淡泊な味わいの白身魚で知られるヒラメ(平目)は、海釣りのターゲットとして人気が高く、オフショア(沖釣り)からだけでなく、アプローチしやすいサーフ(砂浜)からもルアーで狙える、キャスティングゲームの代表格に挙げられる魚です。
難しそうに見えるヒラメのルアー釣りですが、狙いを定めればシーズンを通して狙うことができ、タックルの合わせ方とシーズン別の狙い方、ヒラメを釣りやすいフィールドが把握出来れば、初心者の方でもしっかりと釣り上げることが可能な魚です。さて、ヒラメ釣りのタックルに合わせるロッド(釣り竿)ですが、サーフに立ち並ぶヒラメ釣りのアングラーは、どのようなロッドを使用し、どんな狙い方ををしているのでしょうか。
今回北の住人では、ヒラメ釣りに対する基礎知識と狙い方、フィールドの見極めと適正なスピニングロッドの選び方に加え、全国でも人気のサーフヒラメ用スピニングロッドを21選ご紹介して参ります。
是非最後までご覧いただき、お気に入りのスピニングロッドをチョイスされて、サーフのヒラメ釣りでメモリアルな一匹をキャッチされて頂ければ幸いです。
- サーフヒラメのシーズン別の狙い方
- サーフヒラメ釣り用スピニングロッドの選び方
- サーフヒラメ釣り向きおすすめスピニングロッドのご紹介!
- 9フィートクラスのスピニングロッド
- 【ジャンプライズ】オールウェイク 98 モンスターフィネス リミテッド 2023年発売
- 【メガバス】空海 CK-96MS 2023年発売
- 【テイルウォーク】クリムゾン S98M-R 2022年発売
- 【スラッシュ】COAST THIEF( コースト シーフ)CT-902ML 2021年発売
- 【テンリュウ】パワーマスター サンドウォーカー PMS9102S-ML 2016年発売
- 【ジャッカル】BRS BRS-S96M-SC 2021年発売
- 【ダイワ】オーバーゼア グランデ サーフモデル 97M 2022年発売
- 【ヤマガブランクス】アーリーフォーサーフ 99ML 2022年発売
- 【アブガルシア】ソルティーフィールド SFS-962M 2022年発売
- 【ノリーズ】FLATFISH PROGRAM SHOOTING SURF 96 2022年発売
- 10フィートクラスのスピニングロッド
- 【メガバス】空海 CK-101MS 2023年発売
- 【テイルウォーク】サーフラット SSD S108M-P3 2023年発売
- 【メジャークラフト】フラットレック 5G FR5-1002M 2022年発売
- 【パームス】ショアガンエボルブ SFTGS-106M+・FL 2021年発売
- 【ゼスタ】ランウェイ SRF 10ML バーサタタイルリアクター 2021年発売
- 【ジャッカル】サブル SB-107MLM 2023年発売
- 【アブガルシア】ソルティーステージ プロトタイプ サーフスレイヤー XSFS-1082M 2023年発売
- 【アピア】グランデージ ノーザンライツ 106ML 2022年発売
- 【バレーヒル】NEW サイファリスト フラットセイバー CFSS-106M/FLAT 2022年発売
- 【ジャクソン】サーフトライブ STHS-1082ML 2019年発売
- 【シマノ】ネッサ BB S112M+ 2022年発売
- 9フィートクラスのスピニングロッド
- サーフヒラメの釣り方を更に分析する
- 本記事のまとめ
- サーフヒラメ用スピニングロッドの説明を更に詳しく知りたい方は?
