オフショアの釣りの中でも、近年人気上昇中の青物を狙ったスロージギング。手軽に操作できるスピニングタックルに人気が集まり、大釣りに繋がる効果的なメソッドの釣りが船上を賑わしています。スロージギングでは、ビギナーの方や経験が浅い方でも大型青物のヒットも夢ではありません。不意なビッグワンに備え、ロッドに合わせる大型スピニングリールに、信頼性の高いモデルを合わせておけば、余裕を持ったファイトでキャッチ効率も上がってきます。
各種ロッドメーカーには、青物専用スロージギングロッドは数多くラインナップされていますが、ロッドに合わせるスピニングリールをお選びになる際には、大きさやギア比などの多様なスペックの中から、どれを選べばよいか悩まれる方も多いかと思います。今回北の住人では、青物を狙ったスロージギングに合わせるスピニングリールのサイズやギア比の選び方に加え、スロージギングに好適性の大型スピニングリールのおすすめモデルを厳選して14選ご紹介して参ります。
是非最後までご覧いただき、青物を狙ったスロージギングにベストなスピニングリールをチョイスされ、夢のメーターオーバーの青物をキャッチされて頂ければ幸いです。
スロージギングに適したスピニングリールを見極める
スロージギングのエキスパートの方であれば、既にご承知の事かと存じますが、初心者の方はしっかりしたタックル構成を理解するために、まずは、スロージギングのゲーム特性と、オフショアのスロージギングに見合ったスピニングリールの大まかな特徴を抑えておきましょう。
スロージギングの特徴を理解する
スロージギングは、オフショアの青物を主体に、根魚や回遊魚など、ショア(岸釣り)からではキャッチしにくいサイズの魚を相手にする釣りにカテゴライズされます。10kgサイズのヒットも珍しくなく、運と潮回り・シーズンが重なれば、20kgサイズの魚ともファイトが可能になる、夢の詰まった魅力の高いジャンルの釣りです。
スロージギングのアクション性質は、ハイピッチジャークのジギングと比較すると、ジャーキングの高さ(距離)を活かしたフォールアクションが主体になり、コンビネーションジャークも併せて比較的スローなアクションのジャンルに入ります。スロージギングという呼称の所以(ゆえん)も、このアクションの性質から生まれています。
汎用と大型、サイズ区分から見るスピニングリールの適正
大型青物が射程に入るスロージギングでは、併せて行くタックルにも自ずと強さが求められ、アクションとファイト性能に特化されたロッドと、大型サイズのリールが必要になってきます。リールにおいては、汎用サイズでも、最大サイズに位置するスピニングリールの使用も可能になりそうですが、巻き上げパワーやドラグ仕様が折り合わない場合、ギア破損やドラグの焼き付きなど、故障に繋がるリスクを伴ってしまいます。
ターゲットのサイズや引き込みの強さ、狙いの水深に合わせたPEラインの太さやラインストック量、巻き上げパワーや各所の補強ポイントなどがリールに求められるスペックになります。また、結んでいくメタルジグの重量からも鑑みると、スロージギングロッドに合わせるスピニングリールは、中型番手以降の部類に属したスピニングリールに限定されてきます。
強さと性能が嚙み合ったスピニングリールでなければならない
オフショアでの釣り全般に言えることですが、オフショアジギングやエサ釣りの場合、ベイトタックルをチョイスされる方が多くなります。巻き上げパワーに優れるベイトリールを合わせ、引張強度が保たれる、太めのPEラインを使用するのが標準的なタックル構成です。
ですが、どんな釣りに対しても、手数や操作性・ライトなラインを扱えるドラグ適正は、スピニングリールがベイトリールを上回ります。スピニングリールがベイトリールに劣る点は、強度と巻き上げパワーだけと言っても過言ではないでしょう。この差を補うためには、必然的に強く強固なスピニングリールが必要になってきます。では、スピニングリールの強さと必要な性能とは何か?。管理人が考える大型スピニングリールの見極めポイントを整理して見ていきます。
