ハードロックフィッシュ用ベイトリールおすすめ19選!名機から最新モデルまで

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ロックフィッシュ用ベイトリール

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  1. ベイト(キャスティング)リールの発祥
  2. ハードロックフィッシュ用ベイトリールの選び方
  3. ブレーキ仕様
  4. ベイトリールの基本操作(トラブル回避)
  5. ハードロックフィッシュ向きベイトリールのご紹介
  6. ベイトリールを扱う注意点
  7. ベイトリールのお手入れ方法
  8. 本記事のまとめ
  9. ベイトリールの説明を更に詳しく知りたい方は?

今回北の住人では、ランカーからモンスタークラスの部類に入るハードロックフィッシュをキャッチするためのベイトキャスティングリール(以下:ベイトリール)を、各メーカーから厳選して19選ご紹介して参ります。

今般のロックフィッシュゲームの人気沸騰により、主要リールメーカー様であるダイワ・シマノ・アブガルシア他、各社から高性能で高剛質なベイトリールが多数リリースされています。通常のロックフィッシュのパワーを数段上回るハードロックフィッシュゲームを楽しみたいアングラー様は、数多リリースされているモデルの中から、どの機種を選択すればよいか迷ってしまわれることでしょう。

バスフィッシングやシーバス、トラウトゲームなどでも多用されるベイトリールですが、本記事では、ハードロックフィッシュゲームでチョイスしたいメーカーとモデル、そのスペックと扱い方、ブレーキの特徴を踏まえて紹介していきます。

最後までご覧になっていただき、ご参考になさっていただければ幸いです。

  1. ベイト(キャスティング)リールの発祥
  2. ハードロックフィッシュ用ベイトリールの選び方
    1. リールの大きさ(番手サイズ)
    2. ギア比
      1. ノーマルギア仕様
      2. ローギア仕様
      3. ハイギア仕様(エクストラハイギア)
    3. 糸巻き量(ラインストック量)
  3. ブレーキ仕様
  4. ベイトリールの基本操作(トラブル回避)
    1. サミング
    2. ベイトリールのデメリット≒バックラッシュ
    3. 糸巻き量の目安***注意!!
  5. ハードロックフィッシュ向きベイトリールのご紹介
    1. ハードロックフィッシュ対応ベイトリールのご紹介
      1. 【テイルウォーク】ELAN WIDEPOWER PLUS 71 R/L 2015年発売
      2. 【テイルウォーク】FULLRANGE REEL 81 R/L
      3. 【ガンクラフト】T-3 MAGO 2014年発売
      4. 【アブガルシア】REVO BEAST ROCKET 40 右/ 41 左 2020年発売
      5. 【アブガルシア】REVO TORO ROCKET 2020年発売
      6. 【アブガルシア】REVO ROCKET 2018年発売
      7. 【アブガルシア】Revo Beast X 40/41 2019年発売
      8. 【アブガルシア】REVO BIGSHOOTER COMPACT 8/7 2018年発売
      9. 【シマノ】カルカッタコンクエスト 200/201XG 2022年発売
      10. 【シマノ】カルカッタ コンクエスト DC 200/201HG 2020年発売
      11. 【シマノ】アンタレスDC XG RIGHT/LEFT 2021年発売
      12. 【シマノ】バンタム XG R/L 2022年発売
      13. 【シマノ】スコーピオン MD 2021年発売
      14. 【ダイワ】HRF PE SPECIAL R/L 2020年発売
      15. 【ダイワ】TATULA HD CUSTOM 153H R/L 2017年発売
      16. 【ダイワ】リョウガ 1520H R/L 2018年発売
      17. 【ダイワ】Z BLACK LTD 2016年発売
      18. 【ダイワ】ジリオン TW HD 1000XH R/L 2021年発売
      19. 【ダイワ】スティーズ A TW HLC 8.1 R/L 2021年発売
  6. ベイトリールを扱う注意点
  7. ベイトリールのお手入れ方法
    1. ダイワ純正注油セット
    2. シマノ純正注油セット
    3. アブガルシア純正グリス
    4. アブガルシア メンテナンスキット
  8. 本記事のまとめ
  9. ベイトリールの説明を更に詳しく知りたい方は?

