アジやメバルをお手軽に釣りたい方にはお得な情報記事になります。
ライトゲームに種別されるメバリングやアジングでは、一番手軽に魚を掛けることが出来るソフトルアーを厳選して16選ご紹介していきます。
ワームとも呼ばれるソフトルアーは、発売されているモデルも多岐に渡り、どれを選んでよいか迷ってしまう方も多いと思われます。
今回の北の住人の記事では、ソフトルアーの紹介と、アクション方法を織り交ぜて紹介して参りますので、是非、最後までご覧になっていただけると幸いです。

ソフトルアーの素材は?
主に構成されるのは塩ビ(ポリ塩化ビニール)をメインに、各種軟化剤を配合し、柔軟さを保つように設計されています。
また、環境対策により、最近のソフトルアーでは、FECO仕様となる、環境阻害物質(環境ホルモン等)を暴露しにくい、エラストマーと呼ばれる材料も使用されています。
この材料は、電子部品やスマートフォンにも使用される、柔軟さが必要な画面下などに使用されており、塩ビに代わる軟質材料としても注目されています。
いずれにおいても、手で簡単に引きちぎる事ができるほど柔らかい素材ですので、シチュエーションによっては、フグ等の魚に食いちぎられるケースも多々ありますので、十分な交換品を保持して置く必要があります。

ソフトルアー(ワーム)の種類、形状
今般、各メーカー様からリリースされているソフトルアーには、上記でも述べたように様々な材料から象られた、アングラー視点に立った各種のソフトルアーが存在します。
今回、大まかでははありますが、著者の使用頻度の高い順に4種類の形状を解説していきます。
ピンテールワーム

・オーソドックスに、使用される方が多いのはピンテールワームです。アクションもほぼ必要とせず、キャスト~攻めたいレンジをゆっくりとただ巻きするだけになります。
尻すぼみな形状になりますので、ただ巻きの水抵抗を受けて、ワーム自らテール振って魚にアピールしてくれます。

・ただ巻きが基本のアクションですが、ストップ&ゴーなど、緩急をつけた巻き方をすると、シャッドテールがブレーキを掛けてくれますので、自然なカーブフォールを演出し、その瞬間に魚のバイトを誘発します。
巻き抵抗とブルブル感が手元にも伝わり、自然な動きが感じ取れるワームです。

・喰い渋りぎみの時間帯や潮の流れが速い時など、カーリーテールのはためきで、魚にアピールすることが出来ます。
自然と巻き抵抗が大きくなりますので、バイト(当たり)キャッチには神経を注ぎましょう。
カーブフォールで着底までのフォールバイトが多いのが特徴です。