サーフヒラメのシーズン別の狙い方
サーフヒラメを、確率を上げてキャッチしていくためには、季節別のシーズナブルパターンを理解しておく必要があります。時化から凪、或いは時間帯によるシチュエーションの変化を知識として共有していきましょう。
季節変化によるシーズナブルパターン
地上に春夏秋冬の気温の移り変わりがあるように、海の中(水の中)も同じく移り変わります。海の中は、地上の気温の変化にプラスして、夏場の降雨や冬場の風雪、春には川から雪代(雪解け水)も注ぎこみ、条件が諸々重なることで、地上以上に温度変化は著しい様相です。
この水温変化に応じて、サーフフィールド全体でもヒラメの着き場も大きく変わってきます。全てのヒラメが、暑いから岸際には寄っていないわけでもなく、寒いから沖の深場に移動しているわけでもありません。北海道から東北界隈では、意外にも大型ヒラメがサーフでキャッチされるのは冬場です。冬であれば冬なりに、季節に合わせた着き場を探し出せば、しっかりと結果を残すことが可能になるわけです。
まずは大まかに、サーフ全体の中で季節変化に伴ったヒラメの着き場を見ていきましょう。
【春】
春はアングラーにとって待ちわびた季節になり、サーフのヒラメ釣りだけでなく、多くの釣りで釣果も上向いてくる季節です。春のサーフは温度変化の大きい季節になり、初春・仲春・晩春に至る途中でも、ヒラメポイントも変わってきます。
初春⇒サーフ領域によく見られる、川の流れ込み周辺が狙い目です。特に小河川の河口周辺には、鮭の稚魚が降海に向けて群れを成して回遊しており、これらのベイトフィッシュを狙ったヒラメが集まってきます。雪代(ゆきしろ)の影響で水温も低い傾向にありますので、日差しが海に入り、水温を上げてくれる晴れの日を狙っていきましょう。
仲春・晩春⇒4月を過ぎると、ヒラメが産卵期を迎えることで、栄養補給のため浅場に刺して来てベイトを執拗に追い回します。更に、この頃になるとフィールド水温も安定し、ヒラメの活性も上がり始めて、沖目から波打ち際まで広域に散らばり始めます。機動力を上げる服装と装備で、ランガン主体に、サーフを幅広く念入りにサーチしていきましょう。
【夏】
ヒラメの適水温は10℃から20℃といわれるのが定説で、夏場は1年を通してヒラメが釣れにくい時期になりますが、深場に落ちるブレイクライン(段差からの掛け上がり)をしっかり読みこめば、ヒラメの着き場を抑えることが出来ます。
夏場はマゴチの最盛期にも入ってきますが、マゴチはブレイクラインの丘の上から平場付近を回遊してベイトをサーチしていますので、マゴチが回遊しているその先がブレイクラインです。マゴチがヒット、或いはマゴチ特有のガツガツとアタックしてくるチョイスが感じられた場合は、キャストで飛距離を伸ばして、その先のブレイクラインを攻めていきましょう。
そして外せないのは朝マズメの時間帯です。夏場を通して水温が下がりますので、ヒラメキャッチの確率も上がります。気温的にもすごしやすい時間帯ですので、集中してヒラメ釣りに撃ち込めます。
【秋】
夏の暑さも陰りを見せる秋からは、ヒラメ釣りにとってベストなシチュエーションに入ります。
秋も深まり、水温が20℃を割ってくると本格的なサーフヒラメシーズンに突入し、台風の接近や時化(土用波含む)後には、良型の釣果も続々と聞こえ始めます。海底のブレイクラインも判りやすい傾斜が付きますが、時化の後には大きく地形も変化しますので、その後の地形変化はしっかりサーチしましょう。
また、サーファーの動きを見ているとブレイクラインも把握しやすくなります。サーファーは、岸から数えて第二ブレイク前で波待ちしています。つまり、最初に波が立ち始めるラインです。そして、波が崩れ始めるのが第一ブレイクです。日によって、サーファーが波待ちするラインが変動しているのは、ブレイクラインが沖側・岸側にズレるためで、波の立ち上がるポイントを見ています。ルアーのリトリーブによる地形把握に加え、目視確認も情報に加えておきましょう。
