釣りは、自然の中で心身をリフレッシュできる最高のレジャーですが、常に水難事故のリスクが伴います。特に、海や河川・湖沼での釣りは、天候や潮の状況によって予測不能な危険に遭遇する可能性が多々あります。
そこで、釣りの安全対策として重要なのが、ライフジャケット(フローティングベスト)の着用です。
国土交通省は、小型船舶の乗船者に対してライフジャケットの着用を義務付けており、安全基準を満たした桜マーク付きの着用を推奨しています。また、子供用のライフジャケットも、安全基準を満たした製品を選ぶことが重要です。
今回北の住人では、釣りの安全対策に欠かせないライフジャケットの選び方を詳しく解説し、おすすめのモデルを20選ご紹介して参ります。
是非最後までご覧いただき、ご自身のフィッシングスタイルやアクティビティスタイルに即したモデルを確認されてみて下さい。

釣りの安全対策、万全ですか!?
釣りをはじめとした水辺のアクティビティは、その楽しさと裏腹に常に危険と隣り合わせであることも忘れてはなりません。
万が一の落水事故から身を守るために、ライフジャケットは必要不可欠なアイテムですが、まずは、水辺の危険性を今一度把握しておきましょう。
水辺の危険性を理解しておく
釣りに限らず、レジャーを楽しむ水辺には多くの危険が潜んでおり、場所によって様々な要因が考えられます。海・川・湖沼など、フィールド別の危険個所を以下に纏めていきます。
海釣りフィールドの危険箇所
・サーフ(砂浜の波打ち際)の離岸流(リップカレント)
離岸流は、海岸から沖へ向かう強い流れで、一度巻き込まれると岸に戻るのが困難な流れです。特に、砂浜海岸や堤防付近の波が巻いて戻る場所に発生しやすい傾向があります。
・高波や高潮
ショア(岸)とオフショア(沖合)の両フィールドで、天候の急変や台風接近時、潮汐の変わり目に発生し、釣り人をさらったり、岸際でも強い潮流を受けて転倒する危険性があります。
特に、外洋に面した磯場や堤防・テトラ帯では注意が必要です。足場が悪く、滑りやすいので、転倒や転落の危険性が潜んでおり、特に濡れている足場は滑りやすいので注意が必要です。
・干潟や河口の急深エリア
干潟や河口は、潮汐による潮流発生時にボトム(底)が搔きまわされ、急深になっているエリアも多々見受けられます。
ブレイクライン(地形の段差)に足元を取られて水没するだけでなく、潮の満ち引きによって発生する強い流れは、釣り人を押し流す危険性があります。

河川フィールドの危険箇所
・急な増水による護岸の浸水
安全に見える河川でも、上流域のダムの放水や降雨による急な増水に注意しなければなりません。大河川ではポイントまでの飛距離を稼ぐため、ウェーディングによる立ち込みや、中州や浅瀬に渡る方も見受けられます。
浅場に見えるようで、放水時や降雨時にはあっという間に増水して歩行もままならず、過去には大規模な人身事故も起きているほど危険な状況に陥ります。特に、河川の中流・下流部では注意が必要です。
・テトラ帯やコンクリート護岸
川底の石やコンクリートの護岸、テトラ帯にはコケや水草が繁殖しており、滑りやすく、転倒や転落の危険性があります。特に、雨天時や水しぶきが掛かる風の強い状況では注意が必要です。
海と同様に、テトラが積まれているという事は、強い流れが当たり、底が掘られている場所になりますので、転落時は水没してしまう可能性がありますので油断は禁物です。

湖沼フィールドの危険箇所
・高波や急深部
バス釣りやトラウトを狙える湖沼のフィールドは、風の影響を受けやすく、突風が引き金になって高波が発生することがあります。
スピードを上げたボートが通った際にも引き波を引き起こし、浅瀬になれば高さも増しますので、波を被らないように注意が必要です。
広い湖沼や山間の湖沼、特にダム湖では、水深にも気を配る必要があり、急深エリアに備えて無理な立ち込みも禁物です。見た目は浅場でも、泥や砂が堆積しているだけの不安定な場所や、水草が繁茂した浮島の場合もありますので、不用意な入水は避けていきましょう。
・水中障害物や水草の茎や根
ウェーディングの最中に、泥底に埋まっている水草の根や、水中に沈んでいる木枝などの障害物に足が絡まって転倒の危険性もあります。
また、泥底やヘドロに足が埋まり、単独では抜け出せずに頭まで水没してしまうことも想定しておかなければなりません。
以外にも水難事故が多い湖沼フィールドは、ここは大丈夫と過信し、油断した状況下で発生する場合が多くなりますので、危険な水辺であるという事は周知しておきましょう。

