今回北の住人では、ショアからのルアーフィッシングで大人気の海サクラマスゲームに多用され、ベイトフィッシュがモチーフされた、ナチュラルなアクションで魚に興味を抱かせる、釣れる実績が高いジグミノーをご紹介して参ります。
海サクラマス用のジグミノーは、遠投性に加えて、アクション性も兼ね備えた上に扱いやすく、近年人気のルアーです。
今記事では、海サクラマスの本場である、北海道から東北の沿岸で、サクラマスアングラーがここ一番で使用することが多い、ジグミノーを厳選して10選ご紹介して参ります。
最後までご覧になっていただき、選択の参考と、皆様方の釣果アップに貢献させて頂ければ幸いです。
サクラマスをジグミノーで狙うメリット
ジグミノーは、ミノーが本来持っている遊泳力とアクション性に加え、通常のミノーのキャストで届かいエリアや、ポイントにルアーを供給できることで、沖目からサーチを仕掛けることが出来るアドバンテージを保持しています。
サクラマスは、目が良く、捕食しているベイトと異なる外観や動きに対しては、見向きもしてくれないシビアな面を持っている魚です。
ジグミノーは魚に対して見切られにくく、リトリーブスピードのコントロールも容易に出来るため、スレた状況や、魚が喰い渋る時合やデイタイムでも捕食スイッチを入れることが出来ます。
釣れるジグミノーの選択
サクラマスゲームは、ショアジギングと異なり、使用するルアーの性質によって、釣果は大きく開いてきます。
今般、サクラマスゲームにも多用されるようになったジグミノーは、ショアジギング用やサクラマス専用品など、各メーカー様から多数のモデルがリリースされています。
ジグミノーのパターンにハマった時は、連続ヒットも夢ではないルアーの一つです。
管理人も長年に渡って、シーズン中は各地でサクラマスゲームを楽しんでおりますが、サクラマスのビッグワンは、ジグミノーでキャッチしています。
ここからは、サクラマスゲームに見合ったジグミノーのスペックを加筆していきます。
ボディーのフォルム
リトリーブ性やアクション性を考慮すると、しっかり潮を噛めるボディー形状が必要になり、スリムなボディーに加え、センターには厚みが加えられた仕様が適正です。
ナチュラルリトリーブを基本にしてサクラマスを狙いますので、ベイトにしているイワシ類やイカナゴをモチーフにされた、スリムタイプがマッチザベイトになります。
ボディーサイズの選択
アクション豊かに、ルアーの存在をアピールしていくため、10cm前後の長さがサクラマスからのチョイスが多くなります。
また、波打ち際などを観測し、10cm以下の小魚が打ち上げられている場合はショートタイプのジグミノーにもチャンスはあります。
管理人の経験則から、ジグミノー使用時は、ロングタイプにアタックしてくる傾向があり、やや長めに感じるくらいのジグミノーでアピールすることが、バイトキャッチの確立を上げるスペックになっていると思われます。
ジグミノーの重量
リトリーブ性能とアクション性、フォールアクションをバランスよくミックスすると、20グラムをセンターにしてチョイスし、前後に±10gで準備すれば、強風下での遠投性能にも効果を発揮します。
キャストポイントへの距離と風を読みながら、軽いサイズから選択していくことで、潮回りや強さも測ることが出来、ボトムまでの深さも読むことが可能になります。
重すぎるジグミノーは、本来ルアーから伝わる、リトリーブでのアクション伝達が低下してしまうことと、サクラマスからのチョイスがあっても、バイトキャッチが困難になりますので、まずはシチュエーションに見合った、軽量なジグミノーから使用していくことを推奨いたします。
フックバランス
サクラマスのアタックは、斜め下からや後方からの喰いこみが多くなります。これがショートバイトが多発する要因であり、このショートバイトを如何にしてフッキングに持ち込むかが釣果アップのカギになります。
標準仕様のジグミノーは、ナチュラル、或いはフロントヘビーの姿勢でリトリーブされますので、フックをチェンジする場合は、ルアーバランスが保てるフックサイズの使用をお薦めします。
段差フックを取り付ける場合は、リアバランスになる傾向がありますので、サイズ選択は重要です。
リアが下がってしまうことにより、バイトを弾いてしまうことも多々ありますので、少ないチャンスをものにするためには、気を配っていかなければならない要素になってきます。
フックの取り付け位置