【冬】
冬場は寒く、サーフヒラメにとっても、アングラー的に最もきついシチュエーションに入ります。
特に、北日本や日本海側ではサーフに出向くアングラーもまばらになりますが、しっかりとした防寒対策を整えて、ストイックに海に向かうアングラー様は必ず結果を残しています。冬のサーフは大型ヒラメをキャッチできる一級フィールドになのです。体力のある大型ヒラメ程浅場に居残る傾向があり、一発勝負にはなりますが、狙って獲れないことはありません。
冬のサーフでは、日差しが海に入り込みやすく、水温が上がりやすい晴れの日を選んで出向きましょう。狙うポイントは、膝下の深さから1m前後の浅場に集中し、ベイト捕食に上がってきた大型サイズを狙い撃ちします。低水温期では、ベイトの動きも遅くなりますので、それに合わせてリトリーブスピードも落として、じっくりと見せていく釣りに徹していきます。
一度のキャスト&リトリーブで、沖への払い出しから横ヨブ(左右の流れ)、第一ブレイクまで纏めて探れる斜めキャストを多用し、扇型に長い距離をサーチしていきます。
サーフヒラメ釣り用スピニングロッドの選び方
ヒラメ狙いに関わらず、サーフでのルアー釣りでは、キャスト&リトリーブを多く繰り返しますので、ロッド性能のトータルバランスを見ていく必要があります。各ロッドメーカーに、サーフキャスティング専用ロッドがラインナップされているのはそのためです。ここからは、サーフでのヒラメ釣りに適したロッドスペック・デザインを見ていきましょう。
サーフ釣りに適したレングス(長さ)選び
サーフでヒラメを狙っていくためには、広域なサーチ力と遠投性能を得られる、9フィート後半から10フィートクラスのロングロッドが必要になります。季節や天候状況によって変化する、ブレイクラインまでの距離に追従しうる、キャスト飛距離を獲得していきましょう。
無理やり10フィートオーバーのロングロッドをチョイスするのではなく、体格差・体力差に合わせた長さのロッドをチョイスするのが最も重要です。フルキャストでしっかり振り抜ける、キャストフィーリングも重視していきましょう。
ブランクスパワー(ロッドの強さや硬さ)を見ていく
大型のヒラメやゲストの大型青物、これらの魚と対峙して獲っていくために、H(ヘビーパワー)のハードロッドを選びたくなりますが、ヒラメ釣りでは10g以下のジグヘッドを使用するシチュエーションも多分に見られますので、先々の応用性とキャストの柔軟さも考慮していきましょう。
ヒラメをキャッチするためには、ルアーを目標ポイントへリリースするのが大前提になってきます。軽量ルアーでもストレスなく飛距離を出せる、弾力性と強さを持ったML(ミディアムライト)、或いはM(ミディアムパワー)のロッドをチョイスして、遠投性能と操作性を高めていく事が必要です。
ルアーに合わせたルアー負荷帯域を確認する
ヒラメ釣りで使用するプラグ系ルアーやメタル系ルアー・ワームを装着したリグは、大小様々なウェイトの物を使用します。シチューションに合わせてローテーションを繰り返しますので、ルアー負荷領域は、特にしっかり確認しておきたいロッドスペックです。
前項で述べさせて頂いたように、10g以下のリグのキャストを可能にするために、下限領域は7~10gが望ましいスペックになります。上限領域は、ジグやバイブレーションのメタル系ルアーキャストに追従出来るように、30g以上の強度を保持した負荷領域を見ていきましょう。
見るべきロッドスペックデザイン ↓↓↓ | 女性や小柄な方 | キャスト飛距離 を伸ばしたい方 |
ロッドの長さ | 9フィートクラス | 10~11フィートクラス |
ロッドの強さ・硬さ | ML~Mに抑える | ML~Mに抑える |
ルアー負荷領域 | 10g以下~40g以上 | 10g以下~40g以上 |
サーフヒラメ釣り向きおすすめスピニングロッドのご紹介!
