ダイワ・シマノ・アブガルシア他、多くのリールメーカーからリリースされる4000番のスピニングリールは、ぶっこみや泳がせのエサ釣り、ランカーシーバスやサクラマス狙い、ライトショアジギング等に多用されるニーズの高いスピニングリールです。近年ラインナップされるSWモデル(ソルト専用)もおすすめになり、使用用途に合わせながら広域なジャンルの釣りに対応します。
価格帯も幅広く、コスパ最強のハイバリューモデルから、高性能なハイグレード・ハイエンドモデルまで多岐に渡り、どのモデルをチョイスすればよいか迷ってしまわれる方も多いことでしょう。
今回北の住人では、エサ釣りや各種のルアーフィッシングに対応するおすすめスピニングリールを、厳選して27選ご紹介して参ります。多種多様にラインナップされるスピニングリールから、アングラー様がご自身のフィッシングスタイルに見合ったスピニングリールをチョイスされやすいように、メインターゲット(狙い)にする魚種、各種の釣法とそれに見合った選び方も解説していきます。
是非最後までご覧いただき、ベストなスピニングリールをチョイス頂ければ幸いです。
4000番スピニングリールの使用用途と特徴
4000番のスピニングリールの特徴を確認していきましょう。
4000番というサイズは、中型サイズのスピニングリール群(2500~5000番)において、ランカークラス(大型サイズ)の魚を相手にできる、巻き上げパワーを感じることが出来る番手になります。ここからは、釣法や使用用途、ターゲット(狙い)を絞り込んで見ていきましょう。
4000番スピニングリールが使える釣り
4000番サイズは、大型魚種を専門に狙え、幅広い釣法でパワーがある操作性を有しています。ラインストック量の増大や太いラインを巻け始めるスプールも搭載されることで、エサ釣りからルアーフィッシングまで、多用途な釣りに使用可能になってきます。今般ラインナップされている多くの4000番のスピニングリールは、メインギアも大径化され、巻き上げパワーを必要とするオフショアゲーム(船やボート)や沖釣りにも多用されています。
海釣り(エサ釣り)
【ぶっこみ釣り、サーフからの投げ釣り】
根魚や底物を狙ったぶっこみ釣り、サーフ(砂浜)や突堤からのライトなシロギス狙いまで、投げ釣りの部類に入る釣法でも、遠投性能を活かして効率よく攻め切ることが可能になります。
これらの釣りには、専門性の高いスピニングリールがラインナップされていますが、ライト感覚や手始めの釣りにも十分応用可能です。事実、管理人もシーバスロッドに4000番のスピニングリールを組み合わせてシロギス釣りも楽しんでいます。タックルも軽量化され、おかず釣りには重宝します。
【泳がせ釣り】
サビキ釣りで釣り上げた小型のアジやイワシ、サバを針に掛け、足元の落とし込みからライトキャストでの沖目を狙った泳がせ釣りにも応用できます。
特に、大物がヒットしやすい泳がせ釣りには、巻き上げパワーに余力を持たせた4000番以上のスピニングリールが必要になってきます。不意な大物とのファイトでも、慌てずにランディングまで持ってこれます。
【投げサビキ】
大型青物がヒットしやすい、遠投ウキを使った投げサビキにも、キャスト性能と巻き上げパワーを活かして大物釣りを楽しめます。初心者の方やビギナーの方にも大物を釣り上げることが出来る投げサビキですが、小型のリールでは容量不足となり、ラインブレイクを起こしやすくなります。中型スピニングリール+太いラインを使用して、安全安心な釣りを楽しみましょう。
【船釣り・ボート釣り・ひとつテンヤ】
シロギスやカレイ釣り、底を狙うライトアジなど、バーチカルな落とし込みでの釣りにも適しており、予期せぬ大型クラスのヒット時でも、巻き上げパワーとドラグを両立させながらランディングに持ち込めます。
大型マダイやタチウオを効率的に狙うテンヤゲームにも、手返しとアクション操作性を活かせる4000番のスピニングリールがベストなサイズです。
ソルトゲーム(ルアーフィッシング)
【スピニングタイラバ】
手返しの良いベイトリールが主流になるタイラバゲームですが、近年はキャストを含めた、狙いの幅を確保出来るスピニングタイラバの人気も上がっています。元々はライトなスピニングタックルで狙う釣りでもあったため、その操作性をタイラバにも活かされ始めています。
バーチカルな攻めからキャスティング、ベイトタックルでは味わえない醍醐味でゲームを楽しめ、フォールスピードの速さとドラグ調整幅の広さを活かし、ライトラインでのスリリングなファイトにも人気があります。
【ショアラバ】
キャスティングタイプのタイラバをショアから遠投し、手軽にマダイをキャッチできるショアラバゲーム。4000番のスピニングリールを主体にしたタックルが持ち重りもせずに、手返しよくキャストとアクションを繰り返せます。
