自然豊かな渓流で、美しいネイティブトラウトを狙うルアーフィッシング。この魅力的な釣りに挑戦してみたい、そう思っていませんか?
バスやソルトなど他のルアー釣り経験者の方も、これから釣りを始める初心者の方も、渓流釣りならではの奥深さにきっと夢中になるはずです。
この記事では、ネイティブトラウト向けルアーロッドの「選び方」を徹底解説。さらに、渓流のフィールドで活躍するおすすめロッド27選を、スピニング・ベイト別に厳選してご紹介します。
ご自身にぴったりの1本を見つけて、渓流での感動を味わいに出かけましょう!

- 渓流ルアーフィッシングの魅力とは?ネイティブトラウトを深く知る
- なぜ渓流トラウトはルアーで狙うのが面白い?
- 渓流ルアーロッド選びの基本!後悔しない一本を見つけるために
- 渓流トラウト用ルアーロッドおすすめ27選!厳選モデルを徹底解説
- 今回ご紹介したネイティブトラウトルアーロッドのまとめ
- ネイティブトラウトロッドの説明を更に詳しく知りたい方は?
渓流ルアーフィッシングの魅力とは?ネイティブトラウトを深く知る
自然の渓流に棲むネイティブトラウト。彼らの生態や特徴を知ることは、釣果アップへの近道です。まずは、渓流釣りの主要ターゲットである3種のトラウト、「イワナ」「ヤマメ・アマゴ」「ニジマス」について詳しく見ていきましょう。
岩魚(イワナ):源流の孤高のハンター
イワナは、自然渓流域の最上流部に生息する、渓流釣りの代表的なターゲットです。小動物や昆虫、時にはヘビなども捕食する獰猛なフィッシュイーターで、非常に警戒心が強い一方で、スイッチが入ると貪欲にルアーを追い回します。その荒々しい食性から、ルアーフィッシングの好ターゲットとして人気があり、大型を求めて源流域を目指すアングラーも少なくありません。
また、一部のイワナは海へ下り、大型に成長したアメマスとして知られています。特に北海道や東北の沿岸部では、このアメマスを狙うルアーフィッシングが盛んに行われます。


ヤマメ・アマゴ:渓流の女王からサクラマスとサツキマスに変身!
ヤマメとアマゴは、渓流を代表する美しい魚です。見た目は似ていますが、アマゴには体側に赤い斑点があるのが特徴。ヤマメは東日本、アマゴは西日本を中心に生息しています。主に小魚や昆虫を捕食する肉食性で、イワナほど獰猛ではありませんが、ルアーに積極的に反応する人気ターゲットです。
一部のヤマメやアマゴは海へと降り、大きく成長して春に故郷の河川へ戻ってきます。これが、アングラーを魅了するサクラマス(ヤマメが降海したもの)とサツキマス(アマゴが降海したもの)です。彼らは河口域から中流域で体力を蓄え、秋には上流へ遡上し産卵します。


ニジマス:通称はレインボー!力強いファイトが魅力の人気者
ニジマスは、全国の渓流や管理釣り場で最も身近なトラウトです。1800年代後半にアメリカから移入された魚で、日本各地での養殖や放流により広く生息しています。食性は非常に豊富なフィッシュイーターで、特に北海道や東北の豊かな河川では、50cmを超える大型に成長する個体も珍しくありません。
ニジマスの中には、海へ下って大きく育つタイプも存在します。これをスチールヘッドと呼び、その力強いファイトはアングラーを魅了します。北海道では、サクラマスの遡上時期に稀に釣れることがあり、その姿は釣り人にとって特別な出会いとなります。

ここまで、代表的なネイティブトラウト3種をご紹介しました。しかし、日本の渓流には、北海道のオショロコマや伝説のイトウ、山形のタキタロウなど、地域によって様々な種類のトラウトが生息しています。中には外来種のブラウントラウトやカワマス(ブルックトラウト)なども見られます。
このように、国内の渓流域では多種多様なトラウトたちとの出会いが待っていますよ。
なぜ渓流トラウトはルアーで狙うのが面白い?
渓流でネイティブトラウトを釣る方法には、主にエサ釣り、ルアー釣り、フライフィッシングの3種類があります。それぞれに魅力がありますが、中でもルアーフィッシングは、渓流初心者から他のルアー釣り経験者まで、幅広いアングラーが手軽に始めやすく、奥深さを味わえる魅力があります。
タックル準備のしやすさと手軽さ
渓流ルアー釣りの大きな魅力の一つは、タックル(道具)を揃えるハードルの低さにあります。
他の釣り方と比べて始めやすい
エサ釣りやフライフィッシングは、細かな仕掛け作りや専門的なロッド操作、ラインシステムへの理解が必要で、特に初心者には「難しそう」と感じられるかもしれません。狭い渓流で、頭上に木々が覆いかぶさるような場所では、熟練のロッドワーク(長尺ロッドの取り扱い)や取り回し操作が求められる場面も少なくありません。
シンプルなタックルで始められる
一方、ルアー釣りは、ロッドとリール、そしてルアーさえあれば始められます。近年は各メーカーから手頃な価格帯で高性能な渓流ルアーロッドが多数登場しており、道具選びも非常に選択肢が豊富です。
多彩なルアーで攻略するゲーム性
ルアー釣りのもう一つの面白さは、豊富なルアーの種類と、それらを使い分けるゲーム性にあります。
ルアーの種類が豊富で戦略性が高い
スプーン、ミノー、スピナー、バイブレーションなど、様々な種類やサイズのルアーがあり、それぞれ泳ぎ方やアピール力が異なります。状況に応じてルアーを使い分けることで、警戒心の強いネイティブトラウトに口を使わせる戦略を立てるのがルアー釣りの醍醐味です。
狙い通りのアプローチが可能
近距離のピンスポットから、大場所での遠投まで、ルアーの種類やキャスト方法を工夫することで、あらゆるシチュエーションに対応できます。これにより、初心者の方でも「狙って釣る」面白さを実感しやすいでしょう。
自然に優しい釣り方も楽しめる
また、フックサイズを調整することで、小型のトラウトがフッキングするのを避け、中型以上の魚を狙うことも可能です。これは、魚へのダメージを減らし、資源保護にも繋がる「キャッチ&リリース」の意識を持つアングラーにとっても魅力的な点です。
いかがでしょうか?渓流ルアーフィッシングは、手軽に始められる一方で、奥深い戦略性も持ち合わせています。ぜひこの魅力に触れて、渓流でのトラウトとの出会いを体験してみてください。

渓流ルアーロッド選びの基本!後悔しない一本を見つけるために
渓流でのルアーフィッシングを最大限に楽しむには、自分に合ったルアーロッド選びが非常に重要です。適切なロッドスペックを選ぶことで、キャスト精度やルアー操作性が格段に上がり、釣果にも直結します。
ここでは、渓流ルアーロッドを選ぶ際に押さえておきたい重要なポイントを、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。はじめての渓流釣りでも、より快適で楽しいものになるよう、一緒に最適な一本を見つけていきましょう。
まずはここから!スピニングとベイト、どっちを選ぶ?
