今記事は、大型魚種や大型青物を狙うことが出来るオフショアジギングにチャレンジされたい方や、高性能ロッドへの買い替え購入を考えているアングラーには必見記事になります。
オフショアジギングの楽しさは、ショアから狙うには難しい大型の魚を、バーチカル(海面から垂直に狙う)なゲームでキャッチ出来る点にあります。その中でも大型の青物であるヒラマサや大型カンパチ、成魚まで育った大型のブリ、深場を回遊する大型マダイ等の強烈な引き込みをみせる魚群と対峙するには、専門性の高いオフショアジギングロッドが必要不可欠になります。
重量のあるメタルジグを狙いのレンジまでリリースし、ジャーキングメソッドを駆使しながら魚を誘い、ヒット後のファイトからキャッチまで、一連の流れを成立させるためには、狙う魚によってロッドを使い分けることも必要になってきます。
今回北の住人では、オフショアジギングを楽しく成立させることが出来、太糸を使用しながら手返しをアップ出来る専用ベイトロッドを、一挙20選ご紹介して参ります。狙う魚によってメタルジグ(ルアー)のウェイトを使い分ける場合も多々ありますので、ロッドスペックから見る選択基準を加えながらご紹介して参ります。
最後までご覧になっていただき、アングラー様の今後のロッド選択のご参考にさせて頂ければ幸いです。

- 手始めの一本(初見の方向き)6選のご紹介
- ランクアップに最適な一本14選のご紹介
- 【ジャンプライズ】モンスターアブソーバー パワージギング 552/B 2021年発売
- 【Blue Blue】Light Sensitive 662 2021年発売
- 【スミス】オフショアスティック AMJX AMJX-C61L 2016年発売
- 【スミス】K.O.Zエクスペディション EX-C60L 2020年代
- 【テンリュウ】ジグザム ディープライダー JDR581B-4K 2016年発売
- 【テンリュウ】ジグザム ワイルドマーク JWM611B-2/4 2010年発売
- 【ゼニス】ZEROSHIKI Light Spec ZLE-631BM 2019年発売
- 【がまかつ】ラグゼ ジグレヴォ スペックN B60UL 2019年発売
- 【メジャークラフト】ジャイアントキリング5G B60M 2021年発売
- 【ジャッカル】BamBluz ROD BB-C62-3S 2019年発売
- 【シマノ】オシアジガー ∞(インフィニティ) B65-2 2019年発売
- 【シマノ】オシアジガー フルベンド B60-3 2022年発売
- 【ダイワ】アウトレイジ J62B-3 2022年発売
- 【ダイワ】ソルティガR J62B-2 TG 2021年発売
必要になるロッドスペック
オフショアジギングでは、ボトムからミドルレンジまでを、狙う水深によって使用するジグの重量を変えていかなければなりません。また、船上でも操作性よく、ジグ重量と水圧に負けずに、引き込みパワーに耐えてくれるブランクスパワーも必要不可欠になってきます。
ここからは、オフショアジギングを楽しむ上で、確認すべきロッドスペックを記載しながら、ターゲットにする魚や、狙うレンジに合わせたスペック範囲の説明を加えていきます。
ロッドの長さ
乗合船、ボートからのジギングになりますので、アクション時やファイト中でも周囲に迷惑が掛からず、操作性の良い扱いやすい長さは、6フィート前後を中心にした長さになってきます。
また、ジグを操作する上で、長すぎるジギングロッドは疲労困憊になってしまいますので、腕の延長戦で操作できる長さがポイントです。
また、乗降人数や船舶の大きさの関係で、船のルールでも長さが規定されている場合もありますので、ロッドの長さについては、自分が利用する船舶へも確認が必要です。
1ft(フィート)=30.48cmになりますので、6.0ftであれば、182.88cmになります。
ルアー負荷(鉛負荷)
狙う水深やターゲットにする魚の種類により、使用するメタルジグやルアーの重量を合わせていく必要があります。
アングラー様のメインフィールドで釣れる魚、メインで狙うレンジを事前にサーチしておき、そちらに合わせたルアー負荷を保持するロッドをチョイスしましょう。
ルアー負荷、或いは鉛負荷が表記する数値は、快適なロッド操作を行える重量範囲を示しており、ロッド破損に至る限界値を示しているものではありません。
それでもロッドが持つスペックを最大限使い切るには、重量範囲上限値の70%程度を基準に選択していくことで、オーバーアクションや軽いキャストにも対応出来ます。
