ポイントまで距離のある釣りや、アウトドアフィールドまでの移動は、欲張って荷物が多くなりがち。そんな時に活躍するのが、アウトドアワゴンの収納性と移動能力です。
しかし、ここで問題。砂浜や悪路が重なると、通常タイヤのワゴンではタイヤが埋まってしまい、移動が困難になることが多くなります。
今回北の住人では、砂浜の釣りや悪路など、移動ルートが険しいアウトドアでも快適に使える、アウトドアワゴンの選び方について解説し、加えておすすめモデルも11選ご紹介して参ります。
是非差後までごらんいただき、各種フィールドで快適操作が可能になる、最高の相棒を見つけて頂ければ幸いです。

・アウトドアワゴンとキャリーの違いについて知りたい方
・各種の釣りにアウトドアワゴンを導入したいが、どんなモデルを選べばよいか迷われている方
・アウトドアワゴンを選ぶ上で、砂浜や悪路に適したタイヤと走破性を調べられている方
アウトドアワゴンの基本知識
一家に1台持っておくと、多様なシーンで便利に役立つアウトドアワゴン。まずは、用途や使用フィールド、所持していれば得られる効果とメリット、アウトドアキャリーとの違いなど、基本知識を共有していきましょう。
アウトドアワゴンとキャリーの違いと比較
アウトドアや釣りのフィールドで、一度に大量の荷物を運搬できる道具にアウトドアワゴンとアウトドアキャリーがあります。
使用用途は似ていますが、形状や容量・使い方に違いがありますので、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
アウトドアワゴンの解説
アウトドアワゴンは、破れにくい素材で四方を囲んだカート型の運搬道具です。タイヤが4輪ついており、積載量を駆使して、重量のある荷物を安定して運ぶことができます。
【アウトドアワゴンの特徴】
囲いがあるため積載物が落ちにくく、クーラーボックスやタックルボックスなど、箱型の荷物もそのままワゴン内に入れられます。
近年のアウトドアワゴンは折りたたみ式が主流で、未使用時はコンパクトに折りたたんで、幅を取らずに収納可能な仕上がりです。
【主な使用用途】
アウトドアやキャンプ道具・多種の釣り道具などをまとめて運ぶのに重宝します。多人数で楽しむ砂浜の海水浴やバーキュー資材、スポーツ観戦やギア類の運搬、イベント等の多量の荷物を運ぶのに便利です。

アウトドアキャリーの解説
アウトドアキャリーは、フラットな台車タイプの運搬道具で、荷物を積んでゴムロープで固定するのが一般的です。軽い積載物を運ぶのに適した構造です。
【アウトドアキャリーの特徴】
アウトドアキャリーは、キャリーのサイズに合わせて大型の荷物も運搬できます。長さのあるものも運びやすい仕様で、舗装された道や芝生、フラットなアウトドアフィールドでの使用に適しています。
軽量でコンパクトなモデルが多く、持ち運びがしやすく、収納時や車内保管でも場所を取りません。
但し、使用過程においては、車輪サイズや太さが、運搬時に最低限必要なサイズに限定されるため、悪路や砂浜での移動には適していません。
【主な使用用途】
テントやロッドケース・ロングタイプのクーラーボックスなど、長尺の荷物の運搬を主体にする用途に適しています。積載物の左右バランスさえ保てれば、使用用途は広がります。

アウトドアワゴンは荷物収納のまま車内搭載が可能
アウトドアワゴンは、ご自宅を出る際にワゴン内に荷物を収納し、そのままの状態で車内に積むことが出来ます。
つまり、一度ワゴン内に収納してしまえば、使用時まで荷物の乗せ換え・積み直しが必要ないということです。
結果、忘れ物や紛失が抑えられ、快適なフィッシングライフやアウトドアライフを満喫出来るメリットがあります。

重い荷物を楽に運べて移動の負担を大幅軽減
アウトドアワゴン所持していれば、収納力と機動力を活かしたメリットを活かせます。一度に多くの荷物を運べるため、荷物運びの往復回数も大幅に減り、アウトドアや釣りの時間を長く楽しむことが出来ます。
大型で太軸の車輪(タイヤ)が搭載されたワゴンなら、今まで荷物運びで苦労していた砂浜の釣りでも大活躍。荷物を減らして運びあぐねていたタックルやボックス、飲食物収納やキャッチに備えたクーラーボックスの運搬も思いのままです。
アウトドアワゴンとアウトドアキャリーの比較相対性を表にまとめましたのでご覧になってみて下さい。用途は似たような感じですが、収納性と走破性に大きな違いがあります。ご自身の使い方を鑑みながら、ワゴンかキャリーをお選びになってください。
アウトドアワゴン | アウトドアキャリー | |
外観形状 | 囲いあり(カート・BOX型) | 囲いなし(台車型) |
積載方法 | ボックス内に荷物を入れる | 荷物を載せてゴムバンドで固定 |
収納形態 | 折りたたみ式タイプが多い | 軽量・コンパクトモデルが多い |
悪路や砂浜の走破性 | 大径太軸タイヤなら砂浜や悪路でも走破可能 | フラットな道に適正高い |
主な用途 | キャンプ、釣り、ビーチ、イベントなど幅広い | 長尺荷物や薪の運搬、舗装路での利用 |

