今回北の住人では、冬のエギングでは定番のヒイカ(別称:テクビイカ、ジンドウイカ)の釣り方と、アクション操作、加えておすすめのライトエギングロッド9選をご紹介していきます。
冬のエギングでは、スルメイカや真イカ、ヤリイカと並び人気のターゲットになるヒイカは、食べてもおいしく、数釣りが出来ることで人気の釣りになっています。
ヒイカ釣りは、アオリイカとは異なる習性を持ち、狙うレンジやアクション操作も独特のものになりますが、群れを見つけたり、溜まっている場所を見つけ出すと100杯以上の釣果が期待できる楽しい釣りです。
今回の記事では、ヒイカの見つけ方、アクション、ヒイカ釣りに適したエギングロッドをご紹介していきますので、是非最後までご覧いただき、楽しいヒイカ釣りをマスターしていただきたく思います。
ヒイカの習性
ヒイカは、日中は直射日光の当たらないボトムや、夜半では常夜灯の外周を好んで溜まる習性があります。また、防波堤の影や海藻の下などに付き、外敵から身を守っています。
基本的に狙うレンジはボトム中心になります。
他の大型魚種のベイトになっていることもあり、臆病な性質もあって、狙う時間帯によってはシビアに攻めて行くことも考慮しなければなりません。
ナイトゲームでは直接の光を浴びると、群れが散ってしまうことも多々ありますので、海面に向かってヘッドライトの光源を直接充てるのも極力避けるようにしましょう。
狙うレンジ
日中であっても、ナイトゲームであっても、まずはボトムから攻略していくことをオススメします。
先述したように、ヒイカはボトムや障害物の影に溜まっていますので、まずは確率の高いレンジから攻めて行きます。
エギをキャスト、または足元へのフォールで狙う場合であってもカウントダウンを忘れずに、バイトがあった棚や違和感(イカがエギを抱いてラインが止まる)を感じた棚は徹底的に攻めて行きます。
また、管理人からの感覚を申しますと、満月などの月夜が明るい夜は喰いが悪いと感じており、月が傾いて来た時間帯での釣果に良い傾向が見受けられます。
エギのアクション
アオリイカを狙う場合と違って、極端なアクションは必要なく、軽いシャクリでエギをアピール出来れば、ヒイカはエギを抱いてくれます。
大きなシャクリでは、逆にイカが散ってしまうこともよくあります。
ヒイカは身や足が柔らかく、バイトも小さいため、大きなアクション途中でイカが掛かって身切れする場合もありますので、ティップのシャクり幅は1m前後で十分です。
ヒイカの溜まっているレンジを見つけた後は、フリーフォールだけで喰ってきますので、ラインの動きや食い上げの違和感に神経を注いでおきましょう。
エギの大きさ(号数)
ヒイカはホタルイカと同様に、10cm強程度の大きさですので、エギの大きさは1.5号をメインに、2号まで各種カラーを保持しておけばゲームは成立します。
ヒイカは泳ぐスピードが緩慢なことにより、アクションスピード以上にゆっくりしたフォールスピードが重要です。仕様はディープ仕様がベストマッチします。
エギサイズが2号で乗らない場合は、装着されているシンカーを削って、軽量化することも一つのテクニックになります。
ヒイカに適したロッド選択は?
ヒイカのエギングには遠投はさほど必要ありませんが、同シーズンに狙えるスルメイカのキャストエギングにも転用できる長さは欲しいところです。
専用性以上に、ブランクスパワー(柔らかさ)や、適合エギサイズを考慮して購入すれば、どちらのイカを狙う場合であっても、満足がいく釣りが楽しめます。
ロッドの長さ変換は?