渓流用ルアーロッドには、他のルアー釣りと同じようにスピニングロッドとベイトロッドの2種類があります。どちらのタイプを選ぶかは、アングラーの釣り経験やスタイルによって快適さが大きく変わってきます。
スピニングロッドは、スピニングリールと組み合わせて使い、操作が比較的容易なため、渓流初心者の方にもおすすめです。一方、ベイトロッドはベイト(キャスティング)リールと組み合わせ、キャストコントロールに慣れが必要ですが、ピンポイントへの正確なアプローチや、テンポの良い釣りが可能になります。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったタイプを見つけましょう。
【渓流初心者におすすめ】軽快なキャストが魅力の「スピニングロッド」
スピニングロッドは、渓流ルアーフィッシングで最も一般的なタイプです。その最大の魅力は、初心者の方でも扱いやすく、トラブルが少ないこと。特に、渓流でよく使う軽いルアー(スプーンや小型ミノーなど)をスムーズにキャストしやすく、リールの操作もシンプルなので、初めての渓流釣りでも快適に楽しめます。
ネイティブの渓流域では細いラインを使うことが多いですが、近年は強度に優れ、操作しやすいたPEラインの普及により、デメリットも解消されつつあります。まずはスピニングロッドから渓流ルアーフィッシングを始めるのがおすすめです。
【ルアー釣り経験者におすすめ】高精度キャストが光る「ベイトロッド」
ベイトロッドは高精度なキャストが最大の特長です。他のルアー釣りでベイトタックルに慣れている方なら、そのメリットを渓流でも最大限に活かせます。ロッドに合わせるベイトリールは、ルアーを着水と同時にピタッと止められるため、狙ったピンポイントへ正確にルアーを送り込めます。また、手返しが良く、次々とポイントを撃っていくテンポの良い釣りが可能になります。
バックラッシュのトラブルは避けられないものの、最近のベイトリール、特にベイトフィネス対応モデルは軽量ルアーも投げやすく、操作性が格段に向上しています。よりテクニカルに渓流釣りを攻めたい、そんなアングラーに最適な選択肢です。

河川フィールドの規模で決める「ロッドの長さ」の選び方
渓流の規模は大小さまざま。源流のような狭い場所から、開けた本流まで、ロッドの長さは釣りの快適さやキャストのしやすさに直結します。ここでは、それぞれのフィールドに最適なロッドの長さとその理由を解説します。メインフィールドとなる渓流域を想像しながら、最適な一本を見つける参考にしてください。
源流・小渓流向け:取り回し抜群の「ショートロッド(〜5ft未満)」
源流や川幅の狭い小渓流では、周囲の木々や岩などの障害物がキャストの妨げになりがちです。そんな場所でこそ真価を発揮するのが、5ft(約1.5m)未満のショートロッド。
短いロッドは取り回しが非常に良く、限られたスペースでも正確にルアーを振り込むことができます。頭上の枝や背後の草木を気にせず、狙ったポイントへストレスなくキャストできるため、渓流の奥地を攻める際に大きなアドバンテージとなります。

中流・本流向け:遠投も操作もこなす「バーサタイルロッド(5ft〜6ft前半)」
渓流の中流域から本流にかけては、川幅が広がり、攻略できるポイントも増えてきます。こうしたフィールドで活躍するのが、5ft(約1.5m)から6ft前半(約1.9m)のバーサタイルレングスです。
この長さのロッドは、遠くのポイントへルアーを正確に届ける遠投性と、ルアーを繊細に操作する操作性のバランスに優れています。広範囲を探ることで、より多くのトラウトとの出会いが期待でき、まさに釣果に直結する長さと言えるでしょう。一本で様々な状況に対応できる、汎用性の高さが最大の強みです。

大規模河川向け:飛距離重視の「ロングロッド(6ft半ば〜7ft)」
広大な大規模河川や本流では、ルアーをより遠くまで飛ばせるロングロッドが活躍します。目安としては、6ft半ば(約1.98m)から7ft(約2.13m)を超える長さがこれに当たります。
特に、春先の深くて流れの緩やかな「トロ場」や、夏場の広々とした「瀬」を攻略する際に、その広域な遠投性が大きな武器となります。遠くのポイントに潜む大型のヤマメやニジマスを狙うには、ロングロッドから繰り出される飛距離が釣果に直結するでしょう。
さらに長いロッドや、より大型のトラウトを狙う本流ロッドについては、下記のリンク記事で詳しく解説しています。


ルアーやターゲット魚種に合わせた「ロッドの硬さ(パワー)」を理解する
渓流用ルアーロッドには、UL(ウルトラライト)・L(ライト)・ML(ミディアムライト)」といった硬さ(パワー)の表記があります。この硬さは、扱えるルアーの重さや、魚をかけた時のロッドの曲がり具合に大きく影響するため、非常に重要なポイントです。
自分の狙う魚のサイズや、よく使うルアーに合わせて最適な硬さを選ぶことで、ルアー操作がしやすくなり、バラシ(魚がバレること)も減らせます。
UL(ウルトラライト):軽量ルアー操作と食い込み重視
渓流で最も多用される軽量なスプーンや小型ミノーを繊細に操作するのに最適です。ロッド全体が柔らかく曲がるため、魚がルアーを吸い込むような小さなバイト(アタリ)も弾きにくく、食い込みが良いのが特徴。小型トラウト狙いでもゲーム性を楽しめます。
L(ライト):オールマイティに使える汎用性
ULよりややパワーがあり、少し重めのルアーや、流速のある場所でもルアーコントロールを安定させやすい硬さです。ULとMLの中間的な特性を持つため、一本で様々な状況に対応できる汎用性の高さが魅力。初めての渓流ロッドとしてもおすすめです。
ML(ミディアムライト):大物狙いやパワフルな釣りに
ULやLよりも硬く、比較的重いルアーの遠投や、強い流れの中でルアーをしっかり操作したい場合に適しています。大型トラウトとのパワフルなやり取りでも主導権を握りやすく、強引なファイトも可能です。ただし、軽量ルアーの操作にはやや不向きな面もありますので、メインフィールドの規模や対象サイズを吟味して選ぶ必要があります。
ルアーの種類からルアー負荷を確認する
渓流でネイティブトラウトを狙う場合、様々な種類のルアーを使い分けます。それぞれのルアーには適切な重さ(ウェイト)があり、ロッドにはルアー負荷(Lure Weight)、またはキャストウェイトという、扱えるルアーの重さの範囲が記載されています。このルアー負荷をロッド選びの参考にすることで、無理なくルアーをキャストでき、アクションもつけやすくなります。
渓流でよく使うルアーの種類
スプーンやスピナー(メタル系ルアー)
流れの中でも安定しやすく、広範囲を探れる万能ルアーです。軽いものから重いものまで多様なサイズがあります。
フローティングミノー
水面に浮くタイプで、流れの緩い場所や、水面近くを意識したトラウトに効果的です。水面直下を漂わせるような誘い方もできます。
シンキングミノーやボトムノック系
ルアー本体に重さがあり、素早く底まで沈めたり、流れの速い場所や深い淵、滝つぼの奥などを狙うのに適しています。
