サーフやロックエリア(磯場)、防波堤からのショアジギングに多用される、飛ぶルアーの一つにシンキングペンシル(通称シンペン)が挙げられます。重さがあることでキャスト時の飛距離も稼げ、メタルジグと並んで大型青物やフラットフィッシュを高確率で釣り上げることが出来る最強ルアーの一つになり、初心者の方からベテラン様まで扱いやすく、多くのアングラー様が大型クラスをキャッチしている信頼性高いハードルアーです。
今回北の住人では、数あるラインナップモデルの中から、釣れるシンキングペンシルの選び方とアクション方法、レンジコントロールに加え、メタルジグの人気を凌ぐ勢いを持つ高実績のシンキングペンシルを17選ご紹介して参ります。
是非最後までご覧にいただき、ショアジギングでの釣果アップに貢献させて頂ければ幸いです。
- シンキングペンシルで狙うメリット
- ショアジギング向きシンキングペンシルの選び方
- レンジコントロールの重要性
- 高実績なシンキングペンシルおすすめ17選のご紹介
- スリムボディーのシンキングペンシル
- 【DUEL】ハードコア® モンスターショット(S)2019年発売
- 【ジャンプライズ】かっ飛び棒 130BR 2017年発売
- 【ジャクソン】アスリート 105SSP 2020年発売
- 【ダイワ】ショアスパルタン ブレイクスルー 120S/140S 2020年発売
- 【ダイワ】ソルティガ オーバーゼア アデル・ノーマルモデル 2020年発売
- 【シマノ】オシア ペンシル 115HS / 115XS 2022年発売
- 【シマノ】コルトスナイパー ロックスライド 120S/140S ジェットブースト 2021年発売
- 【Maria】リライズ S105 2019年発売
- 【マングローブスタジオ】ソルアズーラ・アトゥーラ ヘビー 120 2023年発売
- ファットボディーのシンキングペンシル
- フィン・フラップ搭載のシンキングペンシル
- スリムボディーのシンキングペンシル
- 今回の記事とまとめ
- ロックショア向きシンキングペンシルの説明を更に詳しく知りたい方は?
シンキングペンシルで狙うメリット
シンキングペンシルは、ボディーフォルムと内在ウェイトを活かしたキャストでの飛距離、フォール性能を活かした縦幅(トップからボトムレンジ)の誘い、つまり飛距離とレンジの掛け算による広い面積のサーチ能力に長けたルアーです。
ミノー以上のキャスト飛距離とメタルジグ以上のアピール性能を活かし、ロッドアクションやリトリーブコントロールで、狙いのレンジに集中的に誘いを入れることも出来る器用性の高いハードプラグでもあります。
シンキングペンシルで青物を狙う最大のメリットは、サスペンド能力を活かした魚への長時間アピールを広い面積(ブロック)で仕掛けられるところにあります。魚にルアーを見つけてもらうチャンスが他のルアーを上回り、相乗効果としてヒット率も上がってきます。
管理人が思うところで、今現在でデメリットと考えるところは皆無です。
シンキングペンシルを使用し始めた当初は、メタルジグとの比較で、フォールスピードの遅さ、リトリーブスピードの調整から、手返しの悪さを感じ、イラついたこともありましたが、実際に釣果が上がり始めるとシンキングペンシルが持つアピール性能に気付き、スローなアクションが苦に感じられなくなりました。
ルアーフィッシングにおいて、魚に如何にしてルアーを見せていくかを感じ始めたのも、シンキングペンシルを使い始めてからですね。
ショアジギング向きシンキングペンシルの選び方
ロック、或いは防波堤、サーフからのショアジギングで使用するシンキングペンシルを選んでいく場合、いくつかの確認が必要になりますのでポイントを絞ってみていきましょう。
シンキングペンシルの全長
ロックショアで狙う魚は大型魚種が多く、魚が発見しやすいサイズにバイト、或いはヒット確率が上がりやすくなります。。大きい(長い)サイズのシンキングペンシルは、調光仕様やマッド仕様に関わらず、シルエットが強く出ますので魚へのアピール度も高く、ボディー波動(水中での引き波)も強く発しながら集魚効果も高くなります。
シンキングペンシルを保持する場合、サーチベイト用として100mm前後(天候や風、海の状況によって前後します)が操作性良く機能してくれます。また、ナブラやスクール発見後のピンポイントキャスト用として、飛距離の確保とアピール重視の130mmサイズが魚のアタックに適しています。