ベイト(キャスティング)リールの発祥

ベイトリールの発祥は、初号機は1800年代のヨーロッパの時計メーカーになります。アナログ時計の構造は大きさの異なる各ギアの組み合わせで針の動きを合わせており、ベイトリール機関構造は同類のギアの組み合わせになっています。巻き上げ構造は、糸を巻き取る回転方向と、ハンドルを回す方向が直線方向で同一なため、力の伝達が容易になります。

初めて正式に製作販売されたベイトリールは、海釣りのオフショアでのエサ釣りや、トローリングなどのパワーを要する両軸リールになります。しかし、これらのリールには、ラインを送り出す機能はありますが、キャストが出来るようなスプールの回転性能はありませんでした。

そこに、ラインスプールシャフトの軸受けや、ベアリングが搭載され、高速でのスプール回転を実現した”ベイトキャスティングリール”が誕生しました。巻き上げるパワーに加えて、ポイントまで仕掛けをキャスト出来る機能が追加になり、多くはバスフィッシングやトラウトフィッシングに多用されるようになりました。

そこから巻き上げパワーを増幅させるギア組みの構造や、組み合わせ加工精度や材質の改変を経て、レベルワインダー(巻き取ったライン位置の平準化仕様)の搭載に至っています。

スプール回転速度を制御するブレーキ方式も、マグネット式、SVS式(ブレーキカラー遠心力移動の摩擦制御)、電子制御式(DCブレーキ)、SVS+マグネットのデュアルブレーキと、進化を遂げたブレーキも続々と新搭載されてきています。

ハードロックフィッシュ用ベイトリールの選び方

数あるベイトリールの中から、ハードロックフィッシュゲームに応用できるベイトリールのスペックを見ていきましょう。重量級のルアーやリグを投げて魚を獲りにいくために、確認しておかなけれなばならない項目の説明を加えていきます。

リールの大きさ(番手サイズ)

以前までは、各社によって、リールの大きさは番手で表記されているものの、多少の差異がありました。今般ではメーカー間の規格も近くなり、番手サイズを見れば、大きさの想像は付きやすくなっています。アングラーにとってはありがたいことです。

ハードロックフィッシュゲームでは、おおむね200番から300番のベイトリールを扱うのが主流ですが、アングラー様の手の大きさや、100番台のベイトリールで、深溝スプールを採用されているものを好んで使用される方もいらっしゃいます。

また、ロッド側のトリガーとリールを手で包み込んで、一体感を重視してパーミング性能も含めてバイトキャッチされる方向けに、ロープロファイル仕様という、リールフットからの全高を低く抑えた仕様もリリースされています。

このロープロファイル仕様には更に利点があり、レベルワインダーから出るラインと、ロッドのファーストガイドまでの角度が狭くなるため、ショートバイト(弱いアタリ)を感知しやすいという有利性もあります。

ギア比

ベイトリールもスピニングリールと同様に、ギア比というスペック項目があります。これは、メインギアの直径と間接ギアの対比で、ハンドル1回転当たりで、スプールが何回転するかを指します。実釣の数値としては、スプール径+糸巻き量の状態の直径で、1回転当たり何cm巻き取るかになります。メーカーによっては、ギア比+巻き取り量を掲載してくれているところもあります。

ノーマルギア仕様

メインギアの歯切りの数でギア比は確定しますが、おおよそではありますが、各メーカー基準で、ハンドル回転1スプール回転6(以下、ギア比6と表記)が標準のノーマルギアになります。

ノーマルギアの利点は、リーリングスピードと伝達パワーのバランスがとれており、型式本来のベストバランスになりますので、釣具店などで触らせて貰える場合は、ノーマルギアから順にハンドルを回してみれば特徴が分かります。

ローギア仕様

一般的なローギア比は4から5程度になりますが、トロール用のローギアのベイトリールなど、特別なパワーが必要なリールは2というのも存在します。最終ギアの厚みと歯切りの数がメインギアに近いことにより、巻き取りスピードよりもパワー伝達に優れます。

