ボートや乗合船からの大型青物をターゲットにするオフショアジギングや、深場を狙った大物狙いに必要不可欠な大型クーラーボックスは、大容量の収納力を活かし、大釣り時やランカークラスの大物も原寸維持で持ち帰れる、沖釣りアングラーにはマストアイテムです。
大型クーラーボックスは、高効率の保冷力を保持することから、釣りでの使用に留まらず、多人数でのアウトドアや長期キャンプにも便利に使用出来、今般のアウトドアブームにおいても、食材や飲料保管でも大事な働きをしてくれます。
今回北の住人では、沖釣りやオフショアジギングに適した大型サイズのクーラーボックスの選び方に加え、アウトドアにもおすすめ出来る大型クーラーボックスを厳選して17選ご紹介して参ります。是非最後までご覧いただき、釣り座やキャンプエリア、サイトまで無理なく運搬できる、大型サイズのクーラーボックスのチョイスに役立てて頂ければと思います。

大型クーラーボックスを保持するメリット
【大型キャッチ時のメリット】
10年程前からジギングにハマりだした管理人も、それまでクーラーボックスは中型クラスの32リットルサイズを数台しか保持していませんでした。ふとしたきっかけでオフショアジギングのお誘いを受け、初日からビギナーズラックの恩恵もあり、80cmオーバーのカンパチ、メジロクラスを数本キャッチしたのは記憶に新しいところです。
しかし、当初大型クーラーボックスを保持していなかったこともあり、鮮度重視で船上で解体して持ち帰った苦い経験にもなっています。最初から準備していれば、そのままの現物を家族や仲間に自慢出来た筈なので、自分の準備の悪さがこのような醜態を招きました。。
以上のような管理人の経験則からも、ジギングや沖釣りではどんな大物が獲れるか未知数ではありますが、悔しい思いをしないためにも、船やボートでの海釣りには、大漁の準備も兼ねて確実に準備しておきましょう。
【アウトドアでのメリット】
大型クーラーボックスを利用してアウトドアを楽しむ方はマイカー移動が主になることと思います。
まず、多数のクーラーボックスに小分けにする必要がないため、荷台や後部座席はすっきりし、荷物の嵩張りも防ぐことが出来ますので、車内での荷崩れも防止出来ます。なにより、小分けになった荷物から食材や飲み物を探し出す手間が省けることで、保冷効果を維持できます。
大型クーラーボックスをメイン収納に切り替え、現状保持のクーラーボックスを飲み物専用などのサブクーラーとして使用すれば、更に多くの食材類も運搬出来ますので、調理のレパートリーを増やして、仲間や家族を喜ばせることが出来ますよ。

大型クーラーボックスの選び方
大型クーラーボックスは、決して安い買い物ではありません。せっかく高いお金を出して購入するわけですので、ポイントを押さえた選び方を見ていきましょう。
クーラーボックスの収納力
大型クーラーボックスを選ぶ際、まずは容量(単位:リットル)と内寸法の幅方向(長手)をメインに確認していきましょう。保冷効果を高めるための外装素材の厚み、構造厚により、外寸法と内寸法に大きな隔たりがあるモデルもありますので、容量と長さを確保するためにもサイズの確認は重要になってきます。
また車内へ格納する場合も考慮し、マイカーの荷室寸法とクーラーボックスの外寸法の合わせもしっかりチェックしていきましょう。魚は入るが車に載らないでは、せっかくの大型クーラーボックス購入は本末転倒になってしまいます。
【45~48リットルサイズ】
しっかりとした確認は必要ですが、内寸の長手方向は概ね60cmは超えてきます。オフショアジギング釣行時には、最低減このサイズが必要になってきます。青物系統の中型クラスであれば余裕を持った収納も可能ですが、本数収納も考慮し、深さの寸法もしっかり押さえておきましょう。
【60リットルサイズ】
ボートや船釣りでは、アベレージサイズが60リットルサイズになります。内寸長手幅も80cmを超えてきますので、ブリや中型のヒラマサであれば、斜め入れで収納可能です。タチウオ釣りにもベストサイズになり、大釣り時でもかなりの本数が収納出来ます。
【65リットルオーバーサイズ】
