ファミリーフィッシングから本格的なルアーフィッシングまで、各種釣りのシーンで活躍するクーラーボックスですが、持ち運びしやすい小型容量のタイプが人気です。アジングやメバリングなどでは、家族分だけの魚をキャッチして持ち帰るには小型サイズのクーラーボックスが適しており、簡素な飲食物の保存にも有効に活用できることで人気のアイテムになっています。
今般は、ダイワやシマノなどのフィッシングギアメーカーから、保冷力が高く、釣りに特化した小型クーラーボックスが多数リリースされています。コールマンやロゴスなど、大手アウトドアギアメーカーからも釣り向きのクーラーボックスが発売されております。今回北の住人では、釣りに適した小型サイズのクーラーボックスの選び方、おすすめ品を厳選して12選ご紹介して参ります。
是非最後までご覧いただき、持ち運びにも労力を必要としない、小型サイズのクーラーボックスのチョイスに役立てて頂ければと思います。
小型クーラーボックス使用のメリット
小型サイズのクーラーボックスは、携行性含めて実に多くのメリットを持っています。ここでは、小型サイズのメリットを項目別に見ていきましょう。
携行荷物の簡略化
サビキ釣りやちょい投げ釣り・短時間でのライトゲームでは、持ち帰る魚の量や大きさ、釣り餌なども含めて小型サイズが適しているシーンが多々あります。
大容量のクーラーボックスでは荷物も嵩張ってしまい、重量もあるため移動に支障を来し、マイカー移動であればなんとでもなりますが、電車やバイク・自転車での移動をメインにされる方には、荷物の簡略化は必要不可欠です。
また、単独釣行の際でも、飲食物も含めて多くの収納物を必要としませんので、小型サイズのクーラーボックスの出番になります。
折りたたみ仕様であれば更に簡略化出来る
釣行帰宅時に、飲食物が無くなり中身が空になる場合は、折りたためるソフトクーラーも便利になってきます。また、キャッチして持ち帰る魚が無い場合も別の荷物に纏めて収納出来ますので、更なる荷物の簡略化にもなってきます。
収納物を分別出来る
クーラーボックスの中に何を収納するのかで使用目的も変わってきます。
飲食物、キャッチした魚などを収納する場合は、蓋の開け閉め回数は極力減らし、保冷効果を維持しなければなりません。
大型サイズのクーラーボックス一つに纏めるのも良いですが、小型のクーラーボックスを複数準備して、飲食物用、魚収納用、釣り餌や釣り道具用など、それぞれ分別して収納するのも一つの手法です。こうした使い方をすることで、保冷効果を高めていく事もできます。小型クーラーボックスは、サブクーラーとして使用したい方にも最適なサイズです。
管理人は、釣行移動がマイカーメインになりますので、ショア(岸釣り)から簡単な釣りをする場合は、この方法で分別での収納方法をとっています。
蓋に座って楽な釣りが出来る
発砲素材(スチロール)以外のハードタイプの小型クーラーボックスであれば、フィッシングチェア代わりに座椅子として使用することも出来ます。移動で疲れた時、釣りの間の小休憩時、飲食時でも、地面に直に座らず腰掛けることで、衣服の汚れを防止出来ます。
釣りに適した小型クーラーボックスの選び方
小型サイズになればなるほど便利な小型クーラーボックスですが、どのようなモデルが釣りに適しているのか見ていきましょう。
サイズ・容量を見る
各種のサイズ容量がラインナップされている小型クーラーボックスですが、内容量としては10L(リットル)を中心に、前後のサイズをチョイスすれば、500mlから600mlのペットボトルの収納も可能になります。
外寸は横幅40cm前後、縦幅20cm前後、高さ30cm前後であれば、ソロ釣行(単独)の持ち運びでも、楽な移動を可能にしてくれます。
ショルダーベルトやハンドルの付属
専用のショルダーベルト、或いは別売りのショルダーベルトを取り付けることが出来るベルトループ、または持ち運びしやすいハンドルの搭載も必須です。いくら小さくコンパクトでも、両手持ちや小脇に抱える移動では、小型サイズの役目を果たしてくれません。
外装素材から選ぶ
先にも述べましたように、外装の素材によって、更なるメリットと使用領域も変わってきます。
それぞれ外装仕様が持つメリットと使用効果を見ていきましょう。
ハードタイプ
ハードタイプの最大の利点は、密閉性の高さを活かした保冷力と保冷効果時間にあります。傷みやすい食材や乳製品系の飲み物、持ち帰りたい魚(特にサバやアジなどの青魚系)を新鮮に保管しておくには、ハードタイプのクーラーボックスが適しています。また座椅子代りにも使用出来ますので、移動疲れの回復や休憩時間を有意義に使えます。