適切なロッドのルアー負荷
上記のルアーをスムーズにキャストし、意図通りにアクションさせるためには、MAXで8g程度、中心となるウェイトが3~6gのルアー負荷に対応したロッドを選ぶと、非常に扱いやすく、釣果に繋がりやすくなります。

感度と粘りが決め手!ロッド構成素材から渓流用ルアーロッドを選ぶ
渓流ルアーロッドの素材は、ロッドの性能を大きく左右する重要な要素です。主にカーボンとグラスがあり、それぞれに異なる特性を持っています。素材によって、ルアーの動きを感じ取る感度や、魚をかけた時のロッドの粘り、つまりパワーと曲がり方が変わってきます。素材ごとの特徴を知って、あなたの釣りのスタイルに合う一本を見つけましょう。
カーボン:軽量・高感度で操作性が高い主流素材
現在、各ロッドメーカーにラインナップされる、ほとんどのルアーロッドで使われているのがカーボン素材(カーボングラファイト)です。
カーボンロッドのメリット
軽量性: 長時間キャストしても疲れにくい。
高感度: 水中の変化やルアーの動き、魚の小さなアタリを明確に手元に伝えます。
シャープな操作性: ロッドの反発力が高く、ルアーをキビキビと動かすアクションや、癖のないキャストフィールが特徴です。
カーボンロッドのデメリット
粘りが少ない: ロッドにハリを持たせる素材のために強い衝撃には比較的弱く、魚の急な動きを吸収しきれず、バラシに繋がることもあります。
グラス:粘りと追従性が魅力の素材(ピュアグラス・グラスコンポジット)
グラス素材は、カーボンのようなシャープな感度はありませんが、魚の引きに追従する独特の「粘り」が大きな特徴です。一昔前のロッドに多く使われていましたが、今もその特性を支持する根強いファンが多く、現代のロッドにも採用され続けている人気素材です。
【ピュアグラス:ロッド全体をグラス素材で構成】
ピュアグラスロッドのメリット
粘り強い: 魚の引きを竿全体で吸収し、バラシを減らします。特に大型魚とのやり取りで強さを発揮します。
しなやかな曲がり: ロッドの弾力性が高く、軽量ルアーでもロッドにしっかり重みを乗せて投げやすい。
オートマティックなフッキング性能: バイトを弾きにくく、魚がルアーをくわえ込んだ際にロッドが自動的に追従してフッキングが決まりやすい特性があります。
ピュアグラスロッドのデメリット
重い: カーボンに比べて重量があります。
感度が低い: 柔軟性の高い粘りが最大の特長ゆえに、水中の情報やショートバイト(小さいアタリ)を感じ取りにくいことがあります。
【グラスコンポジット:カーボンとグラスを組み合わせた素材】
グラスコンポジットロッドのメリット
・カーボンの感度と、グラスの粘りという両方の良いとこ取りをしたバランスの良さ。
・ロッドの先端(ティップ)をグラス、手元側(バット)をカーボンにするなど、素材の組み合わせで操作性と粘りを両立させたモデルも。
グラスコンポジットロッドのデメリット
・純粋なカーボンやグラスに比べて、それぞれの特性がやや曖昧になる場合もあります。ですが、その独特な素材の癖を楽しむ、コアなアングラーもいらっしゃいます。

快適な釣りのためのプラスα:「継数」と「ガイド」のチェックポイント
渓流用ルアーロッドを選ぶ際、長さや硬さ、素材は重要ですが、継数(つぎすう)やラインガイドといった細部の仕様も、釣りの快適さや使い勝手に大きく影響します。特に渓流では、移動のしやすさやライントラブルの軽減が釣果に繋がることも。ここでは、見落としがちなこれらのポイントを解説していきます。
ロッドの持ち運びやすさを決める継数(ピース数)の確認
継数とは、ロッドが何本に分かれるかを示す数字です。一般的には2ピースが多いですが、最近ではマルチピースと呼ばれる3本以上に分かれるタイプや、テレスコピック(振り出し式)の性能進化も人気です。
キャスト性能やコントロール性能を高めたエキスパートモデルの1ピース含め、渓流釣りの経験値とメインフィールドまでの道中を考慮して継数は選んでいきましょう。
2分割以上のメリット
携行性: 電車釣行や源流への登山など、ポイントまでの移動時にコンパクトにまとめられ、持ち運びが非常に楽になります。
収納性: 自宅や車内での保管スペースもとりません。
2分割以上のデメリット
感度や強度: 継ぎ目が増える分、感度がわずかに低下したり、強度に不安を感じるアングラーもいます(最近のモデルは高い技術で解消されています)。
ライントラブルを減らすガイド材質の種類とセッティング
ロッドブランクス(竿本体)に標準搭載される、釣り糸(ライン)を通す輪っかをガイドと呼びます。このガイドの品質や材質特性・配置も、快適なキャストやトラブル軽減に大きく関わります。
ガイド及びリングの材質種類
SiC(シリコンカーバイド)ガイド: 軽量で摩擦が少なく、ラインへのダメージを軽減し、スムーズな飛距離とライン放出性に貢献します。
トルザイトガイド: SiCよりもさらに軽量で高強度。感度向上にも繋がり、近年注目されているガイド材質です。
ガイドセッティング(配置)
ガイドの数や配置が適切だと、ロッドの性能を最大限に引き出し、ラインが絡まるライントラブルを減らす効果があります。特にPEラインを使う場合は、ガイドの摩擦軽減効果が高いものがおすすめです。
また、キャスト時にラインのバタつきを抑える、スモールガイドの搭載もキャストアキュラシー(コントロール性能)を高める上で大きなアドバンテージになります。

渓流トラウト用ルアーロッドおすすめ27選!厳選モデルを徹底解説
こここまで、渓流ルアーロッドの基本的な選び方を詳しく解説してきました。ここからは、その知識を元に、自信を持っておすすめできる厳選27モデルをご紹介します。
スピニングロッドとベイトロッドに分類し、それぞれのロッドの長さ、硬さ(パワー)、ルアー負荷、継数(ロッド分割方式)、を合わせてご紹介します。ご自身にぴったりの1本を見つけて、渓流での釣りをさらに楽しんでください。
ロッドの長さは「ft(フィート)」や「inch(インチ)」で表記されるのが一般的です。ここではcm(センチメートル)に変換する際の参考にしてください。
変換要領:
1ft(フィート)=約30.48cm
1inch(インチ)=約2.54cm
例)5’3″(5フィート3インチ)のロッドの場合
(5ft×30.48cm/ft)+(3inch×2.54cm/inch)=152.4cm+7.62cm=160.02cm
つまり、約160cmの長さになります。
【迷ったらコレ!】渓流初心者におすすめの入門スピニングロッド
【メジャークラフト】ファインテール ビギンズ FFB-502UL
| ①ロッドの長さ | 152cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL |
| ③ルアー負荷領域 | 1.0~8g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
