防波堤の海釣りや川・湖沼の岸釣りで、各種用途に応じて便利に使用頂ける三脚ロッドスタンド。
防波堤や川岸での投げ釣りロッドの竿立て(竿置き)としてだけでなく、投げ竿やルアーロッドを地面に直置きせずに、足場をスマートに整えた釣り座を確保することが出来る便利な釣りのアイテムです。
今回北の住人では、釣り方やフィールドに応じた三脚ロッドスタンドの選び方や合わせ方に加え、おすすめの三脚ロッドスタンドを10選ご紹介して参ります。是非最後までご覧いただき、釣り座周辺をスッキリと整えて、安心安全な釣行と手際よい釣りを楽しんで頂ければ幸いです。
三脚ロッドスタンドを使用するメリット
三脚ロッドスタンドを使用する効果やメリットは、大きく分けると安全対策とロッド(釣り竿)保護の2点になります。まずはそれぞれのメリットを理解して、各種の釣りに効果を活かしていきましょう。
安全対策としても三脚ロッドスタンドを活用しよう!
防波堤際や水辺の釣り座周辺に釣り竿を直置きしていると、歩いている釣り人や同行者・通行人にも歩行の迷惑を掛けてしまいます。お子様釣れの場合は、周囲を走りまわっているうちに足を引っかけ転倒してしまう恐れもあります。特に、ナイトゲーム(夜釣り)では直置きしている釣り竿をに気付きにくく、フェンスや鉄柵がないような防波堤では水落事故の引き金になってしまう場合もあります。
アングラー様ご自身だけでなく、周りの方々に釣り竿の存在をアピールするためにも、釣り竿は三脚ロッドスタンドに立て掛けてて、周囲の迷惑にならないように気を使っていきましょう。
ロッド(釣り竿)の保護
大事なタックルを取り扱い時に不意に傷つけないためにも、ロッドスタンドへの立て掛けは必須です。ロッド(釣り竿)を地面に直置きしてしまうと表面に傷がついてしまう恐れも高く、最悪の場合、気付かないうちに他人、或いはご自身がロッドを踏んでしまい破損させてしまうケースも珍しくありません。
また、魚がヒットして慌てている時に、足元を見ずに動き周り、誤って大事なロッドを踏んで破損させてしまうこともあるでしょう。泳がせ釣りでの大物狙いで、タックルごと海に持っていかれるシーンも目にしたこともあると思います。
予期せぬ事態で悲痛な釣りに陥らないためにも、ロッドは直置きせずに、ロッドスタンドに立て掛ける癖を付けて、破損に対して防御策を講じていきましょう。
フェンスや防護柵に立て掛けるよりもロッドスタンドへ
フェンスや防護柵にロッドを立て掛けるだけでは、タックルに対して満足のいく防御策にはなりません。
ロッドスタンドに搭載される波型アーム(竿置き)は、風や振動を受けても波型の溝でロッドが固定されるため、ロッド(竿)が滑り落ちない構造が図られていますので、タックルの保全に効果的です。
フェンスに立て掛けていたロッドが強風で煽られて、タックルごと地面に滑り落ちてティップ(穂先)が折れる、大事なリールに傷が入ってしまう事象もあります。ロッドスタンドは、責めることが出来ない自然の力からも大事なタックルを守ってくれます。
三脚ロッドスタンドの形状と選び方
釣り竿の長さも、投げ釣りやルアー釣りでは長さも変わってきます。
ロッドスタンドの全高も含め、釣りの種類やロッドの長さに合わせたロッドスタンドを選んでいきましょう。
三脚の足の長さ調整
立て掛ける、或いは置きたい釣り竿の長さに合わせてロッドスタンドを選ぶことで、釣り竿の安定度は更に増してきます。投げ釣り用の釣り竿、各種ルアーロッドでは長さも異なってきますので、釣りのスタイルに合わせて三脚ロッドスタンドを選んでいきましょう。
【ロングアジャスト仕様】
ロングアジャスト仕様の三脚ロッドスタンドは、三脚の脚にアジャスト機構が採用され、釣り竿の長さや立て掛けたい竿の角度に応じて、足の長さを自在に調整出来ます。ねじ式のロック機構により、防波堤などの平坦な場所から、磯場の起伏に合わせた置き方で、それぞれの足の長さを任意に合わせ込めますので、バリエーション豊かに、お好みの角度や置き方に工夫することが可能です。
【コンパクト仕様】
