お手軽にショアジギングを始めることが出来る、SLSことスーパーライトショアジギング。
今回北の住人では、スーパーライトショアジギング専用モデルを中心に、流用可能なロッドも併せて、スピニングモデルから厳選して17選紹介して参ります。
防波堤やサーフ、ゴロタ浜や小磯からでもライトタックルで楽しめるスーパーライトショアジギングは、女性やお子様でも気軽にトライ出来る海でのルアーフィッシングになり、近年人気の釣りになっています。
これからスーパーライトショアジギングを始められる方、専用ロッドにステップアップされていきたいアングラー様には必見記事になりますので、最後までご覧になっていただき、アングラー様のロッド選択のご参考にさせて頂ければ幸いです。
- スーパーライトショアジギングで釣れる魚は?
- スーパーライトショアジギング向きロッドの選び方
- スーパーライトショアジギング向きスピニングロッド17選のご紹介
- スーパーライトショアジギング専用ロッドのご紹介
- 【ジャンプライズ】オールウェイク105 パワーフィネス 2020年発売
- 【テイルウォーク】RIZE SHOOTER SSD S96ML 2022年発売
- 【テイルウォーク】MICRO SHORE JIGGING SSD 96 2021年発売
- 【テンリュウ】パワーマスター PM972S-M 2010年発売
- 【パームス】ショアガンエボルブ SFTGS-103M 2021年発売
- 【ヤマガブランクス】アーリー フォーサーフ 103M 2018年発売
- 【がまかつ】ラグゼ コヨーテ S96M 2019年発売
- 【ゼスタ】ランウェイSLS S94 スーパーロングシューター 2019年発売
- 【メジャークラフト】トリプルクロス TCX-942SSJ 2017年発売
- 【ダイワ】オーバーゼア グランデ サーフモデル 103M 2021年発売
- 【シマノ】コルトスナイパーBB S100ML 2021年発売
- 他ゲームから流用可能ロッドのご紹介
- スーパーライトショアジギング専用ロッドのご紹介
- 本記事のまとめ
- スーパーライトショアジギングロッドの説明を更に詳しく知りたい方は?
スーパーライトショアジギングで釣れる魚は?
スーパーライトショアジギングは、10gから20gのライトクラスのメタルジグやプラグルアーを使用して魚を釣っていきます。
釣れる魚は、主にブリやカンパチの幼魚、大型のサバなどがメインターゲットになります。
中層からボトム(海底)をサーチ(誘い)することで、ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュも混ざりながら、様々な魚種をターゲットにして楽しむことが出来ます。
もちろんシーバスを狙っていくことも可能な釣りです。
スーパーライトショアジギングは、潮回りや時間帯、使用しているルアーの種類によっては予期せぬ大物もヒットしますので、専門的に楽しむアングラーも多く、五目釣りといった用語が似合う釣りでもあります。
スーパーライトショアジギング向きロッドの選び方
ここからは、スーパーライトショアジギングをスピニングロッドで楽しむ上で、スピニングタックルのメリット、確認しておきたいロッドスペック、バーサタイルに使用するためのスペック幅と基準値を記載していきます。
スピニングロッドを使用するメリット
キャスト性能
スーパーライトショアジギングロッドにもスピニングロッドとベイトロッドの区分がありますが、キャストの容易さやリールの扱い方から考慮すると、圧倒的にスピニングタックルが手返し含めて操作性がよくなります。
ライントラブルの低減
スピニングリールでのライン放出は、ルアー、或いはシンカー重量による慣性運動になり、ラインは自然放出されていきますので、ライントラブルは大きく減少します。
もちろん、ロッドガイドへの絡まりや、リールのスプール上での糸ヨレによるトラブルは発生しますが、発生頻度は極まれです。
対するベイトリールの場合は、ルアーのキャスト速度とスプール回転速度が同じでなければバックラッシュのトラブルが発生し、最悪の場合は、ラインの巻き直しが必要になる場合もあります。
ベテランアングラー様やベイトリールに手慣れた方でもある程度の発生頻度でバックラッシュは発生してしまうことを考慮すると、PEラインを多用するスーパーライトショアジギングの場合は、スピニングタックルをチョイスされた方が、トラブルレスな快適な釣りが楽しめるでしょう。
