河川を遡上した遡上したサクラマスが、シーズン終盤期(5月中旬~6月中旬)になると積極的にバイトしてくるミノーですが、鱒族アングラー様の皆様方はどのようなミノーをチョイスしているのでしょうか。
管理人の経験値として、河川サクラマスを狙ったミノーイングの経験はかれこれ20年になりますが、サクラマスの釣果に実績が高い、釣れるミノーにはいくつかのポイントが共通しています。
今回北の住人では、サクラマスがよくバイトしてくるミノーの特徴、ミノーを撃ち込むべきポイント選び、加えて管理人がサクラマス釣行でメインに使用する信頼度が高いミノーをご紹介して参ります。
是非最後までご覧いただき、これからサクラマスゲームにチャレンジされたい方や、サクラマスのバイトを感じて釣果を上げていきたいアングラー様のミノー選びのご参考にされていただければ幸いです。
遡上サクラマスがバイトしてくるミノーの特徴
海サクラマスで使用するミノーと河川に遡上してきたサクラマスを狙うミノーには大きな違いがあります。
沿岸を回遊しているサクラマスをサーフや河口域で狙う海サクラマスの場合は、遠投性能が高く、アピール重視にブレイクラインを潜航出来るミノーを主に使用していきます。
河川に遡上してきたサクラマスを狙う場合は、遡上魚がベイトを捕食する習性を抑えておかなければ、なかなかバイトまで持ち込めません。ここでは、遡上サクラマスに高実績なミノーの特徴を見ていきます。
ミノーの大きさ
大型から中型河川、渓流域に入った場合でも、まず確認しなければならないのはベイトになる魚の種類です。ここは地方によって変わってきますが、主にウグイやオイカワ、アブラハヤ、タカハヤ、カワムツ、遡上途中のアユもサクラマスのベイトになり、釣り上げたサクラマスの胃の中を確認すると大型のオタマジャクシが散見される場合も多々あります。
上記のベイト類の大きさはアベレージで10cm前後になり、河川でサクラマスをターゲットにする場合、これらと同等サイズの大きさ(長さ)になるミノーを選ぶのが鉄則です。
ボトム攻略仕様
サクラマスはトラウト類の中でも最も神経質な魚になります。また、遡上を開始したサクラマスは、体力の温存も計りながら、大きな河川であっても流れの緩やかな流芯脇や川底を擦るように遡上しています。河川で釣り上げたサクラマスの腹前方が緑色に擦れている固体をよく見るのはこのためでしょう。
管理人が選ぶミノーの潜航仕様は、フローティング仕様のミドルレンジ(中層)からボトムノック出来るディープダイバー系が80%8割。残り20%は浅瀬に刺してきた固体を狙うためのシャローモデルです。
ボトムノックさせるにはロングビルミノー
ボトムをノックしながら、或いは川底を舐めるようにトレースするにはロングビルミノーは欠かせません。川底の地形や状態をサーチ出来るのも大きな強みです。
後述しますが、サクラマスが遡上途中に休む場所や、停泊してボトムに鎮座しているポイントにも共通点がありますので、そのような場所を探し出すのにも役立ちます。
ミノーのアクション
管理人はアクションにこだわりはなく、ジャークを基本にミノーを縦に動かす誘いがメインになります。
ボトムを数回小突いたらラインテンションを緩めてミノーを浮かせ、水深を見ながら縦のジグザグな動きの繰り返しになります。水平方向のリトリーブをメインにするよりも根掛かりの発生もおさえられるため、ルアーのロストも減ることになります。
流芯にルアーが入り、巻き抵抗が増し始めたら、小突くといった表現よりも、ボトムに当てながらミノーを転がしていくといった表現が合っているかもしれません。
ミノーを撃ち込むべきポイントとは!?