ボディーフォルム(シンキングペンシルの形状)
シンキングペンシルのボディー形状は、大別すると2種類の形状にプラスして外装パーツ搭載仕様に分かれます。ボディー刻まれたリブやスリット、フィンの搭載もあり、アクション効果と攻略メソッドに違いが出てきます。
【スリムボディー】
・キャスト抵抗が最小限に抑えられ、抜群の遠投飛距離が得られます。
・ナチュラルリトリーブやジャーキングにも従順に呼応します。また、潮を噛ませたフォールアクションでも水平姿勢を崩さず、次のアクションにもスムーズに移行できる標準形状です。
【ファットボディー】
・レンジ幅を活かした縦から斜めの誘いに、ボディーバランスよく誘いが掛けられる重心安定形状。
・水深のあるエリアでの誘い上げ(斜めのリトリーブ)で、効率よく対角線を長距離で攻略出来ます。
・日中深場に落ちた魚を射程に入れたサーチも得意な形状です。
【フィン・フラップ搭載仕様】
・ボディー前方のヘッドフィン、テール部に搭載されたリアフラップにより、生体波動とリアルアクションが生まれる最新仕様。
・ただ巻きでの強すぎないテールスイングアクションや、ファストリトリーブでも水面を割らない、青物に効果を見せるバジング攻略を可能にします。
以上の形状説明からもお分かりになられるように、シンキングペンシルのアクションの攻略は横・縦・斜め合わせて広域になります。これがシンキングペンシルでのキャッチ率の幅でもあり、数を獲っていきたい方、大型クラスを専門に狙っていきたい方にもマストアイテムになっていくでしょう。
ルアーの重量範囲
ロックショアジギングで狙うポイントは、水深も浅場から深場までレンジ幅も多岐になり、潮の動きも早いところから止まり潮まで、多くのシチュエーションに遭遇します。各種のポイント別・シチュエーション別にシンキングペンシルの重量を調整すれば自ずと釣果に結び付きますが、最初のチョイスや、オールマイティーな環境で使用していくには、40g前後のウェイトをチョイスしていきましょう。
飛距離を確保するウェイトを保持し広範囲をサーチすることで、シンキングペンシルのヒット率の恩恵を受けやすくなります。無理のないキャスト、カウントダウンからの狙ったレンジ到達能力、リトリーブによるレンジコントロールも必要になりますので、まずは扱いやすい40gからのスタートをおすすめします。
ルアーカラーやホログラムパターンの選び方
アングラー様が一番悩むのは、やはりカラー選びのバリエーションと視覚効果でしょう。
お好みのモデルを全カラーを購入しておけば心配はいりませんが、お財布事情とも相談しなくてはなりません。
まず、オールタイム通じて頼りとされるカラーは、青物のベイトになっているイワシやサバ、イカナゴをモチーフした青銀から緑金、或いはシルバーカラーにバイトが集中してきます。
マヅメ(朝、夕)のうす暗い時間帯では、フラッシュ効果のある薄いピンクや黄色が入ったホログラム仕様。ナイトゲームや水深のあるポイントでのボトム攻略では、グローカラーやケイムラ処理が施されたボディーカラーにバイトが集まりますので、まずはこの3系統のカラーを準備しておかれると外しはないでしょう。
レンジコントロールの重要性
先述も致しました「誘い上げ」による対角線攻略は、レンジサーチとしても強力なメソッドになりますが、ジグ・プラグに関わらず、魚の居ないレンジでアクションを続けても釣果は半減してしまいます。
まずは、小まめにレンジを変えながらヒットレンジを見つけることが、シンキングペンシルで魚を掛ける大きな要素になります。同行者の方や、周囲でゲームをされている方からの情報(聞く、見る)は釣果アップのコツですので、レンジコントロールを大事にゲームを楽しんで下さい。
高実績なシンキングペンシルおすすめ17選のご紹介
ここからは、先述までで説明を加えたスペック、選択基準をクリアした、管理人とコミュニティーの中で高実績な青物向きシンキングペンシルをご紹介していきます。ボディー形状毎に分類してご紹介して参りますので、購入の参考にされてみて下さい。
①ウェイトラインナップ、②カラーラインナップ、③サイズ幅、④操作性と特徴を加えながら紹介して参ります。
スリムボディーのシンキングペンシル
【DUEL】ハードコア® モンスターショット(S)2019年発売
