夏場からは筋肉質な白身に濃厚なうま味が凝縮し、冬にかけてはたっぷりの白子やタラコが蓄えられるタラや根魚をターゲットにするオフショアのスロージギング。最盛期には全国各地の専用乗合船やプレジャーボートにアングラーがこぞって集結し、シーズンごとに人気の高ぶりを見せています。
タラに加え根魚を狙ったスロージギングは、青物や回遊魚を狙った釣りとは一味違うメソッドを多用し、深場のボトムを丹念に探って掛けて行くフィッシングスタイルになります。ベイトタックルが主流になるスロージギングですが、近年アングラーの間で人気を集めているのが、操作感が手軽な、スピニングロッドをあしらったスピニングタックルです。
今回北の住人では、タラジギングの特徴と基本メソッド・釣りの魅力をお伝えして参ります。そして他のオフショアジギングにも転用可能な、汎用性の高いスロージギング用スピニングロッドの選び方に加え、全国のタラジギングフィールドで人気の高いスロージギング用スピニングロッドを16選ご紹介して参ります。
是非最後までご覧いただき、タラや根魚を狙ったスロージギングにチャレンジする基本情報と、適正ロッドを見極めて購入されるアングラー様に向けて、情報共有させて頂ければ幸いです。
タラジギングの基本知識とその魅力
タラを効率よく釣り上げていくためには、タラの特徴や習性を事前に抑え、基本の狙い方を抑えておくことも大事です。加えて、釣り方に適したスロージギングロッドを選択していく上でも重要なヒントを得られますので、まずは事前情報をシェアしていきましょう。
タラを狙ったスロージギングのベストシーズン
地域差や水温・海流状況によって年中楽しめる傾向にあるタラジギングですが、活性高く好釣果を期待できるメインシーズンは夏と冬です。マダラは冷水域を好む魚であるため、季節の水温の変化・状況によって深場と浅場を往来する特徴があります。
冬場は産卵期ですので白子や真子をたっぷり抱え、夏場は筋肉質の身にうま味と脂も増し、食すればが大変おいしい魚です。特に冬場のタラジギングは寒風吹きずさみ、船上といえども過酷な釣りに変わりありませんが、同時に高級で希少な根魚も併せてキャッチ出来ることで、アングラーが集結するほど人気の高いオフショアの釣りになっています。
タラの生息域や生態について
マダラは冷水域を好む習性があり、関東以北の太平洋側と日本海側、オホーツク海の広範囲の海域に生息しています。季節ごとに浅場と深場を行き来して、海域の環境に合わせた過ごし方をしているようです。
タラは何でも食べる雑食性の魚で、成長速度も早い魚です。3~5年魚で50cmほどに達し、5~8年でメータークラスのでっぷりとしたサイズに成長します。地域によっては紅イカや魚の身を餌にした胴付き釣りも盛んで、スロージギングはこの雑食性の性質を利用した釣りになり、特大サイズのメタルジグにも果敢にアタックしています。
タラジギングのフィールド域
タラの習性から見る行動パターンとして、夏場には200~300mの中深海で荒食いをしながら体力を回復させ、冬場に向けて100m前後の浅場に乗っ込んで産卵に入ります。船長さんはこの行動パターンとボトムの地形を読み、シーズナブルパターンを把握しながらジギングフィールドの海域を設定します。
タラのベストシーズンが夏と冬に纏まるのは、魚が付く海域や水深エリアが判りやすくなるためで、北と南で多少の差異はあるものの、地域によって夏に付きやすいエリア、冬に挿してくるエリアが明確に分かれています。
タラジギング特有の基本メソッド
タラをスロージギングで狙う場合、攻略レンジはベタ底が基本です。活性が高く、ベイトを追い回して動き回っていても、ボトムから浮くことは少ない魚です。タラの下顎の先端にあるヒゲがアンテナの役割を担い、砂底や漁礁に隠れるエビやカニの甲殻類から貝類、レンジ上層の群れから弱って落下してくるイワシやメロウド(イカナゴ)、動き回っているベイトであればなんでも食してしまいます。
まさにタラのスロージギングでは、落下してくる弱ったイワシやメロウドを演出して口を使わせます。生きて泳ぎ回っているイワシや小魚ではなく、あくまでも弱ったベイトフィッシュを演じ、スローな動きでボトムから付かず離れずにメタルジグを操作して狙っていきます。飛ばしの高さ(ジグの跳ね上げ量)は必要なく、タラの目に留まりやすい大型のメタルジグに小刻みなアクションを加えながら、フォールでは水平姿勢を意識した誘いに釣果が集まります。
タラ釣りに最適なスロージギング用スピニングロッドとは
これまでのタラ釣りの概念では、中深海から深場を狙うための高出力の大型電動リールに、弾力性の高い深場専用竿という高価格なタックルの組み合わせが基本でした。スロージギングのメソッドが確立されてからは、汎用性高く、価格も手頃なジギングタックルに人気が集まり、エサ釣りから手返しの良いスロージギングに転向される方も増えてきています。