渓流ルアーフィッシングの「はじまり」をサポートする、メジャークラフトのファインテール ビギンズ FFB-502UL。このロッドは、しなやかに曲がるブランクが特徴で、小さなモーションでも高精度なキャストが容易に決まります。シンキングミノーはもちろん、フローティングミノー、スプーン、スピナーといった幅広いルアーに対応するため、これ一本で様々な状況を楽しめます。
カーボンロッドならではの細身でハリのあるブランクスは、盛期のテンポが速い釣りにも対応。これから渓流ルアーを始める方にとって、扱いやすく、渓流ルアー釣りの基本を学ぶのに最適なモデルです。
【アブガルシア】トラウティン マーキス アスレイ TMAS-525L-MB
| ①ロッドの長さ | 158cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | L |
| ③ルアー負荷領域 | 3.0~8g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 5本マルチピース(竿袋付属) |
渓流を「攻める」コンセプトで開発された、アブガルシアのトラウティン マーキス アスレイ TMAS-525L-MB。ブランクには東レの最新カーボン「T1100G」を採用し、シャープな振り抜き感と、魚の引きに負けない粘り強さを両立しています。このモデルは5本継ぎのマルチピースで、奥深い源流釣行やハイキングがてらの釣行にも、バックパックにスマートに収納でき、抜群の携行性を誇ります。
軽量なフローティングミノーからヘビーシンキングミノー、スプーン、スピナーまで幅広いルアーを快適に扱え、里川から源流まで様々なフィールドに対応。2ピースモデルから引き継がれたナチュラルな操作感と、定番的なテーパー・アクションは健在で、使い勝手の良さと遠投性にも優れています。登山やランガンを伴う渓流釣り師にもおすすめの一本です。
【ダイワ】トラウト X NT 53UL
| ①ロッドの長さ | 160cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL |
| ③ルアー負荷領域 | 1.5~7g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
これから渓流ルアーフィッシングを始めたい方に最適な、コストパフォーマンスに優れたダイワ トラウト X NT 53UL。手に入れやすい価格帯ながら、上位機種にも採用されるブレーディングXを搭載。これにより、ロッド操作時のパワーロスにつながるブランクのネジレを抑制し、キャスト精度と操作性を高めています。
渓流域から里川などの中流域まで幅広く対応するオールラウンドな一本で、スプーンやスピナーのリトリーブ(巻き)の釣りから、ミノーを使った操作系の釣りまで、高い基本性能で快適に楽しめます。握りやすいコルク素材のリールシートなど、本格仕様の外観も魅力です。
【パームス】エゲリア ネイティブパフォーマンス EFNS-56UL
| ①ロッドの長さ | 168cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL |
| ③ルアー負荷領域 | 1.0~8g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
エキスパートも納得する、操作性の高いネイティブトラウト用スピニングロッドです。中弾性カーボンをメイン素材とすることで、ショートレンジでのキャスト精度を追求。狭い川幅でも狙ったポイントへルアーを正確に送り込み、意のままにルアーを操作できるアクション性の高さが特徴です。
前作から大きくブラッシュアップされ、ルアーの重みを感じながらキャストできる感覚は、高いキャストアキュラシーと操作性を両立。リールシートやフォアグリップには天然ウッド素材が使われ、デザイン面でも所有欲を満たしてくれます。
【シマノ】カーディフNX S54UL
| ①ロッドの長さ | 163cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(カーボングラファイト) |
| ③ルアー負荷領域 | 1.0~7g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
渓流におけるバーサタイル(汎用性の高い)スピニングロッドとして人気のカーディフNXシリーズ。このS54ULモデルは、シマノ独自の強化構造であるスパイラルXとハイパワーXを搭載しており、キャスト時やファイト時のロッドのネジレやブレを徹底的に抑制します。
これにより、アングラーが狙うピンスポットへの正確なルアーキャストが可能に。特にヘビーシンキングミノーの操作を得意としながらも、軽量なフローティングミノーやスプーン、ダート系ルアーまで幅広いルアーを高次元で操れるのが魅力です。初めての渓流ロッドとしてはもちろん、経験者の方にも納得いただける強度と操作性を兼ね備えた、信頼できる一本です。
源流・小渓流向け!軽快に攻めるショートスピニングロッド
【ジャクソン】トラウトシグナル TRSS-43L 5P
| ①ロッドの長さ | 130cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | L |
| ③ルアー負荷領域 | MAX6g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 5本マルチピース |
お手頃な価格ながら、鮮やかな3色のデザインが魅力の渓流用スピニングロッドです。ライトアクションのパワーは幅広いルアーに対応し、渓流釣りが初めての方にも扱いやすい一本。
また、5ピース仕様なので、バックパックにすっきり収まり、移動時の持ち運びが非常に楽なのも大きな特長です。初心者の方の最初の1本としてはもちろん、経験豊富なアングラーのサブロッドとしても活躍する、高い汎用性を持ったモデルです。
【テンリュウ】レイズ インテグラル RZI484S-UL(Twitchin’) 2023年発売 35000
| ①ロッドの長さ | 142cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(超低弾性カーボングラファイト) |
| ③ルアー負荷領域 | MAX6.0g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 4本マルチピース |
トラウトロッドのエキスパートブランド、テンリュウが贈るレイズ インテグラルシリーズからご紹介。当モデルは、4本継ぎのマルチピース仕様で、仕舞寸法39cmと非常にコンパクト。渓流から山岳釣行まで、バックパックにすっきり収まり、抜群の携行性を誇ります。ブランクのティップセクション(#1~#2)には超低弾性カーボンを採用。これにより、最小限のモーションでロッドのしなりを活かしたスムーズなスナップキャストが可能になり、狙ったピンスポットへのアキュラシーが高まります。