ハンドル回転は、ノーマルギアと比較するとやや重さを感じますので、リトリーブ中にバイトキャッチする釣りには向きませんが、現在仕様ベイトリールでは大幅にブラッシュアップされています。ハイスペックなローギアのベイトリールになると、キャストからスイミングでの誘いも可能になる特別なモデルもリリースされています。

ハイギア仕様(エクストラハイギア)

ギア比は標準的に7以上がハイギア仕様になります。過去のハイギア仕様のリールでれば、巻き取り量は多いものの、伝達パワー不足により、巻き上げ力不足やギア破損など、不利な部分が多い仕様でした。

今般の構造変更では、メインギアから間接ギアまでの材質変更と組み合わせ精度が格段に向上し、パワーロスもほぼなく、それ以上に巻き取りスピードの利点を生かし、ショアジギングはじめ、ラインスラッグ回収頻度の高いロックフィッシュゲームやエギングで多用されています。

現在は、技術向上に伴い、更にギア比の高いエクストラハイギア仕様のリールもリリースされています。

糸巻き量(ラインストック量)

ハードロックフィッシュゲームでは、極端な遠投性能よりも、太いフロロやナイロンラインが、最低80mから100m巻けるスプールが必要になります。使用するラインの太さは、細くても16LB(4号)、太い場合は25lbよりも太いラインを使用し、ラインストック量は100m以上を推奨いたします。

ベイトリールは、ラインの巻き取り方向が直線になるため、太いラインを巻いても糸ヨレは発生しませんので、ラインのごわつきやライン浮きは発生しづらくなります。これが、ベイトリールが太いラインを使用しやすい利点になります。

一方スピニングリールはラインを巻き取る方向とスプールに巻き取る方向が90°ツイストするため、自然にヨレが発生し、太いラインの場合はラインがヨレたまま巻き取ったり、巻き崩れが発生する場合があります。

1キャストで100m使用することはありませんが、根掛りやラインの擦れなどで、大量にロスト(ラインの高切れ)することも少なくありませんので、この量が必要になります。釣行の際は、ラインの高切れで釣りにならない場合もありますので、バックアップのラインは容易必須です。

ブレーキ仕様

ベイトリールのブレーキは大きく分けると、マグネットブレーキ、SVS(遠心ブレーキ)ブレーキ、DC(電子制御)ブレーキ、SVS+マグネットのデュアルブレーキの4種に大別されます。選択する場合、自分自身が一番手慣れたブレーキ仕様で問題ありません。

今般ではフィネスゲーム(軽量リグを使用)専用ブレーキも開発されリリースされていますが、重量リグを扱うハードロックフィッシュゲームでは、逆にスプール強度やラインストック量の関係で不利になりますので、購入の際は注意が必要です。

ベイトリールの基本操作(トラブル回避)

イトリールの操作には、スプール回転を制御する操作が必要になります。前述で説明を加えたブレーキ仕様がリールの機構に備わっていますが、100%の精度ではありませんので、アングラー様ご自身でのタッチ感覚を併せて使用することで、トラブル発生を抑えた釣りが楽しめます。

サミング

・クラッチをきったあと、ルアーやリグ重量により、自然回転してしまうため、親指で抑え固定します。

・キャスト時は親指を離してスプール回転を開放しますが、ライン放出スピードとスプール回転が合うように、着水まで親指でスプール回転を調整します。

・どのブレーキ仕様であっても、バックラッシュ防止で必要不可欠な操作になりますので、初めての方は練習してから釣行に出向いた方が良いでしょう。

ベイトリールのデメリット≒バックラッシュ

・上記サミングを怠ると、スプール上でラインに大きなふけが出たり、それが連続多数で発生してしまうことにより、スプール上でライン同志が絡みあってしまう現象が発生し、バックラッシュと呼びます。

・画像レベルの軽いバックラッシュでれば、クラッチを切って、ラインを静かに引き出せば修正出来ますが、最悪の場合は、スプール深部で同様の現象になり、修正にはかなりの時間をロスしてしまいます。

糸巻き量の目安***注意!!