一部のメーカーのラインナップに限られますが、60リットルサイズの長さに、深さと奥行寸法が加えられた高容量仕様になります。また、内容量の過多や重量を想定し、補強も含めて厚底仕様に仕上げられているモデルもラインナップされています。
タラや大型ソイ、ハタ類をターゲットにするスロージギングでの底物狙い、深場を狙う胴付き釣りなど、潮とシーズンが合えば、高確率で大釣りが期待できる釣りに適したサイズになり、多くのアングラーの使用が目立ちます。大は小を兼ねるといいますが、管理人もこちらのサイズを使用しています。

運搬仕様の確認
ここからは、大型クーラーボックスの運搬に必要な要素を見ていきます。大型クーラーボックスは、高い収納力と保冷力、重量物収納からの本体強度を維持するために、素材の厚みや保冷構造の仕様によって、ボディーサイズと共に本体重量も嵩んできます。性能が上がれば上がる程本体重量も上がり、45リットルサイズでは8kg超え、65リットルサイズでは12kgに達してきます。これに内容物が加わりますので猶更の事です。
無理な運搬手法はクーラーボックス本体にもダメージを与え、使用者様の体への負担や安全面も損なわれてしまいます。持ち運びや運搬の手段をしっかり確保し、快適なフィッシング・アウトドアライフを満喫していきましょう。
ホイールキャスターの有無
大型クーラーボックスの運搬にはキャスターの搭載が必要不可欠です。一昔前では、取っ手を掴んだ持ち運びしかなく、大釣りした後の単独運搬にはかなりの労力を要しました。サイズ的にキャリーカートに納まりませんので、多くの釣り師の方々は協力しながら運搬していたものです。キャスターが搭載されてからは単独移動も楽になり、帰りの心配をしなくても済むようになりました。
大型クーラーボックスについては、大径、且つ強度が保持されたキャスターの標準搭載モデルをチョイスしていきましょう。数は少ないですが、現行モデルの中にあってもキャスター搭載が無いモデルもありますので、キャスターの有無は、大型クーラーボックスを選択する際の必須項目になってきます。

サイド(引手)ハンドルの搭載
キャスター搭載に合わせて、サイドハンドルの搭載も必要です。サイドハンドルが無ければキャスターの意味も成しません。車からの荷下ろしも考慮し、両サイドにハンドルが搭載されているかも確認していきましょう。

ロック機構による保冷力の維持と水漏れ抑止
各種のロック機構は、保冷時間の確保と水漏れ抑止に役立ちます。側面(上面)ロックだけでなく、サイドロックも採用されていれば密閉力も上がり、内部からの冷気の排出を防いでくれます。
車の荷台で転倒した場合にも、内部からの水分の流出を最大限防ぎ、汚れの範囲をを最小限に留めてくれます。

釣り用大型クーラーボックスおすすめ17選のご紹介
ここからは、釣り歴30年強を誇る管理人として、皆様におすすめしたい釣り用大型クーラーボックスをご紹介して参ります。今般各メーカー様からリリースされるモデルは、強度も高く、耐久性に優れて長期間の性能維持が期待できます。購入価格は高価であっても、耐用年数との割り算でコストパフォーマンスも高く設定されています。
①容量、②外寸サイズ、③内寸サイズ、④総評を加え、サイズごとに分類紹介して参りますので、チョイスの参考にしてみてください。
45~48リットルクラスの大型クーラーボックス
【シマノ】スペーザ ホエール リミテッド 45L 2013年発売
①45リットル ②外寸:83.0×36.5×32.5(cm) ③内寸:69.2×27.2×23.0(cm)
④総評 タチウオ狙いやオモリグでのイカ釣り、深場の五目ゲームなど、大釣りが予想される釣りに適した長尺モデル。傷みやすい魚や食材の保管にも、シマノ基準のI-CEが活かされるロングセラーモデルです。
【シマノ】スペーザ ホエール ライト 45L 2013年発売
①45リットル ②外寸:83.0×36.5×32.5(cm) ③内寸:69.2×27.2×23.0(cm)
④総評 氷水での生き締め保管にも便利なダブル水栓を完備し、通常の2倍の排水力を要します。
