メバリングやアジングのライトゲーム釣行時、手っ取り早く大型サイズを仕留めることが出来るマイクロジグ、メタルバイブレーションのメタル系ルアーは、魚が高活性の時合や遠投を要するゲーム下では特に有効なおすすめアイテムです。
メタル系のルアーは、アクションや操作に慣れていくと、ハードプラグ以上のサーチ系ルアーに変貌し、広域なポイントから魚を拾って行ける、ライトゲームで使用するルアーの中でも最強ルアーになってきます。
今回北の住人では、ライトゲームに使用するメタルルアーの種類や使い方、アクション方法に加え、広いレンジを汲まなく探れる小型のメタルルアーを厳選して22選ご紹介して参ります。
是非最後までご覧いただき、メタル系のルアーでメバルやアジを爆釣していただければ幸いです。
ライトゲーム用メタルルアーとは?
メタルルアーは、鉛やタングステン材から成型される、ベイトフィッシュをイミテートしたルアーの事を指すのが一般的です。ライトショアジギングやシーバスゲーム等、遠投を駆使して広範囲に大型魚種や青物を狙っていくゲームに使用するイメージが強いメタル系ルアーですが、十数年程前からライトゲームに使用するルアーにも仲間入りし、大型がヒットするルアーとして人気が出ています。
ルアー本体のの重量、サイズもライトゲーム専用型にラインナップされていますので、大型が釣れるルアーとして保持しておけば絶対に損はありません。
ライトゲーム用メタルルアーの種類
一口にメタルルアーと呼ばれる金属製ルアーにも種類があり、リトリーブしたい(攻めたい)レンジによって使い分ける必要があります。また、レンジだけでなく、リトリーブの姿勢やセンシティブなアクションを求めたい時にも有効な切り替えルアーになります。
ここでは、大きく分類して二つの仕様の説明を加えていきます。
マイクロジグ(メタルジグ)
平均すると1.0グラムから7.0グラムに納まるメタルジグで、アジやメバルの口のサイズに合わせて作られています。
軽量設計にはなりますが、ライトゲームに適応するタックルの使用で、キャスト飛距離は一気に伸ばせます。
マイクロメタル(メタルバイブレーション)
全長として、大きくても男性の小指の半分程の長さが一般的な長さ(5cm弱)になり、重量は1gから7gの長さに設計されています。
小型ながらもアクション性高く成型され、ただ巻きとリフト&フォールをベースに攻め切れます。
メタルルアーの出番とは?
ワームやミノーでは飛距離不足となる沖の潮目攻略、日が高く深場に魚が落ちている時合では、ウェイトにプラスして、フォールの高さを活かせるメタル系ルアーが活躍します。
深場からのアップクロスに加えてフォールさせながらのトゥイッチで、ベイトフィッシュに寄せたアクションを加えて魚を見つけることが可能になります。魚の活性を測るサーチベイトとしての役割も熟し、ポイント到着後の魚の溜まるレンジやエリアの把握、ボトムの地形確認にも役立ちます。
カラーチョイスの考え方
ライトゲーム下において、メタルルアーでのカラーチョイスの優劣は低いと思われます。
実際に、ナイトゲームでダークカラーをチョイスしても魚が居れば喰ってきますし、グローやケイムラ処理が施されたカラーへのバイトが高くなるかというとそうでもありません。
これは管理人の視感になりますが、魚は視認してジグ・バイブレーションを追うよりも、波動や水流を感知してルアーに寄ってくるものと思われます。カラー以上に効果が高いのは本体形状になり、特殊な形状や水押しの強いジグ・バイブレーションのバイト率が高い感触を持っています。
メタルルアーのアクション方法
小型のメタルジグ(マイクロジグ)やバイブレーションは、それぞれの持ち味を活かせるフォールアクションを取り入れながらアピール性を高めていきましょう。
マイクロジグ(メタルジグ)
フラットなフォルムで動きに癖のないマイクロジグは、ロッドアクションを多分に使い分けていきます。
狙いのレンジをただ巻きしながら緩急をつけたストップ&ゴー(途中フォール)、ボトムからトゥイッチしながらのジャーキング、オールレンジで使えるリフト&フォールは、レンジの縦幅を有効に攻め切ることが出来る効率的なアクションになります。
また、防波堤の際などに魚が付いている傾向が見受けられたら、メタルジグをジギングと同じ手法で、際沿いをボトムからトップまで、小刻みなシャクリを入れながら巻き上げるアクションも有効です。
マイクロメタル(メタルバイブレーション)