ここからは、サーフヒラメに適した9フィートクラス、10フィートクラスのスピニングロッドをご紹介して参ります。①ロッドの長さ、②ロッドの強さ、③ルアー負荷領域を記載して参りますので、気になるスピニングロッドをチェックされてみて下さい。
9フィートクラスのスピニングロッド
【ジャンプライズ】オールウェイク 98 モンスターフィネス リミテッド 2023年発売
①ロッドの長さ | 295cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | M |
③ルアー負荷領域 | 10~52g |
しなやかで感度が高い高性能ティップが採用される、サーフキャスティング対応のスピニングロッド。強烈なバッドパワーの中にも確かな繊細さを兼備し、振り抜きやすい細身のロッドデザインを活かして、向かい風の中でも飛距離を稼げます。堅剛なロッド収納袋も付属し、長い距離のサーフ移動でもロッドをしっかり保護してくれます。
【メガバス】空海 CK-96MS 2023年発売
小型ミノーやペンシルベイトの操作を可能にする、プラッキング主体のスピニングロッド。
シーバス・フラットフィッシュをはじめとした、サーフエリアのキャスティングゲームを高次元に成立させる5Dグラファイトシステムで、遠投性能とファイティング性能を両立します。チタンフレームのSiC-Sガイドはライン抜けもよく、強風の向かい風でも長距離キャストが可能になります。
【テイルウォーク】クリムゾン S98M-R 2022年発売
①ロッドの長さ | 295cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | M |
③ルアー負荷領域 | MAX42g |
フラットフィッシュゲーム対応のレギュラーテーパーを設定し、ロングキャストが必須のサーフの釣りで、抜群の反発力を見せるバーサタイル仕様のスピニングロッド。しなやかに曲がるハリがしっかり保たれる硬質ブランクスで、キャスト飛距離とルアーコントロールを両立させています。高いボーダーレス&バーサタイル性能で、様々な魚とのコンタクトを楽しませてくれるスピニングロッドです。
【スラッシュ】COAST THIEF( コースト シーフ)CT-902ML 2021年発売
①ロッドの長さ | 274cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | ML |
③ルアー負荷領域 | 7.0~50g |
手ごろなサーフ域で、ライトスタイルなサーフヒラメを楽しめる、ショートモデルのライトショアジギングロッド。広域なルアー負荷を保持し、爽快なキャスト感覚とキャスタビリティー満載の取り回し性能も確保します。ヒラメ釣りだけでなく、ベイエリアや小河川のシーバス釣りなど、ランガンスタイルの釣りにベストマッチします。
【テンリュウ】パワーマスター サンドウォーカー PMS9102S-ML 2016年発売
①ロッドの長さ | 300cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | ML |
③ルアー負荷領域 | ベスト20g/MAX45g |
女性の方や小柄の方にもベストなレングス設定になる、サーフキャスティング用スピニングロッド。
内湾域や河口域のサーフなど、比較的に深場やブレークが近場にあるフィールドに、メインに通われる方にも適したロッドデザインです。テクニカルなアクションにも追従した、遠州灘近郊でも人気のロングセラーモデルです。
【ジャッカル】BRS BRS-S96M-SC 2021年発売
①ロッドの長さ | 290cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | M |
③ルアー負荷領域 | MAX45g |
マイクロピッチ製法で、強度を上げて仕上げられたショアキャスティング用スピニングロッド。
ショアキャスティングに高適正な96サイズのベストレングスにデザインされ、フラットフィッシュやシーバス、アベレージサイズの青物狙いに対するマッチング性を得られます。ライトなルアーキャストも精度よく、狙ったラインへのコントロール性も高めてくれます。
【ダイワ】オーバーゼア グランデ サーフモデル 97M 2022年発売
①ロッドの長さ | 304cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | M |
③ルアー負荷領域 | 10~50g |
フィールド状況に左右されないキャスト幅と、ハイエンドモデルに迫るブラッシュアップが図られたサーフキャスティング専用スピニングロッド。キャストフィーリングも大幅に増強し、多様なルアーのアクション性も、X45とHVF NANOPLUSのダイワテクノロジーが拍車を掛けます。フラットフィッシュからシーバス・青物まで対応可能な、汎用性の高さもおすすめな一本です。