・アングラー側から細かなアクションを加えることで、バイトを誘発していけるワームです。
シェイク、ワインド、ジャーキングなどのアクションに素直に応答してくれるため、コアなライトゲーム好きからは評価される形状です。
著者の経験からも、尺オーバーメバル、ギガアジクラスの大型は、このストレート形状からキャッチが多いのも特徴です。
ソフトルアーごとの攻め方、アクションは?
基本的なアクションは、狙うレンジ(魚の居る棚・深さ)から浮き上がらないリーリングスピードでのただ巻きですが、下記のアクションを加えることで、集魚やリアクションバイト(反射食い)を誘うことが出来ます。
フリーフォール
リグのキャスト後、リールベール(クラッチを切らずに)を返さずに、放出されたラインを張らずにボトム(海底)まで、自然沈下させるフォールアクションです。
リグが沈んでいく過程でバイトがありますが、ラインを張っていないことにより、バイトした魚に違和感を与えない利点があります。
しかし、バイトキャッチをするのが難しく、ライン+ロッド+リールの3種の性能が合算して、初めてバイトキャッチが可能になります。
また、ラインの動きを見てフッキングする動作を会得すると、比較的安価なタックルでもバイトをキャッチし、フッキングに持ち込むことも可能です。
カーブフォール
上記、フリーフォールとは異なり、キャスト後はリールのベール(クラッチ)を返し、ラインを張った状態で、狙いのレンジに到達させます。
この時のリグの動きは、キャストポイントから手前方向に斜めに移動しますので、狙いのレンジ、或いはボトムに着底するまでの間は長い距離を探れることになり、バイト感覚も得やすい事で魚を掛けるのに効率的なフォールになります。
リフト&フォール
フリー或いはカーブフォールにて、狙いのレンジに到達したのちに、ロッドを立ててリグをリフトさせ、ラインスラッグを回収しながらカーブフォールさせるアクションを繰り返していきます。
ワームの重量感や抵抗感を保持したままの状態ですので、バイトも得やすく、多くのルアーゲームでは基本アクションになります。
各種ソフトルアーの特性を引き出しながらの釣りになりますので、アクションが苦手な方やバイト感を得るのが苦手な方でも、常に向こう併せ(魚が喰い付き)の状態になりますので、違和感を感じたら、則、フッキング動作に入ることが出来ます。
ただ巻き
狙いのレンジ(トップからボトムまで)にフォールさせ、ゆっくりとしたリーリング(リールハンドルを巻く動作)を繰り返します。
リールを巻くスピードは、リグの重量や潮の速さにもよりますが、概ね2~3秒で1回転を目安にすれば狙ったレンジをトレース出来ます。
トゥイッチ
ただ巻きをしている間に、ある一定の巻き間隔でロッド先端の動きを利用してアクションを加えます。
ロッドティップ(先端)を5cmから10cm程度の動きでシャクリを入れていきます。
これ以上の幅をとると、アジやメバルの捕食スピードが追い付かず、喰い付きを逃してしまう場合がありますので注意しましょう。
ワインド
ミドルからボトムレンジを狙うアクションに有効で、ロッドを立てた状態でリールを巻きながらリグをシャクリ続け、リグを大きく動かすアクションになります。
トップレンジで行う場合もありますが、水面からリグが飛び上がらないように、ロッドのシャクリには注意が必要です。

ソフトルアーのカラーチョイスは?
ソフトルアーの形状よりも、カラーのチョイスが決め手になるパターンが多々あります。
ゲームをする時間帯(マズメ時、日中、ナイト等々)や潮の透明度(澄んでいる状態、濁っている状態)でもチョイスの仕方は変化します。
基本は、ワームのシルエットが薄い透明に近いカラーから攻めていき、バイトが得られなければ、光が透過しにくい、ワームのシルエットがはっきりする濃色(黒や赤など)に落としていきます。
これは、最初から魚に違和感を与えない為の基本釣法です。
ナイトゲームや濁った潮周り、常夜灯などの外光が少ない場合では、グローカラー(夜光色)のチョイスも鉄板になってきます。
地域差や時間帯により、上記の条件から外れることもしばしばありますので、ワームカラーは多数準備して置いた方が、魚と遊べるパターンは増えるでしょう。