ロッドスペックの確認
ロッドの長さ
アングラー様毎に、多少の差異はあろうかと思いますが、スーパーライトショアジギングにおいて、飛距離と操作性(ラインの根ズレ防止含む)、防波堤や高所から魚を掛けた後の取り込みを考慮するとベストなレングスは9.6ftです。
多くのロッドメーカー様からリリースされるスーパーライトショアジギング専用ロッドも、9.6ftを中心にして、メーカーの独自技術を搭載しながら前後の長さに納まっています。
キャストが苦手な方や初見の方はショートロッドをチョイスしがちですが、スーパーライトショアジギングを楽しんでいくためには、この長さのロッドでのキャストの慣れも必要になってきます。
チョイスの際に迷いが生じてしまったら長い方を選ぶのがベストな選択になってくると思います。
1ft(フィート)=30.48cmになりますので、9.6ftであれば、292.61cmになります。
ブランクスパワー(ロッドの硬さ)
ターゲットになる魚のサイズ、魚種による引き込みパワーによって多少の前後はいたしますが、専用ロッドであればミディアムライト(ML)中心に選択頂ければスーパーライトショアジギングは成立します。
他ゲームからの流用ロッドとしてはシーバスロッドが汎用性が最も高く、スーパーライトショアジギングにも向いているロッドになります。
シーバスロッドとスーパーライトショアジギングロッドのブランクス構造は近い設計になっていますので、専用ロッドと同様にミディアムライト(ML)クラスがあれば流用可能になります。
オールマイティーなキャスティングゲームに多用出来るエギングロッドからの流用では、ミディアムライト(ML)からミディアム(M)クラスの強さがあれば、ルアーのアクション操作も損なわずにゲームを楽しめます。
ルアー負荷(鉛負荷)
ロッドが保有するルアー負荷(鉛負荷)は、メタルジグ、或いはプラグを遠投していくうえで最も重要な要素になり、ルアー負荷がブランクスパワー以上にきめ細かくセッテインングされる理由は、そのロッドが持つ遠投性能と、ルアーの重量過多による破断防止とアクション性になります。
スーパーライトショアジギングでは、キャストするルアーの重さは一般的に5gから、重くても30gの範囲に収まり、アクション方法も小気味よい動きを加えながらの誘いになります。
ご自身が多用されるルアーの重量から、3割ほど上乗せ(×1.3)したルアー負荷を保持するロッドをチョイスしていきましょう。
ロッドに掛かる負荷は、ジグやルアーの重量だけではなく、ジグやルアーの形状、ステイやフォール時の姿勢による水圧、潮の速さや2枚潮による重量加算、ジャークアクション時の水圧が総合的に重量負荷としてロッドのルアー負荷に加味されます。
ルアー負荷はパワー仕様とは別に考え、ブランクスパワーと遠投性能をしっかり引き出すためにも、ルアー重量は適正範囲の使用を推奨します。
PEライン対応ロッドの選択
スーパーライトショアジギングをはじめ、今般のキャスティングゲームに使用するメインラインはPEラインが主流になっており、遠投性能を上げるうえで必要不可欠な要素になります。
ロッドのスペック表にPEラインの太さ表記がある製品は、PEライン使用時の耐久性も加味した状態で設計されていますので、PEラインに対応しているかどうか、しっかり確認して購入する必要もあります。
ロッドに掛かる負荷は、キャストするルアーの重量に加えて、PEライン特性の引張強度の高さも加味していかなければ、ロッドの耐久性を維持するのは難しくなってきます。
使用するPEラインは、スペック表に記載してある号数の範囲を守っていきましょう。
スーパーライトショアジギング向きスピニングロッド17選のご紹介
ここからは、前述までで見てきた、ロッドの長さ・ブランクスパワー・ルアー負荷のスペックをクリアし、PEライン対応可能なスーパーライトショアジギング専用ロッドと、他ゲームからも流用出来るスピニングモデルのロッドをご紹介して参ります。
①ロッドの長さ、②ブランクス(ロッド)パワー、③ルアー負荷範囲、④PEライン適合号数、⑤総評を記載して行きますので、ご参考にされて頂ければ幸いです。
スーパーライトショアジギング専用ロッドのご紹介
【ジャンプライズ】オールウェイク105 パワーフィネス 2020年発売
①10.5ft ②ML ③5g~32g ④0.8号~1.2号
⑤総評 冠名にフィネスと付くように、ライトクラスのルアーを扱う釣りにベストなキャスティングロッドです。