特に冬場に浅場へ乗っ込んでくるシーズンでは、100m前後のボトムレンジを撃って行くことでエサ釣りよりもキャッチ効率も上がり、操作も手軽に手返しを上げられるスピニングタックルに人気が集まります。ここでは、タラのスロージギングに合わせる、オフショアジギングスピニングロッドの特徴を見ていきましょう。
タラのスロージギングに合わせるスピニングロッドの特徴
タラのスロージギングに使用するジギングロッドも、青物や回遊魚を主体にするジギングロッドと大差はありませが、タラのスロージギングはボトムコンタクトが主体の釣りです。アクション性に合わせ込んだスピニングロッドを選択出来れば、釣果に直結する操作性も担保されてきますので、まずはタラのスロージギングに適したスピニングロッドの特徴をマクロ(幅広い)な目線で見ていきましょう。
ブランクスパワー≒リフトパワーは高負荷がベスト
シーズンによっても異なりますが、100mを超えるレンジでタラや根魚を掛けて行く釣りですので、長時間の巻き上げ操作にアドバンテージを得られる、高負荷に対応するブランクスパワーを保持したロッドがベストな選択になります。
浅場に挿してきたタラは大型で重量も嵩み、フッキング後の引き込みパワーに加えて、潮流や水圧が長距離のライン放出量に合わさります。非力なブランクスパワーのロッドでは巻き上げ時に体力の消耗が激しくなりますので、ご自身の体力と相談しながらも、高めのブランクスパワーのスピニングロッドを併せ込んでいきましょう。
中深海向けメタルジグに合わせて高負荷のジグウェイトが必要
一般的に、オフショアジギングに使用するメタルジグは、狙う水深の×2(2倍)が理想です。潮の早さや方向によっても多少の前後はありますが、ボトムを狙うタラのスロージギングも同様に、巻き潮や底波で底から浮き上がりにくい高重量のメタルジグをメインに撃って行きます。
上項のブランクスパワーともリンクしてきますが、巻き上げ動作だけでなく、ボトム近辺で付かず離れずにジグを操作する、ティップバランスとジグウェイトもバイトの引き出しに繋がってきます。狙いの水深との兼ね合いで、余裕を持ったジグウェイトを見定めていきましょう。
オフショアジギングロッド全域から選べる
ボトム主体にアクション幅の狭いタラや根魚のスロージギングにおいては、ハイピッチジャーク用からスローピッチジャーク専用まで、アクションスピードに固執することなく、広い領域のジギングロッドからチョイスすることが可能です。更に言えばジグウェイトが高く、ブランクスパワーがあるオフショアジギング用スピニングロッドであれば、タラや根魚のスロージギングに代用が効きやすいことになります。
お手持ちのジギング用ロッドのスペックやロッドデザインを見定め、高負荷を背負えるスペックが合致していれば、まずは保持しているロッドでタラのスロージギングにトライされてみるのも一つの手です。
スピニングロッドとベイトロッドの比較
通常のルアー釣りでは、スピニングタックル⇒細糸、ベイトタックル⇒太糸の概念がありますが、スロージギングにいたってはこの辺の敷居は少なくなり、専用ロッドを比較してもスピニングとベイトで遜色ないロッドスペックを保持しています。マダラのスロージギングはバーチカル(直下)な誘いが基本となり、キャストもほぼ必要なく(潮の流れにより上手方向に軽くキャストする場合もあり)、如何にしてボトムを早くとるか、狙いのレンジにいち早くジグを送り込むかで釣果は変わってきます。
メタルジグのフォールスピードは圧倒的にスピニングタックルが早く、手返しを上げたい方や、タックルの重量バランスから得られるルアーアクションのしやすさにこだわる方も多くおられます。加えて、ライントラブルが少ないこと、自前の大型スピニングリールを代用出来ることで、スロージギングアングラーの間では、スピニングタックルの使用比率が高くなって来ています。
タラジギングに合わせるスピニングロッドの選び方と注意点
スピニングロッドを使用したスロージギングでは、船上でも操作性よくライトな送り込みが可能になるレングス(ロッドの長さ)、重量級のメタルジグと水圧・海流に負けない操作性と適度な弾力性、そしてタラの引き込みパワーに負けないリフティングパワーを伴ったブランクスパワーが必要になってきます。
タラジギングに適したスピニングロッドの長さ
乗合船や手狭なボートでのジギングになりますので、甲板上で操作しやすい長さが必要になってきます。
重量ジグをワイドジャークを主体に、小刻みなアクション操作を加えていく上で、長尺なジギングロッドでは疲労困憊になってしまいます。短尺だと手元操作の上下の操作幅が広くなってしまい、ランディング操作も難しくなってしまいます。
タラのスロージギングでは6.0~6.7フィートクラスの長さがベストレングスです。もちろん、メインで乗船する船の高さや海面までの高さ、体格差も考慮しなければなりませんが、この長さがあれば、青物狙いのスロージギングに使用しても、飛ばし(長い距離のジグの跳ね上げ)量の確保とアクション操作も容易に行えます。
1ft(フィート)=30.48cm、1in(インチ)は2.54cmになります。