【ヤマガブランクス】アーリーフォーサーフ 99ML 2022年発売
①ロッドの長さ | 298cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | ML |
③ルアー負荷領域 | 7.0~35g |
サーフゲームに必要なロングディスタンス攻略を可能にする、遠投性能が際立つスピニングモデル。
ヒラメ釣りに対応可能なフィネス仕様が採用されながら、遠投性能の源となる強靭なバットが組み合わさり、繊細な操作性能と遠投性能が高いレベルで融合しています。155gの自重を要に、波頭をかわすハイポジションアクションも得意にします。
【アブガルシア】ソルティーフィールド SFS-962M 2022年発売
①ロッドの長さ | 290cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | M |
③ルアー負荷領域 | 7.0~45g |
サーフヒラメにチャレンジする際の、手始めの一本にもおすすめな高コスパなスピニングロッド。
7gから45gまでのルアーをキャスト出来る幅広い負荷領域で、サーフキャスティングからシーバス釣り、ライトショアジギングにも代用が効くバーサタイル性の強いスピニングモデルです。フラッと立ち寄った砂浜で、手軽にヒラメを狙うには最適なロッドです。
【ノリーズ】FLATFISH PROGRAM SHOOTING SURF 96 2022年発売
①ロッドの長さ | 290cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | M |
③ルアー負荷領域 | 10~40g |
人気の高かった先代モデルから、各種スペックがブラッシュアップされ、更に専用化が施されたノリーズフラッグシップモデル。安定したキャスタビリティを発揮する96レングスは、快適な操作性とキャスト能力を引き出し、沖目のブレイクライン目掛けてライナーキャストを繰り出せます。フルキャストを可能にするブランクスの信頼性とファストテーパーの精度で、あらゆるルアーを軽快に裁けます。
10フィートクラスのスピニングロッド
【メガバス】空海 CK-101MS 2023年発売
①ロッドの長さ | 307cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | M |
③ルアー負荷領域 | MAX40g |
スペシャルガイドセッティングと5Dグラファイト工法で、全国のサーフや河口等のオープンエリアで長距離キャストを可能にする、ロングディスタンス攻略仕様のスピニングロッド。ベンドから収束する俊敏さでラインとガイドの摩擦抵抗を抑制し、飛距離アップを極めています。近年人気のフラットフィッシュゲームにおいても、存分にパフォーマンス性を発揮してくれます。
【テイルウォーク】サーフラット SSD S108M-P3 2023年発売
①ロッドの長さ | 325cm(3ピース) |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | M |
③ルアー負荷領域 | 10.0~45g |
ラインガイド径の差が大きいハイテーパーデザインを採用され、キャスティング性能に特化されてリリースされるサーフ釣り専用スピニングロッド。各セクションが最適な仕事をするハイバランスが施され、キャスト性能・アクションコントロール・ファイト性能が高次元に融合しています。サーフラットSSDシリーズの中でも、随一のバーサタイル性能を保持する当モデルで、様々なサーフの釣りをご堪能下さい。
【メジャークラフト】フラットレック 5G FR5-1002M 2022年発売
①ロッドの長さ | 304cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | M |
③ルアー負荷領域 | 7.0~45g |
R360構造・東レ1100トンカーボンの融合と、ライン抵抗を抑えたガイドセッティングで、大幅な飛距離増が得られたヒラメ釣り対応スピニングロッド。多様なルアーの操作を可能にする柔和なティップも搭載され、喰い渋る低活性時のフィネス攻略も可能にします。メタル系ルアーの操作性も高く、様々なシチュエーションに対応するバーサタイル性も魅力の一本です。
【パームス】ショアガンエボルブ SFTGS-106M+・FL 2021年発売
ヒラメ狙いに大事な柔軟なティップセクションが搭載され、高弾性マテリアルでロッドデザインされるフラットフィッシュ対応スピニングロッド。あくまでも実釣性能主体に構成され、よりシャープなキャストフィーリングを追求した機能美が施されています。大型魚に対して、アドバンテージを広く生み出すバットパワーも兼備しています。
【ゼスタ】ランウェイ SRF 10ML バーサタタイルリアクター 2021年発売