糸抜けの良いSiCリングのKガイドを搭載しているため、繊細なライン操作が求められる小場所でもトラブルなくフレキシブルに攻略できます。3g前後のプラグやスプーン、スピナーといった軽量ルアーを扱いやすく、渓魚の小気味良い引きを味わえるライトな感度を持ちつつ、不意な大物にも粘り強く対応できるバーサタイルモデルです。
【ダイワ】シルバークリークトラッド 48UL
| ①ロッドの長さ | 142cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(高密度HVFカーボン) |
| ③ルアー負荷領域 | 1.5~7g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
ダイワのシルバークリーク トラッドは、渓流のピンスポットを狙い撃つことに特化した、超実践的なスピニングロッドです。前作から大幅にブラッシュアップされたブランクには、バイアス構造のカーボンクロスを巻き付け、ネジレを排除するX45を採用。さらに、レジン(樹脂)量を減らしカーボン繊維の密度を高めた高密度HVFカーボンを使用することで、粘り強さと強度を両立しています。
これにより、初心者からベテランアングラーまで納得の高いキャストアキュラシーを実現。ルアーのバタつきも抑えられ、狙い通りの操作が可能です。デザイン面では、こだわりのグリーン系カラーに、ベージュ系の透け糸のスレッドが施されており、所有感も高めてくれます。特に近距離アプローチ、概ね5m以内に特化したコンセプトで、渓流魚に忍び寄り、サイトフィッシングを楽しむアングラーに最適な一本です。
【メジャークラフト】ファインテール ワークスチューン FGW-462UL
| ①ロッドの長さ | 137cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(フルグラス) |
| ③ルアー負荷領域 | 1.0~8g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
より専門的なトラウトフィッシングを目指すワークスチューンシリーズから、FGW-462ULが登場。この4フィート6インチのショートブランクスは、様々なルアーを自在に操ることができ、多岐にわたる渓流のシチュエーションに高次元で対応します。
軽量かつシャープなロッドデザインでありながら、粘り強いバットパワーを兼ね備え、ショートレンジでのエキサイティングなゲーム展開に最適です。1〜8gのルアーと2〜6lbのライン(PE 0.2〜0.6号)に対応し、レギュラーファストアクションで快適な操作性を実現。天然木グリップとオリーブグリーンカラーのブランクスが織りなす艶やかなデザインは所有感を満たし、釣果に関わらずアングラーのモチベーションを高めてくれるでしょう。
【アブガルシア】トラウティン マーキス アスレイ TMAS-492UL
| ①ロッドの長さ | 144.8cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(カーボングラファイト) |
| ③ルアー負荷領域 | 2.0~6g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
アブガルシアが数年かけて設計開発した、渓流から源流に焦点を絞ったネイティブトラウト用スピニングロッド「トラウティン マーキス アスレイ TMAS-492UL」。ブランクスには、高い評価を得ている東レの「T1100G」カーボンを採用。これにより、ロッドの反発力と弾性力の絶妙な調和を実現し、シャープなキャストフィールと粘り強さを両立しています。
しなやかに曲がるブランクは、様々なキャストメソッドに順応し、藪沢や源流、小渓流といったピンスポットへルアーを正確に届け、バイトを弾きにくい「食い込みの良さ」を提供します。魚を掛けてからは、強さを伴った粘りでしっかりとターゲットをいなし、安心してやり取りが可能です。
【スミス】トラウティンスピン リアルフレックス TRF-49
| ①ロッドの長さ | 145cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | L(30t+40tカーボン+ウーブングラファイト) |
| ③ルアー負荷領域 | MAX8g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
「現実主義に徹すること」をコンセプトに開発された、スミスのトラウティンスピン リアルフレックスTRF-49。里川から山岳渓流、特に小渓流や藪沢といったフィールドで活躍するネイティブトラウト用スピニングロッドです。ブランクスは、弾力性と柔軟性に富んだ「30t+40tカーボングラファイト+ウーブングラファイト」の複合素材を採用。ティップからベリーにかけてスムーズに曲がり込む特性があり、チョイ投げのショートキャストから、ブランクの弾性を活かしたロングキャストまで、意のままにルアーを送り込めます。
ルアーのアクションを加えやすい素直な操作性は、トゥイッチ、シェイク、リフト&フォールといった誘いのテクニックを軽快に演出。水中の情報やルアーの水噛みを的確に伝える感度に優れたティップにより、釣りの精度が格段に向上します。多くの経験豊富なアングラーからも支持される、信頼の一本です。
ピンポイントキャストで狙い撃つ!おすすめベイトロッド
【パームス】エゲリア ネイティブパフォーマンス EFVC-42XUL
| ①ロッドの長さ | 127cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(ピュアグラス) |
| ③ルアー負荷領域 | 0.5~5g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
究極のコントロールキャストを追求するベイトフィネスアングラー向きの「エゲリア ネイティブパフォーマンス EFVC-42XUL」は、フルグラス素材の特性を最大限に活かしたショートロッドです。「あと数センチの曲がり」や「わずかに遅い戻り」といった、狙い通りの繊細な操作を可能にするために設計されたこのモデルは、高精度なキャストを容易に実現。少ないモーションとキャストパワーで、源流域の険しいポイントでも正確にルアーを送り込めます。
柔軟に追従するベリーバランスは、リトリーブ中のショートバイトを的確にキャッチし、グラスロッドならではのオートマティックなフッキングも得意。0.5~5gの軽量ルアーを自在に操り、スリリングな渓流ベイトフィッシングを体験したいアングラーにおすすめの一本です。
【ダイワ】ピュアリスト 46ULB
| ①ロッドの長さ | 137cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(カーボングラファイト) |
| ③ルアー負荷領域 | 1.5~7g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