6‘5″であれば、(6×30.48cm)+(2.54cm×5)で195.58cmになります。
ジグウェイト(ルアー負荷・鉛負荷)の選び方
ジグウェイト、或いは鉛負荷が240gクラスのジギングロッドを準備しておけば、100m前後のバーチカルなスロージギングに対応可能です。先にも説明を加えさせていただいたように、タラのスロージギングでは水深×2倍のジグを扱いますので、ジグ操作にストレスを抱えないようにベストバランスのロッドセッティングを目指していきましょう。
タラを狙ったスロージギングのフィールドは広域です。ロッドを準備する際は、事前に乗合船やボート運営会社に問い合わせ、フィールドの深さ・使用するメタルジグの重量を前もって確認しておきましょう。購入したロッドが役不足にならないように事前の確認は大事です。
ブランクスパワー(硬さと強さ)の捉え方と見極め
スロージギングに限らず、オフショア用ジギングロッドのパワー表記は、末尾に1~6番の数字で表記されています。1番は柔軟設計のライトモデルになり、6番はバッドパワーが最も強い、重量級メタルジグのアクション操作に特化されたパワーモデルになります。一部のロッドメーカーでは従来仕様のMHやHなどのブランクスパワーで表記されていますので、その場合はジグウエイトを基準にしてパワーを見ていきます。
タラのスロージギングにロッドパワーを見立てていく場合、①中深海からの釣りであること、②ターゲットのマダラのサイズと引き込みパワー、③200g以上のメタルジグを操作するというハード面のファクターから、スピニングロッドでは最低でも4番クラスのロッドから見ていきます。また、ブランクスパワーだけでなく、同時にジグウェイトのスペックもしっかり確認して、前後のロッドスペックも確認するようにしましょう。
タラのスロージギング向きスピニングロッド16選のご紹介
ここからは、タラや根魚を狙ったスロージギングに適性高い、おすすめモデルのスピニングロッドを16線ご紹介して参ります。クラス別に分類し、①ロッドの長さ、②ジグウエイト(ルアー負荷範囲)、③ブランクスパワーも併せて紹介して参りますので、気になるロッドをチェックされてみて下さい。
高コスパモデルのスピニングロッド
【スラッシュ】フルセイル シーフ FT-S624 2021年発売
①ロッドの長さ | 188cm(バッドジョイント2ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX200g |
③ブランクスパワー | 4番パワー |
ヘリカルXカーボンの粘りを高次元に融合し、手元操作の緩和とトルクフルなパワー性能が兼備される、ビギナーの方にも是非おすすめしたいスピニングモデル。はじめてのオフショアジギングでも違和感を感じない弾力性の高いブランクス設計が画策され、自然なジグコントロールとリフティングパワーを高めた巻き上げ性能をご体感いただけます。
【シマノ】グラップラー BB タイプ J S60-4 2021年発売
①ロッドの長さ | 183cm(2ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX210g |
③ブランクスパワー | 4番パワー |
先代モデルから大幅にパワーアップし、更にはレスポンスと操舵性・柔軟性と反発力が向上した、ハイコストパフォーマンスモデルのジギングロッド。シマノ特有のハイパワーXのネジレ抑制効果で、ジャーク性能も大きくブラッシュアップしています。バランスを崩さない安定感で、初見の方やエントリーモデルをお探しのアングラーにも納得頂ける、価格も手ごろなスピニングモデルです。
【ジャッカル】バンブルズRB BBRB-S633 2021年発売
①ロッドの長さ | 192cm(グリップジョイント2ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX200g |
③ブランクスパワー | 3番パワー |
エントリーモデルに位置しながらも、ハイピッチからスローなジャークまで多彩なオフショアジギングメソッドに対応可能なバーサタイル仕様のジギング用スピニングロッド。ライントラブルを抑制するアルコナイトガイドも採用され、はじめての一本としてもスペック高く仕上がっています。そして何より細身のシャープなロッドデザインは、アクション性を損なわないライト感を保持しています。
【テイルウォーク】ジグフォースSSD S604 2020年発売
①ロッドの長さ | 183cm(バッドジョイント2ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX210g |
③ブランクスパワー | 4番パワー |
大型のタラや根魚、大型回遊魚種をメインターゲットに、オフショアゲームを気軽に楽しまれたい方にはテイルウォークの高コスパモデルがおすすめです。ジャーキングの重さやダルさが完全排除され、スローな誘いからハイピッチな誘いまで、多岐に渡るアクション操作を実現したハイパフォーマンス性が獲得できます。ハードファイトと巻き上げのリフティングパワーも特筆で、スロージギング初心者の方にも是非おすすめしたいモデルです。