厳選ソフトルアーのご紹介
ここからのご紹介は、著者が使用する鉄板ワームや、コミュニティの中でも実績高いソフトルアーを、形状に分類して紹介して参ります。
ピンテールワームのご紹介
ライトゲームで使用されるワームとしては、今般もっとも使用され、リリースされるモデルも数多いことから、アングラーの皆様は購入頻度が多いのではないでしょうか?
今回は、その中から、著者が絶対的信頼を置くワームをご紹介します。
【エバーグリーン】ギムレット 2.5インチ 2018年発売
バスフィッシング界の雄が、ソルトワームを作っても釣れるのは釣れる!と、言わんばかりのライトゲーム用ソフトルアーです。
アジ、メバル双方の釣果は釣行の度に高実績になり、数を釣りたければこのワームがイチオシです。
ストレートワームに近いシルエットと、ボリュームから繰り出すピンテールのアクション性が集魚力に効果を発揮しています。
【ジークラック】ピクピクピンテール 3インチ 2019年発売
ライトゲーム仕様のワームとして、大型の部類に入るワームですが、シルエットがっはっきりしているため、遠目からでも魚を寄せてくれます。
ワーム表面に形成される無数のリブ(凸凹)によって水を咬み、微細波動発生効果も相まって、大型の魚のバイトが目立つワームです。
【ジャッカル】アミアミ 1.5インチ 2016年発売
中型のアジが群れるポイントや、ワームのダウンサイジングが効果を発揮するシチュエーションでは、小型ワームでありながらも、しっかり魚にアピールして掛けてくれるワームです。
【ティクト】ギョピン 1.7インチ 2017年発売
アジング=ティクトといわれるほど、アジングには精通しているメーカー様であり、発売から経年経過している今般でも、未だ絶大な人気を誇る、店頭では売り切れ必須のワームになります。
【ダイワ】月下美人 アジングビーム バチコンカスタム 2.2インチ 2019年発売
深場や潮の流れによる水圧を受けた状態でも、塩ビ素材の本来持っている強固な素材の特性で、ロッドアクションにしっかり応えてくれるワームです。
更にはフォーミュラー配合ですので、臭いとアクション性の2枚推しで、大型のアジやメバルのキャッチ率の高いワームです。
【バークレイ】ガルプ! SWベビーサーディン 2インチ 2018年発売
ピンテールワームで攻めたい場合の最終兵器として君臨するのがガルプワームです。
素材にフォーミュラを配合した上に、パッケージにもガルプ液が混在され、明らかな集魚力を発揮し、小型から大型まで、しっかり魚を寄せてくれます。
もちもちした柔らか触感に設計され、バイトした魚にも違和感を与えないところに、キャッチ率倍増の秘訣があります。
シャッドテールワームのご紹介
アクション次第では、アジやメバルのベイトになっている小魚類を再現出来、リーリング感覚においてもリグの重量を感じやすく、バイト感覚も得やすいワームです。
【一誠】バルキースパテラ 1.8 2021年発売
ボディー形状とワーム寸法、カラーラインナップについても、釣果を上げるために開発された、村上晴彦氏監修のシャッドテールです。
テイルはシャッドよりも、魚の尾ひれに近い味付けで、バサロ式のアクションで魚を誘発してくれますので、ただ巻き、カーブフォールで大型のアジ、メバル捕獲の実績高いソフトルアーです。
【ソルザ】ナイトワーム シャッドテール 2インチ 2016年発売
このシャッドテールは、著者が初めて尺アップのメバルを釣り上げ、それ以降も幾重にも渡り、各地で尺クラスのメバルをゲット出来ています。カラーはミラクルシルバーがダントツで釣果実績が高いシャッドです。
メバルが捕食した後、吐き出すか出さないかは、やはりエラストマー配合素材の柔らかさに有ると思われます。是非お試しあれ!
【ベイトブレス】エッグテールシャッド 2.8インチ 2019年発売
こちらのソフトルアーは、ライトゲームだけでなく、ライトロックフィッシングでも多岐に渡って活躍しているショッドワームです。
テールエンドは、リーリング下においてもしっかりブレーキがかかるため、早引きになるのを防いでくれることで、魚の喰い付きを逃しにくいシャッドです。
マッドカラー(濃淡色)に実績の高いワームです。
【ゲーリーヤマモト】ヤマタヌキ 2.5inch 2014年発売
バスフィッシングワームとしてリリースされましたが、高比重、ファットボディーのアピール性が、ライトゲームにもしっかりはまる丸形シャッドワームです。
ボディーにスリットが入っていることで、フックポイントに力が掛かりやすく、大型のアジやメバルの繊細なバイトでもしっかりとフッキングに持ち込む事が出来る、釣果アップの信頼性がずば抜けて高い、オールマイティーなシャッドワームに仕上がっています。
【シマノ】ソアレ モモアジ 1.8インチ 2016年発売
著者が使用しているシャッドワームのなかでは、ライトゲームにおいて一番の実績を上げているソフトルアーです。
シャッドの中でもライブテール仕様になり、シラスやイワシの稚魚が接岸する地域、季節においては食いの立ちが素晴らしく、トップレンジのただ巻きにも大型クラスが喰い付いてくれます。