スプールのエッジが、約1mm程度見えるところまでが、糸巻き量の限界値になります。これを超えると、スプール回転時に、筐体とスプールエッジの間にラインが噛んでスプールがロックし、ラインブレイクが生じます。

・また、最悪はスプールエッジの変形やクラック・スクラッチが入り致命傷を負ってしまいますので、糸巻き量は欲張らないことをお薦めします。

ハードロックフィッシュ向きベイトリールのご紹介

ここからは、前述までの必要スペックから、ハードロックフッシュゲームに適性の高いベイトリールを19選紹介していきます。今般では、磯場でのビッグベイトを使用したハードロックフィッシュゲームも盛んになり、アブガルシアの塩津さんが紹介されています。ビッグベイトやメタルジグのキャストも視野に入れることが出来る、重量リグを扱えるベイトリールを主体に紹介していきます。

下記に①重量、②ギア比、③ブレーキ仕様、④総評を記載していきますので、チョイスのご参考にされて頂ければと思います。

ハードロックフィッシュ対応ベイトリールのご紹介

【テイルウォーク】ELAN WIDEPOWER PLUS 71 R/L 2015年発売

①305g ②7.1 ③ダイヤル式遠心ブレーキシステム
④総評
 ELAN WIDE POWERが本来持つパワー仕様に、マグナムクラスルアーの遠投を可能にする39mm径スプールが搭載され、キャスティング性能がブラッシュアップされたパワーモデル。25lbラインが約130m巻けるディープスプールで、安心感を持ってハードロックとの対峙を楽しめます。オールダイキャストアルミボディの信頼性も抜群です。

【テイルウォーク】FULLRANGE REEL 81 R/L

①168g ②8.1 ③ダイヤル式遠心ブレーキシステム
④総評
 防錆ボールベアリングも採用され、ソルトでの使用に向けてチューニングされたバーサタイルなベイトモデル。遠投から接近戦まで幅広いアプローチに優れた34㎜径ジュラルミンスプールを搭載し、ハードロックゲームをはじめとしたキャスティング&撃ちもの系の釣りに適性を見せてくれます。

【ガンクラフト】T-3 MAGO 2014年発売

①190g ②8.1 ③マグフォースZ(Mgブレーキ)
④総評
 ダイワ社と公認チューニングメーターSLP WORKS、ガンクラフト代表の平岩孝典氏の3社の思想と理想が詰め込まれて専用設計されたコラボレーションモデルです。ビッグベイトから重量級リグのキャストと、操作感から寄せまでに特化されたハイギア仕様と100mmカーボンクランクハンドルは、モンスタークラスまでを視野にいれた拘りが強いベイトリールに仕上がっています。

【アブガルシア】REVO BEAST ROCKET 40 右/ 41 左 2020年発売

①270g ②9.2 ③インフィニブレーキシステム(MG+遠心デュアル)
④総評
 アブガルシアからは、管理人が保持するベイトリールからご紹介します。魚を根から浮かせるハイスピード性とパワーギアの剛性感がよりよく感じられるベイトリールです。圧巻なのは、30lbが100m以上ストックできるスプールにあり、キャストにおいてもデュアルブレーキがバックラッシュの大幅抑制に貢献してくれています。

【アブガルシア】REVO TORO ROCKET 2020年発売

①414g ②7.6 ③インフィニブレーキシステム(MG+遠心デュアル)
④総評 ランカーサイズのロックフィッシュから、ショアジギングでの大型青物まで、ビッグフィッシュをターゲットに設計された剛性モデル。大型サイズのヒットに備えたバックアップラチェットストッパーは信頼性高く、渾身のパワーをハンドルに伝えることが可能になっています。品薄逼迫になるほどの人気モデルですので、アングラーからの絶大な信頼も得ています。

【アブガルシア】REVO ROCKET 2018年発売

①208g ②10 ③インフィニブレーキシステム(MG+遠心デュアル)
④総評 圧巻のD2ギアデザインの大口径ブラスギヤとフルロックに近いパワースタックカーボンドラグが搭載されたハイパワーモデル。ロックフィッシュの急激な引き込みにもパワーとエクストラハイギアを活かして短時間で勝負をつけることが出来ます。強風下や潮流の速いエリアでも、高速でラインスラッグを回収しアクションに入れるスピードモデルです。