【高剛質な筐体(ボディー)材質と構造】
近年、スピニングリールのメイン筐体に採用されるマテリアル(材質)も大幅な進化を遂げています。
伝統の金属技術がブラッシュアップされたシマノのHAGANEボディ、分割コア構造としながら、メタル(アルミ)外装で武装するダイワのモノコックボディーなど、気密性と精密感が高められた組み上げ構造も、高性能な初期制動を長期に渡って維持できる最新技術の一つです。
【入力パワーの伝達機能と精度】
アングラーからハンドルを介して入力される巻取りパワーを、如何にしてギアからローターに伝えるか、また横軸から縦軸へ変換するパワー効率の維持も、魚との対峙でアドバンテージを得る要素になってきます。
ダイワの大口径G1ジュラルミン製タフデジギア、シマノのHAGANEギアとパワーを伝達するX シップやインフィニティドライブなど、今般の歯車(ギア)技術と精密加工は、パワー勝負を制するスペックとしてだけではありません。アングラーの体力を温存する意味でも必要不可欠な最新構造となり、これら最新技術の搭載の可否は、巻きの強さと滑らかさを示す指針にもなっています。
最新ドラグと調整域の細分化
スピニングリールのドラグ設定は、使用するラインの最大強度(太さではなくlbまたはkg)の1/3~1/4程度といわれます。例えば、50lb(20kg)ラインを使用する場合は5kg~7kgの強さに設定することになります。しかし、あくまでもこれは参考程度の値で、これはロッドを立てる角度やラインの入水角も関わったベクトル算出になりますので、魚とのやり取りの中では、ほぼ一瞬の状況でしかありません。
ではドラグ性能のどこを見る!?
「このスピニングリールのドラグは最大で25kgだから大丈夫」といった見方をするよりも、どれだけ細かく調整出来るかを見る方が重要です。また、設定したドラグ力や最大負荷時に、スムーズなライン放出が可能になるワッシャー構成や積層構造が肝になってきます。ラインをずっと出され続けるファイトでは、摩擦熱の放熱性能も重要なファクターになってきます。
ドラグ構造の進化と青物との適正
ここ数世代の間に、スピニングリールのドラグ調整仕様や構造は大きく進化しています。ライトラインのアクション性能を活かしながら、大型青物相手のフルファイトに挑む方が多くなったことも背景にあるでしょう。ドラグの仕様・調整幅は、上位モデルの独壇場と言っても過言ではありません。
高性能ワッシャー材質や組み上げ設計含め、具体的な例を上げれば、ダイワのATD(オートマチックドラグシステム)のように、アワセ切れや突発的な走りからのラインブレイクを防止する、防衛構造も搭載されています。
チャンスを逃さないためにもドラグの見方は重要です!
得てして青物の走りは突発的で、大型に成れば成るほど強烈です。ラインを出されながらも、早めにファイトレンジまで浮かす必要があり、ラインとロッドの悲鳴を聞きながらも、半ば強引なやり取りが必要な場合もあるでしょう。
魚が薄い時のワンバイト、或いはビッグワンがヒットした時のチャンスをどう結果に結び付けるか。アングラーのテクニックを後押ししてくれる、高性能なドラグ機構が搭載されたスピニングリールをどうやって選択していくかは、確たる釣果を確保していく大切な要素になってきます。
SW(ソルト)モデルの強化耐久仕様と防腐・防水性能
ダイワやシマノにラインナップされる大型スピニングリールは、防腐・防水性能が強化され、耐久性を伴うボディー剛性が伴ったSWモデル(ソルト完全対応)に属しています。ここでは、SWモデルの仕様と構造、オリジナルモデルと比較した時のスペック差を見ていきます。
SWモデルのスピニングリールはどんな釣りに使われている?