1ft=0.305mになります。
例) 8.3ft×0.305m=2.5315mになります。
ヒイカ釣り向きエギングロッド9選のご紹介
ここからは、先述してきたヒイカを狙うエギの号数に合わせたブランクスパワー、必要なキャスト飛距離に応じたエギングロッドをご紹介して参ります。
下記に①長さ、②重量、③ブランクスパワー、④適合エギサイズ、⑤総評を記載して行きますので、ご参考にされて頂ければ幸いです。
【ダイワ】エギング X 83ML 2022年発売
①8.3ft ②108g ③ミディアムライト ④1.5~3.5号
⑤総評 軽量エギのキャスト性と、イカがエギを弾かない喰いこみの柔らかさを保持したエギングロッド。エギング初見の方でも扱いやすく、岸から離れた場所にヒイカが溜まっていても、シャクリ幅含めて十分なキャパを持っています。
【ダイワ】エメラルダス X 83ML 2010年発売
①8.3ft ②105g ③ミディアムライト ④1.8~3.5号
⑤総評 秋から春シーズンに、広範囲をランガンで手返しよく探っていくライトエギングに最適なモデルです。軽量エギも振り抜き良くキャスト出来、ベリーの柔軟さで、イカに違和感を与えません。
【ダイワ】エメラルダス X 611UL-S 2019年発売
①6.1ft ②85g ③ウルトラライト ④1.5~1.8号
⑤総評 こちらは、近距離を手返しよく狙っていける、ヒイカエギング専用ロッドです。
ウルトラライトのティップ性能と、軽量エギキャストのバランス感は、専門性を高く持たせた設計を伺わせます。
【シマノ】セフィア BB S76SUL-S 2022年発売
①7.6ft ②95g ③ウルトラライト ④1.5~2.5号
⑤総評 ライトエギングの専門性の高い、柔らかめのソリッドティップが採用されたヒイカ専用ロッドです。小型のエギもベリーに乗せてしっかり飛ばせるシャープネスを持ち、ライトゲームにも応用が利き、幅の広いゲームで楽しみいただけるロッドです。
【シマノ】セフィア BB S83L 2022年発売
①8.3ft ②103g ③ライトアクション ④1.5~3.5号
⑤総評 繊細なエギングに対応したライトエギングロッドで、ヒイカの釣りにもしっくりハマる使用感です。ロッドの弾力を活かしたシャクリで、細かなアクションを掛けられるテクニカル仕様です。
【アブガルシア】ソルティーフィールド SFS-762L 2022年発売
①7.6ft ②106g ③ライトアクション ④1.5~3.0号
⑤総評 ルアーゲームのオールラウンダー的ロッドになり、柔らかさの中にもピッとした張りを持たせたブランクスは、ヒイカを狙うライトエギングにも抜群の適性を見せます。北国特有の「フラワー」を使用したボトム狙いでも、喰いこみよく誘いきることが出来るロッドです。
【アブガルシア】ソルティステージプロトタイプ エギ XEGS-802UL-ST 2022年発売
①8.0ft ②95g ③ウルトラライト ④1.5~2.5号
⑤総評 ヒイカやマメイカに適した専用モデルになるエギングロッドです。スローに落としたベリパワーは、エギの抱き込みを弾かず、素直なティップの入り込みで、イカを載せることが出来ます。
何より軽い操作感が癖になるライトエギングロッドです。
【がまかつ】ラグゼ EGRR S82L-solid 2018年発売
①8.2ft ②83g ③ライトアクション ④1.5~3.0号
⑤総評 細かなエギのコントロールと、小型エギのキャストとバイト感知に特化したライトエギングモデル。繊細なカーボンソリッドティップを搭載し、僅かな違和感を察知する能力は、今回紹介するロッド随一になり、大型のスルメイカの横走にもブランクスの柔軟さで受け流してくれます。
【テイルウォーク】エギスト SSD 86L/SL 2021年発売
①8.6ft ②102g ③ライトアクション ④MAX3.0号
⑤総評 長尺ロッドにして、1.5号からのエギを操作できるライトモデルのエギングロッドです。
繊細なソリッドティップは僅かなコンタクトも察知し、小さなイカの微かな抱き加減もしっかり感知してくれます。細身のブランクスは軽量エギのキャストでも鋭く振りぬけ、広範囲にヒイカを拾っていくことが可能なロッドです。
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本記事のまとめ
今回の記事では、ヒイカ釣りで扱いやすいエギング専用ロッドの詳細を紹介してきました。
本記事では、
①ヒイカの習性
②狙うレンジ
③エギのアクション
④エギの大きさ(号数)
⑤ヒイカに適したロッド選択は?
⑥ヒイカ向きエギングロッドのご紹介
以上の内容で記事を纏めてきました。
ご参考になって頂き、ご自身に適したヒイカ向きエギングロッドを選択頂ければと思います。
ロッド説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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