大型青物を狙う海域の水深は、概ね50mから100mが多くなります。潮の強さや2枚潮を考慮し、水深の2倍から2.5倍の重量を持ったメタルジグを使用しますので、このルアー負荷に納まるロッドを準備しておくようにしましょう。
水深50m =100g~150g級のメタルジグ使用頻度が高くなります。
水深100m =200g~250g級ののメタルジグ使用頻度が高くなります。
管理人からの重量範囲上限値の70%の理由を経験から述べます。
ロッドに掛かる負荷はジグやルアーの重量だけではありません。ジグの形状、ステイやフォール時の姿勢による水圧、潮の速さや2枚潮による重量加算、ジャークアクション時の水圧が総合的に重量負荷としてロッドのルアー負荷に加味されます。
ルアー負荷はパワー仕様とは別に考え、ブランクスパワーをしっかり引き出すためにも、ルアー重量は適正範囲の使用を推奨します。
ブランクスパワー(ロッドの硬さ)
オフショアジギングロッドのブランクスパワーは、通常のM、MHといったパワー表記と、1番、3番のようなパワーレベルで表されます。パワー選択は、メインターゲットになる魚種とサイズ・パワーに依存しますので、ご自身がメインで狙いたい魚を大別することも必要です。
メジャークラフト様やがまかつ様はパワー表記になり、シマノ様やダイワ様はパワーレベルでブランクスパワーを表します。ヤマガブランクス様は、使用できるPEラインMAX号数でブランクスパワーを記しています。
新たにロッドを選択、購入される際は、センターモデルのMH、或いは3番のブランクスパワーをチョイスされれば、幅広い魚種とのファイトに適応できます。
テーパー仕様
大型青物狙いのオフショアジギングでは、ハイスピードで巻き上げる中で、メタルジグを小気味よく躍らせるか、ジャーキングで生命感を醸し出すかで釣果に差が出てきます。
アクション性を高めるためには、ファストテーパーからレギュラーテーパーがジグの持つ特色を活かせ、思い描く演出を体現することが容易になります。

青物向きオフショアジギングベイトロッド20選のご紹介
ここからは、青物狙いのオフショアジギングに専門性の高い、ベイトモデルのロッドをご紹介して参ります。
手始めの一本、ランクアップに最適な一本に分類しご紹介して参ります。
①ロッドの長さ、②ロッド重量、③ルアー負荷範囲、④適合ラインPE(号)、⑤総評を記載して行きますので、ご参考にされて頂ければ幸いです。
手始めの一本(初見の方向き)6選のご紹介
【シマノ】グラップラーBB タイプJ B60-4 2021年発売
①6.0ft ②152g ③MAX210g ④MAX 4
⑤総評 より多くのアングラーにオフショアジギングの楽しさを伝えるために開発されたハイパフォーマンスロッドです。アクションを掛けやすいシャープで張りのあるブランクス硬度と、1ピースに迫るグリップジョイント2ピースで、不意な大型とのファイトでも綺麗なベンドカーブを描いてくれます。
【ダイワ】ヴァデル J60MB 2019年発売
①6.0ft ②245g ③70g~180g ④MAX 4
⑤総評 オールマイティに使用できるオフショアジギング定番のベイトモデルです。ジギングのエントリーロッドとしては最適になり、低反発ブランクスで、メタルジグにナチュラルなアクションを加えながら魚を誘導出来ます。癖のない張りのあるバッドも操作性良く扱えます。
【アブガルシア】OCEANFIELD JIGGING OFJC-63/180 2016年発売
①6.3ft ②150g ③MAX300g ④MAX3
⑤総評 軽量、且つスリムなシャープネスブランクスで構成された、上級者も納得のスペックになるほどの品質を保持したエントリーモデル。ライトクラスのウエイトの中に確たるリフティングパワーが搭載され、重量級のジグ操作からファイト時のバッドの粘りは、大型をターゲットにしたゲームでも怯むことはありません。
【ジャッカル】バンブルズRB BBRB-C633 2021年発売
①6.3ft ②168g ③MAX200g ④MAX3
⑤総評 ターゲットを多岐に広げながら、様々な魚種に対応出来るジギングのバーサタイルに位置する一本です。購入後にはパワーアップモデルを欲するアングラーの習性に合わせ、大型青物も十分視野に入れることが出来るスペックをチョイスしました。どのジャンルでも操作性良く設計されるジャッカル品質を是非お試しになってください。
【メジャークラフト】3代目 クロステージ ジギング CRXJ-S58/5 2017年発売
①5.8ft ②190g ③100g~180g ④MAX4