SWモデルのスピニングリールは、オフショアジギングを筆頭に、ショアでは青物や根魚を狙ったロックショアゲームやショアジギング、生き餌を使った泳がせ釣りなど、大型のターゲットを主体にした釣りに多く利用されています。パワーを伴う釣りでは、引き込みに耐えるロッドの強さもさることながら、巻き上げの強さと寄せのパワーを保持するリール性能も重要な要素になってきます。
海水侵入を防ぐシールド効果
オリジナルモデル、SWモデル共に、リール内部や駆動箇所にはシールド構造が図られていますが、SWモデルのシールドはオリジナルモデルを遥かに上回り、駆動パーツの細部に渡って綿密なプロテクト構造が施されています。船上での水圧の高い波被り(なみかぶり)や、ロックショアゲームでの過酷な使用環境を想定し、専用オイル、或いは磁性体構造の専用ベアリングを随所に施し、内部への海水侵入を大幅にプロテクトしています。
このシールド効果は耐久性にも大きく影響し、適宜なポイントへの特殊ベアリング搭載などを見ても、オリジナルモデルとSWモデルには大きな耐久性の差があります。初期制動を維持しながら、コストパフォーマンスよく長期でお使いいただく場合や、ビッグフィッシュとのファイトを頻繁に楽しむようなアングラーであれば、猶更、専用モデルの恩恵を授かっていきましょう。
PG(パワーギア)とスロージギングの相対性
ギア比(巻き上げスピードと巻き上げパワー)の選定については、アングラーの好みで大きく分かれることと思います。スロージギングでは、深棚のディープエリア(100m以上の水深)を200gを超えるジグで攻略していくパターンも珍しくありません。
スロージギングやエサ釣りに特化したギア比を選ぶ場合は、ターゲットの強烈な引き込みを往なし、根周りから一気に離す効率的なパワーの伝導性(巻きの軽さ)、また、重量級ジグや重いシンカーの巻き上げを軽く操作出来るPG(パワーギア)がベストな選択になります。
一方、ハイピッチジャークのジギングの場合は、高速での巻き上げ操作が主体になりますので、HG・XG(ハイギア・エクストラハイギア)系統の巻き上げスピードを保持するスピニングリールの操作性が際立つでしょう。ギア比の選定は、フィッシングスタイルも含めて、他の釣りへの代用度合いも考慮しながら、ストレスにならないギア比を選択していきましょう。
青物狙いのスロージギング向きスピニングリールの選び方
前項までで、スロージギングに使用するスピニングリールの大枠と見極めを説明してきました。ここからは、更に細かく機能を交えながら、スペックの幅や見方、チョイスのポイントを噛み砕いてご説明して参ります。
リールメーカーから選ぶ
SWモデルや、6000番以上の大型スピニングリールがラインナップされる国内主要販売リールメーカーは、シマノ・ダイワ・テイルウォーク・オクマ・PENN(ペン)になります。しっかりとした技術地盤の元、使用環境や剛質性について十分に配慮された設計が施されるメーカー群になります。これらメーカーの中から、多くのオフアショアングラーが推すメーカーを選べば、愛着を持った長期の使用が可能になってくるでしょう。
番手(大きさ)選び
スロージギングでは、使用するスピニングリールには巻き上げパワーが要求されてきます。
大型になればメインギアの厚みも増えて大径化し、必然的にパワーも上がります。リールが大型化すれば、ヒットからファイト、ランディングまで安心したやり取りで余裕も生まれてきます。更に番手選びで考えなければならないのは、ロッドアクションを含めた手元操作になり、使用するスピニングロッドとのタックルバランス、及びトータル性能も考慮していく必要があります。
ボート、或いは船上での無理のないアクションバランスと取り回しを考えると、スロージギング時におけるスピニングリールのベストな番手は8000番クラスです。パワーに余裕を持たせたい場合であっても10000番以下に抑えておいた方が無難です。近年各リールメーカーの技術革新によって、リールの巻き上げパワーも増長しておりますので、8000番のスピニングリールが、ベストなタックルバランスと操作性を堪能出来るでしょう。
ドラグ仕様(スペック)を確認する
スピニングリールのドラグは、メーカーが異なっても一定の部分は共通構造になります。ここにメーカー固有の技術が味付けされ、クラッチ音や滑り出しの滑らかさが加わり、アングラーの好みと人気に表れてきます。