オフショアと遜色ないサイズもヒットしますので、十分なパワーを保持した4000番のスピニングリールが有効になってきます。
【ハードロックフィッシュゲーム・シーバスフィッシング】
大型のアイナメやベッコウゾイ(タケノコメバル)、キジハタを専門に狙っていくハードロックフィッシュゲーム、ベイエリアやサーフからシーバスをターゲットに釣っていきたい方には、4000番のスピニングリールがベストチョイスになります。
4000番サイズのスプールが持つキャスト飛距離とラインストック量、加えてランカーサイズを相手にできる4000番のギアパワーは欠かせず、ロッドとのタックルバランスを併せてトライしていきましょう。
【フラットフィッシュ狙い】
サーフからのヒラメ・マゴチのフラットフィッシュをターゲットにするサーフフィッシングにも、遠投性能が高い4000番のスピニングリールがベストな大きさです。
シーバスゲームやハードロックフィッシュゲーム以上にキャスト回数が増加するゲームですので、遠投性能で広範囲のサーチとルアーを見せる長距離リトリーブ、波を避けた高巻きによる疲労の抑制にも注意しながら、4000番を中心にしたタックルバランスが必要です。
【ライトショアジギング】
ハイスピードでのリトリーブやジャーキングなど、メタルジグやルアーを高速、且つベイトに寄せたナチュラルなアクションを与えて、見せて獲るライトショアジギングには最も適しています。フルキャストで飛距離を稼ぎ、スピードの強弱で食わせていくゲームには、4000番クラスのスピニングリールのチョイスをおすすめします。
ライトショアジギング初心者の方にもおすすめな番手です。
フレッシュ(淡水域)ゲーム
【サクラマス、ビッグレインボー狙い】
河川を遡上してきたサクラマスや、湖でのレイクトラウト狙いでも、4000番のスプールが保持するキャスト飛距離とリトリーブ性能を活かせます。大型のヒットに備えながら、余裕を持ったメソッドでの攻略も必要になってきますので、4000番のスピニングリールは、ビッグトラウト狙いではマスト的な番手にもなっています。
以上のように、4000番のスピニングリールの多用性は高く、多くのターゲットを手中に納めることが出来るバーサタイルサイズです。一台保持していれば多くの釣法にも使用出来、交換スプールも同時購入して別のラインを巻いておけば、テリトリーを広く、楽しく、快適な釣りを展開出来るでしょう。
4000番スピニングリールの選び方
多くの釣りに対応し、バーサタイル性に富んだ4000番のスピニングリールですが、全ての釣法に合致したモデルは多くはありません。多種ラインナップされるスピニングリールの中から、ご自身の釣りに合致したモデルをチョイスしていきましょう。
ここからはスピニングリールの選び方を解説して参りますので、購入時のご参考にされてみてください。
フィッシングスタイルから選ぶ
スピニングリールを使った釣りにも種類がありますが、その釣法に見合ったスピニングリールをチョイスしていくことも大事です。釣法に見合わないモデルをチョイスしてしまうとストレスも溜まり、場合に寄ってはロッド含めたギア破損の恐れも出てきます。
エサ釣りが主体のフィッシングスタイル
エサ釣りの多くは、磯場での上物釣り、泳がせ釣りも含めて待ちの釣りになります。もちろん、手返しと釣果を上げるため、エサの交換や巻きエサ補充のために、仕掛け投入・回収の回数が増える釣りもあります。
巻きの精度やリトリーブスピード(下術:ギア比を確認する参照)に神経を使うことはありませんが、重量負荷が掛かる分、高耐久性を保持したスピニングリールが望ましくなります。ダイワのモノコックボディー、シマノのHAGANEボディ、アブガルシアのDURAMETAL一体ボディなどがこれに当たります。しっかりとした耐久性を持たせたスピニングリールは経年劣化も抑えられ、長期に渡ってリール品質を維持してくれます。
また、遠投することや、潮に乗せて仕掛けを流していくことが多くなりますので、スプールのラインストック量(糸巻き量)をしっかり確認していかなければなりません。
ルアーフィッシングがメインスタイル
ルアーフィッシングに多くの時間を費やすアングラー様は、ハイコストパフォーマンスグレード以上のスピニングリールがおすすめです。リトリーブ中に起こるひったくりのバイトは判りやすくアワセを入れるのは容易ですが、通常であれば気付かないショートバイトや追い食い、食い上げのバイトなど、リトリーブの重さや違和感に加え、ラインテンションの変化をハンドルの巻きでキャッチすることで更なる釣果が望めます。
実際にコミュニティメンバーがリールのグレードを上げたところ、同一ポイントでの釣果もアップしています。
それだけ、ルアーフィッシングに使用するスピニングリールの巻き性能は重要ポイントだという事です。
エサ釣り・ルアーフィッシング どちらにも使いたい方は!?