メタルバイブは、姿勢を保たせながらのただ巻きが基本のアクションです。バイブ系ルアーが本来持つウォブリングアクションと波動の発生を妨げないような、ナチュラルなリトリーブが集魚効果を促してくれます。
バイトが少ない場合は、小刻みなワインドアクションを加えながらのアップリーリング(斜め上に巻く)も有効になってきます。
メタルルアー22選のご紹介
ここからは、ライトゲームに適したメタル仕様のおすすめルアーをご紹介して参ります。
①長さ、②重さ、③総評を記載していきます。
マイクロジグのご紹介
はじめに、メタル製ルアーの定番となるメタルジグの小型版であるマイクロジグのご紹介になります。
ワームやミノー以上に大型キャッチを叩き出しているルアーですので、リリース年度にこだわらず、実績の高いマイクロジグを選出いたします。
【ラパラ】ジギングラップ 2020年発売
①3cm ③6g
③操作性と総評 氷上から穴をあけ、シャクリジグの用法でバスを狙うルアーですが、近年のライトゲーム人気にあやかり、ソルトモデルとしてリリースされたメタルルアーです。
ボディーセンターアイとテールに装着されているフィンの効果で、キャストからのトゥイッチ、防波堤際のシャクリなどで小魚の動きが演出され、多数の大型メバルをキャッチして来ています。
【ダイワ】豆タン 2019年発売
①1.85cm ②2g
③操作性と総評 アジングゲームで激ハマりするマイクロジグです。
アジをはじめとした、ライトゲームで狙う魚の口に合せたコンパクトボディーに設計されたことで、スプーン感覚でフォールアクションを加えると、綺麗なヒラ打ちをしながら沈降していきます。リトリーブに加え、フォールでバイトが多発するマイクロジグです。
【ダイワ】月下美人 プリズナー 2021年発売
①3.5cm ②5g
③操作性と総評 プリズナーのリニューアルモデルになり、アシストフックにはサクサス加工フックと発光グローティンセルが装着され、アピール度が高いマイクロジグに仕上がっています。
スリムボディーから得られる遠投性とボトムを取るスピードで、時合を逃さずに爆釣に持ち込めるマイクロジグです。ウェイトについても、ライトゲーム用に数種類準備されていますので、自分のキャストコントロールに合せた大きさをお選びいただけます。
【メジャークラフト】ジグパラ マイクロ 2019年発売
①4.5cm ②5g
③操作性と総評 ファットボディーに仕上げられた、オーソドックスな形状のスイムタイプのマイクロジグです。
魚が上ずっているシーズンや時間帯に、ワームやミノー以上のサーチベイトとしての役割を果たしてくれます。ラインナップされるカラーは小型ベイトフィッシュを模した色彩が多く、ポイントやシチュエーションに合せたゲームが可能です。
【メジャークラフト】ナノアジ メタル 2020年発売
①2cm ②5g
③操作性と総評 リフト&フォールだけでアジが釣れてしまう爆釣要素の高いマイクロジグです。ウェイト、カラー共に多くのモデルがリリースされています。
オプションの専用サビキフックと連動させれば、豆アジ釣りにも多用出来、本格的なアジングから泳がせ釣り用のベイトをキャッチするにも重宝するほど、アジに対して相性の高いマイクロジグになります。
【アブガルシア】ソルティーステージ マイクロジグスリム 5g 2020年発売
①3.86cm ②5g
③操作性と総評 紹介するウェイトは、管理人が平均的に扱う5gになります。全体では1gから7gまでラインンップされ、シチュエーションに応じたゲームが可能になるマイクロジグになります。
リアバランスにセッティングされたことで、リフト&フォールやボトムバンピングが有効アクションになり、大型キャッチの実績が高いモデルです。
【タックルハウス】ショアーズ ジグ SJ 2013年発売
①4cm ②6g
③操作性と総評 発売から経年経過していますが、管理人購入のマイクロジグの中ではリピート購入が最も高いジグになります。
大型のアジやメバルを狙いたい時、ボトム際を攻めるためロストする確率も多くはなりますが、それでも大型をキャッチ出来る操作性と集魚力はピカイチです。経年経ってもモデルチェンジされない理由は、それだけ完成された形状の証でしょう。
【パームス】ビットアーツ ミニチュアダックス 2018年発売
①3.4cm ②5g