水難事故を回避する危険予知
上項のような危険箇所で釣りをする場合、最悪の事態に陥らないようにするためにも、危険予知の意識を高めることが必要です。しっかりとした危険予知が出来ていれば、無理な行動を避けることにも繋がってきます。
水難事故を未然に防ぐために、ライフジャケットの着用はもちろんですが、落水や水没事故を避ける意味でも、それぞれのフィールド別に、危険回避の手段を解説していきます。
海釣りフィールドの危険回避手段
・離岸流(リップカレント)の確認と回避手段
海岸線(砂浜)に対して、直角に沖に向かう潮(流れ)がないか確認します。周囲より濁った海水や泡が帯状に沖に向かっている流れが離岸流です。
離岸流に巻き込まれると、大人でも足をすくわれて簡単に沖まで流されてしまいますので、不用意に近づかないことが鉄則です。
離岸流(リップカレント)の中や、その潮目を探る必要がある場合は、離れた場所からキャスティングで攻略していきましょう。
・高波や高潮の確認と回避手段
天気予報や潮汐情報を事前に必ず確認し、天気や海洋状況の経過はチェックしておきましょう。どんなフィールドであれ、天気予報は釣り人であれば必要な確認です。
季節の変わり目や梅雨時は、天候の急変(遠くの海上に見える黒雲や雷鳴・突風など)にも注意し、余裕を持った移動や撤収を心掛けましょう。
・急深エリアの確認と回避手段
海釣りフィールドだけでなく、河口や干潟、湖沼やダム湖にもいえることで、特に危険を伴うのが深みにハマる水没事故です。水面から底を見ただけでは深場の判断が付かないことが原因に挙げられます。
不用意に歩き回らずに、ウェーディングスタッフやポールを活用し、進行方向のボトム状況を確認すれば、目視と併せて物理的にも足場の判断が付きます。

河川や湖沼フィールドの危険回避手段
・増水予測と回避手段
釣り場上流付近の天気予報や降雨情報を事前に確認しておき、川の水位が上昇していないか常に確認する習慣を付けましょう。上流から流れてくる流木やゴミの量、急激な水色(泥水など)変化時は増水する可能性がありますので注意が必要です。
梅雨時や秋口の台風接近時は特に注意が必要です。上流から吹いてくる風の強さや、急激な気温の低下時は周囲で降雨の可能性がありますので、早めに水から上がる決断も危険回避に繋がります。
・滑りやすい足場の予知と回避手段
河川や湖沼のウェーディング時も、ウェーディングスタッフ等を用いて歩行経路をしっかり確認し、水中の障害物や底の状況をつぶさにチェックするようにします。
また、岸に上がる際も滑って水落しないように、コンクリートブロックやテトラポット、護岸の岩や石の表面状態もよく確認し、滑落の危険予知も働かせましょう。
苔や藻が生えている護岸は特に注意し、不用意に足を進めず、足付きが安定する場所を確認しながら歩行を進める必要があります。
各種フィールド共通の危険予知と回避手段
・天候の変化
各種の釣りは自然が相手です。自然の力には抗えませんので無理な釣行は厳禁です。天気予報は事前に必ず確認し、雷や突風など、悪天候の兆候が見られたら、速やかに安全な場所に避難する決断が必要です。
・体調の具合や変化
釣り人全般に言えることですが、少々の体調不良でも釣行に出向く傾向があります。体調が悪い時や変化が見られた場合は、体の動きも鈍くなって集中力も散漫し、安全に対する意識もくすんでしまいます。体調が悪い時は無理をせず、釣行を中止する勇気も必要です。

