【2022年】10000番クラスの大型スピニングリールのご紹介!釣り用途やゲームに見合った選び方もご説明します。

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ショアジギング用大型スピニングリール

大型スピニングリールの購入を考えられているアングラーの方々には必見です!
今回の北の住人の記事では、各種の釣りや、ゲームの幅が広がる大型スピニングリールを、ダイワ・シマノからご紹介していきます。

各メーカー様から、10000番、或いはそれに近い大型のスピニングリールを厳選して6選紹介していきます。
リリースモデルは数少ない番手になりますが、保持しておけば、プラスにはなっても、絶対にマイナスにはならない番手です。

前記事から、天候不順や大雨により、思うように実機テストが出来ずお時間頂戴いたしましたが、この度も皆様の為になる記事として纏めましたので、是非ご覧になっていただき、ご購入の参考になさって頂ければ幸いです。

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どのような釣りに適しているの?

保持しておくと、何かと多用出来るため、重宝する10000番クラスのスピニングリールですが、材料の使用量や外観筐体の剛性化により、価格は多少高めに設定されています。

しかし、しっかりしたメンテナンスと使用方法で、長期に渡って幅広く使用出来ることから、仮に休日アングラーの方であっても、年間コストは落ち着いてきます。数年使い切れば尚更ですね。

主になるゲームでは、オフショアジギングやショアジギングでの使用がメインになります。

古来の釣法では、遠投投げ釣りやぶっこみ釣り、南国でのフエフキダイ等の突っ込みの鋭い魚を狙う打ち込み釣りなど、キャストの飛距離と引き寄せパワーを要する釣りにも保持性が高くなります。

また、淡水域では大鯉狙いで使用される方にもオススメの番手になります。

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大型スピニングリールに求めるスペックは?

下記に、各種ゲームや投げ釣りに適したスペックを記載して行きます。

スペック① 大容量スプールの搭載

キャスティングを要する釣りでは、PEラインはじめ、フロロカーボンライン、ナイロンラインなど、遠投距離を確保するために、大容量の糸巻き量が必要になります。

今回紹介の大型スピニングリールは、ジギングであれば80~100g、投げ釣りでは30号以上の鉛を使用する方が多いと思われます。それに追従し、使用するメインラインも太糸になってきます。

今回の紹介については、PE4号が400m巻けるスプールが標準搭載、或いはオプショナブルパーツの大型スプールがセット出来る、スピニングリールに限定して紹介しています。

スペック② メインギア仕様は?

10000番クラスや大型スピニングリールは、元よりスプール径が広いことにより、ハンドル1回転での巻き上げ量は大きくなります。

それでも、ジギング等で使用されたいアングラーの方は、魚の遊泳スピードに合わせたリトリーブ量が必要になりますので、ハイギア(HG)、またはエクストラハイギア(XG)を選択購入することによって、各種の釣りに対応出来る幅が広がってきます。

スペック③ ドラグ仕様は?

10000番クラスや大型スピニングリールで狙う魚は、必然と大型クラスが多くなります。
大型クラスの強い引きに対しては、遠目でのヒット直後はまだよいのですが、陸に寄せるにつれてラインに掛かる張力は増していきます。

そこから、ラインやロッドへの負荷は、どんどんとピークに近づいていきます。そこで活躍してくれるのがドラグ機構になります。一点に掛かる力をドラグが散らしてくれるようになります。

今回の記事では、信頼できるドラグ機構が搭載されているリールに絞ってご紹介していきます。

スペック④ 滑らかさは必要か?

最近のスピニングリールは、技術の日進月歩により、ダイワのLT仕様、シマノのサイレントドライブ、アブガルアシアのフリクションフリーなど巻きの静粛性と滑らかさによるリーリングの軽さで、アングラーの体力消耗を軽減させてくれています。

今回の記事では、その点も踏まえて商品をご紹介していきます。

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大型スピニングリールのハンドルノブ仕様は?

滑らかさが増したとはいえ、大型クラスとの掛け合いはスリリングで、パワーファイトになります。
そのため、10000番台のスピニングリールや大型リールの多くはには、各種巻き上げパワーが伝わりやすいハンドルノブが採用されています。

ハンドルノブは、アングラーの好みや、力の入れ具合で、各々の使用しやすい形状は変わってきます。購入されたリールに好みのハンドルノブが搭載されていなければ、各チューニングパーツメーカーからお好みのハンドルノブをチョイスするのも一つの手です。

パーツメーカーのURLを記載しておきます。ご参考になさってください。
参考サイト:ヘッジホッグスタジオURL=>https://www.hedgehog-studio.com/

ソルト仕様か否か?