潮回りや時間帯などで変わりますが、先述したように、サクラマスは下方からもアタックしますので、ボディーセンターにフックを取り付けるアイが搭載されているジグミノーも、バイトをフッキングに持ち込むチャンスは上がってきます。
カラーチョイス
サクラマスがジグミノーに興味を持ち、アタック時の最後の決め手がカラーでしょう。
ローリング時やトゥイッチ、平打ちによるフラッシング効果は絶大で、ホログラムをベースにしたカラーリングにチョイスが増加します。
ベイトがイワシ類であれば青銀系から青黒系、イカナゴ・サヨリであれば、ゴールドが塗装されたものが適したカラーになります。
ジグミノーのアクション
ミノーと差別化する上で、ジグミノーの最大の利点は、通常のアクションに加えてフォールアクションを織り交ぜることが出来る点です。
メタルジグとも異なり、スローなリトリーブで、一定のレンジコントロールが出来ることも、サクラマスゲームには高ポイントに挙げられる要素になるでしょう。
それでは、各種のアクションを見ていきます。
フォールアクション(フリーフォール、カーブフォール)
重量がある割に、浮力を持たせた素材で成型されているため、ゆっくりとしたスピードのフォールで、魚に長くルアーを見せることが出来ます。
海の静かな日や、波高が低い日には効果的なアクションになり、ラインにテンションを掛けたままのカーブフォール、テンションを掛けないフリーフォールもバイトチャンスになってきます。
ナチュラルリトリーブ(ただ巻き)
1秒間に1回転程度のハンドル回転で、ボトムに落ちない程度に調整しながらジグミノーを巻いてきます。
ルアーが持っているアクション性質を素直に活かせますので、使用しているルアーのバイト性も確認することが出来、ゲーム当日のレンジや潮の動き、流速を知る上でも、ファーストキャストからしばらくはタダ巻きでのサーチを推奨いたします。
日によっては、このナチュラルリトリーブにしかアタックして来ない場合もありますので、この状況判断は重要になり、その日の釣果を左右する情報を得る大事なリトリーブアクションになります。
トゥイッチ
フローティング・シンキングミノーと同様に、小刻みなトゥイッチを加えるだけで、不規則な動きと、フラッシング効果を上げながら魚にアピールすることが出来ます。
トゥイッチの合間にストップ&ゴーを織り交ぜ、食わせの間を与えるとバイトチャンスも広がってきます。
レンジコントロール
ジグミノーは、近年、ショアからのルアーゲームでは、釣れるルアーとして人気沸騰中ですが、魚の居ないレンジでアクションを続けても釣果は上がりません。
ヒットレンジを早めに見つけることが、ジグミノーで魚を掛ける大事なテクニックになります。
同行者の方や、周囲でゲームをされている方からの情報(聞く、見る)は釣果アップのコツですので、レンジコントロールを大事にゲームを楽しんで下さい。
海サクラマス向きジグミノー おすすめ10選をご紹介
ここからは、先述まで説明を加えたスペックや、選択項目を満たしている、著者とコミュニティーの中でも、高実績な釣果を得ているジグミノーをご紹介して参ります。
①ウェイトレベル、②推奨アクション、③操作性と特徴を加えながら紹介して参ります。
【スミス】サージャー 2021年発売
①18g ②フォール、リトリーブ、トゥイッチ
③操作性と特徴 フォールアクションでサクラマスに猛アピール出来る、水平バランスに優れた新モデルのジグミノーです。センターバランス仕様による、弱ったベイトフィッシュを自動的に演出するフォーリングバイブレーションが持ち味です。
イレギュラーダートやローリングアクションを駆使しながら、ミドルからファーストぎみのリトリーブでバイトを誘発してくれる、スミス様最新の仕様です。
【スミス】トラウティンサージャー SH 2014年発売
①18g ②フォール、リトリーブ、トゥイッチ
③操作性と特徴 ソルトだけでなく、レイクジギングでのサクラマスを狙うのには、最高のボディフォルムに設計されたショート仕様のジグミノー。
ベイトサイズに合わせたマッチザベイトでは、北国のチカ類や、レイクでのワカサギと同サイズになり、リトリーブからのローリングアクションやトゥイッチで、トリッキーな小魚の動きを再現できます。
【スミス】スーパーサージャー 2013年発売
①17.5g~32g ②リトリーブ、フォール
③操作性と特徴 重量範囲も2モデルがリリースされ、遠投性能とアクション性に仕事を分けて考えることが出来るジグミノーです。