ライフジャケットの浮力構造
万が一、危険な場所で落水事故や沖に流された場合であっても、ライフジャケット・フローティングベストを身に付けていれば、胴衣の浮力で自ずと水面から頭が浮き、水難事故から命を守ってくれます。ここでは、ライフジャケットの浮力や構造を理解しておきましょう。
ライフジャケットが浮力を発生する仕組み
ライフジャケットが浮力を発生する仕組みは、モデルの種類によって異なります。以下に、固定式、自動膨張式、手動膨張式のそれぞれの仕組みについて解説します。
固定式
ベストやジャケット内部に、発砲浮力材(発泡ポリエチレンや塩化ビニルなど)が固定で内蔵され、浮力材内部の空気が浮力を発生させる構造です。
ゲームベスト(釣りベスト)としてもラインナップされ、収納ポケットも多数設けられていますので、小物携帯やウェーディングにも適した構造になります。
救命胴衣としての信頼性は最も高く、各種船舶に常備する救命胴衣にも採用されています。構造がシンプルで、メンテナンスも比較的容易です。
自動膨張式
自動膨張式ライフジャケットは、内部にセンサーと小型の炭酸ガスボンベが搭載され、落水時にセンサーが水を感知し、ガスボンベからエアバッグに自動でガスが送られ膨張します。
水を感知するセンサーは、水圧感知式とペーパーエレメント式(浸水感知)に分けられ、両方式ともに膨張速度が速く、万が一の状況でも瞬時に浮力を得られるのが特徴です。
自動膨張がうまく起動しない場合を考慮し、手動レバー(紐)が搭載され、強制的な気室膨張も可能な作りになっています。
手動膨張式
手動膨張式ライフジャケットも、自動膨張式と同様にガスボンベを使用します。膨張させるためには、着用者自身が手動で起動レバー(紐)を引く必要があります。
手動でレバーを引くことで、ボンベからガスが送られエアバッグが膨らむ構造です。水を被ってしまった時や、水上で不意な転倒時に誤作動を避けることが可能ですが、泳ぎが苦手な方でも、緊急時に素早く操作する必要があるため、選ぶ際は注意が必要です。
自動膨張式・手動膨張式共に、ガスボンベやセンサーの定期的な点検と交換が必要です。

浮力の算出
ライフジャケットやフローティングベストには、耐荷重浮力が設定されています。基本スペックを保持しているモデルであれば、体重の1/10の浮力で水面から頭を出すことが可能です。
例えば、体重60kgの方であれば、浮力6.0kg以上のライフジャケットが必要になります。適応体重に合っていないライフジャケットの着用は、アクシデントの際に浮力を発揮出来なくなり、重大な事故に陥ってしまう恐れもあります。
お子様用を購入する際も、しっかりと体重を把握したうえで、浮力を合わせて購入するようにして下さい。

ライフジャケット着用義務に関する法改正
フィールドによっては、ライフジャケット着用義務も課せられます。トラブルを避ける意味でも、関連する法律や規定も理解しておきましょう。
ライフジャケット着用における国土交通省の法改正
ライフジャケット・フローティングベストの救命胴衣類を着用しなければならなくなった背景から解説いたします。
2018年(平成30年)2月から、国土交通省による法改正のもと、すべての小型船舶の乗船者に、安全基準を満たしたライフジャケットの着用が義務化されました。
乗船者にライフジャケットを着用させなかった船長(小型船舶操縦者)には、違反罰則(船舶職員及び小型船舶操縦者法)として違反点数2点が付されることになります。
この義務化の規則は、船やボート釣り(湖沼のボート釣り含む)だけでなく、離島や沖磯、沖堤防への渡船時にも適用されます。岸釣りの領域では、着用義務は課せられず、あくまでも着用推奨の範囲に納まっています。
安全基準が適合した品質のライフジャケット・フローティングベストを着用することで、海中転落時の生存率が2倍以上になるバックデータも得られています。ライフジャケットの機能として、命を守る行動・手段としての確実性も実証されています。

ライフジャケットに付与される各種マークと安全基準適合表記
ライフジャケットは、開発・設計製作段階で、国土交通省、或いは日本小型船舶検査機構の試験を受け、各種の検査項目をクリアした製品に、安全基準認定品の証明と安全性能適合品の称号が付与されます。以下に、各種マークの名称と適用範囲について記載していきます。
【桜マーク(国土交通省型式承認マーク)】
桜マークは、国土交通省が定める安全基準に適合したライフジャケットに表記されます。小型船舶(プレジャーボート、漁船など)に乗船する際の法定備品として認められており、またこれら小型船舶乗船時の救命胴衣は、桜マークの表記が必須になります。
桜マークは更に4つのグレードタイプ(A・D・F・G)で区分けされており、乗船する船舶に使用可能なタイプを選ぶ必要があります。
【CSマーク(日本小型船舶検査機構認定品)】
CSマークは、レジャーや川遊びなど、船舶渡航(渡し船やボート含む)以外の使用に限定されるライフジャケットに付与されます。これらは、岸からの釣りやマリンスポーツについても着用推奨が唄われています。
ライフジャケットの着用範囲と義務化範囲は、細かな定めと見分け方が設定されています。シマノ様(クリック参照)から非常にわかりやすい推奨表が示されていますので、各種適用範囲を参考にされてみて下さい。