ルアー釣りでのサブタックルの仮置きや、ショートロッドをメインに使用する釣りでは、設置しやすく携行性にも優れたコンパクト仕様の三脚ロッドスタンドをおすすめします。ランガンスタイルでも持ち運びしやすく、準備したタックルを直ぐに交換して、キャストに移行したいような、時合・群れを狙った釣りにもマッチします。
ロッドスタンドの材質
多くの三脚ロッドスタンドは、アルミニウムやステンレスで製作されています。特に、ロッドスタンドを海で使用する場合は、塩分による腐食を防止しなければなりませんので、耐腐食性の高い、これらの素材が用いられます。鉄など他の素材・金属と比較すると強度は低下しますが。設定されるロッド本数分については十分な強度は保たれていますので、安心してご使用いただけます。
アルミニウムについては外圧による衝撃には弱いため、三脚ロッドスタンドに重量物を載せたり、斜め保管は避けていきましょう。また、無理に三脚の足を引き延ばしたり縮めたりすると、斜めの力が素材に加わってしまいますので、取り扱い方法(ねじ式或いはストッパー固定)はしっかり守っていきましょう。砂や砂利の巻き込みにも十分な配慮が必要です。
サビキ釣りにも三脚ロッドスタンドを便利に活用
第一精工製の三脚ロッドスタンドは、自社のスピードエサ付け機が装着できる構造が施されています。ロッドスタンドにサビキ釣りで使用するエサ箱を装着出来れば、屈んだりしゃがみ込む動作も必要ないため、延べ竿や磯竿を使用したエサ釣りにも効率的にご使用いただけます。
他社の三脚ロッドスタンドも、エサ付け機だけでなくロッドホルダーも装着可能ですので、思考を凝らして装着を試みるのもよいでしょう。一工夫すれば、色々な使い道が模索できる三脚ロッドスタンドは、釣り人にとってより良いアイテムとして使用可能です。
おすすめ三脚ロッドスタンド10選のご紹介
ここからは、各種の釣りに人気の高い三脚ロッドスタンドをご紹介して参ります。
投げ釣りやサビキ釣り、ロングロッドを使用するライトショアジギングやシーバス釣りにベストなロングアジャストモデル、ショートからミドルレングスのロッドにマッチするコンパクトモデルに分けてご紹介していきますので、気になる三脚ロッドスタンドをチェックされてみて下さい。
ロングアジャストモデル
【プロックス】フィッシング三脚 2WAY竿受け付き 2023年発売
①三脚のアジャスト範囲 | 2段:47~79cm、3段:29.5~116cm |
②置き竿本数 | 4本+センター竿受け |
③メイン材質 | アルミニウム |
角度調整可能な可動式竿受と竿掛が搭載される2WAY仕様の三脚ロッドスタンド。中央の可動式竿受けは、鉄柵越しに釣り竿を出したい時にも効果的にご使用いただけます。三脚の足の長さも2段式と3段式がラインナップされ、釣りの用途やスタイルに合わせたチョイスが可能なモデルです。
【アルテマ】モンスタースタンド三脚II 2022年発売
①三脚のアジャスト範囲 | 65~110cm |
②置き竿本数 | 最大8本 |
③メイン材質 | ステンレス製 |
三脚付け根に亜鉛合金を採用し、前作モデルよりも開脚性と堅牢性が増したうえ、ステンレスの脚で強度が向上した三脚仕様のロッドスタンド。三脚の各関節部は回転式(ネジ式)で固定されることにより、経年使用下でのロックの低下による沈み込みも防止されています。
【プロマリン】2ウェイ三脚 ATC205-2段 2016年発売
①三脚のアジャスト範囲 | ~80cm |
②置き竿本数 | 4本(2way) |
③メイン材質 | アルミニウム |
釣り竿のベストポジション構築と、中央の竿受けを便利に各種の釣りに活かせる三脚ロッドスタンド。
カラーリングも鮮やかなブルーとレッドからチョイスが可能で、強力な固定具で三脚の支えも万全に釣り竿を保護してくれます。
【第一精工】サーフ三脚W 2011年発売
①三脚のアジャスト範囲 | 2号:75~120cm、3号:57~125cm |
②置き竿本数 | 4本 |
③メイン材質 | アルミニウム |
全国各地、多くの釣り人に長年愛され続けるロングセラーモデルの三脚ロッドスタンド。
