今般各メーカーからリリースされるショアエギング用のPEラインは、非常に扱いやすく、引張り強度の確保とキャスト飛距離も上がることから、ショアエギングアングラー様の必須アイテムになっています。
ショアエギングに使用するPEラインは、強度を保った上で出来る限り細い号数で、潮に馴染みやすい高比重な仕様に設計開発されていますので、エギのアクション性能を活かしきり、アオリイカに違和感を与えない多くのメリットを保持しています。
今回北の住人では、PEラインの強さ、太さや号数、比重や種類の選び方に加え、リールに是非とも巻いておきたい、ショアエギング専用ラインと汎用PEラインから一挙22選御紹介して参ります。
是非最後までご覧いただき、ショアエギングを快適に楽しめるPEラインをチョイスされて頂ければ幸いです。
- PEラインの詳細
- ショアエギング用PEラインの選び方
- ショアエギング専用PEライン23選のご紹介
- 高比重エギング専用PEラインのご紹介
- ショアエギング専用PEラインのご紹介
- 【シマノ】セフィア 8+ 2020年発売
- 【ダイワ】UVF エメラルダスセンサー 12ブレイドEX+Si 2018年発売
- 【ダイワ】UVF エメラルダスデュラセンサー×8+Si2 2019年発売
- 【ダイワ】UVF エメラルダスデュラセンサー×4ホワイト+Si2 2019年発売
- 【バリバス】アバニ エギング マックスパワーPE X8 2018年発売
- 【バリバス】アバニ エギングプレミアムPE X4 2018年発売
- 【東レ】ソルトライン®PE スーパーエギング F4 2016年発売
- 【サンライン】ソルティメイト PEエギスタ 8 2020年発売
- 【サンライン】ソルティメイト PEエギスタ 4 2020年発売
- 【ゴーセン】ANSWER EGING PE×8、PE×4 2020年発売
- 【DUEL】Tx8 エギング 150m 2022年発売
- 【DUEL】ハードコア® X8 エギング 2013年発売
- 【DUEL】ハードコア® X4 エギング 2013年発売
- 【DUEL】ハードコア® X8 プロ エギング 2019年発売
- 【DUEL】ハードコア® X4 プロ エギング 2019年発売
- 【ヤマトヨテグス】アオリイカカラーズ8 2017年発売
- 【ヤマトヨテグス】アオリイカカラーズ4 2017年発売
- 汎用モデルPEラインのご紹介
- PEラインの耐久年数
- 本記事のまとめ
- ショアエギング用PEラインの説明を更に詳しく知りたい方は?
PEラインの詳細
まずは、PEラインの構造や特徴を熟知していきましょう。ナイロンラインやフロロカーボンライン、エステルラインと比較することで、ショアエギングに限らず、多くの釣りに応用できる知識になります。
PEラインの構造
PEラインの名称から説明を加えていきます。
PEという名称は、ラインの材質がポリエチレン(Polyethylene)になりますので、そこから頭文字を取ってPEという短縮語になっています。または何本かの原糸を編み込んだ構造になるためブレイドラインと呼ぶ場合もあります。
元になる1本の原糸の太さは1デニール(重量によって変化)といいます。
太さは1デニール20gで0.05mm(50μm)という超極細繊維です。各繊維メーカーはここから製品開発に着手し、名称もイザナス・ダイニーマ・スペクトラといった、各繊維メーカーの登録商標で製造されています。
各ラインメーカーは、これらを原糸単位で購入し、原糸を数本単位で束ね、1本の纏め繊維が完成します。
この纏め繊維を4本(4本撚り)、8本(8本撚り)、12本(12本撚り)といったように、各社による編み込み技術を加え、独自表面コーティングを経て、独自の仕様を生み出しています。
こうして我々が購入しているPEラインとなるわけです。
【特殊繊維開発の経緯】
繊維開発は約20年ほど前になります。
現在の基本仕様は、約10年ほど前に国内化学繊維メーカーの東洋紡様が、オランダで開発された超高分子量ポリエチレン繊維(UHMW-PE)を、オランダ企業と共同開発したのがPEラインの歴史の始まりです。
なぜ擦れに弱い?