ライフジャケットの選び方
昔は、オレンジ色の船舶用救命胴衣がほとんどでしたが、現在のラインナップでは、使用用途に適した、おしゃれなライフジャケット・フローティングベストが様々ラインナップされています。
便利機能も多岐に渡り、釣り道具やフィッシングギア、ルアー類のタックルケースが仕舞える大型ポケットの搭載やホルダー類、また、万が一に備えて、自分の居場所を知らせるホイッスルが標準採用されているものもあります。
ライフジャケットの種類から選ぶ
従来型のオーソドックスモデル(浮力固定式)

・多くの船舶やボートで従来から使用されているライフジャケットになり、浮力材が縫製段階で内蔵固定されています。
・渡船時に、船頭さんの判断で、自前のライフジャケットを着用していても、その上から着用を進められる場合もあります。
※海上見回りの保安庁等にも見えやすくなる利点があります。
お子様にはキッズ用モデルから選ぶ(浮力固定式)

・成人用と比較し、より安全性を高めるため、内在浮力材が肉厚に製作されています。浮力と共に、衝突などの外部衝撃にも配慮されている固定式が多いのが特徴です。
・お子様向けは、とっさの判断や慌てる事を想定し、自動膨張式や手動式のような可動方式ではなく、動作不良の無い固定式のライフジャケットを推奨いたします。
釣り用ベスト型固定式から選ぶ(浮力固定式)

・釣り用ライフジャケット・フローティングベストは数種類ありますが、こちらはゲームフィッシングに特化された、固定式のライフジャケットになります。
・前面には大容量のタックルケース収納用のポケットが配置され、背面にも大容量の大型ポケット配置が見られます。各所にカラビナリングが装着出来ますので、移動性能をはじめとした多くの搭載機能が採用されています。
釣り用サスペンダータイプから選ぶ(自動膨張・手動膨張)

・こちらは釣り用の膨張式肩掛け(サスペンダー)モデルになり、自動膨張式と手動膨張式がラインナップされています。
・エアーカートリッジの重さは多少感じますが、気になるほどでもなく、オフショアの釣りや船釣りに適した装着構造です。
釣り用腰巻ベルトタイプから選ぶ(自動膨張・手動膨張)

・釣り用の膨張式腰巻ベルトタイプは、自動膨張式・手動膨張式がラインナップされ、着用しているストレスもなく軽快に動き回れます。
・膨張後のエアバッグは背中側で膨らむ為、脇の下、首回りまでエアバッグを手動で引っ張り込むワンアクションが必要になります。
安全性能(桜マークやCSマークなど)を用途に合わせて選ぶ
上項で解説したように、オフショアの釣りや船釣りでは、桜マーク搭載モデルは必須です。海釣り・淡水域共に、ショアの釣り(岸釣り)がメインの方であれば、CSマークだけが付与されているライフジャケットで問題ありません。
但し、今後オフショアの釣りにもトライされる予定がある方は、岸釣り用以外にオフショア用を別途準備するよりも、最初から桜マークが付与されたライフジャケット購入をおすすめします。
ライフジャケットを選ぶ際、安全機能や信頼性を追求すると、意外にも高価なお買い物になります。お財布事情に余裕があれば別途準備も叶いますが、出費を抑えるのであれば、初回購入で桜マーク付きのチョイスがベストです。
サイズやフィット感、浮力を体格や体重に合わせて選ぶ
サイズを確認して選ぶ
ライフジャケットを選ぶ際、サイズとフィット感の確認は安全性を確保するために非常に重要です。特にお子様用や細身の女性用で選ぶ場合は、キッズモデルを優先にチョイスし、体にフィットするサイズ選びが大事です。
サイズの合わないライフジャケットは、万が一の事態に機能性を発揮できず、すっぽ抜けたり、頭を水面から出せずに水没してしまう恐れがあります。
多くのライフジャケットには、ベルトやストラップでサイズ調整できる機能が付いていますが、購入前に必ず製品のサイズチャートを確認し、ご自身の体格にフィットするサイズを選んでいきましょう。
特に腰巻ベルト型のライフジャケットにはウエストサイズも明記されますので、冬服の上からも装着可能なアウターサイズを意識して選ぶ必要もあります。
浮力を確認して選ぶ
桜マークが付与されるライフジャケットは、浮力の下限が7.5kg以上と規格が定められ、体重が40kg以上の方が頭を水面から出せる規格が設定されています。
桜マークやCSマーク表記の有無に関わらず、大人用であれば浮力7.5kg以上を選び、体格が大きい方は、体重の10%以上の浮力があるライフジャケットを選んでいきましょう。
お子様用であれば、体重15kg未満であれば浮力4kg以上、体重40kgまでであれば浮力5.0kgあるか確認が必要です。更に言えば、サイズ感はジャストフィット、浮力は余裕を持たせた選び方で安心を獲得していきましょう。