③操作性と総評 ライトウェイトジグに見合わないリトリーブ感とブレーキの掛りは、アングラー側へしっかりとジグの存在感をアピールし、ルアーの挙動を把握しやすいマイクロジグです。マイクロジグならではのライトアクションでのアピール性と、リトリーブでのウォブリングも強く、ジグ形状の本線を極めた釣果は侮れません。
【ティクト】クールジグ 2018年発売
①3.5cm ②3g
③操作性と総評 細身のボディーとフラッシング効果で、晴れた日や常夜灯下で、小魚の泳ぎを忠実に再現できるマイクロジグです。ライトゲームを得意とするティクトが、アジングやメバリングで数を獲るために開発した抜群のボディーカーブで、フォールでの平打ちでバイトを誘ってくれます。喰い渋っている時合でも、少しのトゥイッチを入れるだけで確実に喰ってくれるマイクロジグです。
【シマノ】ソアレ メタルショット TG 2021年発売
①2.5cm ②3g
③操作性と総評 メタルショットのタングステンモデルになり、更に小型化されたボディーで、小気味よいアクションを得意とするマイクロジグに仕上がっています。
アピール度合は非常に高く、動きも機敏ですので、ほんの一瞬の食わせの間を与えることが釣果アップの秘訣です。フォールスピードも速く、ボトムをコンスタントに撃って行けば、大型ヒットの手数も上がっていくジグです。
マイクロメタル(バイブレーション)のご紹介
次に紹介して参りますのは、近年流行のメタル素材から成型される小型バイブレーションです。
マイクロジグと比較し、スイミングアクションに優れるマイクロメタルは、トップからボトムまで自在にリトリーブ出来る事で、バイトを誘発し、キャッチに導いてくれる優れものです。
小型設計されたマイクロメタルも是非お試しになってみてください。
【アルカジックジャパン】ネガカラナイザー 5g 2023年発売
①2.5cm ②5.0g
③操作性と総評 8色のカラーがラインナップされ、飛距離抜群に広範囲をサーチ&キャッチに持っていける薄型バイブ。管理人も即座に購入し、ファーストキャストからアジの爆釣モードに入っています。ボトムサーチでもスナッグレス性能が高く、レンジ幅を気にせず攻め切れる頼もしいバイブレーションです。
【パームス】ビットアーツ ビズ VZ-38S 2020年発売
①3.8cm ②3.4g
③操作性と総評 幅広いリトリーブスピードに対応し、水を押す波動が際立つメタルバイブ。
手元にもしっかり伝わるバイブの波動は、アジやメバルの五感をしっかり刺激してくれます。
各種のルアーで魚に対してのアプローチ手法にお悩みになったら、まずはこのメタルバイブがお試し下さい。
【ClearBlue】アジコンバイブ 2020年発売
①1.9cm ②1.5g
③操作性と総評 S字系ダートアクションでアジを魅了する小型バイブです。
ティンセルフックが標準装備され、バイトポイントと共に魚へのアピールも欠かしません。リアクションの動きも活用出来ますので、ただ巻きに加えた各種のアクション操作で、多数のバイト誘発を狙えるバイブレーションです。
【デプス】サーキットバイブ 1/8oz 2016年発売
①3.5cm ②3.5g
③操作性と総評 エッヂの効いたメタル成型で、ストレスのないリフト&フォールで魚を誘うことが出来るバスフィッシングからの応用モデル。ショートバイトを逃さないダブルフックが採用され、リトリーブバランスも図られています。
【ジャッカル】ナノバイブ 2.0g 2019年発売
①3cm ②2g
③操作性と総評 シリコン製のフェザーフックが魚のアタックポイントになっています。2gがキャストしやすく、アクションも手軽です。メタルで寄せてフックを食わせることで、ショートバイトが多いアジやメバルのフッキングも容易になり、思いがけない釣果をもたらしてくれます。
【ダイワ】月下美人 小鉄 2020年発売
①3.5cm ②3g
③操作性と総評 ライトゲーム全般で広範囲に渡ってサーチ出来るマイクロメタル。リトリーブ時のボディーバランスもマイナーチェンジされ、深場のリトリーブでも自然なベイトの動きに改善され、魚に違和感を与えないアクション性能に仕上がっています。
【ブリーデン】Beeバイブ30 2010年発売
①3cm ②4.1g
③操作性と総評 魚のアタックポイント定められたことにより、フッキングミスが大きく改善されました。フロントヘビーのボディー形状が、リフト&フォールに絞ったアクションで魚を掛けられる、操作が容易なメタルバイブです。
【アブガルシア】マイクロ鉄板 2021年発売