5kgクラスの青物や、大型のフラットフィッシュもターゲットに含めて開発され、ジャンプライズ特有のしなやかさと強心臓が搭載されたハイパフォーマンスモデルになります。
【テイルウォーク】RIZE SHOOTER SSD S96ML 2022年発売
①9.6ft ②ML ③MAX50g ④MAX 2
⑤総評 スーパーライトショアジギングからライトショアジギングまで、強めのブランクスを採用しながら、テクニカルなアクション操作で魚を誘うことが可能になる扱いやすいロッドです。
フルキャストでの振り抜け感を重視し、軽量設計を講じながらキャスト時のスイングスピードが大幅にUPされた超遠投仕様になるモデルです。
【テイルウォーク】MICRO SHORE JIGGING SSD 96 2021年発売
①9.6ft ②マイクロジグパワー仕様 ③MAX30g ④MAX0.8
⑤総評 マイクロジグのアクションとキャストも可能にする繊細なティップを搭載しながらも、大型魚種とのパワーファイトも実現できるフィネスモデル。
上記紹介のRIZE SHOOTER SSDと同様にスリムでシャープネスなブランクス仕様は、テイルウォークの特徴をしっかり活かされています。
【テンリュウ】パワーマスター PM972S-M 2010年発売
①9.7ft ②M ③MAX40g ④MAX 3
⑤総評 スーパーライトからライトショアジギングまでを総括出来るパワーモデル。
特に20~30gのルアーと相性がよく、小気味よいアクションを加えながらの魚の誘いに適性を見せてくれます。
発売から10年強、ショアジギングロッドの頂点に立つ剛性仕様は、フィネス対応ロッドでありながらも、大型キャッチの実績の高いモデルです。
【パームス】ショアガンエボルブ SFTGS-103M 2021年発売
①10.3ft ②M ③10g~35g ④MAX2
⑤総評 ロングレングスを活かして、広範囲に手広いサーチを得意とするキャスティングロッド。
スーパーライトショアジギングやシーバスゲームをはじめとした、ライトクラスのルアーキャストとアクション操作に適正高いカーボン材が新搭載され、パフォーマンス能力がブラッシュアップされた最新仕様です。
【ヤマガブランクス】アーリー フォーサーフ 103M 2018年発売
①10.3ft ②M ③8g~42g ④MAX1.5
⑤総評 スーパーライトショアジギングの草分けとなったライトウェイトキャストモデル。
サーフフィッシングに留まらず、ショアジギングはじめ、ロングキャストを信条とするゲームにベストマッチするブランクス機能は、多くのファンの支持を得ています。
【がまかつ】ラグゼ コヨーテ S96M 2019年発売
①9.6ft ②M ③20g~40g ④0.8~1.5
⑤総評 東レ10tカーボンを採用し、軽さ・強度・柔軟性の3拍子が揃ったライトショアジギングモデル。
スーパーライトショアジギングまで幅広く対応し、軽量ルアーのキャスト・アクション性にも特化されています。
オールダブルフットガイドの標準採用で、細糸使用時にもトラブルフリーで操作いただけます。
【ゼスタ】ランウェイSLS S94 スーパーロングシューター 2019年発売
①9.4ft ②M ③7g~30g ④MAX1
⑤総評 ゼスタが誇るスーパーライトショアジギング専用ロッド。
ブランクスの構成も、小型メタルジグ・小型ルアーを遠くに運ぶ前提のセッティングになり、アクション操作を容易にするベリーの強さも持ち合わせ、スローな操作も可能にしてくれます。
【メジャークラフト】トリプルクロス TCX-942SSJ 2017年発売
①9.4ft ②ML ③15g~40g ④MAX1.5
⑤総評 トリプルクロスの中でも、スーパーライトショアジギングに適したルアー負荷を保持しているモデル。
ジグウェイトは30gがベストになり、キャストからアクションまで適正具合はピッタリはまります。
ジャンル生み出しの雄であるメジャークラフトの技術が蓄積された高性能な一本に仕上がっています。
【ダイワ】オーバーゼア グランデ サーフモデル 103M 2021年発売
①10.3ft ②M ③10g~50g ④MAX2
⑤総評 キャスト感においては、今回紹介するロッドの中でもトップを争う仕上がりを見せる専用ロッドです。
適応ウェイトでのキャスト飛距離も素晴らしく、十分な為を作れる張りのあるブランクスでコントロールよく沖のナブラを直撃出来ます。
長尺仕様を活かして、高所のポイントからでも操作性良く扱えます。