【アブガルシア】Revo Beast X 40/41 2019年発売

①265g ②6.4 ③マグトラックスブレーキシステム(Mgブレーキ)
④総評 アルミフレームの強度は耐久性も高く、30gを超えるリグからビッグベイトまで、スムーズなキャストが可能になる大型ルアー対応ベイトリールです。リールフットからの高さが約43mmまで抑えられ、すっぽりと手に納まる快適なパーミング性能を実現しています。

【アブガルシア】REVO BIGSHOOTER COMPACT 8/7 2018年発売

①250g ②7.3、8 ③インフィニブレーキシステム(MG+遠心デュアル)
④総評
 ハードロックフィッシュゲームの火付け役になったランカー対応のベイトリールです。ロックフィッシュ全般に適応するバーサタイル性と、コンパクト化されたダウンサイジングで、パーミング性よく、オフシーズンのショートバイトも感知してくれます。ギア比も2モデルがリリースされますので、ゲームスタイルに合わせた仕様がお選びいただけます。

【シマノ】カルカッタコンクエスト 200/201XG 2022年発売

①235g ②7.5 ③SVS ∞ インフィニティ(遠心ブレーキ)
④総評
 オールマシンカットのボディーの剛性感は流石カルカッタ。以前は重量が嵩んでしまっていたタイコ型ですが、材質の改良と肉抜き加工で軽量化され、ロープロファイル仕様の追加もありパーミング性も上がっています。釣行後の洗浄のしやすさも、長期でコンディションを維持できる利点の一つです。

【シマノ】カルカッタ コンクエスト DC 200/201HG 2020年発売

①265g ②6.2 ③I-DC5(DCブレーキ)
④総評
 DCブレーキの搭載は、ロックフィッシュゲームにおいても最大の武器になり、フルキャストを駆使して、大型が潜む沖目のシモリ根や深場のスリッドを撃ち狙う事が出来ます。低慣性化と肉抜き加工からなるスーパーフリースプールで更なる長距離砲が望めます。バイトキャッチでのメタルボディーの敏感さは、釣果アップへも大きく貢献します。

【シマノ】アンタレスDC XG RIGHT/LEFT 2021年発売

①225g ②7.8 ③4×8 DC(DCブレーキ)
④総評
 ギア剛性、軽さ、DCブレーキ性能は、ほぼ完ぺきな仕様で、さすがシマノベイトリールのフラッグシップ。ブレーキ仕様も更に細分化され、天候やロッドの長さに合わせた微細なセッティングが可能になります。キャストばかりでなく、ガタツキが排除されたサイレントチューンも相まって、アプローチからキャッチまでの一連の流れをスムーズに進めることが出来ます。

【シマノ】バンタム XG R/L 2022年発売

①225g ②8.1 ③SVS ∞ インフィニティ(遠心ブレーキ)
④総評
 ナロースプール(深溝)の糸巻き量、シマノ最新のインフィニティードライブが内蔵されたことで、ストロング感が増長されたハードモデル。巻き上げフィールもブラッシュアップされており、過去のバンタムを知るアングラー様であれば違いが即座に分かります。サイレントチューンからスーパーフリースプールなど、ハイエンドモデルに匹敵する高性能なスペックが搭載され、ランカーロックフィッシュのキャッチに必ずや貢献します。

【シマノ】スコーピオン MD 2021年発売

①315~320g ②7.9 ③SVS ∞ インフィニティ(遠心ブレーキ)
④総評
 今回紹介するリールで、唯一の300番手シリーズのモデルです。搭載されるスプール径も大きく、太いラインを余裕を持って巻くことが出来ます。大型のストロングボディーとロングハンドルもリリースされる高剛性なベイトリールです。重量級のビッグベイトのキャストを前提にブレーキ仕様も決定しており、従来は6本カラーですが8本カラーにブレーキ力をアップさせています。もちろん調整可能ですので、使用するリグの重さに合わせこむ事が可能です。