⑤総評 コストパフォーマンス以上のバッドパワーと、リフティング性能を保持したオフショアジギング標準番手に位置するベイトモデルです。グリップ脱着式2ピース仕様の構成は粘りのある弾力性も特徴で、オーバージャーキングのジグ操作でも、ロッド破断の恐れなくアクションを繰り出せます。
【テイルウォーク】JIGFORCE SSD C603 2020年発売
①6.0ft ②190g ③MAX200g ④MAX4
⑤総評 テイルウォーク特有のピッとしたブランクスの張りが、快適なジグ操作を生み出すジギングベイトモデル。早潮のフィールドでのジギングでもパワーが上がったバッドで対応出来ますので、近海でのジギングに挑戦されたい方には、初号機から満足のいく仕上がりと応用性を感じられるオススメな一本です。
ランクアップに最適な一本14選のご紹介
①ロッドの長さ、②ロッド重量、③ルアー負荷範囲、④適合ラインPE(号)、⑤総評を記載して行きますので、ご参考にされて頂ければ幸いです。
【ジャンプライズ】モンスターアブソーバー パワージギング 552/B 2021年発売
①5.5ft ②209g ③80g~250g ④MAX3
⑤総評 ショートモデルの高反発力を存分に生かして、どんな大型魚種とも渡り合える剛質性を発揮できるベイトモデル。重量級ジグのジャーキングアクションが軽く感じられるほどのリフテイングパワーも一級です。ガイドの多点化が10tブランクスの性能をフルに発揮し、コシの強さで疲労感を軽減させてくれるロッドです。
【Blue Blue】Light Sensitive 662 2021年発売
①6.6ft ②147g ③90g~200g ④MAX3
⑤総評 内国産ジギングロッドの安定品質と硬度なブランクスパワー、シャープなボディーと、丸型太軸リアグリップで安定感良く誘いが続けられる操作性の良さがポイントになるパワーモデル。ライトとは程遠い肉厚感、しっかりとジグを動かせる仕上がり抜群のファーストテーパーで、深場からのジャーキングでもビクともしないバッドを保持しています。
【スミス】オフショアスティック AMJX AMJX-C61L 2016年発売
①6.1t ②204g ③MAX210g ④MAX4
⑤総評 東レのナノアロイに低弾性高強度グラファイトをコンポジットされた、強力な粘りとリフティングパワーが持ち味になる、オフショアアングラーに絶大な人気を誇るハイスペックモデルです。先代モデルより抱え込みやすいグリップデザインも継承され、更に操作性の良いロッドにブラッシュアップしています。
【スミス】K.O.Zエクスペディション EX-C60L 2020年代
①6.0t ②185g ③80g~250g ④MAX4
⑤総評 大久保幸三氏監修、ソルト対応の大型魚種仕様のジギングロッドです。見た目の派手さとは裏腹に、シャープでピッとした張りのあるブランクスが特徴で、管理人の最近のジギング釣行でよく見かけるようになった人気のベイトモデルです。ソフトなショートティップとロングベリーセクションにより、テールバランス・センターバランスのロングジグもスライドさせやすい硬質設計になっています。
【テンリュウ】ジグザム ディープライダー JDR581B-4K 2016年発売
①5.8ft ②198g ③MAX180g ④MAX4
⑤総評 1pcsブランクスの見事なベンドカーブと、そこから戻るリフティングスピードの速さが際立つ、ハイスペックなジギングベイトモデル。国内生産No1メーカーの経験が活かされた幅広いジギングシーンへ対応できるハイスタンダードモデルになります。管理人コミュニティメンバー使用ロッドですが、超大型をヒットさせた際に破断した後も、リピート購入したほどお気に入りのスペックを保持しています。
【テンリュウ】ジグザム ワイルドマーク JWM611B-2/4 2010年発売
①6.1ft ②166g ③130g~250g ④MAX4
⑤総評 既にメーカーリリースから10年以上経過するも、未だ現役生産モデルにあり、メーカーコンセプトに忠実に設計開発された伝統のオフショアジギングモデル。上記紹介のディープスライダーと比較し、ややマイルドな操作性を主体に設計されており、その使用感から多くのジギングアングラーに認められているスタンダードモデルです。
【ゼニス】ZEROSHIKI Light Spec ZLE-631BM 2019年発売
①6.3ft ②122g ③MAX180g ④MAX2
⑤総評 ライトスペックに位置するモデルになりますが、ハイスペックカーボンが採用された剛性感強めのブランクスと、ブレの少ない弾力性が相乗的に作用し、他メーカーのハイエンドモデルに迫るアクション性能を保持しています。ジグを華麗に躍らせることが出来るロッドの軽さは、他に類を見ない操作性です。