上記、画像付きで説明したように、PEラインは特殊繊維の集合体になっています。
岩や障害物に擦れ、表面のコーティングが剝がれると、原糸レベルでダメージを負ってしまいます。そうなると、残った原糸に掛る引張強度が増してしまい、次々に破断してしまう事になってしまいます。
ライン表面を触ってざらついている場合や、目で見て毛羽立ちが目立つよう出れば、その箇所は既に擦れによってダメージを受けている事になります。
なぜキャスト飛距離が上がる?
ナイロンやフロロラインのように、単線で引張強度を出すラインと違い、PEラインは超極細繊維の集合体で引張強度を確保します。従来素材のラインと比較すると、最終段階のPEラインは、細くまたは軽く仕上がり、キャストする際も、ラインが細い為、空気や物理抵抗(風や水分)を受けにくく、また軽量であることから、合算抵抗が大幅に下がり、キャスト飛距離とキャストアキュラシーに大きな効果をもたらしてくれます。
エギングロッドはじめ、キャスティングロッドやルアーロッドには、使用できるPEラインの適正号数があり、それ以上の太い号数(強さ)のPEラインを使用すると、ロッドの破損に繋がる場合があります。
キャスト時の瞬発的な負荷や、掛けた魚のパワーが加わり、ブランクス強度がPEラインの強度に負けてしまう為です。ロッドの適正号数は必ず確認して、適正号数内のPEラインを使用するようにおすすめします。
なぜ引張強度が強い?
上記の表を確認して頂くと、PEラインはナイロン・フロロラインの約2.5倍の張力があることが分かります。開発初期段階のデータとなり、擦れや異常箇所が無い場合のデータです。現在では、各社の独自技術が加わり、更に倍以上の引張強度を実現しているPEラインも多々ラインナップされます。
先述した様に、PEラインは特殊繊維の集合体ですので、4~12本撚りや、どれだけのデニール数をメーカー様が使用するかで多少の増減は発生します。太さについても同様に、メーカー独自の編み上げ技術や狭ピッチ製糸技術、表面のコーティングの手法で変化してきます。
デニール数、技術仕様、コーティング剤の種類により、価格は増減してくることから、やはり高価なPEラインは、耐久性もよく、破断しにくい傾向があります。
PEライン仕様のメリット
PEラインの最大の特長として、ナイロン・フロロと比較し、圧倒的に伸張性が低く、魚のバイトに対して高感度であるということです。ショートバイトやあたりの弱い魚、捕食の下手な魚を釣るときには汎用性高く立ち回ってくれます。
そして、上記の表のように、同じ号数のナイロンやフロロカーボンと比較した時に、PEラインは強度の強さで、最低2.5倍以上を記録しているため、あらゆるシーンや各種のゲームで、ライン号数をを半分以下に抑えることが出来ることになります。細く出来るということは、キャスト飛距離やフォールスピードの点で最も重要な要素になり、手返しを格段にアップさせることが出来ます。
特に、ショアエギングゲームについては、軽量になるエギをキャストしなければならないため、より細く、より強度が保たれているPEラインが必須になってくるわけです。
PEラインのデメリット
反面、耐摩耗性は低いのが難点です。どんなに性質の良いコーティング剤が塗布されていても、擦れの連続や、メンテナンス・保管の仕方でダメージが進行してしまいます。狙った魚だけでなく、リトリーブ中や、投げ釣りでの待ちの間に、フグやサワラなど、鋭い歯の魚による接触でもダメージを負って、次回のキャストで破断してしまう場合もあります。
また、特殊繊維の性質上軽量で、水の比重より軽い為、標準仕様のPEラインはシンカーやルアー、エギの重量を借りなければ水に沈むことはありません。よって、波や風の影響を受けやすく、自分が狙ったポイントやリトリーブコースから外れてしまう場合もあります。初めて使用する方は、操作に慣れるまで取り回しが難しいと感じるかもしれません。
今般ラインメーカーからリリースされるモデルには、多くの高比重仕様がラインナップされています。メーカー様の開発努力もあり、芯線に高比重の素材を使用、或いは原糸の特殊加工など、ライン単体での比重を水以上に高め、水に馴染みやすい性質も加えられています。
エギやルアーへの直結NG
PEラインとリグ・ルアーの間にはショックリーダーが必須になります。