どちらの釣りにも併用して使用されるのであれば、迷わずにミドルスペック以上のスピニングリールがおすすめです。各メーカーが保持する最新機構、各箇所に採用される高耐久素材とベアリング個数、内部機関のギア構造、組み上げ仕様に至るまで、長期に渡って高品質を維持してくれます。
スプールリップの精密化による安定したキャスト飛距離、巻きの精度と軽さ、大型サイズがヒットした後に安心できるパワー性能と、スピニングリールに求める性能をバランスよくミックスされるのがミドルスペック以上のモデルです。エサ釣り、ルアーフィッシング、どちらの釣りにも満足いただけるでしょう。
オリジナルサイズorコンパクト(C)サイズから選ぶ
4000番のスピニングリールに限らず、今般各メーカーから最新でリリースされる中型番手のモデルには、オリジナルサイズ(標準サイズ)に加え、Cサイズ(コンパクトボディー)のラインナップが増えています。
スプールサイズはそのままに、ギアボックスやメイン筐体が1サイズ~0.5サイズほどコンパクトに設計され、本体重量の軽量化に繋がっています。
どちらを選択するかはアングラー様の好みによるところが大きくなります。標準サイズの巻き感や巻き上げパワーを重視するか、軽量化ボディーでキャスト回数のアドバンテージを得るかは、釣りの種類によっても選択は分かれてきます。
これはあくまでも管理人の視感です。ルアーフィッシングに使用するスピニングリールはCサイズのモデルがラインナップされていれば、こちらの適性が高いと感じています。ルアーフィッシング用として管理人が購入しているモデルもほぼCサイズです。
金属や樹脂などは、小型になればなるほど振動やテンションの伝導が高くなります。更には、小型化されることで、各パーツや子部品の密度も狭くなり、リールが一体化した後の感覚の伝達精度も上がってきます。特にルアーフィッシングでは、巻きの中に発生する僅かな違和感を見つける割合が高くなりますので、リール全体で感じる感覚を重要視しながらチョイスしています。
ギア比を確認する
メインにする釣りの種類、特にルアーフィッシングでの使用では、ギア比(ハンドル1回転当たりのスプール回転数≒巻き上げ量)の確認も重要項目です。それぞれのギア比の特徴とポイントを加筆していきます。
【ノーマルギア】 ※型式への表記はありません
手元重視の細かいアクション(誘い)やエサ釣りなどの待ちの釣りには、標準スピード(回転数)でスプールを巻けるノーマルギアが適しています。
【ハイギア】型式表記 HG
キャスト後のラインスラッグ(余分な糸フケ)を素早く回収し、素早くアクションやリトリーブに移行したいルアーフィッシングには、ハイギアモデルがレスポンスよく応答してくれます。ルアーを手早くピックアップし、次のポイントへキャストしたい場合も、手返し含めたキャストのインターバルも短縮できるハイギアがよい働きを見せてくれます。
【エクストラハイギア】型式表記 XG・XH
ショア・オフショアで、高速リトリーブとジャークを繰り出し、魚を狂わすジギングにはエクストラハイギアが疲労軽減にも役立ちます。ノーマルギアとの比較では、ハンドル回転で換算すると、1回転当たり15%程の巻取りスピードアップに繋がります。
スプールタイプで選ぶ
ノーマルスプール(型式への表記はなし)とシャロースプール(型式S表記)がラインナップされます。
ラインの種類(ナイロン・フロロまたはPEライン)にもよりますが、キャストが主体になるルアーフィッシングや、浅場をメインに攻めて行く釣りでは、ライン放出の高いシャロースプールモデルがおすすめです。
ボートや船釣りがメインの場合は、中深溝(M=ミディアムディープスプール仕様)から深溝のノーマルスプールモデルをチョイスし、ラインストック量に余裕を持ちましょう。ノーマルスプールモデルでも、スプールに下糸を巻いて嵩増しさせることで、シャロースプールと同様な使い方も可能です。
4000番スピニングリールおすすめ27選
ここからは、多くの釣りに対応出来るスピニングリールを、ランク別≒価格帯別に分類してご紹介して参ります。お財布との相談にもなりますが、是非ご自身が納得頂けるスピニングリールをご選択ください。