ネイティブトラウトロッドの新たなスタンダードとして誕生した、ダイワのピュアリスト 46ULB。上位モデルにも引けを取らないキャスト性能と、洗練されたベージュ系のカラーリングが魅力のベイトロッドです。メインブランクスには、ネジレを排除するX45が採用されており、キャストからランディングまで、ロッドのパワー・操作性・感度が飛躍的に向上。フリップキャストやバックハンドキャストといったテクニカルキャストも意のままに繰り出せます。
源流域から渓流域でのアキュラシーキャストに特化した4フィート6インチのショートレングスは、大型トラウトが潜む落ち込みやピンスポットを正確に撃ち抜くのに最適。細径のウッドリールシートやショートトリガーグリップなど、上位モデルと遜色ない使用感で、誰もが快適に使いこなせる一本です。
【シマノ】トラウトワン NS B48UL-G/4
| ①ロッドの長さ | 142cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(グラスコンポジット) |
| ③ルアー負荷領域 | 1.0~7g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 4本マルチピース |
渓流ルアー釣りのベイトタックルに挑戦したい方にもベストな、入門モデルとして特におすすめのシマノ トラウトワン NS B48UL-G/4。しなやかさと操作性、機動性がバランスよくミックスされたグラスコンポジット素材のベイトロッド。手首を中心としたコンパクトなモーションでも、ロッドのティップがしっかり曲がる「しなやかな先調子」で、軽量ルアーのキャストも容易です。
また、4本継ぎのマルチピース仕様なので、携行性が非常に高く、山岳釣行やサブロッドとしても活躍します。この価格帯ながら上位モデルにも見劣りしないキャスト感と、幅広いルアーローテーションに対応する汎用性を持ち合わせており、ベイトモデルへのステップアップをお考えの方に最適な一本です。
【ジャクソン】 カワセミラプソディ KWSM-C43UL-G
| ①ロッドの長さ | 130cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(グラスコンポジット) |
| ③ルアー負荷領域 | MAX6g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
伝統ある「カワセミラプソディ」シリーズに、フィールドのニーズに応えるべく追加された新ラインナップ「KWSM-C43UL-G」が登場。シリーズ初となるグラスコンポジットモデルであるこのロッドは、グラス特有のしなやかなブランクスを持ちながら、カーボンロッド並みの軽さを実現。アングラーのキャストの癖やキャスト力を調和させ、オーバー・サイド・フリップなど、あらゆる方向からのキャストでも高精度にルアーをリリースできます。
4フィート3インチのショートレングスは、バックハンドキャストを主体とするシチュエーションを想定した極端に短いグリップデザイン。これにより、険しい場所でのキャスト精度を向上させ、管理人も渓流ベイトフィネスで愛用するほど、その操作性と信頼性は抜群です。MAX6gのルアーまで対応するウルトラライトアクションで、渓流の奥地を攻めるアングラーに強くおすすめしたい一本です。
【テイルウォーク】トラウティア フェリーク C46L/FSL
| ①ロッドの長さ | 137.16cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | L(カーボングラファイト フルソリッド) |
| ③ルアー負荷領域 | MAX7.0g |
| ④継数(ロッド分割方式) | バッドジョイント2ピース |
テイルウォークのトラウティア フェリーク C46L/FSLは、ストリームフィッシングにおける「キャスト」という動作を至極快適にこなすために設計されたベイトキャスティングモデルです。このロッドは、フルソリッドブランクスを採用しており、コンパクトなスイングでも鞭のようにしなり、絶妙な反発力でルアーを弾き出せます。4フィート6インチというショートレングスも相まって、意のままにピンスポットを撃ち抜く高いアキュラシーを誇ります。
そして最大の特長は、不意な大型トラウトがヒットしても動じることのない「粘り」です。ファイト時には魚の抵抗に対して常に適度なプレッシャーをかけつつ曲がり込むため、尺オーバーのトラウトでも難なくいなすことが可能。特に源流域で唯一無二の使用感を誇る、強さと操作性を兼ね備えた一本です。
ステップアップモデルとしても最適!ハイスペックスピニングロッド
【ジャクソン】カワセミラプソディ KWSM-S510LML
| ①ロッドの長さ | 178cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | ティップ:L、バッド:ML(カーボングラファイト) |
| ③ルアー負荷領域 | MAX15g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
渓流域に遡上する大型トラウト、特にサクラマス攻略のために生まれた「カワセミラプソディ KWSM-S510LML」は、操作性とファイト性能をバランスよく融合させたスピニングロッドです。ティップはLアクション、バットはMLパワーという独自のコンポジット設計により、50~70mm前後のヘビーシンキングミノーも軽快に操作可能。重さのあるルアーも思い通りにコントロールでき、幅広いルアーバリエーションやテクニックに対応します。
キャストからランディングまで、ブレのないシャープな使用感が特徴。不意の大型魚とのエキサイティングなやり取りでも、ロッドのパワーが粘り強く機能し、アングラーを力強くサポートします。
【スミス】トラウティンスピン イル・フロッソ TILF-48TR
| ①ロッドの長さ | 142.24cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(アンサンドフィニッシュカーボンマテリアル) |
| ③ルアー負荷領域 | MAX8g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
スミスの歴代トラウトロッドの中でもハイエンドモデルとして人気を博してきた「トラウティンスピン イル・フロッソ」シリーズより、TILF-48TRをご紹介。このロッドは、高い操作性にこだわった新設計ブランクを採用。ティップからバットまでの一貫したレスポンスにより、藪沢や源流域といった限られたスペースでも、極めて高いアキュラシーのキャストを可能にします。ミニマムなモーションでのスナップキャストから、ある程度の遠投まで、幅広い状況に対応します。