大型スピニングリールでは、昨今リリースされているモデルについては、ほぼソルト対応可能で設計されています。

また、完全SW仕様のモデルも続々とリリースされていますので、淡水釣りから海の釣りまで幅広く使用いただけます。

ダイワのマグシールド、シマノのXプロテクト、アブガルシアのSalt Shieldなど、海水や微細な異物の侵入を物理的、或いは科学的に阻止する機構が開発、搭載されていることで、耐久性を大幅にアップさせています。

ハイギア以上の最強大型スピニングリールをご紹介

下記に①メーカー、②型式、③重量、④ギア比、⑤糸巻き量(PE4号)、⑥ドラグ仕様 ⑦総評を記載していきます。

【シマノ】ステラ SW 10000HG 2022年発売

①シマノ ②10000HG ③670g ④5.6:1 ⑤400m ⑥ヒートシンクドラグ
⑦総評
 ステラと聞いて、みなさんが最初に思うのは、高価格でハイパワーだと思いますが、今回使用してみての実感は、はるかその上を行く使用感の良さでした。

大きさに見合わない操作性、キャスト飛距離、重さを感じさせない筐体バランス、いつまでも衰えないドラグ性能は、まさにシマノの王様に相応しい精密機械です。

【ダイワ】ソルティガ 10000-H 2020年発売

①ダイワ ②10000-H ③655g ④5.6:1 ⑤400m ⑥カーボンワッシャードラグ(14枚)
⑦総評
 当リールを使用したロックショアで、豪快に10kgアップの鰤を仕留めることが出来ました!(画像無く申し訳ございません。リールのパワー感に感動したあまり焦っておりました)。

オーバーゼアグランデ100HHとの組み合わせで獲ることが出来ましたが、ロッドのパワーを借りる前に、リールの巻き上げパワーと、ドラグのいなしのみで仕留めることが出来ました。

【シマノ】ツインパワー SW 10000HG 2021年発売

①シマノ ②10000HG ③655g ④5.6:1 ⑤400m ⑥X タフドラグ
⑦総評
 オリジナルのツインパワーとは比較にならないキャスト飛距離と、ボディーの剛性感から織りなす巻き上げの安定性は、まさに専用設計の賜物です。

オリジナルのツインパワー同様に、お家芸のXリジッドローターの弾力性で、負荷が加わった状態でのライン巻き取り形状は、次のキャストで大幅なアドバンテージを得る事が出来、キャストトラブル皆無での釣行を終えることが出来ました。

【ダイワ】セルテートSW 10000-H 2021年発売

①ダイワ ②10000-H ③630g ④5.8:1 ⑤400m ⑥ATD(オートマチックドラグシステム)
⑦総評
 同メーカーとのソルティガと比較すると、外観的にも性能的にも上品な作りになっています。
但し、パワー感とモノコックボディーから得る剛性感と安定性は、より多くのアングラーの方に約束できるスペックです。

そろそろソルティガのスペックを超えて来るのではないかと思える程、リール各所のガタツキがなく、非常にマイルド巻き上げ感を得ました。

【シマノ】ストラディック SW 10000HG 2020年発売 

①シマノ ②10000HG ③660g ④5.6:1 ⑤400m ⑥X タフドラグ
⑦総評
 シマノ中堅リールのストラディックからブラッシュアップされたSWモデルですが、操作性の良さはしっかり継承されています。

シマノオリジナル技術は全て網羅され、力を効率よく伝達できるラウンドノブも標準採用されていますので、ファイト時の扱いやすさと引き寄せ感が目を見張ります。当モデルから採用されたロングストロークスプールは圧巻で、キャストフィール(気持ちの良いキャスト音)と綺麗なラインの巻き取りが、次のファイトに至る手返し性の良さも高評価に繋がりました。

【ダイワ】カルディア SW 10000-H 2022年発売

①ダイワ ②10000-H ③645g ④5.3:1 ⑤400m ⑥ATD(オートマチックドラグシステム)
⑦総評
 後に発表されるであろうカルディより、一足早くSWモデル入りしたカルディアも、同メーカーのハイスペックリールにも引けを取らないキャスト感のあるリールでした。

今回紹介するスピニングリールの中では、圧倒的な売れ行きを誇るモデルですので、ダイワも、設計思想と最新技術を惜しげもなく採用し、著者の感覚からすれば、価格帯も考慮すると、一番の買いをおすすめしたいスピニングリールです。