ライトウェイトのルアーからメタルジグの長距離キャストまで、ヒラメ釣りの多様なメソッドに高次元に対応するスピニングロッド。MLでありながらも、大型ヒットを想定した入り込みの良いベンドを描き、じゃれ付くショートバイトも弾かない、繊細で敏感なティップも採用されています。中・高弾性カーボンをバランス良くミックスした、ハリの有るロッドバランスもおすすめなスピニングロッドです。
【ジャッカル】サブル SB-107MLM 2023年発売
東レの最先端テクノロジー素材で構成され、感度と操作性・強度が増強したサーフ専用スピニングロッド。
フルキャストにおける信頼性はキャストの手返しに繋がり、大型のヒラメ・青物とのファイトも、Mクラスのバッドパワーが弾力性よく往なしてくれます。重さのあるルアーのコントロールも得意とするパワーブランクは、喰い渋るシーズンのアクション性を高めてくれます。
【アブガルシア】ソルティーステージ プロトタイプ サーフスレイヤー XSFS-1082M 2023年発売
①ロッドの長さ | 325cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | M |
③ルアー負荷領域 | 8.0~50g |
サーフ域に出向くアングラーには、まさにベストマッチのスピニングモデル。
ヒラメやマゴチのフラットフィッシュ、ライトショアジギングやシーバス釣りまで、TAF製法を纏ったこの一本を所持していれば、如何なるシチュエーションにも対応可能です。幅広いルアー負荷領域も保持し、フィネス的な攻略にも追従する繊細さも魅力のスピニングロッドです。
【アピア】グランデージ ノーザンライツ 106ML 2022年発売
①ロッドの長さ | 320cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | ML |
③ルアー負荷領域 | 8.0~40g |
北方サーフアングラーに人気のハイスペックモデルのスピニングロッド。
海サクラマスやウミアメマス狙いに設計されたサーフキャスティングロッドになりますが、ヒラメやマゴチ狙いにも適したロッドバランスが搭載されています。高反発な東レの1100トンカーボンをメインブランクスに据え、軽量ルアーも操ることが可能な繊細なティップとベリーの調和は、強いファイト性能も見せてくれます。
【バレーヒル】NEW サイファリスト フラットセイバー CFSS-106M/FLAT 2022年発売
①ロッドの長さ | 297cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | M |
③ルアー負荷領域 | 7.0~45g |
コアなファンに絶大な人気を得るサイファリスト フラットセイバーの新型スピニングロッド。
ショアからのフラットフィッシュ専用に設計開発され、攻略メソッドの細分化に伴う操作性の幅も獲得し、テクニカルに攻めて行きたいアングラー様にはおすすめのスピニングモデルです。高弾性のブランクスも採用され、多岐に渡るサーフルアーの操作性とキャスト性を高次元に堅持しています。
【ジャクソン】サーフトライブ STHS-1082ML 2019年発売
①ロッドの長さ | 325cm |
②ブランクスパワー(ロッドの強さ) | ML |
③ルアー負荷領域 | 7.0~40g |
ジャクソン独特の金属的なシャープなハリと、強靭なバッドパワーを併せ持つサーフヒラメ専用スピニングロッド。ロッドのベンドに応じて反発力を増してくるブランクス構成は、キャスト数が増えるたびにアングラーに掛かる負荷を抑制してくれます。糸抜けの良い内径増のSiCリングも搭載され、二段構えの飛距離性能も発揮してくれます。
【シマノ】ネッサ BB S112M+ 2022年発売
上位モデルで磨き上げられたノウハウが継承されながら、勝るとも劣らないキャスト性能を保持するサーフキャスティング専用スピニングロッド。ライトな振り幅でキャスト飛距離を獲得出来る遠投性能は、はじめてロングロッドを振られる方にも、適正高い操作性を体感いただけます。シマノロッド特有のCI4+とハイパワーXの合わせ技で、ビギナー様からエキスパート様まで納得のいく仕上がりのスピニングモデルです。
更に気になるヒラメ釣り向きスピニングロッドが御座いましたら、下記↓↓↓↓のECサイトから検索頂ければ、お気に召すロッドが見つかるかも知れません。
サーフヒラメの釣り方を更に分析する
サーフヒラメのシーズン別の狙い方項にて、季節毎の釣り方のポイントをご紹介しましたが、ここではもう一歩踏み込んで、ヒラメが釣りやすい諸条件を見ていきましょう。やみくもにサーフに出向いてキャストを釣り返すより、ポイントを押さえて、最速でヒラメをキャッチしていきましょう。
サーフフィールドの違いを知る