カーリーテールワームのご紹介
カーリーテールのボリュームからも見て取れるように、アピール性が高い事で、アジングやメバリングに限らず、各種のルアーゲームでも多用されるソフトルアーです。
【メガバス】KEMURI CURLY(ケムリカーリー) 2.5inch 2020年発売
多くのランカーフィッシュをGETするメガバスからリリースされるライトゲーム用ワームです。
ボディーに斜めに刻まれた無数のリブが特徴で、縦型リブ以上に、リーリング方向に対し、大きな波動を発してくれるところが集魚効果とバイト率の表れです。
バイトキャッチ時は、食わせの間を十分に与え、一呼吸おいてフッキング動作に移ることを推奨いたします。
カラーも多数リリースされていますので、時間帯や潮周りを考慮して選択いただければ、必ずや釣果に繋がるでしょう。
【ジャッカル】タイドカーリー 2.8インチ 2020年発売
存在感十分に、テールのはためきとボディーリブからの微波動で、周囲の魚を寄せてくれるソフトルアーです。
ボディーのメイン所をカーリーテールが占めますので、フォールアクションとワインドを織り交ぜながらアピールさせることで、どのレンジからでも魚のバイトを引張り出せます。
ストレートワームのご紹介
ここからのストレートワームのご紹介は、多少のテクニック(トゥイッチ、ワインド)を要しますが、ボトムパンピングからミドルレンジのワインド、トップレンジのトゥイッチなどで、思いのままのオーバーアクションで、大型メバルやアジに対しては効果的なソフトルアーです。
【エコギア】熟成アクア 活アジストレート 2.3インチ 2020年発売
エラストマー材の高配合と、熟成から成るフォーミュラ材への漬け込みで、集魚力に加えたアクション性能が高評価され、全国のアングラーには絶大な人気を誇ります。
柔かさゆえに、キャストやフグのバイトで千切れる場合もありますので、交換用はしっかり保持しておきましょう。こちらのワームでも尺メバル多数ゲット出来ています。
【ダイワ】スキニークロウラー 2.8インチ 2018年発売
バスフィッシング用の小型ストレートワームですが、アングラー側からの応答性や、ネコリグ対応として設計されているワームですので、グラインド性も十分です。
ミドルレンジでの細かなシェイキングにバイトが多くなります。
大型の魚が付くポイントでは、著者からイチオシしたいソフトルアーです。
【ティクト】フィジット ヌード 2.7インチ 2017年発売
フックセット部はファットボディーになり、アクション部のみ細身のストレートに成型されていることで、魚に数々のアピールを掛けることが出来るストレートワームです。
リグに重さを持たせる部分と、ワームのアクション部が独立していることで、初心者の方でも簡単なアクションで扱いやすいワームなのが嬉しいポイントです。
ソフトルアーの保管について
ソフトルアー、或いはワームは、先述したように塩化ビニールや樹脂材で製作されています。これらの材料は、長時間、太陽光や紫外線(UV光)下での保管状態を続けていると、材料性質により化学変化(硬化、ひび等)が起こり簡単に破損に繋がります。
キャスト時やアクション、魚のバイトでも、簡単に身崩れすることもありますので、直射日光が当たらない場所(特に車中保管注意!)に保管するようにしましょう。
釣り場環境について
著者だけでなく、このページをご覧いただいている釣り人の方であれば既にご存じの事と察しますが、ワームパッケージのポイ捨てや、使用済みのワーム等で、釣り場が汚染されてきているのが実態です。
一部の心無い釣り人の仕業であろうかと思いますが、釣り禁止の看板が掲げられる前に、『自分たちのテリトリーは自分達で守る、汚さない、前より綺麗にして帰る』をモットーに、フィッシングをいつまでも楽しんでいきましょう。

ライトゲーム用ソフトルアーのご紹介と本記事のまとめ
今回の記事では、メバルやアジと遊ぶためのライトゲームで使用したいソフトルアー(ワーム)の詳細を紹介してきました。
①ソフトルアーの素材は?
②ソフトルアー(ワーム)の種類、形状
③ソフトルアーごとの攻め方、アクションは?
④ソフトルアーのカラーチョイスは?
⑤厳選ソフトルアーのご紹介
⑥ソフトルアーの保管について
⑦釣り場環境について
以上をご参考になって頂き、自身に適したソフトルアーを選択し、ご購入の参考されて頂ければ幸いです。
ソフトルアーの説明を更に詳しく知りたい方は?
ページ最下部に「お問い合わせ」項が御座いますので、そちらからご連絡頂ければ、少々お時間を頂いた上で、調査、確認後にご回答いたします。
それでは、このブログをご覧になって頂いた皆様が、よりよいフィッシングギアを購入されて、自然と楽しく遊んでくださる事を願って、次回の商品紹介の記事執筆に入らせて頂きます。楽しみにお待ち願えれば幸いです。
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