大型スピニングリールを扱う注意点

リールの扱いやスピニングリールを使い熟している方は熟知されていると思いますが、念のため下記に箇条書きで注意点を羅列して行きます。

・リールを地べたや岩の上に直接置かない⇒リール表面へのキズ発生や、最悪の場合、砂や小石を巻き込んで、駆動部に侵入し、スプールやギアの破損に繋がります。
重量があるリール群ですので、打痕キズに加え、圧痕キズも発生してしまいます。

・リールを落下させない⇒最近のリールは軽量化され、落下衝撃に強くなったと言われても、表面に出来たスクラッチ(小さいキズ)や金属クラック(欠け)が継時劣化して、目に見えない内部で進行していきます。それが、次の衝撃やファイト中の力の掛かりで破損に至るケースも少なくありません。

・リールの水中落下も極力避ける⇒ロッドにセットした状態で、落下させてしまうケースが多々ありますが、極力注意するようにしましょう。特に、海水への落下は、ソルト対応でもダメージが大きいので、直ぐ真水で洗浄することをおすすめします。

以上は、ベイトリールでも同様ですので、精密機械を扱っている気持ちで接していきましょう。

大型スピニングリールのお手入れ方法

先にも述べたように、リールは完全なる精密機械です。高価になればなるほど精密具合や精度が増していきます。著者の私は精密機器の設計開発を本業としておりますので、その観点から最低行いたいお手入れ方法をご紹介します。

実績としては2007年式メタニウムと2003年式ツインパワーは、今だメインフィッシングギアとして現役で活躍してくれています。
では、以下に箇条書きで説明していきます。

メンテナンス頻度は釣行時毎回行います。例えば、3日連続で釣行する場合、1日毎行うようにしましょう。この積み重ねが、高価なリールを正常な状態で維持するコツです。ロッドも同じです。

ドラグを緩めてスプールを外します。その後、手で分解出来る箇所は、しっかり分解してから真水(無ければ水道水)で洗浄します。

・その後、日陰干しで完全乾燥させます。日向は厳禁です。急激な水分蒸発で、水に含まれているカルキやカルシウムが部品上で結晶化してしまい、固着や異音の原因になります。また、固着していた異物が剥がれ落ちて、ベアリング内部やギア類に噛みこみ、動作不良の原因にもなります。

・乾燥後、綿棒を使って、細部やベール周辺、回転部を乾拭きしますが、けば立った糸くずは内部に残さないように注意が必要です。

・乾拭き後、リールメーカー純正のグリスとオイルで注油を行います。高速回転するシャフトを支持する両ベアリング(スプールシャフト含む)にはオイルを注油、ハンドルノブや低速回転部はグリスを塗布するようにしましょう。狭い箇所には、ティッシュペーパーやピンセット先端に少量付けて回転部を回してオイルを送り込みます。いずれも、油膜が出来る程度のほんの少量にします。注油しすぎると、逆に異物やゴミを呼び込んでしまいます。

ラインローラー部(内部にベアリング有)は、綿棒や細く絞ったティッシュペーパーで綺麗に乾拭きだけにします。この部分は、一番外に面している部分ですので、先にも述べたように、注油してしまうとゴミや異物を呼び込み、かみこんでしまいますので、注油は要注意です。

・その後、元通りに組み上げて、回転部を回して、異常が無ければ終了です。その後はリール収納ケースや個別の収納BOXに保管し、ゴミの付着を防ぎましょう。
ばらして、組み上げる自信がない方は、スマホなどで動画を取りながらばらして、逆の手順で組み上げれば問題ありません。

下記に、各メーカー様の純正注油セットを紹介いたします。

ダイワ純正注油セット

シマノ純正注油セット

アブガルシア純正グリス

アブガルシア メンテナンスキット

本記事のまとめ

今回の記事では、10000番台の大型スピニングリールの詳細を紹介してきました。

①どのような釣りに適しているの?
②大型スピニングリールに求めるスペックは?
③大型スピニングリールのハンドルノブ仕様は?
④ソルト仕様か否か?
⑤ハイギア以上の最強大型スピニングリールをご紹介
⑥大型スピニングリールを扱う注意点
⑦大型スピニングリールのお手入れ方法

以上をご参考になって頂き、自身に適した10000番台のスピニングリールを選択頂ければと思います。

スピニングリールの説明を更に詳しく知りたい方は?

ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。

それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。

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