バランスの取れたボディ設計がリトリーブバランスに表れ、ナチュラルなただ引きでもバイトを誘発し、トップレンジを攻めたいゲームでは、抜群の働きをしてくれます。
【ティムコ】ディスタンスヴィクセン DV30年 2022発売
①30g ②リトリーブ、フォール
③操作性と特徴 低重心バランスとウエイトアップで、ウミアメ・ウミサクラマスゲームでは、ティムコ様定番となる新作ジグミノーです。
飛距離十分に沖合からサーチ可能で、細身のフォルムはリトリーブ姿勢よく、自然な泳ぎでベイトフィッシュをリアルに再現することが出来ます。
【ジャクソン】アスリート 9JM 2017年発売
①33g ②リトリーブ、フォール
③操作性と特徴 スローリトリーブから、強ローリングのウォブンロールでしっかり泳ぎきれるジグミノーです。
ラインアイを鼻先の上に設置したことで、早めのリトリーブでも回転しにくく、幅広いリトリーブスピードに対応でき、ここ一番のルアーとして、絶対の信頼を誇っています。
フックは未搭載ですので、バランスの取れたフックセッティングを推奨いたします。
【タックルハウス】イーノ 129mm 2012年発売
①30g ②リトリーブ、フォール
③操作性と特徴 管理人もリピート買い連続になる、長年お世話になっている絶対信頼のジグミノーです。強い潮流や波高なシチュエーション下でも、引き抵抗は最低限に抑えられ、あくまでもナチュラルなリトリーブで魚を誘う設計です。
ウミアメメス、ウミサクラマス完全対応設計になる、キャッチ率が物語るジグミノーです。
【D3カスタム】フルベイト シャープ 2022年発売
①30g ②リトリーブ、フォール
③操作性と特徴 スリムでロングボディからなる造形で、向かい風の中でも安定した飛距離を記録する新作ジグミノー。前作フルベイトから、ウミサクラマス専用にチューンされ、マッチザベイトのモチーフになっています。
アクションはスイング仕様になり、ただ巻きでも自らしっかりアピールしてくれます。
【テイルウォーク】KEISON JIG MINNOW 85 2020年発売
①18g ②リトリーブ、リアクション、フォール
③操作性と特徴 リトリーブでルアーの動きが手元に伝わる、テイルウォークの長年のノウハウが詰め込まれたサクラマス向けジグミノーです。
重量にそぐわないキャスト性と遠投性も相まって、遠浅のエリアでの攻略にはバッチリはまり、管理人もごひいきにさせていただきながら、多数のサクラマスをキャッチ出来ています。
【シマノ】カーディフウインドリップジェットブースト95S、105S 2019年発売
①28g、36g ②リトリーブ、リアクション、フォール
③操作性と特徴 ベイトサイズを測りながら、マッチザベイトに持ち込めるジグミノー。
センター重心のウェイトバランスで、飛距離抜群に沖合から攻め込むことが出来、ショートボディーに加え、ジェットブーストが採用されたフォルムを活かして、波打ち際まで誘いきることが可能な仕様です。
【シマノ】カーディフ ウインドリップ ジェットブースト 115S 2022年発売
①20g ②リトリーブ、リアクション、フォール
③操作性と特徴 オリジナルのウインドリップが一回りサイズアップし、ウミアメマス・ウミサクラマス攻略仕様にブラッシュアップされた、専門性が際立つジグミノーです。
低重心のボディバランスはナチュラルフォールを生み出し、ゆっくりとしたリトリーブとの掛け合わせで魚を誘う、シマノ様伝統技術が詰め込まれた最新ジグミノーです。
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今回の記事とまとめ
今回の記事内容は如何でしたでしょうか?
本記事では、海サクラマス向きのジグミノーの紹介と見極めを紹介してまいりました。アングラーの皆様のお目に敵ったメタルジグは御座いましたでしょうか?。
当記事では、
①サクラマスをジグミノーで狙うメリット
②釣れるジグミノーの選択
③ジグミノーのアクション
④レンジコントロール
⑤海サクラマス向きジグミノー おすすめ10選をご紹介
以上、アングラーの皆様のためになるであろう情報も、著者と同僚たちの実績と情報を基に記事を展開してまいりました。
本記事についても、最後まで御覧になって頂きありがとう御座いました。
海サクラマス向きのジグミノーの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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