但し、外装素材に使用される種類には、保冷力をもっていながらも耐荷重には弱い発泡スチロール製(内在素材含む)もラインナップされており、これらの素材のクーラーボックスには腰を掛ける、物を置くといった荷重は避けていくようにしましょう。発砲ウレタンや真空断熱構造(パネル)製であれば、補強構造も取られ十分な耐荷重性能も持っています。
ソフトタイプ
ソフトタイプのクーラーボックスは、軽量素材を使用した作りになり、外装も柔らかいため持ち重りしない携行性を持っています。折りたたみ出来るモデルであれば、釣行帰りの荷物も減らすことも出来る便利な仕様です。
ハードタイプと比較すると、保冷力の低さと持続時間が短い点は否めませんが、サブクーラーや小分け用としては十分な使用効果は期待できます。
管理人の場合は、100円ショップで断熱シート(アルミシート)と発泡材を購入し、敷き詰める合わせ技で保冷効果を上げています。安価なチューンナップで保冷時間も持続してくれます。
メーカー・ブランドから選ぶ
釣りに適した小型サイズのクーラーボックスは、フィッシングギアブランドからだけでなく、多くのアウトドアギアメーカーからも多数リリースされています。製品としても信頼性も高く、耐久性も十分に確保されるメーカー・ブランドから選ぶことで、保冷力と保冷効果を活かしながら、長期に渡ってコスパよく使用することが出来ます。
フィッシングギアメーカー
ダイワ・シマノはじめ、多数のフィッシングギアメーカーからは、釣りに特化、或いは釣りに適したモデルのリリースがあります。小物や釣り餌を格納できる専用のインナートレーや、底部には水切れを確保するスノコの設置、湿気を含んだ収納物と飲食物を分けて収納が出来るプルーフケース付属など、釣りに必要とされる便利な収納が搭載された製品もラインナップされます。
釣行移動時の振動や耐衝撃性にも配慮され、耐久性の高さもフィッシングギアメーカーからリリースされるクーラーボックスの特徴でしょう。
アウトドアギアメーカー
アウトドアギアメーカーでは、皆さまお馴染みの大手ブランドである、キャプテンスタッグ、ロゴス、コールマンなど、名だたるメーカーからも釣りに適した小型クーラーボックスがラインナップされています。
アウトドアギアメーカーの製品に共通する性能の高さは専門的になり、長期のキャンプや野営にも適応する性能を誇ります。保冷力や時間はフィッシングギアメーカーの製品を超えるモデルも数多くリリースされますが、小型サイズのクーラーボックスのリリースは少量になります。
ですが、それ以上の耐久性や強化材質の採用、外観のデザイン性の高さで、アウトドアやフィッシングなど、女性を含めたアクティビティフリークには人気の高いメーカージャンルです。
釣り用小型クーラーボックスおすすめ12選のご紹介
釣り歴30年強を誇る管理人として、おすすめになる釣り用小型クーラーボックスをご紹介して参ります。
今般各メーカー様からリリースされるモデルは、小型といえども侮れない保冷効果と収納力を見せ、おすすめしたいモデルが目白押しになります。
①容量、②外観サイズ、③総評を加え、メーカージャンルごとに分類紹介して参りますので、是非チョイスの参考にしてみてください。
フィッシングギアメーカーからのご紹介
【プロックス】マルチクール10α 2014年発売
①10L ②36×25×23.5(cm)
③総評 サイドにはエアポンプ引き込み口も搭載され、活きエビや小型ベイトの活かし機能も採用されている小型クーラーボックス。蓋付小分けトレーや上蓋への投入口など、小型サイズでも十分な機能と保冷力を見せてくれる高機能モデルです。
【ダイワ】ミニクール GU S 1250 2023年発売
①12.5L ②22×45×31(cm)
③総評 釣り用として、各種の機能が満載の小型クーラーボックスです。
飲食物も仕分けして収納出来るプルーフケースも搭載され、ウレタン仕様を選択することで、持続した保冷力で収納物の傷みを防ぎます。
【ダイワ】クールラインα GU 1000X 2022年発売
①10L ②25×37×29(cm)
③総評 ライトフィッシュのキャッチにベストにハマる小型クーラーボックスです。
両開きが可能、且つ取り外し可能な上フタで、お手入れ簡単に清潔にお使いいただけます。高効率の保冷力を活かして鮮度よく持ち帰り、メバルやアジのお刺身を堪能しましょう。