砂浜の釣りで使えるアウトドアワゴンの選び方
各アウトドアメーカーに数多くラインナップされるアウトドアワゴンの中から、砂浜での釣りや悪路の移動にも役立つアウトドアワゴンの選び方を見ていきましょう。一般的なアウトドアワゴンの選び方とは異なる部分がありますので、要所を抑えてチェックしていきす。
車輪(タイヤ)の種類を選ぶ=安定性と機動力
砂浜や悪路でアウトドアワゴンを使用される場合は、なんといっても車輪(タイヤ)に拘って選んでいくことが重要です。自動車と同じで、車輪(タイヤ)はオンロードとオフロードタイプに分かれ、砂浜などの悪路では、走破性に大きく影響を及ぼします。
タイヤの太さと直径の選び方
タイヤが小さく細いと、オンロードでは動き回れても、砂浜や悪路ではめり込んでしまって一生進まない状況に陥ります。
砂浜や悪路で使用することが多い場合は、太さとタイヤ径の確認は必ず必要です。
【タイヤの太さ】
タイヤの太さは8cm以上で選んでいきましょう。タイヤが太ければ太いほど、接地面が確保されることで積載重量が分散します。
荷重の一極集中も回避され、スタック(はまる)することも無くなります。また、悪路からの衝撃を吸収しやすく、積載物へのダメージも大幅に抑えられます。
【タイヤの直径(インチサイズ)】
タイヤの直径サイズは20cm(7.8インチ)以上を選んでいきます。小径タイヤはワゴンの高さが低くなるため安定性は高くなりますが、段差や凸凹を乗り越える際に苦労します。
タイヤ径がおおきくなれば、段差や障害物を乗り越えやすく、砂浜やぬかるみでも沈み込みにくくなります。
表面形状
車輪の表面形状は、オフロードタイヤのような、砂や泥をしっかり噛んでくれる凹凸がはっきりしたラジアル形状を選んでいきます。機動力と操作性・トラクションが格段に上がり、長距離の機動力も一気にアップします。

最大荷重と耐久性
使用用途の拡充や走破性、ワゴン本体の耐久性を見ていく上で、カタログ上のスペックと構成素材も吟味して選んでいきましょう。
最大荷重と積載量
タックルやクーラーボックスなどの釣り道具、アウトドアやキャンプ資材などは、トータルすると意外に高重量になります。
アウトドアワゴンは、多量の荷物を積載する想定で、余裕を持った最大荷重も見ていきましょう。
最低限、100kg以上に耐えられる最大荷重を選んでいきましょう。最大荷重内での使用は重要で、容量オーバーは耐久性にも影響を来しますので注意が必要です。
積載量はL(リッター)単位で表記されており、こちらも余裕を持たせて選んでいきましょう。積載する荷物の量にもよりますが、小型(50~80L)と大型(80L~)からお選びいただけます。
荷物の総量にそぐわない大型ワゴンは、内部の荷物が安定せずに落下の恐れもありますので、使用用途に合わせて選ぶことをおすすめします。
釣り竿やロッドケース・テントなどを横置きしてを積みたい方には、荷室を調整出来る拡張型も便利です。斜めに積む必要がないため、荷物の破損や荷崩れを防止することが出来ます。