ヒラメを釣るフィールドは、マクロに見ると太平洋側と日本海側、ミクロに見れば外洋面と内湾域など、様々なエリアに分類されてきます。これらのフィールドだけで見ても、潮の当たり方・風向きなど諸条件も異なってきます。これらの条件の違いによる差でポイントの見方も変わってきます。
【太平洋側と日本海側の潮回りの大きな違い】
東西南北分け隔てなく、広域に釣りに出向かれる方であればお気づきの事と思いますが、太平洋側と日本海側では、潮位の差に大きな違いがあります。大潮の干満で確認されると判りやすい事象ですが、太平洋側では差異が大きい日で約2m、日本海側では約20cmが最大の潮位です。海外に目を向ければ、カナダでは潮位の差が15mに及ぶ地域もあります。
これは、太平洋側の海水総量と日本海側の海水総量の差や海水圧によって起こる現象で、これによって、太平洋側では、大潮や小潮などの潮回りと、潮の干満の差で、岸への魚の寄りに差が出ることが顕著に表れています。潮回りと干満の差は、ヒラメ釣りだけに限らず、その他の魚種でも同様のファクターですので、潮汐情報はしっかり確認し、大潮時の干満の移り変わりを押さえておきましょう。
【サーフ地形変化の差】
日本海側と太平洋側では、サーフの地形変化の見方も大きく変わってきます。
太平洋側と日本海側を比較すると、日本海側では潮位の差による水の動きがおとなしいことで、サーフの地形が変化しにくい 傾向にあります(絶対ではありませんことをご承知おき下さい)。太平洋側では、サーフの沖に感じられた、岩盤や岩礁帯が見え隠れ(正確にはリトリーブで感じ取れない)する事象もよくあります。それだけブレイクラインも変化してくるという事にも繋がります。サーフでは特に起こりやすい事象ですので、太平洋側がメインフィールドのアングラー様は、知識として共有しておきましょう。
【日本海側や内湾域のサーフはどう読む!?】
管理人の釣り歴長い経験上、日本海側では潮回りや干満差よりも、風向きと天候の移り変わりに着目してサーフに出向いています。キャスト方向に向かって、向かい風をオンショア、追い風をオフショアと呼びますが、オフショア(追い風)では、沖から打ち寄せる波も低くなりやすい事で、ヒラメのエサになるベイトフィッシュも岸際に寄りやすくなります。
風向きの移り変わりから考察すると、向かい風⇒追い風⇒凪に変わった状況、日和がベストな状況と捉えています。つまり、北陸以北の日本海側では東風⇒西風⇒静穏、西日本の日本海側や四国の瀬戸内側では、南東風⇒北西風⇒静穏がベストな風向きと言えるでしょう。
ルアーローテーションと使い分け方法
サーフでは、ボトムの地形や潮流の方向を測るために、ルアーのローテーションを念入りに行いましょう。
【ボトムの状況を知る】
まずは、フィールドの地形やボトムの状況をサーチするためにも、レンジ幅を調整しやすいメタル系ルアーをチョイスしていきます。カウントダウンで水深を計りながら、一定速でボトムすれすれをサーチして、ルアーがボトムを叩く感覚に気を配ってボトムの地形を読み込んでいきます。この作業は、キャストで届かない範囲に釣り座を移動した際に、全て行う事を推奨します。
【潮流の強さや方向を測る】
潮の強さや向きを測るためには、引き抵抗の強いミノーで測っていきます。出来ればミドルレンジまで潜航するミノーでサーチすれば、潮の感覚を掴みやすいでしょう。扇型に3方向程度サーチして、ヒラメが着きやすいリップカレント(離岸流)や、横ヨブ(左右の流れ)による縦のブレイクラインの位置も大まかに見当を付けることも出来ます。この作業も、場所移動毎に行うようにしましょう。
【フィールド状況に合わせたルアーへローテーションする】
サーフの水深を測り、潮流の方向や強さを見定めたら、その場に適したルアーへローテーションしていきます。波打ち際をよく観察しながら、打ち上げられていベイトに合わせたアピール力の強いミノーのチョイス、水深があるようであればメタルジグやメタルバイブでボトム付近をサーチ、潮に強さが見られない場合はシンキングペンシルでリアクションを掛けるのもよいでしょう。
いずれにしても、釣り座の移動毎に小まめなサーチとローテーションを行うことが、最速でヒラメをキャッチする手掛かりになってきます。
本記事のまとめ
今回の記事では、サーフヒラメ用スピニングロッドの詳細を紹介してきました。
今記事では、
①サーフヒラメのシーズン別の狙い方
②サーフヒラメ釣り用スピニングロッドの選び方
③サーフヒラメ釣り向きおすすめスピニングロッドのご紹介!
④サーフヒラメの釣り方を更に分析する
として纏めてまいりました。
以上をご参考になって頂き、自身に適したサーフヒラメ用スピニングロッドを選択頂ければと思います。
サーフヒラメ用スピニングロッドの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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