スプール回転の支持バランスと熱放出に拘り、ワッシャーの熱ダレとラインを熱から保護するシマノのヒートシンクXタフドラグ、ドラグ調整幅を更に細密化し、初期滑り出しの力をオートマチックにコントロールして、フッキング時の突発的なラインブレイクを防ぐダイワのATD(オートマチック・ドラグ)など、近年のスピニングリールのドラグ機構はどれも高性能で、ラインとロッドのポテンシャルを十二分に発揮してくれます。
ドラグに付いてはダイワの・・・、シマノの・・・や、クリック音が・・・という話題も上りますが、ターゲットの種別とサイズを明確化し、それらに合わせた、しっかりとしたドラグ力調整とドラグ幅の方が大事です。
ラインストック量を確認する
ターゲットを青物にするスロージギングで使用するラインは、アクションに支障が出ない程度の太さ・強度・ブレード本数(撚り本数)が伴った高強度PEラインになります。強度と太さを平均すると3~4号クラスの使用が一般的です。センシティブに、よりライトに狙っていく場合は2号、アクション性を追求していくエキスパートアングラーであれば、1.5号を使用されている方も見受けられます。
スロージギングは、ボトム周辺からミドルレンジにタイトにコンタクトしていく釣りです。そのため、着底時の根掛かりやアクション時の根ズレ(ラインが擦れる)も多くなり、場合によってはメインラインの高切れ(大量のラインロスト)も少なくありません。ドラグ設定やロッドの強さも関係してきますが、ヒット後の走りのよる根ズレも想定に入れておくと、スプールには上記のラインを最低300mはストック出来る、スピニングリールをおすすめします。
ギア比を確認する
ギア比の選定は、アングラーのリールの使い方によっても幅があります。スロージギングに個別に使用する、他のオフショアゲームやキャスティングゲームでも併用するなど、ギア比を選ぶ場合は、使用範囲も頭に入れていかなければなりません。
【パワーギア】型式表示:PG(パワーギア)
上項でも述べさせて頂きましたように、スロージギングに特化した使用に当て込む場合はPGの選定がベストです。ディープレンジでヒットした場合は、スピニングリールの巻き上げパワーとロッドのリフティングパワーの合算で魚を浮かせます。このリールのパワーに見合うのがPGです。ジグのシャクリ上げやジャークにも巻きの軽さを実感でき、疲労を押さえながらメータークラスとのファイトにアドバンテージを稼げます。
【ハイギア】型式表記:HG(ハイギア)
ハイピッチジャーク・スローピッチジャーク、どちらのゲームにも使用するならばハイギアの有効性を活かしていきましょう。巻き上げ量もぐっと広くなりますので、ハイピッチジャークのアクションにも高次元に対応出来ます。一台の大型スピニングリールを多用途に使い回すのでれば、中間仕様のギア比を手元コントロールに工夫を加えながら、コストパフォーマンスに合わせてチョイスしていきましょう。
【エクストラハイギア】型式表記:XG(エクストラハイギア)
スピード勝負のハイピッチジャークや、大物狙いのショアジギング(ロックショア等)など、ラインスラッグが大きく出る釣りにも展開していく場合は、エクストラハイギアのリトリーブスピードは欠かせません。どちらのゲームでも、ラインスラッグを早めに抑えることが、バイトキャッチを高められます。
青物用スロージギング向きスピニングリールおすすめ14選
ここからは、青物を狙ったスロージギングに対して、好適性なおすすめスピニングリールを14選ご紹介して参ります。リールメーカー毎に分類し、①ドラグ仕様、②本体重量、③ラインストック量を記載して参りますので、選択する際のご参考にされて頂ければと思います。
テイルウォークの大型スピニングリールご紹介
【テイルウォーク】STEALZ (ステルス) 8000 2023年発売
①ドラグ仕様 | カーボンワッシャードラグ |
②本体重量 | 535g |
③ラインストック量 | PE4号300m |
バーサタイル性の高さが人気の大型スピニングリール。ハードユースに耐え抜く、軽量かつ剛性に優れたアルミボディは、耐久性に直結する働きを見せてくれます。適所に高剛性ステンレス素材を採用し、名実ともに高剛性モデルとして、テイルウォーク最高位にラインナップされます。強度と軽い巻き感を可能にするアルミニウム製ローターもおすすめポイントです。
【テイルウォーク】クロシオ 33PGX 2017年発売
①ドラグ仕様 | カーボンワッシャードラグ |
②本体重量 | 530g |
③ラインストック量 | PE3号300m |
コストパフォーマンス抜群に強い青物と渡り合える大型モデル。既に生産は終了していますが、一時の大型スピニングリールの人気を獲得した高性能モデルです。必要十分なラインキャパシティーを持ち、ドラグ調整を容易にするラチェットシステム、握りやすいラウンドノブも採用されています。ネオプレーン製のスプールベルトも付属し、運搬時にもラインをしっかり保護してくれます。