【シマノ】コルトスナイパーBB S100ML 2021年発売
①10.0ft ②ML ③MAX50g ④MAX2
⑤総評 シマノ独自のハイパワーXと確実な遠投性能を得られるライトショアジギングロッド。
振り抜き感は、オリジナルコルトスナイパーの特徴を受け継ぎ、フルキャストでの強い反発力を感じられる仕様です。
スーパーライトクラスにも幅広く対応し、サーフからのキャステイィングゲームでも、ロングブランクスがしっくりはまります。
他ゲームから流用可能ロッドのご紹介
【ジャクソン】オーシャンゲート シーバス JOG-906M-K 2022年発売
①9.6ft ②M ③MAX42g ④0.8号~2.0号
⑤総評 スムーズなキャステイングが信条になるシーバスロッドです。
やや硬めに設定されるティップ強度がメタルジグの操作にも適しており、細かなアクションにも対応出来ます。
スーパーライトショアジギングからシーバスゲームまで、この一本を保持していればバーサタイルにゲームを楽しむことが出来ます。
【ジャクソン】オーシャンゲート サーフトライブ STHS-1082ML 2019年発売
①10.8ft ②ML ③7g~40g ④0.8号~2.0号
⑤総評 先代ケイロンからの血筋を受け継ぐ、遠投性抜群のサーフロッドです。
強固な張りをロッド全体に持たせているため、感度良好にスーパーライトショアジギングに活用できます。
北方では、サクラマスのサーフキャスティングロッドとしても名高いモデルになります。
【テイルウォーク】SURFLAT SSD S102ML-P3 2023年発売
①10.2ft ②ML ③7g~35g ④0.6号~1.5号
⑤総評 専門ロッド以上に、スーパーライトショアジギングに適した最新キャスティングロッド。
幅広いルアーのキャストと操作性を保持し、柔軟なベリーの食い込み性でバイトキャッチからヒットまでの確率を上げてくれます。ロングロッドの長所を活かして、防波堤などの高所からのゲームにも重宝します。
【ヤマガブランクス】アーリー フォーシーバス 97MMH 2021年発売
①9.7ft ②MMH ③8g~42g ④0.8号~1.5号
⑤総評 管理人が保持するキャスティングロッドとして、最もバーサタイル性能を保持しているモデル。
シーバスゲームはもちろんのこと、サーフからのスーパーライトショアジギング、フラットフィッシュをターゲットにしたキャスティングゲームでは、高次元での遠投性を発揮してくれます。
バイトを弾きずらい、弾力性の高いべりーの強度も特徴高いモデルです。
【エバーグリーン】アバンギャルド ZAGS-103M/H ハープーン 2022年発売
①10.3ft ②MH ③12g~65g ④0.8号~2.5号
⑤総評 シーバスロッドの中でも、稀に見るほどのヘビークラスに入るハイエンドモデル。
店頭にもほぼ並ぶことなく、コミュニティメンバー保持のロッドを数度振り抜かせてもらいましたが、小沼氏監修の実力は本物で、30gのメタルジグのキャストで、管理人最長飛距離を軽々超えました。当ロッドのブランクス最大の特徴は、ベリーからティップに掛けての柔軟性にあります。
【メガバス】空海 CK-96MS 2021年発売
①9.6ft ②M ③MAX40g ④MAX1.5号
⑤総評 キャストからリトリーブまで一連の操作でハイパフォーマンスを繰り出せる、空海中核を成すモデルです。
シーバスを主体に、同エリアで遭遇するヒラメなどのフラットフィッシュ、青物狙いにも高次元で対応出来るバーサタイル性も特筆です。
キャスト時の弾力性、リトリーブではしっかりしたブランクスの張りを維持し、ショートバイトも的確に感知出来る感度も兼ね備えています。
更に気になるスーパーライトショアジギング向きのロッドが御座いましたら、下記↓↓↓↓のECサイトから検索頂ければ、お気に召すロッドが見つかるかも知れません。
本記事のまとめ
今回の記事では、スーパーライトショアジギング向きロッドの詳細を紹介してきました。
今記事では、
①スーパーライトショアジギングで釣れる魚は?
②スーパーライトショアジギング向きロッドの選び方
③スーパーライトショアジギング向きスピニングロッド17選のご紹介
として纏めてまいりました。
以上をご参考になって頂き、自身に適したスーパーライトショアジギングロッドを選択頂ければと思います。
スーパーライトショアジギングロッドの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
コメント