【がまかつ】ラグゼ ジグレヴォ スペックN B60UL 2019年発売
①6.0ft ②118g ③150g~240g ④MAX3
⑤総評 ピッチの速いアクションや、オーバーワーク気味のジャーキングにも、高反発力でテンポよく応答してくれる操作性重視のジギングベイトモデルです。東レ1100カーボンとナノアロイを採用した、テクニカルにジグを操れる張りのあるブランクスは、大型魚種ヒットでも慌てることなくロッドにパワーを委ねることが出来る、信頼性の高いモデルです。
【メジャークラフト】ジャイアントキリング5G B60M 2021年発売
①6.0ft ②175g ③120g~210g ④MAX3
⑤総評 レギュラーファーストから得る重量級ジグの操作性と、飛ばしのテクニックを出せる高反発力を利用し、大型を誘って掛けたいアングラー様にオススメなモデルです。価格に比例しないハイエンドなスペックと、R360構造によって得られる弾性と硬質感は、全てのオフショアアングラーに満足感を与えるでしょう。
【ジャッカル】BamBluz ROD BB-C62-3S 2019年発売
①6.2ft ②190g ③MAX200g ④MAX3
⑤総評 200gクラスのメタルジグを中心にして、大きなジャークでの誘いを得意とする剛質感満載のベイトモデル。高速リトリーブやジャークにハイピッチで対応できる反発力と素直なベンディングは、新基準のジギングロッドのスペックに当てはまります。スローからワインドジャークまで、幅広いアクションでの誘いはお手の物です。
【シマノ】オシアジガー ∞(インフィニティ) B65-2 2019年発売
①6.5ft ②137g ③100g~230g ④MAX2
⑤総評 青物からマダイ、サワラを中心に、近海ジギングでは多用途にもっとも守備範囲が広く設定されるベイトモデルになります。ナノピッチで成型されるグラファイトで大型魚種の強烈な引き込みを往なし、1ランク細めのPEを使用出来ることで、ジグのアクション性も高く保つことが出来ます。長さ、重量がベストバランスになり、さすがシマノのハイスペックモデルになる仕上がりの高さです。
【シマノ】オシアジガー フルベンド B60-3 2022年発売
①6.0ft ②157g ③260g ④MAX2.5
⑤総評 ネジリ剛性がアップされたフルベンド仕様で、チューブラーとソリッドのハイブリッドで仕上げられる、強度としなやかさがベストな比率で融合されたジギングロッドです。発売されるや否や、各フィールドで使用されるアングラーが目立ち、ジグを操るレスポンスとファイト時のリフトパワーを融合した、高次元のベストモデルに人気が集まっています。
【ダイワ】アウトレイジ J62B-3 2022年発売
①6.2ft ②195g ③MAX180g ④MAX3
⑤総評 ミドルクラスに位置するジギングロッドですが、さすがダイワ最新モデルらしい、オールラウンド性と近海ジギングのメインターゲットに合わせたリフトパワーとワンピース構造で、高機能が存分に詰め込まれたベイトモデルです。抱え込みやすいTCSシートも採用され、長時間のシグ操作でも疲れを軽減できます。
【ダイワ】ソルティガR J62B-2 TG 2021年発売
①6.2ft ②160g ③MAX180g ④MAX2
⑤総評 大きなジャーキングでの飛ばしからワンピッチジャークの小技まで、あらゆるメソッドに対応出来るフルソリッドの軽量ベイトモデル。アクション性からは見て獲れないファイト時の粘りも同時に持ち合わせ、誘いからキャッチまでの一連の工程をスムーズに進めることが出来る、ジギングアングラーの皆様には是非お試し頂きたいベストモデルになります。
更に気になるオフショアジギングロッドが御座いましたら、下記↓↓↓↓のECサイトから検索頂ければ、お気に召すロッドが見つかるかも知れません。
本記事のまとめ
今回の記事では、青物向きオフショアジギングロッドの詳細を紹介してきました。
今記事では、
①必要になるロッドスペック
②青物向きオフショアジギングベイトロッド20選のご紹介
として纏めてまいりました。
以上をご参考になって頂き、自身に適したジギングロッドを選択頂ければと思います。
青物向きオフショアジギングロッドの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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