先述したように、引っ張り強度は他のラインと比較して強いのと、伸縮度が低いのがPEラインの特長ですが、キャスト時やフッキング時には瞬間的な力がラインに掛かり、一番力が加わるトップガイド周辺や、スナップやサルカンとの結合部でライン破断してしまうケースがよくあります。この力を分散させるためにも、ショックリーダーが必要になります。
また、ショックリーダーを結束していない場合、リグやルアー、エギのアクション中や、ボトムまでフォールさせる釣りでは、PEラインが岩や障害物に直接干渉することになってしまいます。この干渉で擦れが発生し、ラインが直接ダメージを負ってライン破断に繋がりますので、ショックリーダーが必須になってくるわけです。
以上の内容から、PEラインを扱う上でのショックリーダーの必要性を理解いただけたと思います。
ショアエギング用PEラインの選び方
ここからは、ショアエギングに適したPEラインの選び方を見ていきましょう。
ショアエギングに適した太さと強さ
防波堤や港湾内、磯場からイカを狙う場合では、使用するPEラインの太さも変わってきます。また、使用するエギの大きさ(号数)・キャストで狙う距離・深さ・アクション性によっても様々なものになります。
【初心者の方、経験が浅い方】
まずは、キャストしやすい0.6号クラスから使用していけば、飛距離とエギの動きのダイレクト感が掴めます。気を付けたいところは、ショックリーダーがトップガイド外に出るように垂らしを調整し、キャスト時のライン破断を防ぎます。ここをしっかり押さえてキャストすれば、中型クラス(3.5号エギ)のフルキャストも問題ありません。
【中級者】
ショアエギング手慣れた方であれば心得があると思いますが、4本ブレイド→8本ブレイド→12本ブレイドとPEラインにコシを持たせていくと、キャストのライントラブル低減、手元に伝わる微細なバイト(イカパンチ)が明確に得られてきます。使用号数は0.8~1.0号が引張強度もアップし、操作感覚を実感出来るはずです。
【上級者】
上級者になればなるほど、大型のアオリイカをターゲットにして、沖目の深場を狙う方が多いと思われます。そこで必要となるラインスペックはサスペンドとシンキング仕様。このPEラインを使用することで、エギのフォールスピードも速くなり、大きなシャクりを入れた後でも必要以上にエギが跳ね上がらずに、ミドルからボトムに貼りつくキロアップクラスにアピール出来ます。
サスペンドからシンキング仕様は、細ければ細いほど(0.6~0.8号)水流の抵抗を受け流してくれます。
ラインカラーのセレクト
ショアエギング用のPEラインは、単色カラーとマルチカラー(10メーター程度にラインカラーが変わる)が設定されています。アオリイカのバイトは、重量感や手感度だけでなく、エギにアクションを加えた後のラインの弛み具合や走り、不自然な動きにも表れてきます。
まずは、アングラー様ご自身が見えやすいカラーを選択することが大事です。ピンクが見えやすい方、ホワイトが見えやすい方、蛍光色が馴染む方など、人によって色彩認識は様々です。ショックリーダーをしっかり組んでいれば、メインのPEラインのカラーが変わることで、アオリイカの釣果には影響はほぼありません。
まずは、操作感やラインの動きを認識しやすいカラーをチョイスしていきましょう。
比重を合わせる
アオリイカ狙いの場合、エギの重さは10gから20g程(3号~3.5号エギが中心)になり、重量に加えてエギ本体素材の浮力が加味され、自然にゆっくりとフォールする設計が施されます。浮力が伴うエギを如何にして早く水中に馴染ませるかがショアエギング釣果の明暗にもなります。
通常のPEラインは比重が水より軽い(比重1.0以下)ので水に浮き、エギの沈みが遅くなります。風の影響も受けやすくなり、ラインが煽られる、更け上がることでエギのフォール対して抵抗にもなってしまいます。今般各社からリリースされる高比重PEラインは1.0を超える高比重なので、通常のPEラインと比較すると潮馴染みが早く、エギのフォール性能とアクション性能を活かす攻略が可能になります。
手返しのアップと共に、フォールスピードの遅さから生まれるアングラー様のストレス抑制にも繋がり、抱き渋り時のエギのサイズダウンにも高次元に順応出来ますので、エギングに専用性を持たせるのであれば、迷わずに高比重のPEラインをチョイスしていきましょう。