それぞれのリールの仕様別ラインナップも記載して参りますのでご参考にされて下さい。
ミドルスペックのスピニングリールご紹介
スピニングリールをチョイスしていく上で、まずピックアップしてみたいのはミドルスペックのリールになるでしょう。初心者様から多くのベテランアングラー様まで、性能比較の中心になるミドルスペックは、以降のリール購入の参考にもなってきます。
【アブガルシア】REVO SP Beast 4000SH 2023年発売
ライトショアジギングでの大型青物、ランカーを狙うシーバスフィッシングなど、トルクフルな巻き上げを要する釣りにベストスペックの新型モデル。Salt Shield TM ベアリングも採用され、波を被りやすいサーフからの釣りにも耐久性良く立ち回れます。
①4000SH=ノーマルモデル+ハイギア+シャロースプール
【ダイワ】ルビアス 2020年発売
軽量化ボディーを活かしたアクション性能とバイト感度は継承され、先代モデルの「ルビアスエアリティ」から路線を別にする軽量スピニングリール。お求めやすい価格設定にありながら、タフデジギアやZAIONエアローターの搭載で、軽快な巻き心地と巻き上げパワーが魅力の汎用モデルです。
①LT4000-C=コンパクトモデル(Cサイズ)
②LT4000-CXH=コンパクトモデル+ハエクストラハイギア
【ダイワ】パワーサーフQD 4000QD 2015年発売
投げ釣り専用リールとして中核にラインナップされるパワーサーフ。瞬時に切り替えが可能になるクイックドラグも搭載され、不意な大物にも戸惑うことなく対処できます。ナイロンやフロロラインも200mストック出来ますので、ショアからカレイやシロギスを専門に狙いたいアングラー様におすすめのモデルです。
①4000QD=ノーマルサイズ
【ダイワ】カルディア SW 4000D-CXH 2022年発売
近年のSWシリーズの進化は目覚ましく、カルディアもその仲間入りを果たしています。フルメタル(AL製)モノコックボディに大口径タフデジギアを搭載され、ソルトで想定される大型魚種に完全対応しています。オフショアでの落とし込み釣りやライトジギングにも追従するEVAラウンドタイプのパワーライトノブLも搭載され、パワーファイトの主導権を握ります。
①4000D-CXH=コンパクトモデル+ディープスプール+エクストラハイギア
【シマノ】エクスセンス XR 4000MXG 2023年発売
シーバス専用機としてラインナップされるエクスセンスXRですが、大型トラウトをターゲットにするアングラー様にもおすすめです。入力パワーを損なわないマグナムライトローターの剛性で、パワーファイトが可能な作りになり、スーパーライトショアジギングに使用しても、性能を発揮できるバーサタイル性も持ち合わせています。
①4000MXG=ノーマルモデル+ミディアムディープスプール+エクストラハイギア
【シマノ】ヴァンフォード 2020年発売
ミディアムディープスプールのラインストック量を活かしたパワーゲームやエサ釣りにも使用可能となり、幅広いラインアップが魅力のヴァンフォード。ソルト・フレッシュ問わない多種多様な釣りに適応し、初見の方でも手の届きやすい価格設定は嬉しいところです。もちろん、ルアーフィッシングには完全対応しています。
①4000=ノーマルモデル
②4000MHG=ノーマルモデル+ミディアムディープスプール+ハイギア
③4000XG=ノーマルモデル+エクストラハイギア
【シマノ】ストラディックSW 2020年発売
4000番のメイン使用の想定はキャスティングゲームになり、ライトショアジギングからシーバス、サーフからのサクラマス狙いに対応。ランカークラスと対峙出来るインフィニティドライブが、スムーズな巻き上げパワーを発揮します。ラインローラーにもXプロテクトが採用され、巻き上げの静粛感に拍車を掛けてくれています。
①4000HG=ノーマルモデル+ハイギア
②4000XG=ノーマルモデル+エクストラハイギア
