさせない、柔軟度の高いキャスト性能を持っています。
クラスNo1の軽さが武器ですが、魚を掛けた後のファイト性能は、剛質ブランクスの顔を見せながらも、操作性が優位に立つ扱いやすさです。
【テイルウォーク】OUTBACK NC695H 2017年発売
①6.9ft ②165g ③45g
④総評 マルチピースの効果を前面に見せ、ハードロッドに相応しない弾力性を持っており、安定した遠投飛距離を生み出します。現仕様のマルチピースは以前から大幅に進化し、綺麗なベンドカーブと操作性を生み出してくれています。
【メジャークラフト】トリプルクロス TCX-762M/B 2017年発売
①7.6ft ②185g ③5~35g
④総評 メジャークラフトらしく、多くのアングラー様に向けた操作性重視ロッドに仕上がっています。
ミドルクラスのブランクスですが、ロックフィッシュロッドらしく、しっかりとしたバッドパワーで魚とやりとりが出来ます。
【ノリーズ】ロックフィッシュボトム パワーオーシャン RPO76XXHC2 2016年発売
①7.6ft ②172g ③14g~50g
④総評 設計はハードロックフィッシュゲームよりになるヘビーロッドですが、マイルドな操作も可能にする柔軟性も保持しています。
張りのあるベリーはアクション性能も高く、中量級のリグアクションも得意とし、金属的なバイト感覚は、なかなかお目に掛れないロッドです。
【パームス】ラークシューター LSGC-710MH+〔BANK FISHER〕2018年発売
①7.1ft ②159g ③12~35g
④総評 ハタ系専用ロッドですが、魚の走りに粘りを見せてくれる、柔軟度の高いブランクス構成です。
ミディアムハードが柔らかに魚の突っ込みを往なしてくれ、同時にジグヘッドのスイミングアクションにも適性の高いティップ硬度を兼ね備えています。
【ダイワ】HRF® AGS 76MB TECHNICAL BOOSTER 2019年発売
①7.6ft ②135g ③5~30g
④総評 ブランクス構成が一段階上位に位置するパワーロッドです。
ミディアムパワーらしからぬ遠投性を兼備し、フッキング時はハードロッドの素質を遺憾なく発揮し、リフティングパワー十分に魚を引き出してくれます。
【ダイワ】HRF® AIR 73M/MHB 2021年発売
①7.3ft ②118g ③5~40g
④総評 軽量なロッドが好きな方にはおすすめ一本です。
軽量ロッドのか弱さは一切なく、1ozのリグもフルキャスト可能になり、ロックフィッシュに完全に焦点を当てて設計されたブランクス設定です。フッキングパワーは最上級で、ミディアムパワー以上の力強さを持っています。
【シマノ】ハードロッカーSS B76H 2022年発売
①7.6ft ②135g ③12~48g
④総評 シマノのブランクス設計を活かしたネジレの抑制と、ロッドを立てながらのリフティング操作で魚の方向を優位に向けることが出来るテクニカルモデル。
幅広いサイズのロックフィッシュゲームに対応可能になり、敏感なソリッドティップの効果で、数から攻めていきたいアングラーの方にはおすすめな一本になります。
【シマノ】ハードロッカー BB B76MH 2019年発売
①7.6ft ②140g ③10~40g
④総評 価格以上のハイパフォーマンスを見せてくれるローコストモデル。
とくに今回紹介する76MHは、ロックフィッシュゲームに対してオールラウンダー的な相性を見せ、撃ちものから巻きの釣りまで、バーサタイルな攻略が可能になります。
ライトロックフィッシュゲームに流用可能なロッド厳選4選のご紹介
【ツララ】モンストロ Monstruo”G” 710HC(バスロッド) 2019年発売
①7.1ft ②225g ③10.6g~170g
④総評 重量級のビッグベイトも操作できるハードモデルのバスロッドですが、ツララの繊細なバイト感知性は、ロックフィッシュの吸い込み系のバイトもしっかりキャッチしてくれます。
ターゲットはモンスターバスが専門になり、大型ロックフィッシュ相手でも、一歩も引かない剛性感を保持しています。
【ジャッカル】BPM B2-C70H(バスロッド) 2021年発売
①7.0ft ②126g ③10~42g
④総評 バッドパワー豊かに、カバーからの大型バス攻略に徹したハイパワーモデル。
取り回しの良いベストレングスと、重量級リグのキャストにも対応しているブランクスパワーを活かしながら、ソルトでのロックゲームにも、適性十分な汎用性も魅力の一本です。
【フィッシュマン】ブリストコモド 7.5H(シーバスロッド) 2021年発売
①7.5ft ②235g ③10~120g
④総評 シーバスロッドのベリーの弾力性は遠投性もよく、シーバスビッグベイトゲームで多用されるこのロッドは、ランカーシーバスのエラ洗いをねじ伏せる、抑えのパワーと剛性を持っています。
ロックフィッシュの突っ込みにも有効な設計で、ハードロックでも魚を即座に浮かせることが可能でしょう。
【ダイワ】ラブラックス AGS BS 73HB(ボートシーバスロッド) 2016年発売
①7.3ft ②140g ③10~60g
④総評 軽量なリグでも繊細なアクションを加えられるのがこのロッド特長です。
一方、ビッグベイトもキャスト出来る剛性感も持ち合わせ、幅広いゲームに応用性が効くバーサタイルな仕様です。
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ライトロックフィッシュロッドを操作する注意点
ライトロックフィッシュロッドは、全体的に剛性感が強いロッドですが、ティップ(ロッド先端付近)は、感度よくバイトキャッチ率をあげるため、細身の製作仕様になっています。
フルキャストする場合は、使用するシンカーは上限の8割程度に抑えて、スイングの幅を意識しながらキャストするようにしましょう。
また、磯場などへの釣行や場所移動でも、出来る限りコンパクトに纏めて、移動を重視したスタイルを心掛ければ、ロッド落下による破損も防止できます。
可能であれば、セミハード以上のロッドケースに収納し、背負う形が理想です。
ベイトモデルのライトロックフィッシュロッド紹介と本記事のまとめ
今回の記事では、ライトロックフィッシュゲームで使用したいロッドの詳細を紹介してきました。
①ロックフィッシュという魚とは?
②ロッドの選び方
③ライトロックフィッシュ専用ロッド厳選14選のご紹介
④ライトロックフィッシュロッドを操作する注意点
以上をご参考になって頂き、自身に適したライトロックフィッシュゲームのロッドを選択頂ければと思います。
最後までご覧になっていただきありがとう御座いました。
ロッド説明を更に詳しく知りたい方は?
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それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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