ブレイド本数(撚り本数)を確認する
PEラインのブレイド数は、本数によって操作性の性質が変わってきます。
4本ブレイドは柔らかく、しなやかなライン裁きが特徴になります。風が強い日や波高時でのラインコントロールは、8本ブレイドと比較するとやや劣りますが、エギングアクションの操作全般に手慣れたアングラー様であればコントロール可能でしょう。原糸単体のサイズは太く設計されますので、耐摩耗性は4本ブレイドに分があります。
対して8本ブレイド以上のPEラインは、ラインにハリとコシを保持しますので、PEラインの扱いに不慣れな方、初めての方にもおすすめです。また、大型のエギを使用したエギングでは、キャスト時の負荷、キロアップの大型サイズのヒットを考慮し、引張強度が上がる8本以上のブレイドラインを推奨いたします。
ショアエギング専用PEライン23選のご紹介
今回紹介するPEラインは、キャストからフォール性能、アクションの伝導性に至るまで、アングラーの皆々様方が納得頂けるであろうPEラインのご紹介になります。
高比重エギング専用PEライン、エギング専用PEライン、ショアエギングに適した汎用PEラインに分類しご紹介して参りますので、ご購入の参考にされて頂ければ幸いです。
高比重エギング専用PEラインのご紹介
【シマノ】セフィア G5 2015年発売
エギの操作やキャストに手慣れた方にはこちらの4本撚りが使い勝手が楽になります。比重を高く製糸してありますので、エギのフォールスピードも速く、サスペンドで中層を攻略したい方にもオススメの専用PEラインです。
軽量リグ・ルアーを多用するバーチカルゲームにも応用可能です。
【ダイワ】エメラルダスセンサーSSIII+Si 2017年発売
比重1.1のフォール性能が大幅な操作性を実感できる、エギング専用スローシンキングPEライン。
ディープエリアの攻略も可能にするスーパーPEとポリエステルのハイブリッド仕様になり、ショアエギングだけでなく、ボートからのティップランエギングにも多用されるアングラー様も目立っています。
【ゴーセン】PE WILDJERK EGI 2018年発売
トップエギンガーである重見典宏氏監修の高比重エギング専用ライン。
PEに芯を持たせたW‐Core製法による比重性能は、波立つ風の強いシチュエーション下でも操作性良くコントロール出来、相乗効果でバイト伝導性もアップしています。
ショアエギング専用PEラインのご紹介
【シマノ】セフィア 8+ 2020年発売
イザナスを原糸材料とし、ライン表面にヒートシンクシリコンコートが施された、シマノ独自のタフクロス仕様のエギング専用PEラインです。原糸と逆方向の編み込み技術を採用しており、PEラインの弱点であるコシのなさをストレート技法と特殊コーティングで補い、エギングに必要な操作性を実現した専用PEラインです。
【ダイワ】UVF エメラルダスセンサー 12ブレイドEX+Si 2018年発売
汎用PEライン以上の張りとコシの強さが際立つエギング専用ライン。
12本ブレイドを高密度で編み込んでいるのがハッキリわかり、フルキャスト時の安心感、沖合でのパンチも高感度でキャッチします。価格を上回るゲーム安定性と信頼感で、キロアップ専門狙いから数釣りまで、多用な狙い方を実現可能にしてくれる専用感は圧巻です。
【ダイワ】UVF エメラルダスデュラセンサー×8+Si2 2019年発売
エギング専用ラインとして、発売からスタンダードな人気を誇っている専用PEライン。
特殊シリコンの塗膜が強く感じられる糸鳴きの抑制、ダイワ独自のマッスルPE仕様が相まって、ラインのコシが一層強まっており、トップからボトムまで広いレンジを攻め切ることが出来ます。
【ダイワ】UVF エメラルダスデュラセンサー×4ホワイト+Si2 2019年発売
ホワイトカラーがお好きなエギングアングラー様におすすめのしなやかな専用PEライン。
エキスパート様やシャクリ幅を大きく使うアングラー様には4本撚りのしなやかさが人気になります。高耐摩耗性素材TOUGH PEとUVF加工&NEW EvoSlicone2のテクノロジーが詰め込まれた操作性を是非実感して頂きたく思います。
【バリバス】アバニ エギング マックスパワーPE X8 2018年発売