①30~100g ②10色展開 ③80~140mm
④操作性と特徴 高強度樹脂で成型された肉厚ボディと貫通ワイヤー構造で大幅なボディー補強が図られた、高耐久なシンキングペンシル。飛距離抜群に広範囲をサーチしながら、水平姿勢からのローリングフォールアクションが魚に強烈アピールする高実績モデルです。
【ジャンプライズ】かっ飛び棒 130BR 2017年発売
①38g ②13色展開 ③130mm
④操作性と特徴 130mmのロングスリムボディーと重量設定に飛行バランスが加わった、圧倒的な飛距離を記録するシンキングペンシル。あらゆるアクションに呼応し、超スローなリトリーブからのナチュラルフォールで、弱った溺死ベイトを演出できます。
【ジャクソン】アスリート 105SSP 2020年発売
①24.5g ②11色展開 ③105mm
④操作性と特徴 オリジナル遠投モデルに追加されたコンパクトモデル。ポイントを選ばないショアジギングアングラーに完全対応のシンキングペンシルです。リトリーブスピードをコントロールすることで、大きなウォブンロールアクションがハイアピールを繰り出し、3フックシステムが採用されたことで、ショートバイトもしっかりフッキングに持ち込めます。
【ダイワ】ショアスパルタン ブレイクスルー 120S/140S 2020年発売
①42、60g ②10色展開 ③120、140mm
④操作性と特徴 リトリーブ以上にフォールに特化された重量セッティングが魅力のシンキングペンシル。フラッシングとローリングフォールで魚の興味と捕食反応にスイッチを入れてくれます。下部配置されたウェイトの効果で、表層リトリーブでも跳ね上がりなくコントロールが出来るバランスを維持しています。
【ダイワ】ソルティガ オーバーゼア アデル・ノーマルモデル 2020年発売
①34~53g ②6色展開 ③80~130mm
④操作性と特徴 オーバーゼアモデルのバーサタイル仕様になる、ノーマルアクションで最も効果を発揮できる代名詞的シンキングペンシル。水平バランスによるナチュラルフォールと操作性のよいリトリーブ性能で、多岐に渡る魚のキャッチに貢献します。他にもスキッピングモデルとドリフトフォールモデルがラインナップされて、バリエーション豊富に選択頂けます。
【シマノ】オシア ペンシル 115HS / 115XS 2022年発売
①42g、60g ②12色展開 ③115mm
④操作性と特徴 2サイズがラインナップされ、スケールブーストが追加ラインナップされたリアルフェイスのシンキングペンシル。オフショア仕様ではありますが、ショアジギング用としても十二分な集魚力とキャッチ率を見せてくれます。ナブラ撃ちにも最強のアピールで魚を狂わせます。
【シマノ】コルトスナイパー ロックスライド 120S/140S ジェットブースト 2021年発売
①33g、56g ②14色展開 ③120、140mm
④操作性と特徴 こちらも2サイズがラインナップされ、狂鱗カラーが追加リリースされたヘビーシンペンです。両者ともにヘッドリップが形成されていますので、リトリーブ中の浮き上がりも抑えられ、細かなバイブレーションが手元にも伝わるアクション感覚で、大型のキャッチに万全の体制で挑めます。
【Maria】リライズ S105 2019年発売
①40g ②7色展開 ③105mm
④操作性と特徴 誘い上げのアクションに特化された設計になり、40gのバーサタイルボディーは、フォールアクションにもレスポンスよく反応してくれます。深場狙いのシンキングペンシルでは、今回紹介の中でNo1の操作性と飛距離を実現してくれています。
【マングローブスタジオ】ソルアズーラ・アトゥーラ ヘビー 120 2023年発売
①35g ②13色展開 ③120mm
④操作性と特徴 ソルアズーラ特有の安定した飛距離を発揮し、ナチュラルな水平フォールと高速リトリーブに順応するシンキングペンシル。細身形状に削り込まれたボディーは、スイムバランスを崩さないナチュラルバランスが保たれ、各種のアクションに高次元に応答するリアルベイトを演出します。
ファットボディーのシンキングペンシル
【リトルジャック】フォルマヘッズ 2019年発売
①52g ②10色展開 ③105mm
④操作性と特徴 リアルメイクが施される、アクション性が高いシンキングモデル。