【ダイワ】HRF PE SPECIAL R/L 2020年発売

①195g ②8.1 ③マグフォースZ PEロングディスタンスチューン
④総評
 ダイワが本気でハードロックフィッシュをターゲットにして専用設計したロングディスタンスモデルです。PEライン+重量リグの仕様を前提にしたブレーキセッティングも、TWSとの相乗効果で卓越した遠投性能を誇ります。リフトやキャスト後のラインスラッグ巻取りについても、ハイスピードで処理が可能です。

【ダイワ】TATULA HD CUSTOM 153H R/L 2017年発売

①225g ②6.3 ③マグフォースZ(Mgブレーキ)
④総評
 こちらのタトゥーラは、ナイロンやフロロカーボンの太糸でランカーを狙うために設計されたヘビーデューティ仕様。ハンドルからノブも含めて大型魚種仕様になり、強烈なファイト時やタフコンディションでもスムーズな巻き上げで対処可能です。太糸でもライン放出に抵抗が掛かりにくいT-ウイングシステムも搭載され、沖目から足元まで細かなサーチも得意になるモデルです。

【ダイワ】リョウガ 1520H R/L 2018年発売

①270g ②6.3 ③Mgブレーキ(ゼロアジャスター搭載
④総評
 2018年に2代目としてリリースされたリョウガは、更に人気を博し、ほぼ店頭には並ぶことがないまでになっています。タイコ型でありながら抜群のパーミング性で、バイトキャッチ率の高さと、HYPER MESHギヤーシステムで、強力な巻き上げパワーとハンドリングの円滑性も同時に備わっています。

【ダイワ】Z BLACK LTD 2016年発売

①265g ②7.2 ③マグフォース3D(Mgブレーキ)
④総評
 漆黒の風貌に見合った剛性感は、ランカーサイズを専門に狙って獲りに行くアングラーに是非おすすめしたいモデルです。ロッドと一体感を成すパワーグリッピングコンセプトは、包むというより掴んで魚と対峙できるパーミング性です。パワーの源は特殊アルミ合金スーパーメタルを用いた超高剛性スーパーメタルハウジングになり、如何なるランカーサイズもねじ伏せる強靭さも圧巻なフラッグシップモデルです。

【ダイワ】ジリオン TW HD 1000XH R/L 2021年発売

①200g ②8.1 ③MAGFORCE-Zブースト(Mgブレーキ・ゼロアジャスター搭載)
④総評
 数ある高性能モデルであるジリオンからは、TW HDの1000XHがおすすめ。強靭なボディ剛性と本当の意味での耐久性、新開発Φ34mmG1ジュラルミン製超高精度MAG-Z BOOSTスプールも採用され、ロングキャスト性能が大幅に高まっています。100mmのロングハンドルを標準装備され、ランカーサイズとの対峙感も高められています。

【ダイワ】スティーズ A TW HLC 8.1 R/L 2021年発売

①190g ②8.1 ③MAG-Z BOOST(Mgブレーキ・ゼロアジャスター搭載)
④総評
 搭載されるMAG-Zブーストは、MAGFORCE-Zの遠投性能を極限まで引き出した飛距離重視のブレーキセッティング。重量リグのフルキャストでも、初速スピードを落とさない遠投力で、沖目に鎮座するランカーサイズを仕留めることが出来ます。HYPER DOUBLE SUPPORTも、強烈な引き込みを往なして寄せるパワーを保持しています。

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ベイトリールを扱う注意点

リールの扱いやベイトリールを使い熟している方は熟知されていると思いますが、念のため下記に箇条書きで注意点を羅列して行きます。

リールを地べたや岩の上に直接置かない⇒リール表面へのキズ発生や、最悪の場合、砂や小石を巻き込んで、駆動部に侵入し、スプールやギアの破損に繋がります。

リールを落下させない⇒最近のリールは軽量化され、落下衝撃に強くなったと言われても、表面に出来たスクラッチ(小さいキズ)や金属クラック(欠け)が継時劣化して、目に見えない内部で進行していきます。それが、次の衝撃やファイト中の力の掛かりで破損に至るケースも少なくありません。