メインロックとサイドロックで密閉力を高め、水漏れ抑止と同時に保冷効果をアップさせることが出来ます。
底部にはハイグリップラバーも搭載され、車内や船上での不意な走りを押さえてくれ高機能仕様です。
【シマノ】スペーザ ホエール ベイシス 45L 2020年発売
①45リットル ②外寸:83.0×36.5×32.5(cm) ③内寸:69.2×27.2×23.0(cm)
④総評 価格と耐久性、保冷力のバランスが際立つ真空パネル仕様。
収納力はさすがのシマノ45リットルクラスで、タチウオの一本収納から大型マダイの姿見収納まで、魚の原型を崩さない高容量モデルです。
【ダイワ】トランクマスターHD II 48リットル 2020年発売
①45リットル ②外寸:39.5×91.5×33(cm) ③内寸:27×75×23(cm)
④総評 扁平ロングボディー形状の長尺仕様になり、今般のオフショアゲーム使用下では一番人気を思わせるほどのユーザー数が見受けられます。基本能力に加え、使い勝手の良い両開き上フタとリフトアップオープンシステムなど、船上やボートでの使い勝手がふんだんに採用されています。
【伸和】ホリデーランドクーラー48H 2017年発売
①48リットル ②外寸:76.5×35×36(cm) ③内寸:65×25.5×26.5(cm)
④総評 伸和のクーラーボックスの良さは、手の届きやすい価格設定の中にも、企業独自のプラ・樹脂製品製作技術がふんだんに盛り込まれているポイントです。水抜き栓・キャスター・サイドハンドルの必要機能もしっかり搭載され、密閉力を活かした保冷力維持にも優れています。
【リブウェル】ホリデーワールドLC 48L 2016年発売
①48リットル ②外寸:76.5×35×36(cm) ③内寸:65×25.5×26.5(cm)
④総評 上記紹介ホリデーランドクーラーとは同仕様製作になる大型モデル。
2台購入の場合に、外観のデザインを変えることで、内容物の区別も付きやすく便利に使用いただけます。
【リブウェル】ハミングバードEXC48 2021年発売
①48リットル ②外寸:76.5×35×36(cm) ③内寸:65×25.5×26.5(cm)
④総評 こちらも上記紹介モデルの外装デザイン改良による新モデル。漆黒ボディーが海にも自然にも映え、モチベーションもアップするでしょう。冷気を逃がしずらい投入口も小物の出し入れに重宝します。
60リットルクラスの大型クーラーボックス
【シマノ】スペーザ ホエール リミテッド 60L 2010年発売
①60リットル ②外寸:93.4×39.6×34.1(cm) ③内寸:79.1×30.1×24.0(cm)
④総評 シマノスペーザの中でいち早くリリースされた、内寸80cmクラスの大型クーラーボックス。
発売当初から圧倒的な人気を誇り、高容量と保冷力に裏付けされた実力を保持します。
座椅子としての耐荷重も十分で、釣り座の配置にベストなサイズ感も人気のポイントです。
【ダイワ】トランクマスターHD II 60リットル 2021年発売
①60リットル ②外寸:41.5×102.5×33.5(cm) ③内寸:29×85×23.5(cm)
④総評 扁平ロングボディー形状の長尺仕様になり、今般のオフショアゲーム使用下では一番人気を思わせるほどのユーザー数が見受けられます。基本能力に加え、使い勝手の良い両開き上フタとリフトアップオープンシステムなど、船上やボートでの使い勝手がふんだんに採用されています。
【ジェネシス】ネプチューン クーラーBOX 60L 2020年発売
①60リットル ②外寸:76×36×39(cm) ③内寸:67.5×29.5×28(cm)
④総評 台湾製の大型クーラーボックスになり、価格設定も相まって、要所では売り切れるほどのアングラーに人気のモデルです。密封性能も高く保持され、高効率な保冷効果と水漏れ抑止が施されています。
年間釣行が少ない方にも耐久性良くお使い頂けるでしょう。
60リットルオーバークラスの大型クーラーボックス
【シマノ】スペーザ ホエール リミテッド 65L 2019年発売
①65リットル ②外寸:100×40.5×37.0(cm) ③内寸:84.5×28.0×25.5(cm)