ライフジャケットやフローティングベストおすすめ20選のご紹介
ここからは、モデル形状・仕様毎に、人気と実績、信頼性を確保出来ているライフジャケット・フローティングベストを20選ご紹介して参ります。あわせて、①型式・②浮力発生構造・③浮力とサイズ・④安全性能マークを記載していきますので、選択のご参考にされて頂ければ幸いです。
キッズ用(お子様向け)モデルのご紹介
【プロックス】 小型船舶用救命胴衣(型式認定)子供用
①型式 | TK-13B2型 Sサイズ・Mサイズ |
②浮力発生構造 | 浮力固定式子供用モデル |
③浮力とサイズ | Sサイズ 4kg、Mサイズ 5kg |
④安全基準マーク | 桜マーク TYPEA |
お子様の体格に合わせて、2種類のサイズがラインナップされますので、ぴったりフィットするサイズをお選びいただけます。活発なお子様の動きを妨げない、動きやすいデザインに設計され、調整可能なバックルベルトで体にしっかりフィットさせられます。緊急時に居場所を知らせるホイッスルも搭載される、安全基準もしっかりクリアした高信頼のライフジャケットです。
【ダイワ】チャイルドフロートベスト
①型式 | DF-3925 |
②浮力発生構造 | 浮力固定式子供用モデル |
③浮力とサイズ | M・Lサイズ 5kg |
④安全基準マーク | CSマーク |
安全基準に適合したCSマークも取得し、水辺のレジャーや釣りなど、お子様の安全をサポートできるライフジャケット。ショルダーベルトでサイズ調整が可能で、成長の早いお子様にもフィット性を高められます。緊急時に居場所を知らせるホイッスル、夜間や悪天候時でも視認性を確保する高反射リフレクターも搭載され、万が一の事態に備えた装備も充実しています。
【シマノ】キッズボートベスト
①型式 | VF-099V |
②浮力発生構造 | 浮力固定式子供用モデル |
③浮力とサイズ | M・Lサイズ 5kg |
④安全基準マーク | 桜マーク |
国土交通省の定める安全基準に適合した桜マークも付与された、大人用顔負け仕様のキッズモデル。小型船舶はもちろん、様々な水辺のレジャーに対応し、家族連れのオフショアレジャーにも使用可能です。お子様の動きを妨げない、動きやすいカッティングが施された外観設計と、通気性の良いメッシュ素材を使用し、快適な着用感を実現します。
【キャプテンスタッグ】HULA ライフジャケット子供用 TypeF
①型式 | US-3004 |
②浮力発生構造 | 浮力固定式子供用モデル |
③浮力とサイズ | 適応サイズ目安 身長100~120cm 体重15~25kg未満 浮力6.4kg |
④安全基準マーク | 桜マーク |
小型船舶はもちろん、釣りや海水浴・マリンレジャーなど、幅広い水辺の活動に対応出来る、国土交通省型式承認取得の子供用ライフジャケット。お子様の動作を妨げない可動域の広いデザインに加え、調整可能なベルトでお子様の体にしっかりフィットします。緊急時に周囲に知らせるホイッスルも搭載され、万が一の落水時にもお子様の安全を第一に考えられた仕上がりです。
【ブルーストーム】ヒューペ BSJ-212 C/Y
①型式 | BSJ-212 C/Y |
②浮力発生構造 | 浮力固定式子供用モデル |
③浮力とサイズ | 適応サイズ目安 C:身長100~120cm 体重15~25kg未満 浮力6.5kg Y:身長120~150cm 体重25~40kg未満 浮力6.8kg |
④安全基準マーク | 桜マーク |
高い浮力と安全基準を満たした安心設計で、お子様の水辺での安全を確保する高信頼設計の子供用ライフジャケット。体格に合わせて2サイズがラインナップされ、微調整可能なベルトで体にしっかりフィットします。落水時にズレにくい股ベルトを標準装備し、安定した浮力で体を安全に水面に保持します。お子様の安全を第一に考えた、国土交通省型式承認取得のおすすめモデルです。
釣り用固定式モデルのご紹介
釣り用固定式のライフジャケット・フローティングベストについては、補助的な浮力体としてのモデルもラインナップされます。この場合、船舶上での使用は不可になりますので、安全基準認定された桜マーク対応を確認した後のご使用をおすすめします。
【マズメ】コアライフジャケット
①型式 | MZLJ-771 |
②浮力発生構造 | 浮力固定式 |
③浮力とサイズ | 浮力7.5kg |