【ダイワ】ヴァデル J60MHS 2019年発売
①ロッドの長さ | 183cm(2ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX210g |
③ブランクスパワー | 4番パワー相当 |
前モデルよりも大幅にウエイトを落とし、よりナチュラルに繊細な操作感を獲得したエントリーモデルのオフショアジギングロッド。サブロッドとしても十二分な機能性を見せ、しなやかなティップの入り込みから強さを伴ったリフティングパワーも堅持しています。アクション性を高めるキレのあるティップもおすすめポイントで、ボトムを叩きながらも、優れたバイト感度でフッキング操作にだるさを見せません。
ミドルグレードモデルのスピニングロッド
【ダイワ】アウトレイジ BR J60S-5 2023年発売
①ロッドの長さ | 183cm(2ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX260g |
③ブランクスパワー | 5番パワー |
ターゲット領域を広く大型クラスの魚に設定され、ステップアップしたロッドをお探しの方や、深場攻略時のヘビーロッドを見極めている方にもベストチョイスなジギングロッドです。ファイトやジャーク時の体力負担を抑えながら、余力を残したベストなテーパーバランスに設計され、リフト力を活かした巻き上げを実感出来る仕上がりです。
【シマノ】グラップラー タイプJ 3ピース S60-5/3 2021年発売
①ロッドの長さ | 183cm(3ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX250g |
③ブランクスパワー | 5番パワー |
ロングフロントグリップが搭載され、バッドエンドを軸に、重量級ジグのコントロールが容易くなるスロージギング対応スピニングロッド。ハイピッチからスロージャークまで、幅広いジギングアクションを網羅できるバーサタイル感も人気を得ているスタンダードモデルです。3ピース構成の携行性もおすすめポイントで、全国各地のフィールドに出向くアングラーの人気を獲得しています。
【アブガルシア】ソルティステージ プロトタイプ ジギング XJGS-60-3-MAX250 2021年発売
①ロッドの長さ | 183cm(1ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX250g |
③ブランクスパワー | 3番パワー |
ジグの動きをコントロールしやすいブランクスルー式構造仕様が採用されたスピニングモデルのジギングロッド。タラから中深海カンパチ、近海ではヒラマサ・ブリもターゲットに入るパワーモデルです。ロングジグでもナチュラルな操作が得意な仕上がりで、トルクフルなブランク設計と相まって、パワー仕様でありながらも長時間のファイトも負荷なく楽しめる特徴を持っています。
【メジャークラフト】ジャイアントキリング 5G GK5-S63MH 2021年発売
①ロッドの長さ | 191cm(1ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX260g |
③ブランクスパワー | 5番パワー相当 |
メジャークラフトのお家芸であるR360構造がオフショアジギングにしっくりハマり、スローピッチからハイピッチジャークまで芸達者の操舵性を保持するスピニングモデル。アクションの手軽さや、ワイドジャークの大きな誘いでもたれ感も最小限に抑えられています。キレの良い反発力と柔軟なベリーの採用で、ビギナーの方でも種々のアクションで誘えるジギングモデルです。
【オリムピック】プロトン 20GPTNS-62-4 2020年発売
①ロッドの長さ | 188cm(1ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX220g |
③ブランクスパワー | 4番パワー |
潮のきついフィールドや2枚潮のシーズンに、ベリーの強さで抜群の働きを見せてくれるパワーモデルのスピニングロッド。肉厚なレジンカーボンで仕上げられたG-MAPS技術が採用され、素直なベンドを描く、弾性に富んだバーチカル設計仕様です。流し釣りや長距離下のアクションでも、ブランクスのブレを極力抑えたバランス軸は、生粋のシャフトメーカーが成せる技でしょう。
ハイグレードモデルのスピニングロッド
【ゼニス】ゼロシキ マッハ Vスペック ZMV-S63MH 2023年発売
①ロッドの長さ | 192cm(1ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX240g |
③ブランクスパワー | 6番パワー |