【ダイワ】ソフトクールEX 1500 2022年発売
①15L ②35×23×28(cm)
③総評 氷や魚をそのまま収納できる取り外し可能なPVCインナーも採用される、ハイブリット断熱構造のソフトクーラーボックス。コンパクト収納を実現するZシステムも搭載されています。上蓋にはメッシュポケットも搭載されますので、水気を嫌う分別収納にも役立ちます。
【シマノ】フィクセル ライト RS 12L 2019年発売
①12L ②43.6×23.6×30.9(cm)
③総評 こちらも機動力を活かしたライトゲームでの持ち運びに便利なベストサイズのクーラーボックスです。
ロッドスタンドも2本分搭載され、収納物の管理だけでなくタックルの保管にも気を配れる専用仕様です。
【シマノ】フィクセル プレミアム 12L 2017年発売
①12L ②43.6×23.6×30.9(cm)
③総評 シマノ基準「I-CE」が採用された、高効率の保冷力を誇るクーラーボックスになり、発売からロングセラーの人気を見せています。発泡ウレタンと5面の真空パネルで、抜群の保冷力を見せてくれます。
【がまかつ】ソフトクーラーバッグ15L 2022年発売
①14L ②36×29×27.5(cm)
③総評 釣り用のソフトクーラーボックスではNo1の人気を得ている高機能モデルです。
上蓋を開けずに魚を収納出来る開口ポケットも採用され、折りたたみ機能を活かして、使用後のまとめ収納、或いは釣行終了後の魚のストック用としても便利にお使い頂けます。
アウトドアギアメーカーからのご紹介
【キャプテンスタッグ】シャルマン クーラーボックス14 2023年発売
①14L ②36×29×27.5(cm)
③総評 キャプテンスタッグからの新作であるシャルマン14は、外観デザインも一新され、強度のアップと保冷効力11度以下と、機能的にもブラッシュアップされて、発売から人気の小型クーラーボックスです。
3層構造の外装と耐久性の高い上蓋パッキンの搭載で、長時間の保冷効力が実現されました。
【コールマン】エクスカーション(R)クーラー/16QT 2010年発売
①15L ②39×31×29(cm)
③総評 まさにロングセラーモデルに相応しい、クーラーボックスとしての長年の経験と技術の結晶が施されたモデル。ソロ釣行にもベストサイズの使用感を見せ、500mlペットボツル×16本の収納力は、フィッシングギアの収納にも効果を発揮します。
【ロゴス】アウトドアクーラーS 2023年発売
①9L ②31×25×29(cm)
③総評 小型クーラーボックスのニーズに応え、ロゴスが今般新規でリリースした小型サイズ。
1.2kgの重量に加え、ショルダーベルトとハンドルも採用されたことで、より一層持ち運びやすいモデルに仕上がりました。
【スタンレー】クーラーボックス 15.1L 2022年発売
①15.1L ②42.5×32.5×28.5(cm)
③総評 海外有名アウトドアギアブランドであるスタンレーからも小型サイズがリリースされ、管理人も購入に至った高耐久モデル。上蓋のスペースはリグやルアーの仮置きにも便利に活用でき、強固な材質で座椅子としての機能も果たしてくれています。
【BAMKEL】バンケル クーラーボックス 9.45L COMPACT 10QT 2022年発売
①9.45L ②42.9×26.9×32.2(cm)
③総評 アウトドアフリークの方にも人気ブランドになるバンケルからは、日本市場限定販売モデルをおすすめします。強固な外装と保冷力を備え、加えてボトルオープナー(栓抜き)も搭載され、アウトドア・釣り、双方でのサブクーラーとしても人気が高いモデルです。
更に気になる小型クーラーボックスが御座いましたら、下記↓↓↓↓のECサイトから検索頂ければ、お気に召すクーラーボックスが見つかるかも知れません。
本記事のまとめ
今回の記事では、小型クーラーボックスの詳細を紹介してきました。
今記事では、
①小型クーラーボックス使用のメリット
②釣りに適した小型クーラーボックスの選び方
③釣り用小型クーラーボックスおすすめ12選のご紹介
として纏めてまいりました。
以上をご参考になって頂き、自身に適した釣り具収納タックルバッカンを選択頂ければと思います。
小型クーラーボックスの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
コメント