水噛みのよい外観設計が図られたウエイトバランスで、スイミングからジャーキング、ロッドワークの平打ちにも瞬時に呼応してくれます。管理人保持のシンキングペンシル群の中では、最高サイズのヒラマサをキャッチしている高信頼モデルです。
【DUEL】ハードコア® ウォータードライブ(S) 2022年発売
①75g ②10色展開 ③150mm
④操作性と特徴 バランス抜群の扁平重心が保たれた、水平フォール仕様のシンキングペンシル。
スローシンキング仕様のアピール力は多くの青物の目に留まり、水押しが強いウォブリングは、プレッシャーの強い荒れた状況下でも抜群のアクションを発揮します。向かい風にも真っ向から遠投を挑める、強いキャスト性も併せ持っています。
【Zeake】FFペンシル 2022年発売
①30~50g ②10色展開 ③95~125mm
④操作性と特徴 Zeake独自のフロント低重心ウエイト構造で安定した飛距離を稼ぎ、フロントフォール仕様でフォールスピードがアップされた、手返しと操作性が保たれるシンキングペンシルです。ヘッド上部の水平構造が浮き上がりを抑え、狙いのレンジコントロールに優れています。
【シマノ】コルトスナイパー ロックフラット150S ジェットブースト 2023年発売
①67g ②11色展開 ③150mm
④操作性と特徴 ロックショアフリークであれば、高確率で所持しているであろう実力満点の王道シンキングペンシル。先代モデルに追加してジェットブーストが搭載され、リアルベイトのアピール性が高まっています。リトリーブ性に飛距離が加わった使用感とバイト率は圧巻。是非おすすめしたいシンキングペンシルです。
【ジャッカル】ビッグバッカー フォールトリック 103 2020年発売
①41.1g ②10色展開 ③103mm
④操作性と特徴 誘い上げやナチュラルフォール、縦幅を活かした見せ方にも設計思想が伺えるハイアピール仕様のシンキングペンシル。アングラー側からの入力にレスポンスよく応答し、キレのあるダートアクションからシミーフォールまで、多彩なアクションに呼応してくれます。
【タックルハウス】カナリー 2019年発売
①60g ②10色展開 ③145mm
④操作性と特徴 60gの重量ボディーの遠投性能にスローアクションが際立つシンキングモデル。
ヒラ打ちスイミングにゆっくりなシミーフォールなど、様々なアクションテクニックにレスポンスよく応答し、高確率で青物をバイトまで追い込めます。
フィン・フラップ搭載のシンキングペンシル
【ダイワ】オーバードライブ レーザーインパクト 120S 2023年発売
①45g ②8色展開 ③120mm
④操作性と特徴 多くの魚種をターゲットに、巻きの早さも自在に操れる次世代型シンキングペンシル。
スローリトリーブ下でのワイドテールのスイングアクションを武器に、あらゆるレンジのサーチを可能にします。そして極みはレーザーインパクトになり、光のアピールで魚を引き寄せます。
【マリア】フラペンブルーランナーS115 2016年発売
①38g ②7色展開 ③115mm
④操作性と特徴 フラップ搭載の生体波動型のシンキングペンシルになり、魚の五感をも刺激するハイアピール仕様。基本はタダ巻きですが、ファストリトリーブによる浮上時でも、水面を割らない水噛みを見せてくれます。手元に伝わるウォブリング感と引き感で、深場からのバイトにもレスポンスよく対応可能です。
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今回の記事とまとめ
今回の記事内容は如何でしたでしょうか?
本記事では、ロックエリアやサーフショアで使用頂ける青物向きシンキングペンシルの紹介と見極めを紹介してまいりました。アングラーの皆様のお目に敵ったシンキングペンシルは御座いましたでしょうか?。
当記事では、
①シンキングペンシルで狙うメリット
②ショアジギング向きシンキングペンシルの選び方
③レンジコントロールの重要性
④高実績なシンキングペンシルおすすめ17選のご紹介
以上の内容で纏めて参りました。
本記事についても、最後まで御覧になって頂きありがとう御座いました。
ロックショア向きシンキングペンシルの説明を更に詳しく知りたい方は?
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