リールの水中落下も極力避ける⇒ロッドにセットした状態で、落下させてしまうケースが多々ありますが、極力注意するようにしましょう。特に、海水への落下は、ソルト対応でもダメージが大きいので、直ぐ真水で洗浄することをおすすめします。


以上は、スピニングリールでも同様ですので、精密機械を扱っている気持ちで接していきましょう。

ベイトリールのお手入れ方法

先にも述べたように、リールは完全なる精密機械です。高価になればなるほど精密具合や精度が増していきます。著者の私は精密機器の設計開発を本業としておりますので、その観点から最低行いたいお手入れ方法をご紹介します。実績としては2007年式メタニウムと2003年式ツインパワーは、今だ1軍ギアとして現役で活躍してくれています。では、以下に箇条書きで説明していきます。

メンテナンス頻度は釣行時毎回行います。例えば、3日連続で釣行する場合、1日毎行うようにしましょう。この積み重ねが、高価なリールを正常な状態で維持するコツです。ロッドも同じです。

ドラグは締めれるところまで締めて、水分の侵入を防ぎます。その後、手で分解出来る箇所は、しっかり分解してから真水(無ければ水道水)で洗浄します。但し、DCブレーキのように電子基盤やコイルが搭載されている個所は、カバープレートなどで保護されている場合は問題ありませんが、保護されていない場合はコイルは水分で腐食してしまいますので、水洗いは厳禁です。綿棒等で念入りに乾拭きしましょう。

・その後、日陰干しで完全乾燥させます。日向は厳禁です。急激な水分蒸発で、水に含まれているカルキやカルシウムが部品上で結晶化してしまい、固着や異音の原因になります。また、固着していた異物が剥がれ落ちて、ベアリング内部やギア類に噛みこみ動作不良の原因にもなります。


・乾燥後、綿棒を使って、細部やブレーキのマグネット周辺を乾拭きしますが、けば立った糸くずは内部に残さないように注意が必要です。

・乾拭き後、リールメーカー純正のグリスとオイルで注油を行います。高速回転するシャフトを支持する両ベアリング(スプールシャフト含む)にはオイルを注油、ハンドルノブや低速回転部はグリスを塗布するようにしましょう。狭い箇所には、ティッシュペーパーやピンセット先端に少量付けて回転部を回してオイルを送り込みます。いずれも、油膜が出来る程度のほんの少量にします。注油しすぎると、逆に異物やゴミを呼び込んでしまいます。

レベルワインダーのボールネジは、綿棒や細く絞ったティッシュペーパーで乾拭きを重点的に行います。この部分は、一番外に出ている部分ですので、先にも述べたように、注油量を誤るとゴミや異物を呼び込み、かみこんでしまいますので、一滴程の注油量におさえましょう。


・その後、元通りに組み上げて、回転部を回して、異常が無ければ終了です。その後はリール収納ケースや個別の収納BOXに保管し、ゴミの付着を防ぎましょう。ばらして、組み上げる自信がない方は、スマホなどで動画を取りながらばらして、逆の手順で組み上げれば問題ありません。

ダイワ純正注油セット

シマノ純正注油セット

アブガルシア純正グリス

アブガルシア メンテナンスキット

本記事のまとめ

今回の記事では、ハードロックフィッシュゲームで使用したいベイトリールの詳細を紹介してきました。

①ベイト(キャスティング)リールの発祥
②ハードロックフィッシュ用ベイトリールの選び方
③ブレーキ仕様
④ベイトリールの基本操作(トラブル回避)
⑤ハードロックフィッシュ向きベイトリールのご紹介
⑥ベイトリールを扱う注意点
⑦ベイトリールのお手入れ方法
⑧注油製品のご紹介

以上をご参考になって頂き、自身に適したベイトリールを選択頂ければと思います。
最後までご覧になっていただきありがとう御座いました。

ベイトリールの説明を更に詳しく知りたい方は?

ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。

それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。

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