今記事紹介ロッドの中で最もパワーがあり、メータークラスの魚と対等勝負できるスペックを保持するジギング対応スピニングロッド。弾性力もトップクラスに位置し、引き込みや走りを強烈なバッドパワーで往なして抑える限界強度を堅持しています。リアグリップも抱え込みやすい長さに延長され、ファイト時のみならず、誘いのテクニックを阻害しない操作性も担保されています。
【テンリュウ】ジグザム ドラッグフォース JDF611S-4/5 2023年発売
①ロッドの長さ | 186cm(1ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | 120~230g |
③ブランクスパワー | 5番パワー(ティップ4番) |
強さに加わる粘り強さで、巻き上げや手元操作に広いアドバンテージを獲得出来る広域レンジ対応のスピニングモデル。5番バッドと4番ティップのコンポジットはアクション操作とパワーファイトを両立し、タラや根魚のボトム攻略から中層の大型青物までを高次元にカバーします。反発力を活かしたアンダーハンドの広範囲攻略も可能な仕上がりです。
【シマノ】オシアジガー コンセプトS S66-4 2021年発売
①ロッドの長さ | 198cm(1ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX250g |
③ブランクスパワー | 5番パワー |
ベイトモデルからスピニングタックルに転向されたい方にも、強さと軽量感を実感いただけるパワー仕様のスピニングロッド。小技も使えるコントロール性と捌きやすい細身のブランクスは、重量級ジグを扱うボトムの釣りに適正の高さを見せてくれます。シャキッとしたハリを保持し、バーチカルだけでなく、キャストを併用した広いエリアの魚を掛けにいく幅広いジギングに対応します。
【ゼスタ】スローエモーションfor スピンスロージャーク S652 2020年発売
①ロッドの長さ | 195cm(ブリップジョイント2ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | 150~250g |
③ブランクスパワー | 2番パワー |
パワークラス2番でありながら、他社メーカー4番パワーロッドに匹敵するパワーモデル。ハイピッチからスロージャークまで、この1本があれば軽快且つ快適操作できる、万能性の高さを堅持しています。ファーストテーパーとスローテーパーの中間にトルクが仕上げられ、リフティングパワーと戻りの反発力の両方を見事に纏い、青物から根魚まで余さず対応できるニューカテゴリーのジギング用スピニングロッドです。
【ヤマガブランクス】ギャラハド 634S スピニングモデル 2019年発売
①ロッドの長さ | 192cm(1ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX220g |
③ブランクスパワー | 4番相当 |
ロングジグをナチュラルに操作するアクションを得意とするジギングモデル。突っ込みの鋭い魚でも、胴の強さを活かしてストップさせる弾力と粘りを兼ね備えた、ハイプレッシャーに強いジギングロッドです。タラ釣りにはややオーバースペック感もありますが、ジグ操作性含めて、狙いの魚種を幅広く設定したい方には最適な一本です。
【ダイワ】ソルティガ R J62S-4 LO 2019年発売
①ロッドの長さ | 188cm(1ピース) |
②ジグウエイト(ルアー負荷範囲) | MAX250g |
③ブランクスパワー | 4番パワー |
ローレスポンス特有のしなやかなブランクと弾性力が際立つオフショアジギング用スピニングロッド。X45の粘り強さとHVFナノプラスの繊細な曲がり込みは、上位モデルの遺伝子情報がしっかりフィードバックされています。軽量感抜群の操作性は中深海の釣りにもベストな働きを見せ、インターバルが狭まる時合でも、手返しを上げた攻めのスタイルを慣行できます。
更に気になるスロージギングロッドが御座いましたら、下記↓↓↓↓のECサイトから検索頂ければ、お気に召すロッドが見つかるかも知れません。
本記事のまとめ
今記事では、タラや根魚釣り向きスロージギング用スピニングロッドの詳細を紹介してきました。
今記事では、
①タラジギングの基本知識とその魅力
②タラ釣りに最適なスロージギング用スピニングロッドとは
③タラジギングに合わせるスピニングロッドの選び方と注意点
④タラのスロージギング向きスピニングロッド16選のご紹介
として纏めてまいりました。
以上をご参考になって頂き、自身に適したタラや根魚釣り向きスロージギング用のスピニングロッドを選択頂ければと思います。
スロージギング用スピニングロッド説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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