ワゴンの構成素材
アウトドアワゴンを構成する材質も、強度と耐久性に直結する重要ポイントです。ここでは、各パーツ類の材質の特徴から、使用方法に適した選び方を解説していきます。
【ワゴンのフレーム素材】
フレーム素材はスチールとアルミに分かれます。スチールは強度が高く、重い荷物にも耐えられます。一方アルミは軽量で扱いやすく、錆びにくいのが特徴です。
砂浜や悪路で使用する場合はスチール製一択になり、荷物積載時のフレームの歪みも抑えられ、走破性と快適運搬にアドバンテージを得られます。
【カート部生地素材】
各種メーカーによって、採用される生地素材に特徴があります。使用範囲やフィールドの状況に合わせて、カート部の素材にも着目して選んでいきましょう。
・ポリエステル(+PVCコーティング)
丈夫で耐水性に優れています。メッシュ仕様のワゴンにも採用されており、ごみや埃が付着しにくいため、砂浜やビーチで多用される方に適した生地素材です。
・キャンバス生地
和名では帆布と呼ばれ、綿や麻で織られた平織り素材です。強度はポリエステルよりも強く、雨風や日光による継時劣化も抑えられ、地球環境にも優しい素材です。
・オックス生地
正式にはオックスフォード生地と呼ばれ、厚みを持たせたふっくらとした仕上がりの平織りの生地です。通気性もよく、内部の湿気も抑えられます。
伸縮ハンドルとグリップ形状も見極める
ハンドルの伸縮仕様は、体格や積載量に合わせて長さを調整出来る機構で、フリーアジャスト、または段階式調整は、快適走行のためには必需な装備です。
特に砂浜や悪路では、引く力を効率的且つ最小限に加える必要がありますので、後々後悔しないためにも、初期仕様で伸縮仕様のハンドル搭載モデルをチョイスしておきましょう。
ハンドル形状(握り手)にも気を配り、力を込めやすいグリップ形状(丸形やガングリップ)も見ていきましょう。