また、ルアーやメソッドに応じて高効率なガイドセッティングが施されており、チタンフレームSiC-Sガイド(トップガイドはSiC)が糸抜けの良さと感度を最大化。ヘビーシンキングミノーからスプーン、スピナー、ミノー、シャッドまで、多彩なルアーを意のままに操作できます。そのシャープな振り抜きと高品質な仕上がり、そして新たな形状で握りやすくサポート力も向上したオリジナルグリップは、満足度の高い渓流釣行を約束します。
【ダイワ】シルバークリーク Aurum 53UL
| ①ロッドの長さ | 160cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(SVFカーボン) |
| ③ルアー負荷領域 | 1.5~7g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
「Aurum=光り輝くもの」を冠するダイワの「シルバークリーク Aurum 53UL」は、渓流から里川までをカバーする、総合力とバランスを極めたエキスパートモデルです。SVFカーボンをブランクに採用し、軽く振るだけでもストレートに伸びる心地よいキャストフィールを実現。さらに、ネジレを防ぐX45と、ワンピースのような美しい曲がりを生み出すV-JOINTといったダイワの最先端テクノロジーを満載しています。これにより、飛躍的なパワー、操作性、感度を体感できます。
特に5フィート3インチというレングスは、源流域などの小規模河川から里川まで、一本でどこでも活躍するオールラウンドな性能を発揮。キャスト後のルアー操作に圧倒的な自由度があり、バックハンドキャストとの相性も抜群です。黒と金を基調とした上質なデザインも魅力的な、高次元の渓流ルアーロッドです。
【ヤマガブランクス】ルーパス 51
| ①ロッドの長さ | 158cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(カーボングラファイト) |
| ③ルアー負荷領域 | 1.0~7.0g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
自然渓流のあらゆるシチュエーションをストレスなく攻略可能な、ヤマガブランクスのネイティブトラウト用スピニングロッド「ルーパス 51」。このロッドは、キャスト性能、軽快な操作性、そして強さを兼ね備えたスーパーベーシックをコンセプトに開発されました。ルアー使用重量範囲が1〜7gと幅広く、PEラインやヘビーシンキングミノーといった近年のスタイルにも対応。信頼のおける安定した一本として、バーサタイルに様々な状況を攻略できる守備範囲は、アングラーにとって非常に頼もしい存在です。
アングラーのキャストスキルをしっかりとサポートするブランク性能と操作性が見事に調和しており、一瞬のチャンスを確実に捉えるための基本性能が徹底的に研ぎ澄まされています。
【テイルウォーク】ケイソン ランズバック スペックN S56ML
| ①ロッドの長さ | 168cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | ML(カーボングラファイト フルソリッド) |
| ③ルアー負荷領域 | MAX12g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
東北のカリスマアングラー、中野祐樹氏監修の「ケイソン ランズバック スペックN S56ML」は、渓流の奥地から中流域までをカバーする高性能ストリームトラウトロッドです。わずかにファストアクション寄りの設計で、魚が潜むピンスポットへルアーを正確に届け、ルアー本来の動きを損なわずにバイトを誘発。5〜6cmのシンキングミノーとの相性は抜群です。
粘り強い筋肉質なブランクスは、不意の大型トラウトの急な引きにも動じることなく、本流でのパワフルなファイトも確実に制圧。数少ないチャンスをモノにするためのトルクを兼ね備えています。グリップには高品質なコルクとウッド素材を使用し、見た目の美しさも魅力的な一本です。
【テーパーアンドシェイプ】Japan trout V “BLACK COLLECTION” GJTVS-B51ULT
| ①ロッドの長さ | 155cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(ピュアグラス) |
| ③ルアー負荷領域 | 1.3~6.5g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 2ピース |
日本の渓流に特化して開発された、純日本国産のハイエンドモデル「テーパーアンドシェイプ Japan trout V “BLACK COLLECTION” GJTVS-B51ULT」。5フィート1インチというレングスは、日本の複雑な渓流の様相に合わせ込まれており、卓越したアキュラシー性能を誇ります。バージョンVでは、その優れた精度をさらに高めるF.L.C.ガイドシステムを搭載し、狙ったピンスポットへルアーを正確に届けます。
1.3gから6.5gまでのルアーに対応し、一日中ロッドワークを繰り返しても心地よい操作感が持続。グラスロッドならではの類まれなマルチパフォーマンスで、様々なルアーやタクティクスを意のままに操る喜びをフィールドで深く感じられるでしょう。渓魚を追い求めるすべてのアングラーへ贈る、最高のマスターピース・グラスモデルです。
こだわり派へ!ハイスペックなネイティブトラウト用ベイトロッド
【シマノ】カーディフ ストリームプレミアム B48UL-G/4
| ①ロッドの長さ | 142cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(UDグラスコンポジットロッド) |
| ③ルアー負荷領域 | 1.0~7g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 4本マルチピース |
このB48UL-G/4モデルは、スパイラルXコア&ハイパワーXといったシマノ最先端のブランク製造技術に加え、グラスコンポジット構成を採用。渓の木漏れ日の中で、狙いのスポットを撃ち抜ける卓越したキャスト性能と、複雑で変化に富んだ流れの中でルアーとアングラーが心を密に通わせる繊細な操作性を両立しています。
不意の大型トラウトとのファイトでは、その粘り強いブランクが水流を受け躍動する魚をしっかりと受け止め、アングラーを力強くサポート。握りやすいグリップには天然木とアルミパーツを贅沢に配し、使い込むほどに味わいが深まるデザインも魅力です。4ピースパックモデルで携行性にも優れ、感度を重視するエキスパートアングラーをも納得させる、まさに渓流の精鋭と呼べる一本です。
【フィッシュマン】ビームス ブランシエラ4.8UL
| ①ロッドの長さ | 146cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(グラスコンポジット) |
| ③ルアー負荷領域 | 2.0~7g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 3本マルチピース |