オクマの大型スピニングリールご紹介
【オクマ】TESORO( テソロ)TSR-8000PA 2023年発売
①ドラグ仕様 | フルカーボンデュアルフォースドラグ |
②本体重量 | 697g |
③ラインストック量 | PE4号300m |
重厚感あるビジュアルに秘めた、ハイパワーなメインギアが搭載される大型専用仕様のスピニングリール。強固なアルミ材で纏められた筐体と駆動部は、引きの強さに真っ向勝負が可能です。オクマ発のDLCコーティングEFRラインローラーは、ライントラブルの抑制と耐久性を一挙に底上げしています。
【オクマ】AZORES(アゾレス)AZORES-8000P 2021年発売
①ドラグ仕様 | マルチディスクカーボンフェルトワッシャードラグ |
②本体重量 | 524g |
③ラインストック量 | PE4号300m |
オクマ独自開発のMSS(機構安定化システム)が搭載される、安定駆動の大型スピニングリール。
オフショアジギングからマグロのキャスティングゲームまで、幅広くカバーする剛性仕様になり、大型青物の強烈な引き込みも、負荷を分散させるDFD(デュアルフォースドラグシステム)がロッドやラインをストレスから守ってくれます。
PENN(ペン)の大型スピニングリールご紹介
【PENN】オーソリティー 8500 2022年発売
①ドラグ仕様 | シールドスラマードラグ |
②本体重量 | 882g |
③ラインストック量 | PE4号600m |
フルメタルのハウジングに加え、CNC加工された高強度のメインギアとピニオンギアが採用される、ワールドワイドな堅剛性を保持した大型スピニングリール。IPX8等級の防水性能を堅持し、耐久性の面でも世界基準の性能を保持しています。ラインローラーベアリングも撥水仕様になり、過酷な条件下の仕様でも、初期制動を落とさないプロテクト構造が画策されています。
【PENN】Slammer IV(スラマー4) SLAMMER Ⅳ 8500 2022年発売
①ドラグ仕様 | シールドスラマードラグ |
②本体重量 | 869g |
③ラインストック量 | PE4号600m |
アメリカ製のリールらしく、どっしりとした重厚感とボディー構造の強さが魅力の大型スピニングリール。堅牢・高耐久で、タフなソルトウォーターゲームに完全対応し、オフショアジギングの大型青物でも、防水仕様の高性能ドラグが滑らかな滑り出しを維持します。ハンドルイナーシャも10%抑えられ、アクションに違和感を与えないコントロールが可能になっています。
シマノの大型スピニングリールご紹介
【シマノ】ステラ SW 8000PG 2019年発売
①ドラグ仕様 | ヒートシンクXタフドラグ |
②本体重量 | 625g |
③ラインストック量 | PE3号410m |
多くのオフショアアングラーの手中に納まっている、既に完成体の領域に踏み込んでいる、皆さまお馴染みのステラSWモデル。多岐に渡る番手がラインナップされる中でも、スロージギングにはやはり8000PGがベストなチョイスです。シマノ最高峰のテクノロジーで構成される剛質性と耐久性・巻き感の滑らかさは、手にしたアングラーを確実に虜にしてしまう高機能ぶりを発揮します。
【シマノ】ツインパワー SW 8000PG 2021年発売
①ドラグ仕様 | ヒートシンクXタフドラグ |
②本体重量 | 615g |
③ラインストック量 | PE3号410m |
シマノにラインナップされるスピニングリールにあって、伝統の意味ではステラをも凌ぐ人気を得ているツインパワーのSWモデルは、性能面でも劣らずに進化しています。軽量感ではステラをも凌ぎ、オリジナルモデルの耐久性は、SW仕様にも余すことなく受け継がれています。パワーファイトが必要なシチュエーションでは、多くのユーザーの信頼を勝ち取り、価格の面でも手の届きやすい領域に納まっています。バーサタイル感を上げたい方はHGのチョイスでも問題なしです。
【シマノ】ストラディック SW 8000PG 2024年発売
①ドラグ仕様 | Xタフドラグ |
②本体重量 | 670g |
③ラインストック量 | PE3号410m |
オフショアジギングからキャスティングシーンまで、こちらのストラディック SWもオリジナルモデルのパワーとタフネス感が完全実装されています。スロージギングにベストな人気の8000PGに加え、大型クラスを狙った釣りに幅広く対応するラインアップは上位モデルに引けを取りません。大型魚相手にも怯むことなく、ストラディックの巻きのパワーと耐久性を活かし、メータークラスの青物を是非キャッチされて下さい。