バリバスブランドにおける、エギング専用PEラインのフラッグシップモデル。
操作性の高さだけでなく、高耐破断性工法による強力な強度とラインシステムの容易さは、まさにバリバスオリジナルの製糸技術です。管理人も前モデルから長年使用していますが、手放せない専用ラインの一つです。
【バリバス】アバニ エギングプレミアムPE X4 2018年発売
古参ラインメーカーだから保持するバランス重視の高密度編み込み技術は、4本撚りとは思えないラインの張りを実現しています。防波堤や港湾でのエギングを主体に行われる方は、自然な柔らかさと滑らかさに張りが加わった、こちらのラインを是非おすすめします。
【東レ】ソルトライン®PE スーパーエギング F4 2016年発売
柔らかすぎず硬すぎず、余裕を持たせたハリが保たれていることで、キャスト、アクション下においてもを調度良い操作性が特徴のエギング専用PEラインです。デイ・ナイトゲーム、どちらにおいても視認性が良く、アタックバイトに留まらず、ラインの動きによる微妙なバイトがキャッチしやすいカラーリングがされているところが人気の秘訣でしょう。
【サンライン】ソルティメイト PEエギスタ 8 2020年発売
HQ-PEと称されたほぼ真円にブレイドされたPEラインで、ロッドのガイド滑りも滑らか。キャスト時の抵抗やファイト時の糸鳴りも大幅に軽減されています。8本ブレイドのコシも申し分なく、風が強い日でも、ライントラブルを起こしにくい、快適なエギングゲームが楽しめる仕様です。
【サンライン】ソルティメイト PEエギスタ 4 2020年発売
こちらは上記紹介モデルの4本ブレイド版になり、ライン製糸の構造上、しなやかさは断然こちらが上位にきます。エギのアクション性も際立ち、イカが追ってきた後のサイト攻略でも思い通りにエギを操れます。小さなアタリも確実に伝える超高感度設計で、エギングアングラー御用達の専用モデルにラインナップされます。
【ゴーセン】ANSWER EGING PE×8、PE×4 2020年発売
HDX製法により、強度の安定化と高感度が実現されたブレイドライン。
張りとコシを併せ持ち、しなやかさの中に確たる操作性が見受けられる高性能モデルです。
化学繊維メーカーの開発力が見せるフィッシングブランドは、今般ラインナップされるPEラインの性質を見ていれば見極めが付くでしょう。
【DUEL】Tx8 エギング 150m 2022年発売
DUELタフシリーズからのエギング専用PEラインとなり、新強力T原糸を新密編製法で編み込まれています。
表面耐久性が大幅に向上し、高コスパなPEラインにラインナップされるとともに、同時に柔らかでしなやかな操作感もブラッシュアップしています。
【DUEL】ハードコア® X8 エギング 2013年発売
Micro Pitch 8 BraidedはウルトラPEの編み込みを極限まで密にし、強く且つしなやかなPEラインに仕上がっています。特性上、伸び率を利用した安定強度や 引張強度に優れており、8本撚りながらもソフトなため、ラインシステム結束時も強度が出しやすく、結束部からのライン破断も皆無です。発売から早10年強、ロングセラーモデルになるほど人気のエギング専用ラインです。
【DUEL】ハードコア® X4 エギング 2013年発売
原糸はウルトラPEからなり、強度の中に十分な柔らかさを保っている専用PEラインです。
エギングに手慣れていない方や経験が浅い方は、こちらの専用ラインでエギングの習熟を得るにも十分なスペックです。管理人もエギング初トライ時は長きに渡って使用し、現段階での現役生産品からもお分かりになるように、人気の高さが伺えるPEラインです。
【DUEL】ハードコア® X8 プロ エギング 2019年発売
HIP製法の恩恵から来るラインの張りとコシに加え、ブレイドラインらしからぬ操作性は圧巻です。
初めてのキャストで覚えた間隔は「エステル!?」と、思わせてくれたほどのしなやか設計の専用ラインです。ビギナー仕様になりますが、もちろん初めての方にも扱いやすく仕上がっています。
【DUEL】ハードコア® X4 プロ エギング 2019年発売
上記紹介品の4本ブレイドですが、他モデルと同様に操作性を重要視されたい方は、断然こちらのラインをチョイスされたほうが納得いきます。エギングマイスターの方も多用されているほどの実績高いエギング専用ラインです。