渓流ベイトロッドに新たな可能性を提示する「フィッシュマン ビームス ブランシエラ4.8UL」は、発売以来、人気絶好調のスペシャリティロッドです。その高い需要から、店頭ではまず見かけることがない希少モデルとなっておりますので、ぜひこの機会に手に入れていただきたい一本です。
ブランシエラシリーズに新たに加わったこの4.8フィートのショートレングスモデルは、徹底的にキャスト精度と操作性を追求。4軸カーボンとグラスマテリアルを組み合わせたブランクは、粘りのあるしなやかさと強烈な張りを両立し、5.2ULの飛距離と3.9ULの操作性を併せ持つというコンセプトを見事に具現化しています。
キャスト時にはテイクバックのタメが効くことで、バックラッシュを軽減しつつ、ピン撃ちから低弾ライナーキャストまで、多彩なメソッドを高次元で実現。シェイクやトゥイッチなどのアクションも容易に行え、ルアーの初速アップにも貢献します。携行性に優れた3本マルチピース設計で、アングラーのスキルを強力にサポートする、まさに渓流ベイトマン待望のモデルといっても過言ではありません。
【メガバス】GREATHUNTING HUNTSMAN GHBF48-3UL
| ①ロッドの長さ | 142cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | UL(カーボンブラファイト) |
| ③ルアー負荷領域 | 1.0~6g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 3本マルチピース |
メガバスが放つ「GREATHUNTING HUNTSMAN GHBF48-3UL」は、源流域でのストリームクライミングを駆使するアングラーのために開発されたスペシャルなベイトロッド。メガバス特有の剛性感と、3本マルチピースとは思えないしなやかさを両立。軽く振るだけで超軽量ミノーの荷重をティップからベリーに乗せ、シャフトブレを皆無とした快心の「マシンガンキャスト」を実現します。
細身のブランクスと高反発なティップセクションが繰り出す卓越したキャスタビリティは、バックスペースが限られた状況でも自由自在なロングキャストを可能にし、険しいフィールドでこそ真価を発揮します。また、しなやかに曲がり込むベリーセクションは軽量ルアーを無理なくリリースしつつ、尺上クラスの大型トラウトとの対峙においても、ウルトラライトの概念を超える強大なリフティングパワーでアングラーを力強くサポート。瞬時のバイトを的確にフックセットに持ち込みます。
さらに、所有感を最大限に満たしてくれるウッド製ガングリップは、熟練クラフツマンによるハンドメイドで仕上げられ、あらゆるグリッピングスタイルにフィット。機能美を追求した洗練されたデザインは、フィールドでの高揚感を一層高めます。この一本が、あなたの渓流釣行を唯一無二の体験へと昇華させるでしょう。
【スミス】トラウティンスピン マルチュース TRMK-C463L
| ①ロッドの長さ | 137cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | L(ピュアグラス) |
| ③ルアー負荷領域 | 2.0~10g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 3本マルチピース |
限られたキャストスペースを素早く攻略するために設計された、3本継ぎのマルチピースのベイトロッド。フルグラスで構成されたブランクスは、1ピースモデルと遜色ない反発力と素直な曲がりを見せ、低弾道のフリップキャストやアンダーハンドキャストでも、ルアーの重みをティップとベリーに乗せ、狙ったポイントへ高いアキュラシーでアプローチできます。この高い弾性力を活かすことで、キャスト後のバタつきを最小限に抑え、バックラッシュの抑制にも貢献します。
50mmクラスのヘビーシンキングミノーはもちろん、スピナー、スプーン、フローティングミノーなどの軽量ルアーまで幅広く対応し、手返しよくリリースが可能。山深いフィールドへのアプローチに便利なセミハードケースが付属されるため、携行性も抜群。ベイトフィネスアングラーにおすすめの一本です。
【テンリュウ】レイズ インテグラル RZI484B-L
| ①ロッドの長さ | 142cm |
| ②ブランクスパワー(ロッドマテリアル) | L(超低弾性カーボングラファイト) |
| ③ルアー負荷領域 | MAX8.0g |
| ④継数(ロッド分割方式) | 4本マルチピース |
源流から渓流域までを幅広くカバーする「テンリュウ レイズ インテグラル RZI484B-L」は、優れた収納性とメリハリの効いた操作性を誇る、ハイグレードなマルチピース・ベイトロッドです。ティップセクションに超低弾性カーボンを採用することで、最小限のモーションでもロッドのしなりを最大限に活かしたキャストが可能。小口径ガイドとの相乗効果で、キャスト時のブレを抑え、ライトウェイトルアーも正確に、そして快適にリリースできます。弾力性を堅持しながらもシャープな操作感は、アンダーハンドキャストでもその真価を発揮します。
4本継ぎで仕舞寸法が39cmと非常にコンパクトなため、山深いフィールドへのアプローチにも最適。バックパッカーアングラーにとって不可欠な要素が集約されており、3~5gのプラグから3~8gのスプーン・スピナーまで対応する汎用性も魅力です。この一本が、渓流釣行をより快適で戦略的なものへと導きます。
更に気になる渓流用ネイティブトラウトロッドが御座いましたら、下記↓↓↓↓のECサイトから検索頂ければ、お気に召すロッドが見つかるかも知れません。
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今回ご紹介したネイティブトラウトルアーロッドのまとめ
今回の記事では、自然渓流でのネイティブトラウトフィッシングをより深く楽しむために、渓流ルアーロッドの選び方からおすすめモデルまでを徹底的に解説してきました。
具体的には、以下のポイントに焦点を当ててご紹介しました。
①渓流ルアーフィッシングの魅力とは?ネイティブトラウトを深く知る
②なぜ渓流トラウトはルアーで狙うのが面白い?
③渓流ルアーロッド選びの基本!後悔しない一本を見つけるために
④渓流トラウト用ルアーロッドおすすめ27選!厳選モデルを徹底解説
これらの詳細な解説と、スピニング・ベイトの両タイプにわたる多様なおすすめロッドをご参考に、ぜひご自身の釣りスタイルやメインフィールドに最適なネイティブトラウトルアーロッドを見つけてください。最適な一本が、あなたの渓流での釣果と快適な時間を大きく向上させてくれるはずです。
ネイティブトラウトロッドの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。








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