ハイコストパフォーマンスモデルのスピニングリールご紹介
お財布にもやさしく、機能性やボディー剛性もミドルスペックに引けを取らないローコストモデルをご紹介して参ります。この価格帯こそ、各社のリールの出来栄えと技術力を左右してきます。是非ご覧になっていってください。
【アブガルシア】REVO ALX THETA 4000SH 2020年発売
フレッシュからソルトまでの広い領域にお使頂けるバーサタイルモデル。4000SHは、余裕のあるラインストック量と軽く滑らかな巻き心地によるバイトキャッチ性を活かして、サーフからのキャスティングゲームやシーバスフィッシングに活かせます。投げ釣りに使用しても、硬質感のC6カーボンローターとDURAMETAL一体ボディの剛性で、耐久性高く長期に使用いただけます。
①4000SH=ノーマルモデル+ハイギア+シャロースプール
【ダイワ】BG SW 4000D-CXH 2023年発売
BGの最少モデルになる4000番ですが、アルミボディーに包まれた大口径タフデジギアの搭載によるパワフルな巻き上げを実現し、サイズ以上のパワーリールに仕上がっています。ディープスプールのラインキャパシティーを活用し、ルアーフィッシングに留まらずに、ぶっこみ釣りでの大型狙いのアングラー様にも人気のモデルになっています。
①4000D-CXH=コンパクトモデル+エクストラハイギア+ディープスプール
【ダイワ】カルディア 2021年発売
コストを徹底的抑えられながら、ダイワ中核モデルを堅持しているカルディア。ザイオンVのモノコック仕様が採用されたボディー剛性と、エアローターによる力強い巻取りと滑らかなリトリーブ性能は、エキスパートの方をも唸らせる、上位機種にも迫る精密感を醸し出しています。
①LT4000S-C=コンパクトモデル+シャロースプール
②LT4000-CXH=コンパクトモデル+エクストラハイギア
【ダイワ】ブラスト LT 2018年発売
4000番が最初のラインナップになるジギング向け高コスパモデル。
近海域やショアからのライトジギングに専門性が高く、SWシーンでもっとも活躍する高剛性LTスピニングモデルです。スーパーメタルをボディーに採用した高耐久性もおすすめポイントになり、エアローターによる高負荷への対応もしっかり施されています。
①LT4000-CH=コンパクトモデル+ハイギア
②LT4000-CXH=コンパクトモデル+エクストラハイギア
【ダイワ】フリームス 2021年発売
ダイワを代表するエントリーモデルであったフリームスも、今回のモデルチェンジを機に刷新された最新構造が搭載され、どんな釣りにも使用できる汎用性が高められました。ライト&タッチの静粛感と、リトリーブの軽さに加えたパワー性能は、ミドルスペックモデルの性能を思わせるほどに進化しています。
①LT4000S-C=コンパクトモデル+シャロースプール
②LT4000-CXH=コンパクトモデル+エクストラハイギア
【ダイワ】レグザ 2023年発売
3年ぶりのモデルチェンジになるレグザは、ルアーフィッシングにも完全対応した仕様もラインナップされ、より多くの釣りに対応出来る幅の広さにブラッシュアップしました。アルミボディの堅牢性は継承され、投げ釣りにも応用できるバーサタイル性の高さも維持し、ハイコストパフォーマンスグレードにあって質実剛健振りの本領発揮です。
①LT4000-C=コンパクトモデル
②LT4000-CXH=コンパクトモデル+エクストラハイギア
【シマノ】エクスセンス BB 2020年発売
ウェーディングやボートからのシーバスゲームに対応し、Xプロテクトでの防水性能、ランカーサイズ相手にアドバンテージを得ることが出来るラビットファイアドラグが標準搭載されます。スーパーライトクラスのジギングにも対応可能になり、エサ釣りも含めた、ランカーサイズを狙いたいアングラー様にはおすすめのスピニングリールです。
①4000MHG=ノーマルモデル+ミディアムディープスプール+ハイギア
②4000MXG=ノーマルモデル+ミディアムディープスプール+エクストラハイギア
【シマノ】ミラベル 2022年発売