HIP製法による超耐摩耗性能は、過酷な環境下での使用にもコストパフォーマンスよく立ち回ってくれます。
【ヤマトヨテグス】アオリイカカラーズ8 2017年発売
こちらの専用PEラインも、真円製法からなるライン潰れの抑止とガイド滑りの良さが際立つ専用モデル。ショアエギングに手慣れてくると、ライン走、違和感でもバイト感知が可能になってきますので、ガイドから滑り出るラインの張り感も重要なラインスペックの一つです。
【ヤマトヨテグス】アオリイカカラーズ4 2017年発売
8本ブレイドよりも耐摩耗性に優れるエギング専用開発モデル。ラインの操作感やバイトキャッチは8本撚りに引けを取らず、製糸工法も同様になる高性能仕様です。可能であれば、両ラインの性質を見極めるためにも、シチュエーションに合わせて使い分けでの使用もおすすめです。
汎用モデルPEラインのご紹介
ここでは、ショアエギングはもちろんのこと、各種のルアーキャストゲームで人気を博している汎用性の高いPEラインをご紹介していきます。
【ヤマトヨテグス】SWスーパーPE 2014年発売
多くのソルトルアーアングラーに愛され、多用なゲームに対応する4本ブレイドライン。
ロングセラーモデルとして信頼性も高く、スタンダードに立ち回るバーサタイル性も高く設定されています。価格も優しく、ラインメンテナンスの頻度を上げる方にもおすすめのモデルです。
【ダイワ】UVF PEデュラセンサー×8+Si² 2020年発売
ダイワのUVF加工製法技術が採用されたPEラインになり、耐摩耗性・ガイド滑り・耐久性が大幅にアップしたマッスルPEになります。8本ブレイド以上のコシが持ち味のPEラインですので、ショアエギングだけでなく、他ゲームの応用にも役割を十分果たしてくれる、信頼性の高いオールマイティーなブレイドラインです。
【シマノ】ピットブル 5 2020年発売
最後のご紹介は、高比重フッ素繊維が編み込まれた、比重1.3のライトリグ汎用PEラインです。
発売から現在まで、多くのアングラーの満足感を得ているラインであり、もちろんエギングにも仕様は合致しています。多くのソルトルアーゲームにも多用出来る高性能モデルです。
更に気になるエギング用PEラインが御座いましたら、下記のECサイトで検索頂ければ、お気に召すPEラインが見つかるかも知れません。
PEラインの耐久年数
PEラインに限らず、ナイロン・フロロラインでもそうですが、
・どんな釣りに使用するのか?
・釣行後はしっかりと塩やゴミを洗浄しているか?
・PEライン保護スプレー等でメンテナンスをしている?
・巻き始めと巻き終わりを定期的に巻きなおしているか?
以上、最低限のメンテナンスをするだけで、釣行回数やキャスト回数など、使える年数は大幅に変わってきます。一概に、「何回?」言えないのが実状です。
管理人は、4年前に某メーカーの8本撚りのPEラインを、リール5台分購入(TOTAL ¥15000)し、未だラインの高切れもなく、問題なく使用出来ているため、今シーズンもこのラインを使用しようと思っています。
このラインでよくやる釣りは、ハードロック、ショアジギング、オフショアジギング、エギング、ライトロック、シーバスのルアーゲームから、投げ釣りのカレイ、シロギスまで多種多様に及びます。釣行日程も、プライベートとテスターの副業を含めると、200日は軽く超えてきます。
この結果から、PEラインの耐久年数は回数や年度に比例するのではなく、メンテナンスの手法や回数、ショックリーダーの長さに比例してくるのは間違いありません。
PEライン保護剤のご紹介
本記事のまとめ
本記事では、ショアエギングに適したPEラインを紹介してまいりました。アングラーの皆様のお目に敵ったエギング用PEラインは御座いましたでしょうか?
今記事では、
①PEラインの詳細
②ショアエギング用PEラインの選び方
③ショアエギング専用PEライン23選のご紹介
④PEラインの耐久年数
として纏めて参りました。
本記事についても、最後まで御覧になって頂きありがとう御座いました。
ショアエギング用PEラインの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
コメント