④安全基準マーク | 認証マーク無し |
ショアからの釣りを安全かつ快適に楽しむために設計された、機動性と安全性を高次元に両立させたライフジャケット。7.5kgの浮力を保持しながらも、険しいフィールドでも足元を視認しやすい薄型設計が施され、より安全性と着やすさを追求しているモデルです。キャストやアクションなど、釣りの動作を妨げないカッティングを採用し、計算された配置とデザイン性がおすすめポイントです。
【ダイワ】PDゲームベスト
①型式 | DF-6624 |
②浮力発生構造 | 浮力固定式 |
③浮力とサイズ | 浮力7.5kg |
④安全基準マーク | CSマーク(L2基準) |
ショアからの釣りとカヤックやゴムボートからの釣りに高い次元で対応する、安全基準と機動性、快適性を兼ね備えたゲームベスト。日本小型船舶検査機構性能鑑定適合品 L2を取得し、ショアからの釣りにおける安全性を確保し、万が一の落水時にも安全な浮遊姿勢を維持します。カヤックやゴムボートの背もたれに干渉しにくいデザインで、長時間のパドリングでも快適な座り心地を実現します。
【シマノ】アクトゲームベスト
①型式 | VF-274W |
②浮力発生構造 | 浮力固定式 |
③浮力とサイズ | 浮力7.5kg |
④安全基準マーク | CSマーク(L2基準) |
汗ばむ季節も優れた通気構造と、ショアアングラーの安全性を高めるための機能を余すことなく搭載した高浮力のゲームベスト。万が一の落水時にも安全な、日本小型船舶検査機構性能鑑定適合品 L2 を取得しています。浮力体にエアホールを設けるシマノの特許技術を合わせることで、ベストそのものに熱気が篭らないようになりました。収納性も高く、バッグいらずの豊富なポケットで、釣りの動作を完全サポートします。
【ブルーストーム】バラット L2-BSJ40
①型式 | L2-BSJ40 |
②浮力発生構造 | 浮力固定式 |
③浮力とサイズ | 浮力 7.55kg |
④安全基準マーク | CSマーク(L2基準) |
ショアからの釣りを愛するアングラーのために、安全性と機能性を極限まで高めた、固定式フローティングベストの最高峰モデル。浮力・強度・水上での性能や着心地など、厳しい試験をクリアしたL2基準も取得している高信頼性ベストとしてランクインしています。大容量ストレージも搭載され、必要なアイテムを効率的に収納できる大容量ポケットが装備されています。
【メジャークラフト】おかっぱりゲームベスト
①型式 | MCGB-MULTI |
②浮力発生構造 | 浮力固定式 |
③浮力とサイズ | 浮力7.5kg |
④安全基準マーク | CSマーク(L2基準) |
安全基準を満たした高い安全性能と、岸釣りにおける機能性を両立した高性能ライフジャケット。こちらのモデルも日本小型船舶検査機構性能鑑定適合品 L2 取得済で、万が一の落水時にも安全な浮遊姿勢を維持します。肩・脇・腰部に調整可能ベルトを装備し、体型に合わせてしっかりとホールドしながらフィット感を高められます。収納性も高効率で、必要なアイテムを取り出し易い配置にデザインされています。
【リトルプレゼンツ】PF-09 スライド FG Vest
①型式 | PF-09 |
②浮力発生構造 | 浮力固定式 |
③浮力とサイズ | 浮力8.1kg |
④安全基準マーク | 認証マーク無し |
斬新機能と抜群の収納力、そして確かな安全性能を兼ね備えた、ショアアングラーのための革新的なゲームベスト。フロントポケットの位置を4段階に調整可能な「スライド機構」を搭載し、キャストやアクション時のストレスを大幅に軽減して集中力を維持出来ます。ポケットの位置を調整することで、浮力材を常に最適な位置に固定可能になり、落水時の安全性を確保しながら、釣りの動作を妨げない快適性を実現しています。
釣り用肩掛け(サスペンダータイプ:膨張式)タイプのご紹介
【ガンクラフト】インフレータブルライフジャケット
①型式 | GAN-2220RSE |
②浮力発生構造 | 自動・手動膨張式 |
③浮力とサイズ | 浮力9.7kg |
④安全基準マーク | 桜マーク TYPEA |
小型船舶用救命胴衣(TYPE-A)として、国土交通省の安全基準をクリアするサスペンダー仕様のライフジャケット。落水時に自動で膨張する自動膨張機能と、手動での膨張機能も搭載し、炭酸ガスボンベとカートリッジの状態を一目で確認できるウィンドウも併せて採用されています。体にフィットし、ジャケットのズレを軽減するバッククロスシステムを搭載し、着用時のストレスを大幅に緩和しています。