ミラベルの4000番は両機ともノーマルサイズになり、バーサタイル性を高めたラインナップになります。
エサ釣りやぶっこみ釣りにも対応するノーマルギアと、高速巻きで実力を発揮するエクストラハイギア仕様が準備され、この価格帯にしてMGLの飛距離と軽快な巻き心地を堪能できます。
①4000=ノーマルモデル
②4000XG=ノーマルモデル+エクストラハイギア
【シマノ】ナスキー 2021年発売
ミラベルと同格機種になるナスキーは、ステラの血脈を受け継ぐシルキーな巻き感を体感できます。巻取りパワーも十分に、幅広いアングラーや釣り人に満足してもらえる最新機能が搭載されています。HAGANEギアとサイレントドライブも追加採用され、シマノの代表モデルと成りえるバーサタイル機に進化しています。
①4000=ノーマルモデル
②4000XG=ノーマルモデル+エクストラハイギア
【シマノ】アルテグラ 2021年発売
進化が著しいシマノの最新テクノロジーがふんだんに採用される高コスパモデルの4000番。
ナスキー、ミラベルと歩んできたアングラー様には、是非このアルテグラのパフォーマンスを体感していただきたく思います。価格に比例しない巻きの軽さと操舵性に、きっと満足してもらえるでしょう。
①4000=ノーマルモデル
②4000XG=ノーマルモデル+エクストラハイギア
ハイエンドモデルのスピニングリールご紹介
ハイエンドモデルのスピニングリールには、オリジナルモデルとSWモデルが同時ラインナップされることが多くなります。巻き感や軽量ボディーを重視するか、それともリール自体の強さや耐久性を確保するかは、アングラー様それぞれの好みや使用方法に左右されてきます。
ハイエンドモデルのスピニングリールは、価格に伴う最新技術、最新設計が盛り込まれ、釣りについてのエキスパートや玄人様だけでなく、誰が扱っても抜群の操作性を見せてくれます。癖や特別な操作も必要なしに、各メーカーの技術の結晶が詰まっています。
【アブガルシア】ZENON 4000SH 2021年発売
クラス最軽量になるコンパクトボディーが見せる振り抜き性、左右非対称ボディーバランスが見せるリトリーブコントロールを武器に、ライトショアジギングやシーバスゲームに適したタックルバランスを維持できます。強度・剛性・耐久性の三つがここまでバランスよくミックスされるスピニングリールにはなかなかお目に掛かれません。
①4000SH=ノーマルモデル+ハイギア+シャロースプール
【シマノ】ステラ 2022年発売
全てのスピニングリールのラインナップにおいて、頭一つ二つは抜け出したリトリーブ性能とキャスト飛距離を誇るオリジナルモデルの評価は皆様ご承知の事かと思います。Xシップとインフィニティクロスの緻密な合わせ技は、他に類を見ないシルキーな巻き心地と巻取りパワーを発揮します。
①ノーマルモデル+ミディアムディープスプール
②ノーマルモデル+ミディアムディープスプール+ハイギア
③ノーマルモデル+エクストラハイギア
【シマノ】ステラ SW 2020年発売
現行オリジナルステラよりも一足先にリリースされたSWモデル。海での使用には間違いなくこちらのSWラインナップが強さを発揮し、重量のあるリグ・ルアーのキャスト性とコントロール性、耐水性能は上を行きます。その分アルミボディー採用による重量は嵩みますが、息の長い機密性を確保できます。
①4000HG=ノーマルモデル+ハイギア
②4000XG=ノーマルモデル+エクストラハイギア
【シマノ】エクスセンス 4000MXG 2018年発売
シーバス専用機のフラッグシップになるエクスセンス4000MXGは、PEラインの攻略だけでなく、カバー周辺やボトムストラクチャー(障害物)をタイトに攻め切ることが出来るナイロンやフロロラインの使用も想定に入った仕様です。リジッドサポートドラグとラピッドファイアドラグの滑り出しは、シーバス相手だけにとどまらず、大型のチヌや青物の強烈な引き込みの往なしにも力を発揮します。
①4000MXG=ノーマルモデル+ミディアムディープスプール+エクストラハイギア