【シマノ】スフェロス SW 8000PG 2021年発売
①ドラグ仕様 | カーボンクロスワッシャードラグ |
②本体重量 | 670g |
③ラインストック量 | PE3号410m |
実売価格も1万円台に抑えられながら、シマノ発テクノロジーがふんだんに採用される、ハイコスパモデルの大型スピニングリール。手始めのスロージギングリールとして、或いはエキスパート様のサブのスピニングリールとしても、メイン機の代役もしっかり熟せるパフォーマンス性能を保持しています。5000番から8000番でラインナップされますので、ギア比の選定含めて幅広いゲームに適応します。
ダイワの大型スピニングリールご紹介
【ダイワ】BG SW 8000-P 2023年発売
①ドラグ仕様 | ATD(オートマチックドラグシステム) |
②本体重量 | 605g |
③ラインストック量 | PE3号400m |
フルメタルのボディー構成と大口径タフデジギアを搭載されながら、600g台まで軽量化を実現したハイコストパフォーマンスモデル。メインギアにはタフデジギアが採用され、大型相手のオフショアゲームから、長距離の走りを想定したロックショアまでも視野に入れることが出来る、パワーある巻き上げフィールもおすすめポイントです。EVAハンドルノブも標準装備され、ファイトの場面でアドバンテージを獲得できます。
【ダイワ】カルディアSW 8000-P 2023年発売
①ドラグ仕様 | ATD(オートマチックドラグシステム) |
②本体重量 | 635g |
③ラインストック量 | PE3号400m |
ギア構造や筐体バランス、ビジュアルに至るまで、上位モデルに一歩も引けを取らない機能を獲得し、価格の面でも十分な折り合いを見せる、人気上昇中のSWモデル。オフショアからショア、エサ釣りまで、多種多様な釣行シーンで見かけるほど定着感が増してきています。人気の秘訣は、この価格帯にしてバランスよく組まれるフルメタルのモノコックボディーにあり、青物スロージギングにはダイワも推奨する8000-Pがベストチョイスです。
【ダイワ】セルテートSW 8000-P 2021年発売
①ドラグ仕様 | ATD(オートマチックドラグシステム) |
②本体重量 | 615g |
③ラインストック量 | PE3号400m |
ダイワ最上位モデルの一角を占めるセルテートも、SWモデルのラインナップにより大幅な領域拡大に成功し、元より保持するポテンシャルをオフショアゲームでも披露しています。タフネス機の代名詞でも当モデルは、軽快かつパワフルな巻き上げで、ハイレスポンスなジャーキングからスローピッチジャークまで、多彩なアクションで大型ハントの最強アイテムとして人気を得ています。そしてセルテートの神髄は強さにあり、高耐久かつ滑らかな巻き心地を長期間維持出来る、精巧な組み上げバランスをご体感ください。
【ダイワ】ソルティガ 8000-P 2020年発売
①ドラグ仕様 | 多枚ドラグワッシャーシステム(14枚) |
②本体重量 | 645g |
③ラインストック量 | PE3号400m |
ダイワスピニングリール最上位に冠するソルティガは、今世代のオフショアスピニングリールのキングに位置します。軽さだけではない、巻き心地だけではない、圧倒的なパワーを往なしながら、多枚ワッシャードラグで大型魚種のパワーを受け止める、テクニカルな側面も際立ちます。管理人も大枚を叩いて購入に至っていますが、まさに大魚を獲るためのリールと言っても過言ではありません。
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本記事の纏め
今回の記事では、青物狙いのスロージギング用スピニングリールの詳細を紹介してきました。
今記事では、
①スロージギングに適したスピニングリールを見極める
②青物狙いのスロージギング向きスピニングリールの選び方
③青物用スロージギング向きスピニングリールおすすめ14選
として纏めてまいりました。
以上をご参考になって頂き、ご自身に適したスロージギング向きスピニングリールを選択頂ければと思います。
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それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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