【シマノ】ラフトエアジャケット (膨脹式救命具)
①型式 | VF-051K |
②浮力発生構造 | 自動・手動膨張式 |
③浮力とサイズ | 浮力7.5kg |
④安全基準マーク | 桜マーク TYPEA |
安全性・機能性・装着感を多角的に追求した、アングラーのための自動膨張式仕様の最新鋭ライフジャケット。小型船舶用救命胴衣(TYPE-A)として、国土交通省の安全基準をクリアし、緊急時にも確実な浮力確保が可能です。カバーは取り外して洗濯可能なウォッシャブルカバーと立体裁断によると調整機構で、清潔使用且つストレスのない装着感を維持できます。補助送気装置やホイッスルも搭載されて万全装備に仕上げられています。
【ダイワ】ショートライフジャケット(ネックタイプ手動膨脹式) DF-2520
①型式 | DF-2520 |
②浮力発生構造 | 手動膨張式 |
③浮力とサイズ | 浮力5.8kg |
④安全基準マーク | 桜マーク TYPE-G |
コンパクトな設計でありながら、確かな安全性能を備えた手動膨張式のライフジャケット。国土交通省型式承認品(小型船舶用浮力補助具TYPE-G)として承認を受けており、必要な浮力と高信頼性を確保しています。特に、磯場やテトラポットなど、落水のリスクが高い場所での釣りでは、フローティングベストと併用することで、さらに安全性を高めることができます。手動膨張式ですので、定期的な点検とメンテナンスを行い、常に安全な状態を保っていきましょう。
【メガバス】ライフセーバー ジャケットタイプ
①型式 | LIFE SAVER JACKET-TYPE |
②浮力発生構造 | 自動・手動膨張式 |
③浮力とサイズ | 浮力7.5kg以上 |
④安全基準マーク | 桜マーク TYPE-A |
アングラーの安全性を最優先に考えながら、機能性とデザイン性を高次元で融合させた、スタイリッシュな自動膨張式ライフジャケット。外装はメガバス製らしくビジュアル感を高めた風貌を活かしつつ、国土交通省の安全基準が付与された安全性能は万全です。炭酸ガスボンベとカートリッジの状態を一目で確認できるウィンドウを搭載し、メンテナンス性の高さも際立ちます。
釣り用腰巻ベルトタイプ(膨張式)のご紹介
【マズメ】インフレータブルウエスト SP
①型式 | mzlj-770 |
②浮力発生構造 | 自動・手動膨張式 |
③浮力とサイズ | 浮力7.5kg |
④安全基準マーク | 桜マーク TYPE-A |
マズメが独自開発したジャガード織の「硬いベルト」を採用した高機能ライフジャケット。安全基準を満たした小型船舶用救命胴衣(TYPE-A)の付与はもちろんのこと、各種オプションギア類を装着してもヘタらない、5cm幅の高強度ハードベルトに人気が集まっています。フィット感も高められ、緊急時にも確実な浮力確保が可能です。
【エバーグリーン】E.G.ライフベルトミニ
①型式 | ー |
②浮力発生構造 | 自動・手動膨張式 |
③浮力とサイズ | 浮力7.5kg |
④安全基準マーク | 桜マーク TYPE-A |
コンパクトボディと高い安全性能を両立する、様々な体型の方に無理なくフィットする膨張式ライフジャケット。エバーグリーン独自の特許技術「レールシステム」を採用し、仕舞形状はコンパクトながら安定した浮遊姿勢を実現します。体への接地面積を抑えた軽量設計が加えられ、長時間の着用でも負担が少なく、様々な釣りを快適にサポートします。小型船舶用救命胴衣(TYPE-A)として、国土交通省の安全基準をクリアし、緊急時にも確実な浮力確保が可能です。
【ジャッカル】JK自動膨張ライフジャケット
①型式 | JF06 |
②浮力発生構造 | 自動・手動膨張式 |
③浮力とサイズ | 浮力9.0kg |
④安全基準マーク | 桜マーク TYPE-A |
安全性と信頼性を追求し、万が一の事態からアングラーを守るために開発された自動膨張式ライフジャケット。高い浮力性能と小型船舶用救命胴衣(TYPE-A)の信頼性で、万が一の落水時にも、安全な浮遊姿勢を確保しながら生存率を高めます。過酷な環境での使用を想定し、耐久性に優れた素材を採用。長期間の使用にも耐えうる堅牢性を実現しています。
従来型大人用モデルのご紹介