①3cm ②2.5g
③操作性と総評 スイミングとリフト&フォールをバランスよく併用できるセンターバランスで、狙う魚に合ったサーチが可能です。マイクロメタルのジャンルでは高実績になり、アジ多数、尺メバルを多数キャッチしている高信頼のモデルです。
【ルーディーズ】魚子バイブ 2019発売
①2cm ②2.5g
③操作性と総評 センターにもアシストフックを取り付ける事が出来、ショートバイトをヒットに持ち込める点が釣果アップに繋がるメタルバイブ。ボディー全体からよい波動を発してくれますので、アングラー側にも巻き感が伝わり、存在感の高さを武器に魚に猛アピールしてくれます。
【バスデイ】レンジメタル 32ES 2014年発売
①3.2cm ②5.6g
③操作性と総評 テール下部に搭載されたフィンから発する微波動が魚の捕食スイッチを上げてくれます。食いが渋い時や寒冷期には、ここ一発の出番になることが多いマイクロメタルです。
発売当初から人気が高く、全国のアングラーからもリピート購入が目立っています。
【シマノ】ソアレ メタルバイブ SS 2016年発売
①4cm ②3.5g
③操作性と総評 流線形上のナチュラルなアクションと、フッキングポイントの広さを活かし、多種の魚と遊べることが出来るマイクロメタルの王道モデルです。フォールアクションを多用することで、バイト発生数を高めることが出来ます。ライトゲーム釣行時には、是非保持しておきたいルアーの一つです。
【イッセイ海太郎】アメバイブ 2021年発売
①2.6cm ②3.0g
③操作性と総評 ただ巻きとスローリトリーブにバイトが誘発される、操作が容易なメタルバイブレーションです。
独特な形状から発するウォブリングアクションと微波動で、遠くの魚に猛アピールしながら集魚効果を発揮してくれます。数を獲っていきたいアングラー様には是非おすすめです。
更に気になるメタルルアーが御座いましたら、下記↓↓↓↓のECサイトから検索頂ければ、お気に召すルアーが見つかるかも知れません。
メタルルアーの取り扱いについて(コート剤も紹介)
メタルルアーは、金属に直に塗装している構造上、衝撃や塩素残りにより塗装が剥げやすいのが欠点です。
プラグルアーは樹脂に色素混ぜ込んで成型しているものがほとんどですので、塗装剥がれは起きにくいのですが、メタルルアーはウェイトポイントが密になっていますので、ちょっとした落下や、岩や防波堤への打撃で塗装が剥がれ、そこから継時劣化をおこしてしまいます。
釣行後、ボディーのキズを発見したら、綺麗に洗浄したのちにボディーコート剤や瞬間接着剤でのリペアをしておくことをお薦めします。
購入間違いのないようにしっかり確認
ここでは、メタルルアー購入時によくあるミスを記述します。
『5gを購入したかったのに3gを購入してしまった』。また、その逆もよくある事象ですので、選択間違いにご注意願います。
店頭購入の場合であっても、同陳列レーンの中に混じって並んでいる場合もございますので、ルアーを手に取った時は、自分が購入したいタイプのルアーであるか、パッケージ記載内容を再確認するのが望ましいでしょう。
管理人も長年に渡ってフィッシングギアを購入して来ていますが、上記の様な購入ミスはよくありますので、釣り場でブルーな気分にならないように、ルアー選択するところから神経を研ぎ澄ましていきましょう。
今回の記事とまとめ
今記事の内容は如何でしたでしょうか?本記事では、ライトゲーム用メタルルアーの紹介と見極めを紹介してまいりました。アングラーの皆様のお目に敵ったメタルルアーは御座いましたでしょうか?。
当記事では、
①ライトゲーム用メタルルアーとは?
②ライトゲーム用メタルルアーの種類
③メタルルアーの出番とは?
④カラーチョイスの考え方
⑤メタルルアーのアクション方法
⑥メタルルアー22選のご紹介
⑦メタルルアーの取り扱いについて(コート剤も紹介)
⑧購入間違いのないようにしっかり確認
以上、アングラーの皆様のためになるであろう情報も、管理人とコミュニティメンバーの実績と情報を基に記事を展開してまいりました。本記事についても、最後まで御覧になって頂きありがとう御座いました。
メタルルアーの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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