同社のスピード餌つけ器Wに標準対応し、単なるロッドスタンドとしてだけでなく、サビキ釣りやエサ釣りの便利アイテムとして人気を博しています。
【ダイワ】マルチロッドスタンド 2010年発売
①三脚のアジャスト範囲 | 52~89cm |
②置き竿本数 | 最大8本 |
③メイン材質 | アルミニウム |
こちら、ダイワ製のロッドスタンドも、多用途にご使用頂ける利便性の高さを誇ります。
三脚の脚は根元から先端に行くにしたがって太く形成される逆テーパーになり、重心を地面に向けたバランスが施されます。最大8本の竿立てアームは、左右バランスを保てるように釣り竿の間隔を任意に工夫出来ます。
コンパクトモデル
【マルシン漁具】トライポッド 2段 ミニ3段(竿受け付きのアルミ三脚) 2021年発売
①三脚のアジャスト範囲 | 26~50cm |
②置き竿本数 | 4本 |
③メイン材質 | アルミニウム(センター竿受け:高強度プラスチック) |
大幅な軽量化と、26cmに納まる携行性の高さがブラッシュアップされたコンパクトモデルの三脚ロッドスタンド。角度調整が自在に設定できる竿受けも搭載され、ルアー釣りからエサ釣りまで、釣りのスタイルに囚われない、幅広い使用域を獲得出来ます。
【プロマリン】アルミ三脚ST ATC210-ミニ3段 2021年発売
①三脚のアジャスト範囲 | 47cm |
②置き竿本数 | 4本 |
③メイン材質 | アルミニウム |
3段に伸縮しながらも、全高47cmのコンパクトサイズに納まり、収納性と携行性の高さが人気のロッドスタンド。本体素材には軽量、且つ高強度なアルミニウムが採用され、軽量ブランクスのルアーロッドの仮置きやリグ作成時、取り込み後のフック外し時の立て掛け用としても人気を得ています。
【プロックス】たったの三脚(2段)ブラック 2015年発売
①三脚のアジャスト範囲 | 23.5~29cm |
②置き竿本数 | 4本 |
③メイン材質 | アルミニウム |
収納サイズはたったの28cmに納まるコンパクトサイズで、タックルバッグにも楽に収納出来る、ルアーマンご用達のロッドスタンド。三脚開脚時は更に低頭になり、23.5cmの高さで大事なタックルを直置きせずに保全が出来ます。ショートロッド使用のルアー釣りにベストなバランスを見せてくれます。
【プロックス】ポケット三脚3 2019年発売
①三脚のアジャスト範囲 | 16cm(固定) |
②置き竿本数 | 1本 |
③メイン材質 | ABS樹脂 |
リグ交換やルアーチェンジのちょっとの合間に、タックル直置きを避けられる便利なサイズのロッドスタンドです。ポケットやバッグに都度携行しておき、フィールドを問わずに、使いたい時に直ぐに出し入れできるおすすめアイテムです。
【オルルド釣具】アルミ ミニ三脚 2段 2018年発売
①三脚のアジャスト範囲 | 33.5~47cm |
②置き竿本数 | 4本 |
③メイン材質 | アルミニウム |
複数のタックルを準備するオカッパリのルアー釣りや、川沿いの小物釣りなどで重宝する小型サイズのロッドスタンド。嵩張らない折りたたみサイズで、収納時にはリュックやバッグにも納まります。沖防波堤への渡船時にも荷物に納まり、沖磯等でのロッド立て掛けにも便利にお使いいただけます。
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本記事のまとめ
今回の記事では、防波堤向き三脚ロッドスタンドの選び方の詳細を紹介してきました。
今記事では、
①三脚ロッドスタンドを使用するメリット
②三脚ロッドスタンドの形状と選び方
③おすすめ三脚ロッドスタンド10選のご紹介
として纏めてまいりました。
以上をご参考になって頂き、ご自身に適した防波堤向き三脚ロッドスタンドをチェック頂ければと思います。
防波堤向き三脚ロッドスタンドの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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