【オーシャンライフ】ライフジャケット C-Ⅱ型
①型式 | C-Ⅱ 大人用 |
②浮力発生構造 | 浮力固定式 |
③浮力とサイズ | 浮力8.7kg |
④安全基準マーク | 桜マーク TYPE-A |
従来型の固形式ライフジャケットでありながら、高い安全性と常備性を兼ね備えたモデルです。昔ながらの仕様ではありますが、国土交通省基準の浮力7.5kgを上回る8.7kgの浮力を確保し、安定的な安全性能の高さを獲得しています。釣りやレジャーなど、様々なシーンにマッチし、特に法定備品として必要な、プレジャーボート・漁船・作業船など、小型船舶を所有する方におすすめです。
【キャプテンスタッグ】HULA ライフジャケット TypeD
①型式 | US-3003 |
②浮力発生構造 | 浮力固定式 |
③浮力とサイズ | 浮力8.0kg |
④安全基準マーク | 桜マーク TYPE-D |
従来型の固形式ライフジャケットとして、高い安全性と信頼性を備えつつ、ビジュアル感にもこだわったオーソドックスモデル。小型船舶の乗船時に法定備品として認められており、衝撃や摩擦に強い素材を採用し、過酷な環境下でも性能を維持します。従来の固形式ライフジャケットのイメージを覆す、スタイリッシュなデザインが特徴で、幅広い世代に受け入れられる、様々なカラーバリエーションもおすすめです。
他にも高性能で安全性能が高いライフジャケットは数多リリースされています。下記、ECサイトから検索頂ければ、お好みに合うライフジャケットが見つかるかもしれません。
ライフジャケット・フローティングベストの着用と保全
ライフジャケットは、着用方法を守り、保管について気を配っていく事で、万が一の事態でも性能を発揮してくれます。誤った使い方、間違った保管にならないように、着用方法と保全を理解しておきましょう。
装着に付いての注意点
固定式ライフジャケットについては、股紐ベルトやウエストベルトが搭載され、肩掛けサスペンダーや腰巻ベルト型にはウエスト固定用ベルトが搭載されています。
これは、ただの装着取付具の役割だけでなく、ライフジャケットからの体のすっぽ抜けを防止するための重要な役割を担っていますので、落水時に体から離れないように、且つ動きに支障がない程度に少々きつめに締めておくことが重要です。
ライフジャケットやフローティングベストの保全や保管
・固定式や膨張式に関わらず、濡れたままの保管は避け、使用後は日干しでの乾燥が必要です。湿気や雫でエアバッグが開いたり、高温化(車内の高温時)で気体ボンベの破裂などの事故も起きますので、高温多湿下での保管は避けましょう。
・固定式ライフジャケットは、重量のある物の下には置いてはいけません。内在の浮力材が潰れて、空気を保持する機能を損なうことになります。
・膨張式ライフジャケットの命であるボンベの寿命は約3年と言われています。炭酸ガスが重鎮されていますが、常時8割程度(未膨張で購入から28か月程度)で見ておくと、いざという時の安全性が上がります。
・使用前については、ボンベ残量(目盛りがあります)を必ず確認するようにしましょう。いざという時、ガス不足で膨らまない事故を防止する為です。
・ボンベ交換については、ボンベ以外にも交換する部品がありますので、お近くの釣具店様へ持ち込みんで交換してもらいましょう。あやふやな状態で交換すると、膨張しない事故や、ボンベ破裂の事故も想定されます。
本記事のまとめ
今回の記事は如何でしたでしょうか?。安全第一を念頭に置き、他のフィッシングギア以上に詳細にリサーチを行い、皆様に解りやすく解説を加えて参りました。本記事の内容は下記の通りです。
①釣りの安全対策、万全ですか!?
②ライフジャケットの浮力構造
③ライフジャケット着用義務に関する法改正
④ライフジャケットの選び方
⑤ライフジャケットやフローティングベストおすすめ20選のご紹介
⑥ライフジャケット・フローティングベストの着用と保全
以上の内容を熟読頂き、安全且つお好みに合ったライフジャケット・フローティングベストをチェック下されば幸いです。最後までご覧いただきましてありがとう御座いました。
釣り用ライフジャケットの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。
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