機動性抜群のおすすめアウトドアワゴン11選
上項のアウトドアワゴンの選び方を踏まえ、砂浜の釣りや悪路でも、機動性と走破性を確保できる人気アウトドアワゴンを11選ご紹介して参ります。
出所がはっきりし、耐久品質が整ったアウトドアギアブランド主体にご紹介し、①積載容量・②耐荷重・③フレーム素材・④カート部生地素材も併せて掲載していきますので、気になるアウトドアワゴンを是非チェックされてみて下さい。
荷室固定のアウトドアワゴン
【FIELDOOR】フィールドア ワイルドマルチキャリー スマートタフロング
①積載容量 | 186L |
②耐荷重 | 150kg |
③フレーム素材 | スチール |
④カート部生地素材 | ポリエステル |
186Lという圧倒的な大容量で、キャンプ道具や釣り道具、バーベキュー用品などをまとめて運べる、大型タイヤ搭載のアウトドアワゴン。従来の人気モデルより更に大型化し、長尺の荷物もたっぷり積めるサイズに進化しています。砂浜での本格的な釣りを楽しむ方にとって、スマートタフロングは非常に有効なアイテムと言えるでしょう。
【コールマン】アウトドアワゴンマックス
①積載容量 | 114L(計算値) |
②耐荷重 | 100kg |
③フレーム素材 | スチール |
④カート部生地素材 | ポリエステル |
アウトドアギア老舗ブランドであるコールマンから、フィールドのニーズに応えて新型モデルとしてリリースされる大型アウトドアワゴン。容量と耐荷重は申し分なく、極太且つ強力なラジアルタイヤでビーチや悪路の操作性を担保します。また、タイヤの脱着機構も設けられ、タイヤを外して車内積載も可能な仕上がりにブラッシュアップしています。
【ワック】WAQ アウトドアワゴン
①積載容量 | 105L(計算値) |
②耐荷重 | 150kg |
③フレーム素材 | スチール |
④カート部生地素材 | キャンバス生地 |
直径約20cm、幅約8.5cmの大型タイヤを標準装備した、走破性抜群のアウトドアワゴン。オンロードは基より、砂浜や悪路も得意な特徴的なタイヤがおすすめポイントです。耐荷重も150kgと安心のフレームワークで、砂浜でも安定したスムーズな走行が可能です。WAQのワゴンは、快適な釣行やアウトドアライフを快適にサポートしてくれるでしょう。
【MR. NOMADS】キャリーワゴン GS-KW001
①積載容量 | 150L |
②耐荷重 | 150kg |
③フレーム素材 | スチール |
④カート部生地素材 | オックスフォード生地 |
600Dポリエステルオックスフォードの強いナイロン生地が採用された、スポーツ用具の運搬にも多用される高耐久キャリーワゴン。東京新宿発の国内アウトドアブランドとして、多用なギアをリリースするMR. NOMADS。ブレーキ付きの頑丈なラジアルタイヤを装着し、近年のアウトドアのニーズに即した走破性を堅持しています。グリップしやすいO字型ハンドルは、女性の方でも力を込めやすい仕上がりで、砂浜や悪路走行でも快適操作を実現します。
【Sekey】キャリーワゴン 135L
①積載容量 | 135L |
②耐荷重 | 150kg |
③フレーム素材 | スチール(炭素鋼) |
④カート部生地素材 | オックスフォード生地 |
炭素鋼の頑丈なフレームと、耐久性のあるオックスフォード生地が採用される、長期間使用可能な高耐久アウトドアワゴン。コンパクトな収納性に加え、ベアリング搭載タイヤの悪路走破性、且つ135Lの大容量と、アングラーやアウトドアフリークのニーズをがっちり掴んだ仕上がりです。休憩等では荷物置きや簡易的なテーブルとしても便利に活用いただけます。
拡張荷室型のアウトドアワゴン
【ロゴス】Tradcanvas 丸洗い長いモノOKキャリーカート
①積載容量 | 117L |
②耐荷重 | 105kg |
③フレーム素材 | スチール |
④カート部生地素材 | ポリエステル(PVCコーティング) |
急な使用時にも組み立てやすい、ワンタッチ開閉機構が採用されるロゴスのアウトドアワゴン。管理人も愛用し、長尺の荷物も荷室後部を開放して積載可能な作りに大満足のモデルです。斜面でも、タイヤロックを活用して安心停車も可能。サーフの釣りやキャンプで、フィールドまでの悪路も難なく熟す走破性と強固な仕上げで、幅広い使用用途にお使いいただけます。
【FIELDOOR】フィールドア ワイルドマルチキャリー スマートタフ リアオープン
①積載容量 | 132L |
②耐荷重 | 150kg |
③フレーム素材 | スチール |
④カート部生地素材 | ポリエステル |
大型タイヤとタフ構造により、砂浜でも安定走行が可能な大型アウトドアワゴン。特に、リアオープン機能は、ロッドケースやクーラーボックスなど、長尺物を運ぶ際に便利に活かせます。強固なスチールフレームと厚手生地の搭載で、耐荷重150kgを実現。重い荷物も安心して運べる水平バランスも堅持しています。
【ライシン】2WAY アウトドアキャリーワゴン
①積載容量 | 120L⇒230L |
②耐荷重 | 124kg |
③フレーム素材 | スチール |
④カート部生地素材 | オックスフォード生地 |
様々なタイプのアウトドアワゴンをラインナップするライシンからのおすすめは、上方向に容量拡張できる2wayワゴン。120Lから230Lに大幅拡張され、背の高い荷物の収納に効果を見せてくれます。10cm幅のワイドなラジアルタイヤも標準搭載。テーブルや天板、パラソルなどのオプション品も装着可能な、フレキシブルな使い方に人気が集まっています。
【MR. NOMADS】キャリーワゴン GS-KW002
①積載容量 | 170L |
②耐荷重 | 150kg |
③フレーム素材 | スチール |
④カート部生地素材 | オックスフォード生地 |
快適なアウトドアライフを実現するための便利機能が余さず搭載された、信頼の過重性能を保持する新型アウトドアワゴン。後部パネルの開閉機構を活かし、通常のワゴンでは積みにくい長尺の荷物も安定収納が可能な仕様です。タフな使用環境でも大型のノーパンクタイヤが走破性を高め、特にサーフフィールドへの移動時では、柔らかい砂の上でも沈みにくく、荷物を楽に運べます。
砂浜でも使えるビーチキャリーもおまけでご紹介!
特にサーフ(砂浜)の釣りに特化して選ぶのであれば、ビーチキャリーという選択肢もありますので、おまけがてらご紹介して参ります。
【プロックス】ビーチキャリーライト2
①積載容量 | – |
②耐荷重 | 40kg以下 |
③フレーム素材 | スチール |
④カート部生地素材 | キャリーバンド1本付 |
9.5cmのタイヤ幅で、砂浜のランガンでも機動力を活かせるコンパクト仕様のキャリーカート。釣りや軽い荷物の運搬に絞れば、キャリーの手軽さと必要最低限の積載力で移動を楽にしてくれます。
【キャプテンスタッグ】トーランド ワイドタイヤキャリー
①積載容量 | – |
②耐荷重 | – |
③フレーム素材 | スチール |
④カート部生地素材 | キャリーバンド1本付 |
こちらのキャリーも8cm幅のタイヤが装着され、悪路や砂浜の運搬に特化されています。安定信頼のキャプテンスタッグ製ですので、操作しやすい取っ手材質など、細部に渡る工夫が施されています。
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本記事のまとめ
本記事では、 砂浜の釣りや悪路でも、快適走破が可能なアウトドアワゴンやキャリーについて解説して参りました。
本記事では、
①アウトドアワゴンの基本知識
②砂浜の釣りで使えるアウトドアワゴンの選び方
③機動性抜群のおすすめアウトドアワゴン11選
④砂浜でも使えるビーチキャリーもおまけでご紹介!
以上の内容で記事を纏めて参りました。
当記事を参考にされ、使用用途に応じた、便利なアウトドアワゴンの性能を活かし、快適なフィッシングライフやアウトドアの楽しみを満喫していきましょう。
アウトドアワゴンやキャリーに関する説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
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