④総評 オフショアのスタンダードクーラーにして、シマノフラッグシップモデルの高機能仕様。
シマノ基準であるI-CEが施された70時間耐久の保冷力を堅持します。補強も兼ねた厚底断熱構造も図られ、オフショアやアウトドアフィールドの炎天下にも耐えうる外装構造は特筆です。
【シマノ】スペーザ ホエール ベイシス 65L 2020年発売
①65リットル ②外寸:100×40.5×37.0(cm) ③内寸:84.5×28.0×25.5(cm)
④総評 オフショアファンの要望に沿い、更にジギングキャッチの魚に適応したロングモデル。
メータークラスの魚も収納可能になり、沖釣り師やジギングアングラーの要件を十二分に満たしてくれる、高効率な保冷力を保持した人気製品です。
【ダイワ】ビッグトランクII 8000 2012年発売
①80リットル ②外寸:44×93×40(cm) ③内寸:32.5×79.5×27(cm)
④総評 スチロール仕様と1面真空パネル+発泡ウレタン仕様がラインナップされるロングセラーモデル。
軽さと保冷力、高耐久性の高さから、長きに渡って沖釣り師やアウトドアキャンパーに人気のダイワ最大サイズです。サイズに合わせたキャスターも強固で頑丈、滑り防止のふんばるマン搭載で安全第一に使用いただけます。
【FIELDOOR】ノーザンクーラーボックス 容量66.2L 2020年発売
①66.2リットル ②外寸:85×44×44(cm) ③内寸:70×31×34(cm)
④総評 ロトモールドで成型される、巣穴なしの強度保持と断熱構造が維持される、今アウトドアギアブース、釣具店で高人気のモデルです。各パーツ類の接続箇所の補強も強く、重量が嵩んでも破損なく安全な運搬を可能にしてくれます。
【伸和】ホリデーランドクーラー76H 2017年発売
①76リットル ②外寸:91×43×36(cm) ③内寸:81×32.5×26(cm)
④総評 ヒラマサやカンパチ狙いのアングラー様にもおすすめの高機能・高容量モデル。
斜め入れではメータークラスの化け物サイズもしっかり格納できます。底部の厚さを補強されていますので、同時に大量の氷で締め上げ、新鮮さを保ちながら帰路も安心なモデルです。
【ジェネシス】ネプチューン クーラーBOX 100L 2020年発売
①100リットル ②外寸:92×46×42.5(cm) ③内寸:84.5×37.5×30(cm)
④総評 60リットルサイズ同様に売り切れ逼迫の高コスパ大型モデル。
上蓋にはストッパーも搭載され、大型魚種の格納作業も安全に取り扱い頂けます。他メーカーと遜色のない保冷力保持し、この価格帯で手に入る超大型クーラーモデルとしては、実にお買い得なモデルでしょう。
【VASTLAND】タフクーラーボックス T型フックタイプ 70.9リットル 2021年発売
①60リットル ②外寸:41.5×102.5×33.5(cm) ③内寸:29×85×23.5(cm)
④総評 アウトドアギアブランドのVASTLANDからのご紹介は、70リットルサイズの大型仕様。
タフさと耐久性の伴った品質の良さは、有名ブランドの真骨頂。上蓋裏のエラストマーパッキンの保冷力を活かし、フィッシングからアウトドアまで幅広いテリトリーで活躍してくれます。
更に気になる大型クーラーボックスが御座いましたら、下記↓↓↓↓のECサイトから検索頂ければ、お気に召すクーラーボックスが見つかるかも知れません。
本記事のまとめ
今回の記事では、大型クーラーボックスの詳細を紹介してきました。
今記事では、
①大型クーラーボックスを保持するメリット
②大型クーラーボックスの選び方
③釣り用大型クーラーボックスおすすめ17選のご紹介
として纏めてまいりました。
以上をご参考になって頂き、自身に適した大型クーラーボックスを選択頂ければと思います。
大型クーラーボックスの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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