前述したサクラマスのベイトになる小魚は、本来であれば淀みや淵、岩陰の流れの緩い水域に生息しています。
体も小さく遊泳力も弱いため、誤って流芯に入ってしまった時に流れに揉まれてボトムを転がり、サクラマスはボトムが岩盤やゴロタ場などの硬い地形で、停泊して休みながらこれらのベイトを待ち構えていると思われます。
上記に記述したボトムを転がすイメージのアクションは、このサクラマスの習性を利用しています。
管理人の経験からでは、サクラマスの実績が高いポイントは川底が岩盤地帯になっている場所が多く、もちろん泥底でも実績はありますが、泥底<岩盤・ゴロタ場であるのは実績データで間違いありません。
中河川の対岸、大河川の場合は流芯の中にミノーをキャストし、トロ場から流れの強い場所へ入る際(きわ)、流れの強い場所からトロ場へ上がるブレイクライン境界線でのバイト率が高くなり、ヒット実績も圧倒的に高くなっています。
遡上サクラマスに高実績なミノーのご紹介
ここからは、前述までの説明内容を加味し、管理人がサクラマスをヒットさせた実績の高いミノーを厳選してご紹介して参ります。東北から北海道まで、各地の河川で釣果を上げているミノーです。実績カラーを紹介していきますので、是非ご参考になされて下さい。
ミドルレンジ攻略のミノー
【Bassday】シュガーミノードリフトトゥイッチャー 100S 2017年発売
緩やかな流れから瀬のキツイ早い流芯まで、流れをタイトにつかんでドリフトパターンで攻略したい場合はこちらのシュガーミノー。サクラマスのライズが見られるような高活性の日和には、クリアーレモンSTGLがアピール高く魚を引き寄せてくれます。
【スミス】チェリーブラッド MD90 2021年発売
9.5gのウェイトにも関わらず、ライナーキャストでピンポイントで淀みを撃ち抜ける飛行性能を保持しています。
手元にも細かく伝わるウォブリングの振動でサクラマスの興味を引き付け、今回紹介するモデルの中では、渋いパターンや低活性時にいちばん頼りになるミノーです。
【メガバス】ITO SHINER SSR 2023年発売
2023年サクラマスシーズン初頭から、既に4本の大型サイズを仕留めてくれているバス用のジャーキングモデル。
湖沼だけでなく、流れの強い流域でも抜群の水噛みを見せ、ウォブリングからのフラッシングに効果ありです。釣れるルアーはどんな魚にも効果が高いことを証明してくれている高実績ミノーです。
【シマノ】カーディフ ML バレット 93F ジェットブースト 2023年発売
サイレントアサシンはサクラマスにも高実績。特に2023年度リリースカラーのSブルーCHは、数を獲りたいサクラマスアングラー様には是非おすすめしたいカラーです。リトリーブ時の引き重りの少なさは、バランスよくスミング出来ている証であり、僅かなショートバイトも伝わる遊泳力を持っています。
ディープレンジ攻略のミノー
【SOULS】16Beat J.O.KER MD 2018年発売
管理人が保持するサクラマスミノーの中で、絶対の自信を持ってキャストする、サクラマスエキスパートブランドのSOULS製。湾曲ボディーが潜航角度を付けてくれるため、複雑なロッドワークを必要としない操作性を保持しています。
【ティムコ】シュマリ ディープ90F 2019年発売
大河川においても飛距離抜群に広範囲をサーチでき、60cmオーバーのサクラマスを5本キャッチしてくれているおすすめモデル。ボトムコンタクトだけでなく、ドリフトからのターン性能を活かしながら、リアクションで口を使わせることが出来る、類まれな遊泳力を持っているサクラマスミノーです。
【アムズデザイン】sukari 85DXS 16g 2015年発売
今回ご紹介するミノーにおいて、唯一のシンキング仕様の大型トラウトに絶対信頼のミノーになります。
16gと18gの2サイズがリリースされていますが、今記事で紹介するのは16gになり、1m以上の水深攻略にも鉄板的な存在です。流れが速い河川での潜行性能は抜群なモデルです。
【スミス】DDパニッシュ 80F 2016年発売
ラインテンションのコントロールのみで、素早いキックバックで縦の動きを演出できるアピール重視モデル。
発売から6年以上経過しても、未だ人気のサクラマスミノーになり、周囲のサクラマスアングラーにも信頼を得ている高飛距離モデルです。
更に気になる河川遡上サクラマス向きミノーが御座いましたら、下記↓↓↓↓のECサイトから検索頂ければ、お気に召すミノーが見つかるかも知れません。
本記事のまとめ
今回の記事では、河川サクラマスに高実績のミノーの詳細を紹介してきました。
今記事では、
①遡上サクラマスがバイトしてくるミノーの特徴
②ミノーのアクション
③ミノーを撃ち込むべきポイントとは!?
④遡上サクラマスに高実績なミノーのご紹介
として纏めてまいりました。
以上をご参考になって頂き、自身に適したサクラマス向きミノーを選択頂ければと思います。
河川サクラマスに高実績のミノーの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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