【シマノ】ヴァンキッシュ 2023年発売
MGLシリーズ最高峰のヴァンキッシュ。ファンの方々は23年モデルのリリースを待ちに待ったことでしょう。最上位機種のステラにも迫る勢いの専用サイレントドライブとマグナムライトローター、インフィニティドライブのバランスの取れた組み込みは、トータル性能としてもステラに逼迫する精密設計が際立ちます。
①4000MHG=ノーマルモデル+ミディアムディープスプール+ハイギア
⑤4000XG=ノーマルモデル+エクストラハイギア
【シマノ】ツインパワー 2020年発売
2020年モデルより、ローター成型が樹脂製から金属製に変更になったことで、巻取りの絞りに強固に対応するツインパワー。キャスティングゲームはさることながら、PG仕様の使い方にも幅の広さが伺えます。伝統の耐久性と剛性ボディーは健在で、多くの釣り人の必須アイテムとして今も君臨しています。
①4000PG=ノーマルモデル+スロー(パワー)ギア
②4000MHG=ノーマルモデル+ミディアムディープスプール+ハイギア
③4000XG=ノーマルモデル+エクストラハイギア
④4000=ノーマルモデル
【シマノ】ツインパワー XD 2021年発売
MGLシリーズで最高峰はヴァンキッシュ、最強はツインパワーXDの括りになり、オリジナルモデルの操舵性に拍車が掛かったライトで滑らかな巻き感は、タフネスの中に清楚なフィーリングも融合されています。Gフリーボディ構造も相まって、シャクリやジャークアクションが連続するサクラマス釣りやライトショアジギングに、操作性の適性を見せてくれます。
①4000HG=ノーマルモデル+ハイギア
②4000XG=ノーマルモデル+エクストラハイギア
③4000PG=ノーマルモデル+スロー(パワー)ギア
【シマノ】ツインパワー SW 4000XG 2021年発売
ツインパワーXDとSWのどちらをチョイスするかはフィールドの違いで選べばよいでしょう。オフショア(沖釣り)がメインのアングラー様はSWがおすすめです。特に、ディープエリアのタイラバでは、フォールスピードを活かした手返しを見せつけることが可能です。ドテラでの頻繁な回収と落とし込みにもXGが生きてきます。
①4000XG=ノーマルモデル+エクストラハイギア
【ダイワ】イグジスト 2023年発売
緻密なリトリーブコントロール、巻きの中に感じるショートバイトを探知するイナーシャコントロールはイグジストの真骨頂でしょう。ルアーフィッシング専用機として、突き詰められた回転フィーリングはエアドライブデザインの設計思想となり、忠実に体現出来るローターとの組み合わせは圧巻の一言です。
①ノーマルモデル+ハイギア
②ノーマルモデル+エクストラハイギア
【ダイワ】ソルティガ 2023年発売
強くタフネスなスピニングリールの代表格、ソルティガに中型モデルがラインナップされました。アルミ素材によるモノコックボディーに大径ドライブギアが組み込まれ、非常に強い巻き性能とエアドライブローターのイナーシャ制御を実現しています。水中の情報を掴み取ることが出来るハイスペック仕様に仕上がったソルティガは是非おすすめしたいモデルです。
①4000-H=ノーマルモデル+ハイギア
②4000-XH=ノーマルモデル+エクストラハイギア
更に気になる4000番のスピニングリールが御座いましたら、下記↓↓↓↓のECサイトから検索頂ければ、お気に召すスピニングリールが見つかるかも知れません。
本記事の纏め
今回の記事では、4000番のスピニングリールの詳細を紹介してきました。
今記事では、
①4000番スピニングリールの使用用途と特徴
②4000番スピニングリールの選び方
③4000番スピニングリールおすすめ27選
として纏めてまいりました。
以上をご参考になって頂き、自身に適したスピニングリールを選択頂ければと思います。
4000番スピニングリールの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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